その海は静止していて動いてるように見えるのは錯覚だった。
階段の裏側でまた目を瞑りだれかの青い落書きになる。
愛にあふれた優しさでわたしの{ルビ瞳=め}にあふれる涙がありふ ....
飛行機の喧しい音耳痛い決まった時間日常揺らす
柔らかいステーキだけど食べ応えあると感想述べる常連
行き先も決めずに外の世界へと殻を破った世界は光
音楽が誰かの背中押している生きる勇気 ....
吊革につかまる
リュックを背負った妄想の列
モノクロフイルムの
買い出し列車
一応に皆、リュックを背負い
何があってもリュックを手放さない
網棚には何も無い
大したものが入ってい ....
その結露がわたしのバス停だった
生きていることは光を伴った
ちょっとした空洞にいる目をとじる
足裏にいつかの雲が乗っている
※ほぼ感想文です。
どうも、私は彼のとても薄い教え子の一人のようです。
明治大学法学部の一般教養課程の「国語」で彼に教わっていたようです。
それも一年生の時で一、二回しか授業を受けていま ....
きみの笑顔が欲しくて
生きてきたのかもしれない
きみの苦しみは あたしの外側にある
その時が流れ去るのを待っているしかない
いくら寄り添ってもたどりつけない
深い井戸の底から見上 ....
目的を失くしたように
ただ帰りの道しか
歩いていない
瞳の色が
乾かなくて
さよならはいつでも
濡れた頬に
似合う指を探す
ここにはもう届かない
確かな答えに
リボンを掛け ....
手を合わし目をつむり
「みなさま
今日も一日 ありがとうございました
今日もこうしてお休みできます
ありがとうございます
みなさま
お休みなさい またね」
と夜の布団の中で声を ....
一列目の私は
前を向いているのに
人に触れると
改行ばかりして
道を外れてしまう
これが文字なら
私は手紙を書くことが
出来ないだろう
最後に名前を
残すのが夢なのに
....
この胸から一枚の
夏の風景をとりだしてひろげよう
青い湖 まわりは緑の森
そのむこうになだらかな丘々
湖には小さな桟橋 つながれている幾叟かの小舟
ほとりに小さく白い館
そこで僕らは
....
背後には誰もいない
開け放した窓から雨が降りそそいだ
部屋には部屋がなかった
区切りのない家に不可視の声ばかりこだましている
迷宮ですらない
音楽を挿れたら違う生き物になる
誰も別人でなか ....
今日もまた多くの感染者が出た
でもそれ以上にたくさんの
手を洗う人がいる
マスクをつける人がいる
人混みを避ける人がいる
報道はされない
数の把握もできない
ありがとう
きょうもまた無 ....
下書きは上書き保存するたびに上へ上へと上がっていった
ニコ動の「弾幕綺麗」ってコメントもアイラブユーの意訳かもしれん
脳が2つあれば眠りながら飯を食うことだってできると思う
....
カツサンドを食べて
心臓を強化しようとしたが駄目だった
美味しいんだけどなあ
強化の効果はない
お茶を飲んでしばしの休憩をとると
夢の中でキスをされて
有頂天になっていた
つまり私は寝て ....
近づくとうっかり殺してしまうかもしれない隣人だらけになった
何となく良い流れが見える
眼を閉じても見えそう
悪い流れは黒々して
重々して気持ちが悪い
良い流れは直ぐに身体に馴染む
ポジティブに過ごしていれば
自分の過ごしやすい世界になる ....
哲学者と詩人と新宿のホームレス
もしも資質があればなんにでも
応用数学者と宇宙物理学者あるいは
ドビュッシーとツトム・ヤマシタ
こんな問題意識で生き伸びても
脳力もないのに戸惑うだけ ....
それはすごく運のいいこと 生きたいと思わないまま生きられるのは
ぼくは
もう
だめ、
なのです
ほとんど
機能していません
なにもかも、がです
終わっているのです。
なにもかも。
みとめたくなくて
こんな
どうしようもないことを
まいに ....
夜に
道行く人の顔、白く浮き上がり
満月
孤独な魂が、彷徨する
道に沿ってぽつぽつと点灯する黄色い灯り
追いかけて、追いかけて
刹那開かれる永遠に
そっと息継ぐ精霊を みる
....
知らなかった
何も知らなかった
貴女は知らなかった
貴男は知らなかった
知らなかった
彼は知らなかった
知らなかった
彼女は何も知らなかった
私は知らなかった
私も知らなかっ ....
おばさんから愛が溢れて
アがこぼれ出たのが
おばアさん
おじさんに愛が沁み込んで
イがにじみ出たのが
おじイさん
限界を越え
誕生と死という
限界を越え
遥か彼方を一時に臨む
顕在する生、繰り返される人生
広がる、広がる
時空の後方に前方に
無限の彼方の青い青い水平線
白いヨットが曳航され ....
タイヤキ
頭or尻尾?
No
This is
イマガワヤキ
No No
オーヴァンヤキ
バランスがバラバラになり薔薇になる
目を瞑るようにカーテンをしめる空
自分では分からない自らのこと
言葉の裏側に眠る虫の声
雪でもなく砂でもなくただしんしんと眼の奥を埋めてゆく「もうやだ」
夜の遅い時間
心が静かになって
二人だけの時間が濃くなる
線香花火に火をつける
流れる時間がゆっくりになった
ゆったりした心で
余計なことは考えず
二人だけの時間を過ごす
....
東京ブギウギの東京はもはやない
夢砕けギターばかりが饒舌になる
サクランボ遅れて恋歌う
一緒に騒いでも独り
諭すように歌い失笑買う
身体感覚に素直に従って生きてゆきたいのですね
回答の得られない食べきりサイズの人生でもそれでも
新たな無限のドアを自ら鎖してしまわないように
太陽が遍照する微妙なバランスの不自由にありがとう ....
ともした線香の香りが連れて行く
どこかへ行ってた盆の夜
鏡を見れば どことも言えず
いとしい人の面影がよみがえる
今生の人よりも はるかに多い
過去の死者と 未来に生まれてくる者 ....
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