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 「この靴みて!」
 靴底の端が切れてパカッと割れた状態になっている
 スニーカーを私へ差し出して
 「朝は、こんなんになってなかったわ」 
 悪戯だと思い込み反応をさぐる様な彼女の目付き
 ....
薄暗い森林の山道、
根っこの浮き出た
凸凹の急斜面を
ひたすらに登りいく
人、人 また、人
登山服姿の後ろ背の
視える夜陰の寝床で
ひとり横たわり
耐える病魔は誰のもの

森林を縫 ....
満員電車の窓に映る
よれたスーツと、冴えない顔
「パパ、がんばってね」
息子がくれたピカチュウのシール
名刺入れの裏に、ひっそりと貼ってある

雷を放てるわけじゃない
敵を倒せるわけでも ....
ピローズのマイフットって

良いんだ

なんか


聞いてみてよ





書いている








時のカナリヤを探して



青い鳥を探して ....
ロンドンの霧は境界をやさしく溶かしていく。「ここからがわたし」が、見えなくなる。鏡の前で問いかけても、答える者はもちろんいない。わたし自身さえ知らないのだから。

「女の子」と呼ばれている。けれど ....
何が愛なのか
比べられなくても
輝かなくても
感じとれなくても
どこかにある

あなたの愛を
見たいと思っても
闇に溶けてしまう
不確かなもの
美しくしなやかな
あなたがいるだけ ....
こんなふうに、結局のところわたしたち似たもの同士だし。こんなふうに、流れ、うずまき、ぶつかりながらまじりあい、あわだつ分子のひとつひとつだし。

ペイズリー柄の緑色の安いバンダナを買いたかっただけ ....
昨夜観た
別れ人の
私の眠る
寝床に
ま直ぐ座る
マボロシの
余りの厚み、
声音の感触、
やはらかく
あたたかく
寄り添い続け
恐れることも無く
只々お前なのか
ほんとうにと ....
きみの何気ない頬笑みでぼくは生かされている
交差する熱視線は刹那から永遠に続くと思った

きみの手のひらはとても柔らかく暖かくて
冷たいぼくの手を優しく包んでくれた
戸惑うぼくの頬は少年のよ ....
眩しかったのはいつの頃か
あなたは
いつも笑顔だった

あなたの
小さくなっていく
その光は
音も立てずに
落ちていく

閉ざされたドアを叩き続ける
時の迷路を
ずっとさまよっ ....
節分

鬼さんこちら 手の鳴る方へ
遠ざかるのは
誰の声 時の足音


ご飯

一人分の 米を研ぐ
冬の大三角
溢れそうな乳白の光

こーひーぶれいく
ですね
いつの間にか眠っていた
開け放っていた窓から冷気が忍び込んでいる
午前2時か3時だろうかと思った
時計の針は10時を指している
煙草を1本燻らせて
深夜のスーパーに買い物に行こうと思った
 ....
脂と赤身がバランス良く層を成した豚バラブロックを
塩一掴み・紹興酒・葱・生姜・醤油、で煮込んでいる
もう眠たいのだけれど一時間は待たなくてはならない
チャーシュー・チャーハン・酒のつまみ・何でも ....



胸と背中に挟まれた
狭い胸郭のお立ち台で
夜もたけなわと、踊る心臓

ドックドックと五月蠅くて
寝返りを打つベッドの独り身

いっそのこと、止まってくれれば
永遠の眠りに ....
群青のうねりと尖った氷山をかき分け
巨大なヤツが俺を片眼で睨んだあの日から
俺は毎日1インチの縄をキリキリと絞り
玉鋼の銛を鍛えては研ぎ続け
ラム酒をあおってはヤツを呼ぶ歌を唄ってきた

 ....
脳髄の中、
後頭部上辺り
思考の言葉 、
私の意志に従い
ながら刻まれつつ
意識の内に響く時々  、

繰り返し繰り返されながら

次第に意識の私の空の容器となり

 地の重力の ....
閉じた目をこじ開けて
ありえないミスを晒して
ありのままの螺旋狙って
CRISPRで破壊して
未来の地図をまっさらにして
ありえないビジョン描いて
再び目を閉じて

飛び散るのは感情
 ....
ーぼくのブログを見ないでほしい
というブログを目にしたので、僕はブログの中身を開けて読んでしまった。

ーぼくのブログには見たこともない惑星の
読んだこともない言葉で、わかれ(◑★⇄)が告 ....
ふわっと、
花びらが舞いあがって、
春風が、
まるで透明なウェーブをかけた毛髪のようだ、
 
 幸せなイマジネーションは

 絵空事としか思えないのに



 ネガティブな想像はリアル化しそうで

 不安になるのは何なんだろう



 私が私の足を引っ張って

 ....
振り返ると
私には色んな付属物の影が
ついて回って
太陽を通してさえ
本当の自分が分からなくなってしまった

忘れられない人がいる
忘れてはいけない人がいる
しかしそれは命が尽きるまで ....
静かに閉じたその目が
最期に何を見ていたのか
何か言おうとしていた
半開きの口に
問いかける声はもう届かず
涙が頬を撫でる
柔らかかった手は冷たく
黄ばんだ肌は蝋人形のように
固まって ....
もはやとほい昔の
父親の葬儀の折、
一番哀しそうな
顔をして居た
普段一番欲深かった叔母さん

昨夜の夢に出て来たのは何故だろう

そう云えば今夜は満月なのだと
ふと想う

天空 ....
カーネーションが花屋を飾る
それでやっと思い出す
薄情だと自分で思う
せめてもの気持ちで電話する

久しぶりだね元気なの
困ったことがあったら言いなさい
声が聞けて嬉しい
こっちは元気 ....
私の肉身の
今を生き生きと
筋肉の盛り上がりいき
けれども
着実に滅びに向かい、
私の魂の
今に思考し感じ行為し
未来を切り開きつつ
けれども
眠り入れば意識失い、

何一つ保証 ....
sunoAIに夢中になっている僕を
冷めた目で見ている君のことを
薄々感じながら
のめり込んで
生成される楽曲の聴き比べ
楽曲スタイルの指示を
足し算引き算しながら
気色いい曲が弾き出さ ....
音楽を聴きながら寝落ちする
幸せな瞬間を味わうと
意識が目覚めた時
まだ目を瞑っていても
瞼を微かに照らす
カーテンの隙間の光が
寂しさを固めて
目やにとなる
夕暮れ時の後ろ影が何か言ってら
後ろ影、紆余曲折の果てに
辿り着くべき場所を
わたしと云う意識が
わたしではない
本当の私へと
辿りながら

バカっタレが
貴様がワタシはワタシだと
 ....
夕方と云う緩衝地帯
埋葬される思い出
忘却と麻痺の葬送

なんにもなくなる
からこそ
例えばあの子の
コーヒーカップ
その素敵な色合い
時流からふっと
浮かび上がり

くすりと ....
自己の意識を抑制して
心が向かうべきところを
知らなくては
己の意識は
方向性を持つ
新しい真の考えに至るためには
我がままなんて言っちゃだめだ
竹のようにしぶとい根っこを張り巡らして
 ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8446)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
乾いたオアシス- リリー自由詩6*25-6-20
今朝の素描- ひだかた ...自由詩8*25-6-14
ピカチュウ- 無名猫自由詩325-6-13
めも- うし自由詩325-6-11
HELLO_KITTY- 無名猫自由詩225-6-11
あなたの愛- 自由詩7*25-6-7
ペイズリー- 片野晃司自由詩1225-6-7
病臥の幻、魂の現(改訂)- ひだかた ...自由詩825-6-5
きみに- レタス自由詩7*25-6-3
キセキ- 自由詩12*25-5-30
こーひーぶれいく- 梅昆布茶 ...自由詩1425-5-25
お買い物- レタス自由詩9*25-5-24
夜中のレシピ- レタス自由詩11*25-5-19
白いシーツの波跡- まーつん自由詩9*25-5-18
鯨捕りの歌- レタス自由詩8*25-5-16
Talking_Heads、夕べノ遊戯- ひだかた ...自由詩5*25-5-15
CRISPR- 自由詩6*25-5-15
ぼくのブログ- 洗貝新自由詩11*25-5-15
春女神- 本田憲嵩自由詩1125-5-13
不幸体質- おやすみ自由詩325-5-13
- 花形新次自由詩325-5-13
遠泳- 自由詩12*25-5-13
ナイトウォッチ*- ひだかた ...自由詩625-5-13
Mother- 自由詩11*25-5-11
詩想、わたしの意志として- ひだかた ...自由詩725-5-11
sunoAI- 自由詩10*25-5-10
目を開けたくない- 自由詩7*25-5-9
呼び声- ひだかた ...自由詩4*25-5-9
断章・〉運ぶ時、時の運び〈・章断- ひだかた ...自由詩6*25-5-8
我がままでなく- 杉原詠二 ...自由詩3*25-5-8

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