感じ悪いって思ってる
たとえば

嘘をついてしがみつくとか
取り乱して吠えさかるとか

感じ悪いって思っている
自分のことを護ることしか
考えていない自分とか

帰る場所がないのは ....
目の前にたくさん転がっていた
あたりまえの積み木を
崩してなくしました

わたしが積み上げたいカタチは
誰もが羨むような
とても綺麗なお城で

どうして此処に三角形を置くのか
納得の ....
桃色の花が青い空に映えて
その名前を知っているように思う
思いながら、足早に通り過ぎる朝

ドミノのように倒れながら
日々は、わたしの心を置いてきぼり

立ち止まったら迷子になるから ....
今日はぴかぴかに舗装されているから、うつぶせのままで背中の上をどんどん歩いていっていいから。夏になればまた雲が次々とやってきて積み重なるから、ふわふわと背中のほうからすこしあたたかくなる。街路樹の根っ .... わたしの理想は・・

たとえば・・
あの白いばらの花弁かもしれない
はかなく淡く美しい・・・
いや、

そう・・
あの紺碧の海だろう
やわらかく包みこみ癒してくれる
聖母のふところ ....
こわいね
津波もこわいけど
ひとが

こわいね
一定量の空気を
うばいあうような
日々が

去年
母が逝った
でもまだ
郵便がくるんだ
転送されて

デパートの
スプリ ....
あかいあまいつぶつぶを
丸のまま吞み下したみたい
骨と皮だけの人たちが
剥き出す前歯と目玉
何かを食べているらしいのに
ぜんぜん美味しそうじゃない

地獄絵図の真ん中では
「こわくない ....
朝起きてシャッターを上げれば
いつもの山が見える
人気のない道が見える
ああ!もう都会には住めないなあ!
あんなに人と車とビルの多い所には
住めないなあ!
ユータンして五年
もうすっかり ....
路傍に落ちている石は
思い悩むことはない
そこに在る
それだけで満足し
微笑んでいる
蹴とばされても
それを意に介せず
ただ転がるだけ
私はそんな石に
敬意を表し
憧れている
目 ....
トランプさんが
叫んでいるよ

お前は来るな
あなたはおいで
お前はくずだ
あなたはすばらしい

海の向こうのライオンの
ことばが跳ねる
髪だって跳ねる

いつからこんなに
 ....
わたしが投げつけた鋭利な言葉が
あなたを傷つけ
諸刃の剣となって
わたしを切りさく

傷は繊細でむず痒い痛み
痛くも心地よい倦怠が
全身に広がっていく
感情の
空虚な痛み、悲しみ、怒 ....
開け放した玄関はその年の夏そのものだった
わたしはサンダルをつっかけて座り
水羊羹をのせた小皿を手に女をみていた

わたしを産んだ女は真剣な表情で
庭の手入れをいそいそとこなし
と ....
家というものは
そこに住んでいる人たちの因縁も
住み着いているような気がする
体は正直に反応する
ぐっすり眠れる家と
なんとなく熟睡できない家とがある
幼稚園児に
政治的な発言させんのは
右だろうが左だろうが
おかしなもんだと思うのが普通だ
首相礼賛だろうが
核兵器反対だろうが
おんなじだ

なあ、アサシ新聞さんよ
懸賞ハガキを書いていました
あなたが手術を終えるまで
プレゼントが私にたくさん届くように

しめきり日はいつなのと
あなたはいつもきいた
私がなにかに追われるように
ハガキを書くから
 ....
ブクブクと音を立てて
沈み込んでいく
肺に残った酸素を絞り出し
それでも
頭上に揺らめく空
暗くなっていく視界
足掻けば水面に近づくことも
新鮮な空気を吸うことも
出来そうなのに
な ....
コンクリート塀で爪を削ったら香ばしいかも春の日和に


春の雨青いペディキュア塗ったのに取りだす長靴の中には蜘蛛


風船のゆくえを見ていた昼下がり友の顔が思いだせない


東 ....
インスタントラーメンと目玉焼きぐらいしかつくれなかったが
いつしか肉ジャガが美味しくつくれるようになってしまった
かぼちゃの煮物と筑前煮と筍の土佐煮にきんぴら

変化は世の常ではあるが妻と離別 ....
六つの日の瑠璃花がふと
幼なじみの並子に
あたしの名前は「地球の花」って意味だよ
お父さんとお母さんとで何日も考えてくれたんだって
いまはまだ「ひらがな」でしか書けないけど
なみちゃんは?
 ....
太った人は
太った人を見ると
安心する
反対に
痩せた人を見ると
不安になる
それで
「痩せたねえ!だいじょうぶ?」
と尋ねる
氷の上の雨
滴の上の紋
霧散 飛散
穿つむらさき


誰も乗っていない列車が
真昼の原を分けてゆく
集まる音
緑と無言


地の午後は昇り
空の午後は去る ....
呑んで寝て



頭痛くて




起きて又





バッサリン噛み









無理九里眠る




 ....
流れ来る流れ去る
流れ去る流れ来る
巨大な光の樹幹、
廻り続け

外形が崩れてゆく
すみやかに なすすべなく
俺の呼び声が聴こえるか?
憂鬱な一日、東京は晴れ続けて

外形が創られ ....
デパートの屋上で子供の頃の願望が簡単に拾えてしまう
少し汚れたパンダにまたがって、ためらいなくコインを入れた
童心に帰るほど、帰らなきゃいけない距離ができたこと

まだ寒い春の昼間に
花粉症 ....
世界の半分は
届かない手紙でできている
バファリンの半分が
やさしさでできているように

わたしは青い魚になって
行方の知れない手紙を探す
ふるさとのような街
海底のような夜

言 ....
ばかすか寝ていた

名古屋で起きた

新神戸でなくてよかった


感情を論理的に描いて

たまに象徴的なことばを詩的にはさむことで

世界的に評価されている作家の新作を読んでいた ....
ババア好きが高じて
自称詩人になりました
だってここは
自称詩人のババアで一杯だから
しかもちょっと頭の弱いババアなので
クソみたいな自称詩褒め称えてやれば
直ぐに引っ掛かって来るんだ
 ....
『奇妙な世界』


奇妙な世界を
祝日の朝に聴きながら
ここしばらくおざなりにしてきた生活を
梅干し入りのおにぎりにして食べた
陶芸教室でつくった奇妙な湯呑みでお茶をすすり
な ....
貧相な身体の中の
脆弱な心が
翼を拡げて飛び立とうとしている

行かせてしまって
いいのだろうか

なにもかもを解き放つためならば

趾でもて雁字搦めにして
身動き取れないようにす ....
わたしのなかで
何者かが思考する、

あそこの森の樹木たちの
しんとした垂直性と
その垂直性が交互に重なり
形成されていく
整然とした奥行き

緑の息吹、静けさのうちに宇ノ声響かせ
 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9835)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
クラクションS- umineko自由詩5*17-3-22
あたりまえの積み木- AquArium自由詩317-3-21
春分- 祥希いつ ...自由詩3*17-3-20
雑草嵐- 片野晃司自由詩1117-3-16
わたしの理想- 星丘涙自由詩4*17-3-15
スプリング・ハズ・カム- umineko自由詩13*17-3-11
Strawberries- こうだた ...自由詩7*17-3-8
いつもの山- ホカチャ ...自由詩117-3-8
路傍の石- 星丘涙自由詩4*17-3-6
トランプさんにも春がくる- umineko自由詩3*17-3-6
自傷詩人- 長崎哲也自由詩5*17-3-5
糸巻き- DFW 自由詩10*17-3-5
- ホカチャ ...自由詩117-3-5
森友- 花形新次自由詩217-3-2
懸賞ハガキ- 朧月自由詩317-3-1
COLD_WATER- 文字綴り ...自由詩417-2-28
春だから五つの短歌- 印あかり短歌8*17-2-28
Love&Peace&Kitchen- 梅昆布茶自由詩23*17-2-27
幼なじみ- もっぷ自由詩517-2-27
太った人- ホカチャ ...自由詩217-2-27
変化_またたき- 木立 悟自由詩417-2-26
七日月の夜の唄- TAT短歌117-2-26
運動体- ひだかた ...自由詩617-2-26
not_sepia- 青の群れ自由詩1317-2-26
ないものねだり- やまうち ...自由詩517-2-26
神戸でなくて- 吉岡ペペ ...自由詩417-2-26
ドテダカきよし「ババア目当て」- 花形新次自由詩417-2-26
二月に聴きながら- DFW 自由詩6*17-2-25
時は来たれり- 坂本瞳子自由詩2*17-2-25
春の思考- ひだかた ...自由詩4*17-2-25

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