忘れ去られた 古い校舎
人知れず
ひな菊が一面咲く
小さな 白い縁取りをした
数知れぬ麦藁帽子
花の絨毯は緑に抱かれ
さやかな風が吹き 過ぎる
もう夏の気配を孕んだ晩春のそれは、
....
どれだけたくさんもらっても
さみしいの
言葉は魔法じゃないのね
って
思うけどいっちゃだめ
カタチにこだわるけれど
どうなったとしても
消えるはず無い不安があ ....
それらをぼくは追いやって新しく息をしよう
それらをぼくは追いやって古くからの息をしよう
新しくて古いぼくは息をしよう
東大阪の公園で中国人のこどもたちが日本人のこどもたちを追いや ....
死のうかと
君がオイラに言った夜
別に良いよと
返しドキドキ
ぼくの中を犬が泳ぐ
きれいな犬かきのフォームで
どこかにある向こう岸を目指して
一方ぼくはといえば
水の中どころか
空気の中でもうまく泳げない
手足を無駄にばたばたさせて
....
僕 真似るのがすきだけど
君の真似だけは 絶対しない
だって君がすきだから
僕は君になりたくない
君は自由な顔をして
だれにも真似なんてさせないで
僕はきっとだれにでもなれる
だ ....
出会う前から分かっていたのかもしれない。
離れてみて分かったのかもしれない。
認めたくなかっただけかもしれない。
久々に会って分かったんだ。
握った手がどこか遠くにあることを
触れ合った ....
横断歩道を
全力疾走。
あぁ、
思ったより
足が動かない。
ジャンプして
歩道に着地。
見たか!
涙が うるうると
あふれ
つぅっと
頬をながれる
あたたかい
このあたたかさは
あたしが
キミをおもう
温度?
もってかれた
もってかれた
あたしの
ココロ ....
漂うものは言葉を奪い妄想は力を与えつづける
いつか手にするものを今日手に入れる必要などない
考えることを仕事にして仕事のことを考えないようにする
働きすぎるまじめな人が多いこの国で難儀なことだ
....
お酒というものは人間を廃人にしてしまう 恐ろしい薬です
お酒はその反面 飲む人をハッピーにします
かくいうぼくもお酒の虜です メロメロです デレデレです
中毒です
お酒の中毒に陥るこ ....
君のその手は君のものだけど
今だけ少し僕のものなんだと
そういうことにしてくれたなら
話は早いと思うんだ
そしたら僕は君の手を
僕の意志で動かせる
君にはボクノテヲアゲルカラ
僕 ....
{引用=
いなくなったきみを探していたら
僕は自分を見失ってしまった
砂浜を歩くたどたどしい足元が
早く何処かへ連れて行ってくれないかと
波にさらわれることを望んでいるこころは
宙に浮 ....
ゆびからめ体ひっつけおでこあて 互いをみつめる瞳は
二機は、一晩中逃げ回っていた
飛行機は、蜘蛛の巣に引っかかっていた
「プレーンモビルって言うんだよ」
「ふーん」
夜、僕らの残骸が、露に濡れて光を放った
蜘蛛、手をつないだ僕と君
バランスをとって緩や ....
君からメールが来た
今更だ
今更何でだ?
今更何を言えばいいのか
今更何を聞けばいいのかな…
出てくる言葉は
『何で?』と『どうして?』
何を言おうが
....
サンドイッチ とりかえばや ロボコン
人形と 人形と 人形に
SEXしてみろって お前の首 ....
{引用=
翌朝いそいそと出て行ったあなたは
スーパーの袋を提げて夕方再度戻ってきた
おやつを作るよなんて突拍子も無いことを
つぶやく彼女がばたばたと何かを始めだす
へらりと笑いな ....
歩き疲れたから 空とんだ
外見をおいて 空とんだ
ばたばたしてるその様は
地面と変わりないみたい
じたばたしてるその羽は
落ちそうで 落ちそうで 忙しい
枝で休めていたいけど
....
好きな映画を観て
好きな小説を読んで
サントラを何度も 聴いて
あんまり遠出はしなけど
うちの前に咲く桜
はなみずき
もう 深い緑はきらきら輝いている
木々が風に揺れる 音になら ....
ことごとく幸せを逃す僕ゆえに
君のメールを削除できない
↓
選択の自由を行使するならば
あなたでなくてはならなくもない
↓
霙降る季節に君と共にした
朝食以来心失う
....
思いがけない虚しさを
変わらぬものは
いつまでも
空を隠した雲でさえ
雨が降るまで気付けない
寂しく笑う心にも
変わらぬものは
いつまでも
闇を照らした光さえ
夜が来 ....
クリスタルガラスの煌めきの向こうで二五時の世界が崩れ落ちてゆく、お前はなにを見ていたんだい、手を伸ばせば届く距離でかすかにも触れられない何かが俺たちの間にはあった…水槽のエンゼルフィッ ....
正体を隠すのではない
内側に隠れた正体を
暴くものとして
仮面を与えよう
すべて通り過ぎるもののあとで
後悔することのないように
うたかたの戯れとして
仮面を与えよう
ただいまの声が家にこだまする 今日もひとりでご飯をたべる
ふわふわの雲の上を
歩いて
ふわふわの心に
着地する。
くるくる風車は
回り
くるくる目玉は
回る。
欲しいものを1つ上げよう
と言われても
私のような者には
勿体無いお ....
税理士事務所に名簿順、次から次へと電話をかけるのがとても嫌になり、
電話営業の芝居をしていたが、マネージャーに気付かれてしまった。
口パクが ばれて灰皿 投げられた 裏切り豚の 裁判開 ....
<上>
暗中模索のキッチンで
夜食を見つけて意気揚揚
紆余曲折のビール腹
逆三角の栄枯盛衰
横行闊歩の食欲を
抑えられない艱難辛苦
気宇壮大の体脂肪
Gパン入らず苦心惨澹
....
あいつらはもしかしたら
きみが鳥に見えたのかもしれないよ。
とてもあの日きみは自由だったから。
あたらしい世界は
きみがまぶしそうに太陽を覗く指の
すきまから生まれたんだ。
....
綿毛布 包まれしばし まどろむ
真夜中に目覚める度に愛猫じゃれつき
考え込むと眠くなるそれだけの器の人
のびた髪 娘の輪ゴムでおだんご頭に
レンアイと寂しさはボ ....
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