おんなじようなものが

仲良く並んでいても

それは調和とは言えない

ちがうものが

仲良く並んでいて

はじめて調和と言えるのだ


ちがうことを怖れてはならない

その寂しさや煩わしさを

嫌が ....
書籍小包が届いた 見慣れた宛名の筆跡に
若い頃作っていた詩集の メンバーからだとわかる
が 差出人を見て ドッキリ
初めて見る筆跡と 女の子の名前
娘さんから 私への贈り物であった

童話 ....
去年ドイツで桜の秘密を知ってしまった

あれからはじめての春

さくらには興味などなくなってしまった

もう脳をだませなくなってしまったのだ

あれからはじめての春

桜、あれはた ....
会社でも私生活でも

情熱や行動は伝わらないことが多い

それを告白されるとき

相手は遠いこころのようだ


津波の第一波がひいてゆく

お互いの残骸が非情だ

あれはなん ....
無理したらつかれちまう

顔のひだりがわが痛い

無理しなきゃ立派になれない

立派になりたい

無理しないで生きてゆきたい

無理してるうちは半人前

顔のひだりがわが痛い

たくさん嫌なこと言われ ....
深い森の奥へ行こう
できれば二人で
繋いだ言葉を離さない
走る前に歩こう
陽の光が二人を照らして

過去を鮮やかに抉り出す
キーボードに手を置いたまま
一行を探すために
言葉を繋げる ....
地面はまだ雪が積もったままだけれど

雪の下からは水の流れる音が聴こえてきて

清らかな春の囁きが

頭の中を流れていくようで心地良い

上を見上げれば木の枝には

春の芽がびっし ....
幸せがたゆとう静かな一日

ひかりは窓硝子ごしに冷たくて

鉄道が遠い音をたてている


ひと時の煩わしさがいやで

本当のことなんて誰も言わない

言いかけた言葉に

取り ....
秋葉原は今日もぼんやりとした欲望が渦巻いていた。かつて起きたおぞましい事件のことも忘れて、僕は歩いていた。まるで夢を見ているかのように歩く人たち。ビルは空の色で空は夏の色をしている。僕もうしろめた .... さくらが
勝手に咲いていた

僕にかまわず
勝手に咲いた

さくらが咲いた
咲いていた
水は
裏切ったりはしないのです

やさしい嘘と
呼ばれるすべに甘んじて
飲み干しかねた
水はあっても

迎える季節を過ちかねて
流れるしかなかった
水はあっても

水は ....
苦い
ぬるい
ひとくち含んで
ひとつふたつ
浮かぶ

途中で
彼に出会い
その本に出合った

気持ちが向かうのは
目下 そこにあるもの

急な雨
傘を持たない女
貸すに貸 ....
なべふたふたふた
円盤飛来
ゆらゆら
ちょうどよいサイズ
はまるよぱこりと
取ってから
ちいさなくしゃみが聴こえてくるよ

まだまだ寒い季節だからね
暖かくなるまでこの鍋の上で過ごし ....
春がやさしく微笑むと 
白く積もった嘘が融け
ぬかるんだわたしの心を
悲しい泥水となって流れ下る

ひび割れたアスファルトの肋骨
空に頭を踏まれたままの道あるいは時間か
仰向けに開いた記 ....
さくらの野郎がまた真面目に

花など咲かせようと張り切っている

春だからあたりまえ

そんな野次にも負けないで

張り切ってふくらんでいる

あたりまえなんかない

あたりまえばかりだ

いろんな騙 ....
友の自信が揺らぐとき

ぼくの自信は

揺らぐのをやめている

いいかっこしたい訳じゃない

共倒れがさみしかっただけだ

悲しいとこだよ人生は

乗り越えるところだよ人生は


みんなこの身で考えて ....
それは冷たいことではない

何がやってこようが揺るがない

それは温かいことでもない

ぼくは遠いこころになるだろう

互いに幸福を見せつけよう


自分の人生だ

愛だ
 ....
希望という名の紙切れよ
希望という名の瞳に渡れ

誰かは無謀と云うだろう
或いは幼稚と嗤うだろう

希望という名の未熟さよ
立ち止まるがいい
思う存分に

希望という名の愚かさ ....
【カタツムリの抜け殻】


実家には もう人の気配は無い
生気のない 家に行くには 迂回路しかなく
すぐそこに家はあるのに ふるい路は
家を まの当たりにしていながら ゆるやかに曲がり ....
駅のホーム
立ち食いそば屋で
かき揚げそばをすすりながら
おにぎりをほおばる

小学生の高学年
夏休みなどに入ると
私はひとりで新幹線に四時間ほど乗り
田舎に帰省していた
とても酔う ....
この街に
とどまれば 色々な
この街の 誰かなんだと 理解する 君も 僕も
荒れ狂う矛盾の中を歩く 透明な 風を受けながら


やがて 語ろうとする 自分の言葉も忘れ
それを忘れさせ ....
届かないんだって知ったときは、怖かったよ。
それに、驚いたし。
僕自身もこれから何をしていいのか、分からなかった。
恥ずかしいね、自分のことを喋るのは。
けど、そういう時代、いつまでも続いてい ....
苦しいときに祈るちから

それがまだあるぼくは

まだまだ大丈夫だろう

苦しいときに祈るちから

それがまだあるうちは

まだまだぼくは大丈夫だ


DNAのように

他者と融和してやろう

愛の実 ....
こうしているあいだに彼女は彼と思い出を作っていってる 春うらら梅香る城散歩猫

昼寝猫はなさき薫る梅一輪

黒猫が丸く膨らむ春うらら

黒猫や背に梅の香を漂わせ

横風注意の標識に
風は横から吹くものだと
文句をつける
つまらない人間に
注意しろということ
横槍注意
看取りは二晩続く。

その二晩が終われば二日お休み。そのあとは三日間通常の勤務。そしてまた看取りだった。

看取り二日目の日はいつも息子は老人ホームで遊んだ。

すっかり人気者だね、

 ....
モテ期分散しろ この1年

よくひとに裏切られた

ひとり、ふたり、

さんにん、よにん、

ごにん、ろくにん、

みんなつらかったんだろう

みんながまんしてたんだろう


ぼくは走り ....
模倣者へ




ただいたずらに人を傷つける若い方。
他からうまれし言葉を、したり顔であなたは奪った。
それは、あってはならないんだよ。

先人が書いているから、すべての詩は ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
証拠- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...813-3-23
親愛なる童話- 砂木自由詩14*13-3-23
桜の秘密- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-22
津波- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-22
半人前- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-3-22
言葉の森- 北橋勇輝自由詩1*13-3-22
春の囁き- 灰泥軽茶自由詩7*13-3-22
静かな一日- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-22
秋葉原の幻- 番田 散文(批評 ...513-3-22
さくら- 三田九郎自由詩113-3-21
かなしい記憶- 千波 一 ...自由詩613-3-21
珈琲ください- 三田九郎自由詩513-3-21
鍋蓋飛来- 灰泥軽茶自由詩10*13-3-21
この春を何と呼ぼうか- ただのみ ...自由詩28*13-3-21
さくらの野郎- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1113-3-20
普通だよ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...213-3-20
旅立ち- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-20
精悍- 千波 一 ...自由詩513-3-20
カタツムリの抜け殻- るるりら自由詩28+*13-3-19
駅のホームと立ち食いそば屋- 灰泥軽茶自由詩18*13-3-19
幸せと名付けられた街で- 番田 自由詩313-3-19
圏外- 北橋勇輝自由詩1*13-3-18
苦しいときに祈るちから- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-3-18
_こうしているあいだに彼女は彼と思い出を作っていってる- 北大路京 ...自由詩413-3-18
猫しだい- ……とあ ...俳句8*13-3-18
横風注意- イオン自由詩2*13-3-17
看取り(6)- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-17
モテ期分散しろ- 北大路京 ...自由詩413-3-17
たいせつなひとたちへ- 吉岡ペペ ...自由詩1113-3-15
模倣者へ- 田園自由詩213-3-15

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