久しぶりにキャバクラで
おねえちゃんと会話した
お決まりと言っていい
歳の話になった
「俺、いくつに見える?」
「えーっ、いくつだろー?」
「あのね、今年で50」
「ふーん・・・ ....
もう死にたいつらい呟くトークみて相槌充電スポットさがす
コンセント空かず咄嗟に御手洗3パーセント入れエコメロディ
聞き流すだけの返信中味なし裏では必死電源確保
五軒目 ....
君の「おはよう」で目覚め、僕は猫みたいにあくびをする
柔らかさというものは、あるときは光、またあるときは闇の形をとっていて、君の「おはよう」も「おやすみ」もなにかの奇跡みたいにふわふわしている
君 ....
こころに絡まる
紅の糸
嗚呼
こころが
貴女は空を見つめ
頬を染める
私は深い海の底
身を隠す
こころ震え
汗がにじむ
尋ねても
答えても
もう
どこまでも透き通ってゆく緑の世界に僕は立っていた。
遠く小さい窓辺から新緑に映える森が見える。
手を伸ばすとそれは限りなく広がってゆく。
足元には色鮮やかな花々が咲いていた。
憂 ....
いつの時代に戻りたい?
まるで魔法使いのように君はきいた
あなたは?
そうきけなかった
できもしないことについて
私たちは真剣に悩みあった
遠回りをするように時間を過ごし
互いが痛い部分 ....
感性は変わる
昔良かったものが今では何も感じなくなり
昔嫌いだったものが意外と良いのではと感じる
完成は変わる
完成するつもりで目指してきたのに
実は少しずつ崩れて息、液化するのを
目指し ....
話がしたい、話を聞いてもらいたい、と思ったら
泣きたくなった。
今は一個のどら焼きを
一人で食べている。
分ける人が居ない
半分のどら焼き。
間違えて淹れそうになったお茶に気が付いて
....
もし、余命を宣告された
不治の病であっても
まだやるべき事があるから
死ぬ訳には行かないのだ
全力で 死なない為の努力をさせて頂く
君と僕の二人しか知らない
長い長い体験と ....
一滴の水を両手で受ける
今はもう
友達がほしいとは思わない
ひとりがいい
だれかにあわせたり
あわされたりしたくない
なにを想っているのだろう
考えるのは無駄だと知ったから
同じ理由でペットも飼わない
....
漆黒の海に救済の錨を深く沈めたまま
誰の叫びも届かない街と交信しあう星々を眺めている夜
詠み人知らずの歌が都市の残照を吸い込んで
無数に浮遊している昏い海面に海月となって漂う
東京湾を ....
零した涙
ほころんだ笑みが
私をつくった
超えた
山や谷
全ての試練が
私をつくった
受けた愛
憐れみ
恵みが
私をつくった
今
私はどんな
形をしている?
....
「明日はとっておきのを作るから、ちゃんと全部食べてね」
やってきました ついにきました
俺とお前にとって初めての2.14
甘くほろ苦いチョコをこの俺に
....
もう義理チョコさえも
なくなって久しい
今年は
ワイフチョコもない
忘れていたらしい
ないとなると
むしょうに
チョコを食いたくなる
振り返ってみると
両手に抱えるぐらい
チョコを ....
薄氷の上を
危うくも繊細な
ステップ踏み
僕は進む
いつ崩壊しても
後悔だけはしないように
慎重に大胆に僕は進む
世界は獰猛な場所
人と人が争い喰い合い
天返に隠れ胡坐かく支配者 ....
今日は
こんな冬日なら
一年中あってもいいや
と思うほどの
ぽかぽか陽気だ
青空の下
布団をいっぱい干して
ホットコーヒーを飲みながら
幸せ気分を満喫している
青の世界が
泡とともに
生れ落ちる八月
海亀の散歩が始まる
ぷかぷかと
海面を漂い
潮の流れに乗る
紺碧の空に
トビウオがダイブし
羅針盤を狂わせる
カモメは
ただ群 ....
空仰ぎそっと息吐く
その角を
ふいに右に曲がると
道はのびていく
たくさんの家
人々が喋っている
知らない人たちの日々日常
町は広がる
車はびゅんびゅん
自転車はすいすい
放射線状に
沸き立つ生活
....
煙草をくわえて自転車漕いでる
大福のような
ちょこんと後ろにおばあちゃんのっけて
坂をゆっくりと登っていく
自分はまだおっさんだとは思っていないようだけれど
もうとっくの昔におっさんだよ
....
果物の皮
草の波
腹をくすぐる
紙の飛行機
割れてしまう
雪の空
痛みはわずか
銀の柱
通りの名前
風から剥ぎ取り
霧に投げつけ
午後の川となる
....
.
また一枚
ふるさとから剥がれ
影のように
うっすら電車に乗る
私たちから
離れて行って
やがて
立ち止まる
立ち止まる
点々とする縁石の上で
淡い硝子戸の
上がり口の前で ....
なみだの意味を云いたくない
ひとの言葉で賄えないから
なみだの意味を弄りたくない
塗れていくのを視たくないから
なみだの意味を失いたくない
この世で唯一の聖域だから
なみだの意 ....
夕ご飯を食べすぎた
そんなことで落ち込んだりする
いつもはたくさん食べれないくせに
お腹が空いていたわけでもないのに
食材がたくさんあるわけでも
たくさん作りすぎたわけでもないのに
理 ....
{引用=あれからわたしもおとなになって
(なったつもり、でしょうか)
ほんとうのことばを探しだしたり
いつわりのたいどを思いだしたり
あなたが笑っていた理由とか
とつぜん怒りだした ....
ここで「まじか!?」は軽過ぎだろう…
君の反応にこっちがまじかと言いたくなる
「ずっと好きだった」やっと言えたのに…
原初のひとしずく
ささやきのように生まれ
岩肌の乳房
地衣類の産着
山あいを渡る風も目覚めさせないように
産毛を揺らす
静かな吐息
うつらうつら
千々のひかりにあやされながら
死への ....
下着に着替えて写真を撮った
下着の意味をなさない下着に着替えて
いてはいけない 遠い 遠くの
ぼくの大事にしている恋
人の ため
に
きみがいると 発作が起きない
きみは月に一回にた ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333