高い所や高級な場所が好きになれなくて

そんなところに行くことはなかった

それはぼくのわがままで

そんなわがままに象徴されるぼく自身が

宇宙レベルのまちがいでもあったのだ!

 ....
雨と風が共謀して
世界を動かそうとしていた
食いちぎられそうな木々が耐えていた

ヒトがつくったものたちは
ごめんなさいとたおれてた

そこへ小さな四輪が
ふらふらふらふら走ってた
 ....
入道雲をたたえ
   湿舌を呼びこみ
      晩夏を告げている
つくつくぼうしのひと鳴きを聞く
木陰を濃くした公園の広場

その許で
こどもたちは流れる時に邪念がない
       ....
 単純な方法に慣れて親しんでいたおれには、この街の未来がありありと見えていた。ありとあらゆる工場は廃墟と化す前に打ち壊されて、その代わりに実体のない紙幣に踊らされたモラリストたちが残飯を食ったりするレ .... 部屋の中には
甘い匂いのする本が
足の踏み場を奪うように
寂しい知識をちりばめている

子供がわめく
窓をわざと大きな音を立てて閉めた
重なってる
腐ってる
錆びた皿の上
砂漠に落 ....
ある時、愛について熱く語られた。

ずいぶんと、有り難そうに話してくれた。

世界は愛に溢れてるらしい。

愛は全てを救うらしい。

愛は最高らしい。

愛こそ全てらしい。

 ....
さて、芸術という呼称には、様々なイメージがまとわりついている。日本では、芸能と芸術とが対照的な概念として用いられている場合が多いが、一般的には、近代西欧から輸入されたアートの概念に適合するもの .... 責任とってあたしをお嫁にもらってよ

こんどは男と女になってみましょうか?

どうせ恋愛も結婚もあきらめていたから

男運がわるいっていつも言われてた

いいの一時でもあたしを必要 ....
肉を食う

うまい!

なるほど
これが生きるってことか

肉がうまいという驚愕の事実

生死について論じる前に
なぜ肉がうまいのかについて考える必要がある

生に関する考察も ....
漂えど沈まず

なんとなくカッコイイ気もする言葉だ

でも

沈むことがまるでダメなことみたいで

この言葉が嘘くさくて嫌いだ


沈みたければ沈む

漂えど

沈みたい ....
余裕出て草花よく見癒されて 出ていけよ!義母まり子を押すはずがバランス崩し2人ベッドへ



倒れたとき美彦の手が義母まり子の右胸に触れビクッと反応
いけないことだとわかっているのに
あなたの優しさから抜け出せない私は
蜘蛛の巣にかかった蝶のようで

心の中で
小さな声で

私を見て

って叫んでる


あの子は ....
まず目をとじる
つぎに手をひらく
そして想像してみる

捨てさることのできない
自分というもののなかに
ちいさく
しめってふるえている
自我を想像する
それを捨てる

目をとじる ....
深夜にめい

にもあれ

にもせよ



はらを座る


おいがきたので ・

にべも
しゃしゃりもない
ききみみもしゃがみこむ
秋の山肌は
あかときいろにゆれている
思ったより悲しくないらしい

少し風だけが
さみしがりやで
いつのまにか心の中にまで
ふいていた

長袖の人と
半袖の人の同居で
季節のあい ....
星と飛行機がすれ違う

星も飛行機もそれを知らない

星も飛行機も

勝手に切実に在るだけなのだ


見つめていたのは

遥か地上でだった

寂しかっただけだ

丁度よか ....
フライドチキン骨ごと喰う 秋の日差しが 梢を貫き 斜めに大地に刺さる 階段の様だ

いつの日か 私が揮発して この空に混入する その時は

これを登って行きたいと 望むのである

きっと 晴れやかな心持ちで 徐々に ....
毎日の安らぎのひととき

熱さが肝心

やかんの蓋がはねるぐらいまで待って

コーヒー大さじ二杯

砂糖大さじ一杯半

マグカップにお湯がはねるぐらいの勢いで注ぎこむ

そこへ ....
ベランダから部屋へもどってくると
なんか照明がばたばた言っている
ぎょっとして上をみると
一匹のトンボが照明に羽をぶつけてばたばたやっているのだ

ぼくはほっとした
ああ トンボね き ....
{引用=ただ
青いだけじゃなかった

あの頃の空に心は
どこまでも焦がれていて
その日差しよりもはるかに
まぶしく映っていた

誰だって一日空を見上げない日はあるって
あなたはやっぱ ....
ぼくを痛めつけるのなら

もう無理だよ

たとえ間に合わなくても

たぶん間に合わないだろうけど


あなたの幸福を考えるのが

うれしくて楽しいんだ

そのくらいの自由
 ....
昨日という忘れ物を探して僕は行く先を見失ってしまった 。

みつからない理由が思い出されるのは砂浜かも知れないと海へ向かう 。

干からびた岩場の上に白い鷺は羽を休め、若い母と子が浜辺で ....
雨の日はビー玉に

世界を映して覗き見た。

このビー玉をくれたのは知らないおじさんで

両手に溢れるほどの色とりどりのビー玉をくれた。

雨の日は透明。

夕暮れは橙 ....
今日も風に吹かれながら歩いていく
思うことが人に伝わったならと思っている、
流行がやってきては過ぎていくこの街で、
どこに向かうというわけでもない
毎日のように牛丼を胃に流し込む生活だ ....
蒼白い頬が好き。と言ったら気味悪がってそのあと一度も連絡が取れなくなった子もいたしなんでか食事を抜き始めてばかみたいに痩せてみたりしたひともいた。いろんなひとがいた。でもみんなどこかへ行ってしまった。 .... 特別養護老人ホームで
夜勤のアルバイトをしている

夜勤明けに施設の門を潜ると
男子高校生が
度胸試しに
施設から出たゴミ袋
すなわち
うんこ山盛り袋にタッチしていた

元気な俺な ....
制服は重かった
着る理由も教えられないまま
私たちはだれもが脱げなかった

なにかというと並ばされた
振り向いて
目があうことがこわくて
ホントウノコトがほしくてたまらなかった

大 ....
台風という言葉はわたしをなつかしい気持ちにさせる。と思って、でも、よくよく考えたら、わたしは非常に多くの言葉になつかしい気持ちにさせられる。たとえば読書、と聞いても、小学生の休み時間のほとんどを過 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9966)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぼくのわがまま- 吉岡ペペ ...自由詩1012-10-1
暴風雨- 朧月自由詩512-9-30
宇宙人のしわぶき(二)- 信天翁自由詩312-9-30
別れの詩- ……とあ ...自由詩9*12-9-30
灰色腫れ- 竜門勇気自由詩2*12-9-30
理解- たまごボ ...自由詩3*12-9-29
文芸の社会的意義についての提言- るか散文(批評 ...112-9-29
彼女の箴言集- 梅昆布茶川柳912-9-29
食べる- 多木元  ...自由詩612-9-29
漂えど沈めず- 吉岡ペペ ...自由詩712-9-29
自然- ペポパン ...川柳4*12-9-29
官能短歌2- 花形新次短歌212-9-28
横恋慕- ジュリエ ...自由詩312-9-28
チャイム- はるな自由詩612-9-28
未明うるわしく_ - 阿ト理恵自由詩3*12-9-28
夕焼けの海- 朧月自由詩1412-9-27
星と飛行機- 吉岡ペペ ...自由詩912-9-27
フライドチキン骨ごと喰う- 北大路京 ...自由詩812-9-27
昇華- ドクダミ ...自由詩412-9-27
インスタントコーヒー牛乳- 灰泥軽茶自由詩10*12-9-27
遭遇戦- 多木元  ...自由詩4+12-9-27
「夏空」- ベンジャ ...自由詩5*12-9-27
たぶん愛なら- 吉岡ペペ ...自由詩312-9-26
&_bottle- アラガイ ...自由詩14*12-9-26
ビー玉- 永乃ゆち自由詩13+*12-9-26
もうやめなさい- 番田 自由詩412-9-26
詩なんてかきたくなかった- はるな散文(批評 ...612-9-26
うんこ- 一 二自由詩27+*12-9-26
秋の校舎- 朧月自由詩912-9-25
台風のこと- はるな散文(批評 ...112-9-25

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