偽りながら
偏りながら
擦り減っていく踵を
平気な顔して
舐めて歩くな

許されなくても
願うこと
愛されなくても
愛すること

自分らしく生きるために
傷付いたら
アスファ ....
重ならないように
歩いて
行き先を決めた
僕等はアルペジオ

側にいたら
どうなっていたのか
分からないのが怖くて

朝焼けの街で
誰よりも早く
目が覚めてしまう

五線譜を ....
この夜に目醒め
この夜底に触れる
私にはもはや
親兄弟家族親族はなく
現世的無縁仏だ
円やかな現世孤児だ

そこでは
 私という存在が剥き出しで
そこでは
 私が真っ裸のすっぽんぽ ....
目を閉じているのに
感じてしまう
穏やかな気配

それは頬に
レコードの針を落とすような
光の歩みが
瞼を青くする

影になる場所で
隠れる前に
寝返りを打てば
会いに行ける
 ....
洗濯物が溜まるので
夕方まで洗濯機を回す
(日差しが格別透き通る日
 遠くを選挙カーが通る)
乾燥まで回すと
匂いがちょっと嫌なので
乾燥かけず外に干す
外はもうすっかり暗いので
夜空 ....
 ははおやは居酒屋をしていた
 食卓にはいつも
 カラリと揚った
 塩こしょうの効いた手羽先だった
 から揚げは食べたことがなかった
 小学生のぼく

 肉を指で割き
 口に入れたら
 ....
君があまりにも傾いた樹木として
僕に近づいて来たように視えたものだから
君の大きな瞳の奥の
二三の星の連れ子を伴った
密かに見え隠れする
もう一つの月の貌を受けいれる
現実という測り知れな ....
空が青いこと
水が冷たいこと
人が笑っていること
急に寒かったり
季節が隣で
急いでしまうこと
優しさの前で
戸惑う誰かの
ボタンが光ること
細かいもの全てが
クリスマスに
飾れ ....
あなたが淹れてくれた紅茶
身も心もぽかぽかになった

ただ温かいだけではなく
愛情深いキラキラした何かが
私の深い部分を煌めかせる

どんなに時間が経っても
冷めない気がする紅茶

 ....
夢ひとつ羊雲のように
愛はひとつも翻訳されないままに

出版されない無数の文学たちが
ちいさな夜に点滅しては消えてゆく

すべての作品の消失点が世界を成すならば
僕も世界の一部なのかもし ....
 退屈な人ばかり饒舌になる

 南国の暑い村凋落す

 火にかけた圧力鍋たまらなく怖い

 頭にも雪積もるほどじっとしている

 ジグゾーパスルに異物混ざる
ちゅうとはんぱに知っているふりをしない事
無知はゆめの入口のようにきみを待っているのだから

神さまに出逢ったら日頃の礼を言ってみよう
少しはこの世界の愚痴をこぼしてもいいとおもう

そし ....
 雷雨の中頭に避雷針立てゝ歩くが如く

 勢い止まらず足跡もころゝころ

 屋根瓦揃って満月に輝いている

 カンテラ探し夜も更けゆく早く寝よう

 味のあるチンピラ作る食えぬキンピラ ....
身を捩ってみるけれど
寒さを防ぐことはできない
身を捻ってみるけれど
寂しさは埋められない

シーツの端を噛んだけれど
答えは見つからない
強く縛ってみたけれど
手は届かないみたいだ
 ....
いつまでも思い出す
自分だけちがう靴を履いてきたような所在なさ
裏庭のベンチがささくれ立っていたこと
ひみつね、と打ち明けられるいくつもの公然
嘘ですらない告白
知らない人間ばかり笑 ....
雷がやけにうるさく鳴り響く上司専務と口喧嘩する

山の上雪が積もって白くなる春はまだかと誰かつぶやく

ゆっくりと積もった雪はまだ溶けず冬は真っ白何か物足りず

過疎の村子供等は減り統廃合 ....
木立の緑が揺れている
私は冷たい虚を飼って
鉛の監獄から眺めている
気だるく憂鬱な昼下がり
空は一面の灰白模様、
風はもう絶えず吹き
荒れ果てた街並みが
ぱたんぱたんと倒れていく

 ....
 時々


 渦卷くこともある


 珍しく話が合うわ


 でも


「これから」なんて信じない


 風のようなふたり


 ただ、辻で會って別れた
 
 
帰りたくあり、戻りたくなく

混沌とした感情が生まれてくる

蓋をした闇が視線を塞ぐ

変わってしまったもの

変わってはいけなかったもの

変えることができたもの

変わらず ....
晴れている
高い高い秋晴れだ

(さっき赤トンボと眼が合った
彼は垣根に佇んでいた)


気付けば今日のポストには
投票用紙が入っている
彼はたどたどしい手つきで
封を破り
その ....
     ..
 

. .agitaromasemenvos


{引用=       _/
 

   

    営靴福追求撃発射為日裏苦憂的幸絶賛痛
          ....
チェンジしたければ
チャンスをつかめと
言われても
チャンスは訪れない

ピンチがチャンスだと
言われても
ピンチも襲ってこない

それなら
ピンチを作れと
言われても
ピンチ ....
えくぼ
笑顔を生む
笑顔のなかの
ふたつの支点
希望の
くぼみ


えくぼ
笑顔のほころび
ふたつの種子が
こぼれ落ちる
黄いろい
ひまわりの花がさく


えくぼ
笑 ....
雨時計とは雨のふる街をさす
誰もが知らないふりをしたことだが
秒針は環状線のアシンメトリーに似ていた

夜、神話としての男と女が踊り出すと
点と線をむすぶようなあいまいさで
ビニール傘 ....
無音、
移動していくモノの影
独り在る茫漠の床で
眠りの底から掻き分け掻き分け
異界の異様な感触を
意識の触手、体に刻む

無音、
夜陰にひっそり回帰し
剥き出しのたましいを
宇宙 ....
魂の奥底から湧いてきた清水を
両方の掌で大切に汲み上げた夜
長年にわたる愛の謎が一つ解けた
僕の愛が壊れてしまった
その訳が分かった
世界で一番、大切だと思っていた人の
今でも信じられない ....
Dirty hands on handle
{引用=ハンドルを握る汚れた手}

Twitching toe on accel pedal
{引用=アクセルを踏む痙攣する爪先}

Fast  ....
コーヒーの後に引く甘さが
邪魔になる夕方
水を求めるように
言葉を口にしたい

そうでなきゃ
惰性で生きてしまった今日を
透明に出来ないから

モーテルの灯りより
不確かな便り
 ....
ことばとは 個とは をコトコト煮込む午後


至る所にうんざりするほど金木犀


あの街の三原色が原風景


カッコよく過去を書こうとして加工


足し算と掛け算の間の風車
 ....
それでも考えることはひとりだから。

社会は文脈に過ぎない。
私の本棚にも社会が詰まっていて、
空は量り売りされていて、
サバンナの前にも日本があって、
ちょっとした5㎡くらいの日本が、
 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自問- ミナト ...自由詩321-11-18
その先へ- ミナト ...自由詩121-11-6
宇宙の風道(改訂)- ひだかた ...自由詩721-11-5
朝の光- ミナト ...自由詩221-11-2
洗濯物が溜まるので- オイタル自由詩8*21-11-1
愛の手羽先- 平瀬たか ...自由詩5*21-10-29
星星- 本田憲嵩自由詩1021-10-29
HAPPY- ミナト ...自由詩7*21-10-29
冷めない紅茶- 夏川ゆう自由詩321-10-29
エチュード1- 梅昆布茶自由詩1121-10-27
自由律俳句「食べられる退屈」(133)- 遊羽俳句121-10-27
神さま_。ありがとう- 梅昆布茶自由詩10*21-10-26
自由律俳句「食べられる退屈」(132)- 遊羽俳句121-10-26
救いのない夜は- 坂本瞳子自由詩2*21-10-25
道路- はるな自由詩521-10-25
- 夏川ゆう短歌421-10-25
只ぼうと- ひだかた ...自由詩621-10-25
- 墨晶自由詩3*21-10-25
故郷- 自由詩321-10-24
赤トンボと投票用紙- ひだかた ...自由詩521-10-23
___/- 津煙保存自由詩8*21-10-23
ピンチを作れ- イオン自由詩2*21-10-23
えくぼ- 本田憲嵩自由詩621-10-22
雨時計- 新染因循自由詩12*21-10-21
回帰- ひだかた ...自由詩721-10-21
これからずっと時が過ぎたとしても- ジム・プ ...自由詩1*21-10-21
Moon_Chases- 墨晶自由詩2*21-10-20
六感- ミナト ...自由詩121-10-20
もちもちの月- 水宮うみ川柳3*21-10-20
クラゲのように- 由比良 ...自由詩1*21-10-20

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