寝ているうちに夕方になった
夜になる前に起きなければならない
けれどどうしても布団から出られなくて
カーテンの陰にいる母に
起こして と言ってみる
母は不思議そうな顔をしている
見ているだ ....
ピョンヤンの街が日を跨ぐ頃
乾いた靴音で少し先を行く
女 ロシア人だろうか
街灯に照らされて
骨盤で風を切る
右に左に揺れている
おしり 
尻視欲 と 抑止力
激しい激しい
せ・め・ ....
後ろ向いた
舌出した
べろべろべー
ちょんちょんと飛び跳ねて
あなたの心を引き寄せる
遠く彼方に浮遊する
あなたの心が近くなる
もっとここへ来て
私はあなたの好きなひよこ
私は幼い頃早口で
軽いが、どもることがあった
母親でさえ、聞きなおすことがしばしばだった

さすがに長ずるにつれ、本人も自覚して
早口をおそくするように心掛け、発声に気をつけて
治そうと努 ....
誰も手をつけないハート型のクッキーがある 目覚ましの音が鳴ったら
脊髄からの命令でボタンを押す
腕をフトンに引っ込めたら
脳が朝に在るあたしを認識する

薬は早期覚醒を抑える
暗闇でのしかかってくる壁は消えた
もう少しの辛抱 ....
盗作の容疑で受賞取り消され相合傘を消して書く遺書 着くまでに予習するはずだった 隣のおばさんは
自治会の会合に熱心すぎる
向かいのおじさんは
信心深くて線香を焚きすぎる

あたしは
隣の女子高生のアニメ友達だし
向かいの大学生とはテニスをする
純粋培養の仲良し ....
乱雑な色彩に紛れた美しい蝶
鈴のように澄んだ歌声は皆を惹きつけた
キラキラとした鱗粉をまとい、
ゆらゆらと魅惑する舞を皆が愛した
幸福を囁き癒しを与える蝶もまた皆を愛した

そんな平和がぐ ....
 虹の空を歩いて跳ねた
 
 遠くでは
 雨粒が水たまりに幾度となく指紋をつけている
 
 灰色の朝、続くまどろみ、
 曇天の間を隠れ現れ 隠れ現れして
 
 時は止ま ....
きみに抱きしめられたとき
気が遠くなりそうだった
だからあたしも
力をこめてきみに抱きついた

気を失ったらダメだ
って思ったんだよ
そんなことで
あたしを責めたりしないでよ

 ....
美辞麗句には見向きもしない

辛辣な役割を辛辣とは語らない、それ

鋭い爪の持ち主を幾つも知りながら

それは決して暴かない
時折、詩友達で集う
神楽坂のキイトスのドアを、開いた。
1年ぶりのマコト君が
カウンターで教えてくれた。  

「○○さんが沖縄から来て
 この近所で詩の展示をやってるよ」

   * ....
振り回した腕が
どこかにぶつかって
赤い血の線が走り出した

あたし傷ついてたんだ
だから痛いんだこころ

あなたに言わない
ことばがみえた

赤い線は
いつか文字をえがく
あ ....
僕は違うと言う
君はそうかなぁと言う
僕はまぁまぁと言う

Aが疼くまっている
Bが心配して、声をかける
Cは早く立ってくれないかなと思っている
彼、彼女らはこれから
宿した魂をおろし ....
牙を剥いた真夜中が俺の脳髄に噛みついて、裂傷のような夢ばかりが繰り返される、血を吐き、枕にしがみつき、気がふれる一歩手前、予感と結果が刺し合い、あらゆる思考が血まみれ、血まみれ、血まみれの .... 君となら濡れてゆきたい夜だから折り畳み傘眠らせたまま 粕汁の椀や更生保護施設 キレるところじゃなかった 歩いても歩いても見つからない。
だから、人生は続いていく。

探しても探してもわからない。
だから、人生には終わりがある。

繋いでも繋いでも変わらない。
だから、世界は ....
今の自分を乗り越える

自分の限界に 髪をかきむしって 悩むのは
それは 乗り越えるため だろう

背伸びした自分が そのまま力尽きたら
あとは 奈落へ落ちるだけだ

自分の限界は 自 ....
詩が好きです。特に現代詩が。自分で書くこともありますが、もっぱら読む側です。もっとも、読むようになったのは高校生になってからです。
図書館が好きでしたし、本も好きでした。周囲があまり読まない本を読む ....
はす向かいの煙草屋から2メートル借りて
となりに住む大学生から4メートル借りて
街頭募金を装って6メートル借りて
それでもたりなかったから交番へいって3メートル借りた
夜爆発して
住人が ....
失敗の過去片隅に追いやって未来待ってる今が幸せ  ○

喪失 は
まとわりつくのだ!

 ○

おぎゃあと出現し
 A 何をすべきか・・・時代からの問い
 B 何がしたいのか・・・自身からの問い
 C 何ができるのか・・・生存す ....
どうしてすかれられないのか
それはなにか
ゆがんでいるからと
いったとして
きっと
もう
でも
クッキーをわたそうとおもう
まがっていてもわたす
かってないいぶんだがわたす
それが ....
私が死んだら
悲しんでほしい
私がもういないことに

私が死んだら
笑ってほしい
私が生きていることを思い出して

私が死んだら
忘れてほしい
生きてるあなたが何よりも大切だから
 ....
冬の音なんてどうせしないとおもう

私たちの前にはなんの音もない
空に浮いた私のカラダを
かろうじて文字が支えている

悲しくなんかないのに
雪がふるから痛いよ
まるで忘れていた場所か ....
揺すらないで
覗かないで
ノックしないで
猫はいや

汚いものが沈んで
息がつまる

追い詰めないで
掬わないで
閉じ込めないで
逃がさないで

窓はどこ
酸素が欲しい
 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
起こして- 春日線香自由詩314-1-26
私利私欲の独裁者に対抗する抑止力- ただのみ ...自由詩19+*14-1-26
ひよこ遊び- 黒髪自由詩5*14-1-26
きゃりーぱみゅぱみゅが、上手く言えない- 小林螢太自由詩21*14-1-26
誰も手をつけないハート型のクッキーがある- 北大路京 ...自由詩414-1-25
フランス組曲第一番- 藤原絵理 ...自由詩4*14-1-24
盗作の容疑で受賞取り消され相合傘を消して書く遺書- 北大路京 ...短歌414-1-24
着くまでに予習するはずだった- 北大路京 ...自由詩514-1-24
レモン- 藤原絵理 ...自由詩3+*14-1-23
蝶の夢- 人の形し ...自由詩1*14-1-22
指が動く- ヨルノテ ...自由詩4*14-1-22
Hold_me- 藤原絵理 ...自由詩214-1-21
風見鶏- 千波 一 ...自由詩214-1-21
ギャラリーフラスコにてー詩友との再会ー__- 服部 剛自由詩414-1-20
いたかった- 朧月自由詩214-1-20
君は良いと言う- opus自由詩114-1-19
殺しに至る感情のライン_(Circle)- ホロウ・ ...自由詩2*14-1-19
君となら濡れてゆきたい夜だから折り畳み傘眠らせたまま- 北大路京 ...短歌814-1-19
粕汁の椀や更生保護施設- 北大路京 ...俳句214-1-19
キレるところじゃなかった- 北大路京 ...自由詩314-1-19
マナー、人生と世界における虚無感に対して- komasen333自由詩3*14-1-19
プロフェッショナル- いねむり ...自由詩514-1-19
無題- 若林自由詩114-1-18
- はるな自由詩1114-1-18
時間の三権分立- Neutral短歌314-1-18
○6つ- 空丸ゆら ...自由詩714-1-16
a- a自由詩214-1-15
私が死んだら- ichirou自由詩6*14-1-15
音もなく火は燃えて- 朧月自由詩414-1-15
モノローグ- Lucy自由詩14*14-1-15

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