遠い日
私をすこやかに育てなおしてくれた人よ

あなたの真似事をしています



背負ってしまった陰を呑み込んで
人知れず水鳥の如く足掻きながら
あなたは
微笑むことを忘れません ....
十五歳から始めよう
色んな宗教どのクジを引く
日々アンテナ張って生きています
作り上げた世界に我慢して潜っています

俺が作り上げた国いつ晴れるんだろう
建国したその日からずっと曇ってばっ ....
特等席で見た空は

ただただ青く だだ広く

特等席で見た空は

ただただ暗く だだ深く

特等席で見た空は

お星が一つ ただ一つ

特等席で見た空は

屋根より低く 音 ....
上諏訪のひんやりとした
澄んだ朝の空気に
俺って少し
思い上がっていたんじゃないかと
自分を見つめ直した
代官山のカリスマ美容師(無免許)
これが下諏訪だったら
こうはならなかったと思う ....
それでも僕は 
また君に恋をする 
息をするように自然に 
なぜという疑問も 
どうしてという狂おしさも 
君の瞳の輝きの前では色褪せる 
穏やかな静寂
あの満月の鼓動まで聞こえてきそう ....
荒れ果てた夜を
隠された夜を
打ちのめされた夜を
くずおれた夜を


バラードがレクイエムのように
人気のない街角に流れて
霧に濡れた路上で
二度と開くことのな ....
わたしの母は詩をかいていた。

いつもテーブルの上に無造作に置いて
あったのでたまによんでは見たけれど
それはよくわからないものであったよ
うに記憶している。そもそも小学生の
わたしにはよ ....
ねじられた
つぼみは
夜のさざなみに
ゆるゆると洗われて
空が
ほんのりあけるころ
星の形に開きます

命、うすむらさきに笑ってる

私の心も
ほどけてゆきました
盛り花ひとつ

妻の心は本当に強し
冬の寒さ
夏の激しきめげず
クリスチャン宣教なし
笑顔たやさず

ひとつの盛り花
今朝生けけり
かわゆげなる生け花
妻の口のごとく
品よき花 ....
言わないでいたダジャレを口にした奴がウケている 雪だるまは旅に出たことにしました 本日は
絶好の洗濯日和

見上げる雲は
穏やかな光に浸されて

へたくそな君のハミングが
靴下とシャツの森で揺れる

色とりどりの洗濯バサミが
タオルと枕カバーの ....
彼女が突然
夜食にゆで卵を食べたいと云って
卵をふたつゆでた。
寝そべって
二人でひとつずつ食べながら、
話をする。

彼女には卵の黄身になってくれたら
僕は白身になって君を包みたいと ....
誰かが犠牲にならないといけない
そう考えるようになったのは仕事を失ったからかもしれない
あの日も同じようなことを考えていた
巡る空想のなかでぬいぐるみは道化師と暮らし
少年は日々道化 ....
そばに
楡の木が一本立っている


土間があって
黒く艶めく
作り付けの引き戸には
朱塗りの器が
たくさん入っている

座敷は
全てが静寂
隅には
黒く溜まった空気

 ....
                130920


素直に非を認めないのは
家の躾が悪いのだと
親まで叱られている
其れには大いに腹が立つが
全知全 ....
空を飛びたい







良いCDをリリースしたい


射精したい顔射したい
生きてアドルフ・ヒトラーは俺だと
虚空に吠えたい








 ....
それから
すべての君の中から僕のすべてがいなくなってしまえばいい

それから
ふつうになにげに生きてゆく

それから
今日はやたらと月がきれいに見える
とかは気のせいで
ふつうに ....
【記憶の塩漬け】
 



すべての壁は白い  それぞれの壁が白さの中にも蔭を落し
直線で構成された 迷路
一陣の風がふいて 一粒一粒の白砂が
皺やよじれとなり集まり
 ....
 女は金を余分に置いて よく眠れたわ と言い去った

 サヨナラの前
 女は 知らないわよ おバカな奴隷さんね と
 綺麗な高い声で言ってこちらをロクに見ず
 鏡の前で鬼化粧に余念が ....
「御用邸の月」という
那須のお土産を食べている
おととい貰った
「萩の月」そっくりな
数多あるパクリもんだ
案の定カスタードが全然劣る
何で真似さえできないのだろう
ウコッケイでも使って ....
はこぐまに であったのは
白いマストが海岸に現れたときだった
お蝶夫人の待ちわびた人は 波止場には 降りてこなかった
かわりに降りてきたものは
かるい箱のようなものを頭にかぶった熊だった

 ....
記念日にはキスを

頬でもいい

記念日が
もっと記念日になるように

新しい
ページがまた始まるように

心に残る
日々がひとつでも増えるように

記念日にはキスを
 ....
病院で気が遠くなる待ち時間診察室へ美人の患者   

それから

その絵本の背表紙はすっかり
すりきれてしまって

そんなことではなくても
胸にかかえて
ときどき泣いてしまいたくなる

くるくるまわっている
のは
だれだ ....
繰り返す中に人生が始まり

いつの間にか、落ちてしまった・・・・。

(何かあるなら・何かするなら・生き残るよ・・・・。)

誰かの入れ替わりと

自分とが重なり合う刹那

鮮血で ....
泣かないことが強さだと
決めつけたのだーれだ?



(君はいつから腕を組んで
前をみるようになった?)
夜に虫が鳴き出して 少し肌寒い風が吹き始める
街のみんなはわざとらしく思い出したかのように
「寂しい」と呟く
僕は月の窓から覗く君の視線を気にしながら
新しい洗剤を買いに行く
白く清潔な泡が ....
世界中の人の優しさと勇気を紡いで毛布にしても
それでも尚うずまく悪意を包み込むことなど
きっとできはしない
あなたの胸の愛おしさは
卑怯さと狡猾さと悪意で守ってもいいと思う
そしてそれを本当 ....
何かを綴ろうとして感情が一目散
転がり落ちる一日の終わりが
階段のいちばん下で悪い頭の打ち方をして昇天
きちがいじみた断末魔だった
どうしてやることも出来やしない


通信を何 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水蜜桃- 伊織自由詩12*13-9-22
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特等席- 中村 く ...自由詩313-9-22
上諏訪美容師- 花形新次自由詩813-9-22
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夜明けまでの闇は果てしなく- ホロウ・ ...自由詩8*13-9-22
家族の散文- 左屋百色自由詩21+*13-9-21
ほしのはな- そらの珊 ...自由詩17*13-9-21
盛り花一つ- 生田 稔自由詩513-9-21
言わないでいたダジャレを口にした奴がウケている- 北大路京 ...自由詩513-9-21
雪だるまは旅に出たことにしました- 北大路京 ...自由詩1213-9-21
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それからは子熊のサーカスばかりみて暮らした- アラガイ ...自由詩9*13-9-21
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それでも- あおば自由詩10*13-9-21
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それでも- AB(な ...自由詩813-9-20
【音】塩時計には音がない---三篇のオムニバス- るるりら自由詩15*13-9-20
さみしがり屋のオニ姫- ヨルノテ ...自由詩113-9-20
生活- salco自由詩9*13-9-19
それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らした- るるりら自由詩11*13-9-19
「記念日にはキスを」- ともりん自由詩313-9-19
病院で気が遠くなる待ち時間診察室へ美人の患者- 北大路京 ...短歌413-9-18
_それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らした- AB(な ...自由詩513-9-18
井戸の底- 梓ゆい自由詩213-9-17
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