お人形遊びの
楽しさを知らない

綺麗な服に着せ替えて
髪を梳かして

それから?

あんまり虚しくて
人形にドロップキックさせたら

あの子とはもう遊ばないって言われた

 ....
まるで比喩みたいな夕陽でビビってる

月明り きみと明日も会えるかな

十月十日を経て朝と巡り合う
母さん??

私が呼ぶと
文節のない文字を
あなたはつぶやく

失ってしまったね

私は

悲しいことだけど
自然なことかもしれないね
あなたの

あと何年かで
そこ ....
この深夜、
網戸越しの夜風に当たりながら
独り在ることに寛いで
宇宙の時流に乗っていく
すっと孤独に留まりながら
この隙間だらけのあばら家に
雷鳴が轟くのを待っている

境界の門が開く ....
ちっちゃな線香花火だった。

どうしたんだろうこの恐怖は。

どこかから沸いてくるんだろう。

あまい不安が、不安定な心がどこまでも悲劇的な結末に終わるとしても

残酷な運命を超える愛 ....
輝いている人を見ると
真っ黒なスピードで走る
追いつけやしないのに
世界は1秒ごとに笑顔を更新している
自信がなくなるたびに
小さく震えた声を
ハンカチで包む夜に会いたい
夢中になれるも ....
少しも
優しくないんだよ
私は
優しくなれないって
優しく出来ないって
何なの
優しさって努力なの?
違う
優しい人は
何も考えずに優しいんだよ
どうしようもなく優しいんだよ
腹 ....
想いは風に乗って君の住む街へと届く
歓喜を君に届けたくて
今日も詩を書くよ
そりゃあ生きている限り
哀しみと無縁ではいられない
だけど私は詩を書くよ
誰もが望んで言えないことを
私は恐れ ....
青ざめた紙面の上に文字にできない言葉は蹲って
悲惨に陰った時のこの胸の奥には言葉に出来ない思いがひしめきあったりした

似てるようで寡黙と無口は違うから
普段は陽気で雄弁な人も
時には無言を ....
10年前未練に溺れてた私へ。

そんときは辛いけど、
そもそもあなたの好きってなに?

あなたの未練と呼ぶものは本当に未練と呼べるんですか?
きちんと何も愛せなかった、愛してなかったと
 ....
靴紐を結べば解けるように
約束をしないままで光ってる
野を越えて海へ潜り
花を踏んだ底は美しくて
さよならで振り替えた未来を歩く
もう会うことはなくても
ポケットには君の居場所がある
素 ....
平凡にとか
普通がいいね
とか
探ればあやふやな形をした
幸福の模型をずっと欲しがっていた

それは
平凡で普通な人の形をして生きているに他ならないんだけどさ

なのに何でかな
ど ....
ちりも積もれば
塔となる

権力者の尊大な
塔よりも

名もなき者らの
小さな塔

寝人は知るのです
私の言葉によって

九の門をくぐれば
至る・涅槃へと

 ....
ふにゃっと
だらしない
わたしの字
力強い
あなたの字の隣で
なんだか居心地悪そう

二人の名前を
試しに書いて見た
真っ白な紙は
清潔過ぎて
今のわたしたちを
良く表している ....
落ちこぼれの僕たちは、硝子瓶の外へこぼれ落ちてしまおうぜ。
美しいだけの硝子瓶の外へ、泥臭いトレッキングブーツを履いて。
幾重もの黄昏が
共鳴する中を歩いている
自分の黄昏
知っている誰かの黄昏
あるいは知らない誰かの黄昏
数知れぬ意識の黄昏

黄昏てゆくのは今日という日
あるいはなんらかの時世
あるい ....
私は割れた花瓶に水を注ぐ
花瓶はいつまでも満たされない

俺は目隠しをして
手に触れた物を壊す
壊れたくなかったら
俺に近寄らない方がいい

私は心の裏側を読む

俺は何もない
 ....
名前が
水たまりに落ちてて
のぞくと君が宿った
空のひろい方を
私は知った
遺伝子というつづれ織り
きみとぼくを区別できなくったって
たいした支障はないのにね

ぼくの遺伝子はときどきエピタフを聴きたくなる

螺旋状の階段をのぼりおりするうちに
階数がわからなく ....
簡単なことだったのに
忘れていたね
君を待ちわびた世界は
まるでマンハッタンから
月を投げた薄い明かりだ
遠くても分かっているし
近くなら歩いて行けるし
どんな小道具も役に立たない
君 ....
先生の使い残した白いチョークをこっそり持って帰ったりした。
僕ね、先生のことが大好きで、僕ね、先生の遺骨が欲しくって。
 
 
妻は昨日より少し細長くなって
収まる場所がまだ見つからない
その隣では去年より手足の短くなった娘が
似合わないチェックの服ではしゃいでいる
息子はといえば三日前からトランクに入った ....
 コロナの影響で家業はさっぱりだったが、昨日は久々に朝から厨房に立った。昔から来ていただいている県内客の四名様。この人たちは少人数でやってきては、楽な場所で楽に山菜を採りたいと色々と突っ込みを入れてく .... あるのかないのかわからないかみさまの
偶像に思いを馳せるよりも
台風の後のオレンジ色にひかる
空と雲の中に よっぽどかみさまをかんじる

奇跡なんて信じていれば
起きるわけではなくて
傾 ....
嫁入り道具の鏡は夫婦の寝室の隅で埃を被っている。
女がもっぱら使うのは手鏡

手鏡に写すのは何も首から上ばかりじゃなかった
時には股間の様子も鏡に写して見た

それは大概夫婦の営みの後だっ ....
花が花を追い
光が光を追う
互いが互いであることを忘れ
互いが互いをくりかえす


雨は雨
ほつれた糸
珠つなぐ音
雨と雨


何も無さをついばむ鴉
 ....
冬の陽だまりは
いつだってやさしくて
初夏の風は
いつだってあたらしい
あなたのとなりで
春を聴いた私は
なつかしい秋を待つために
紅い日傘を買うだろう


寂しさの大きな翳り 小さな歓びの光が、
きみの声になって ごく淡い華のように咲く日々

そんな日々を…、 夢見る。

清冽なきみが、昼間 雑巾がけした廊下のあとに
きみの可憐さが ....
暗闇から
太陽が昇る

一日が
朝がはじまる

担った役割を背負い
体を伸ばす

今日もいい日だ

家の外はまだ肌寒い
柔らかな陽射し
髪をなでていく風
口を開けば
笑み ....
星空の光のなかに一つだけ あなたがいるという言い伝え


水面にまぶしい色を描いている ひかりのように季節はわらう

カラスよけに吊るされたCDが月みたいに光っている 朝の空

世界には ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9966)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
リカキング- ガト自由詩6*20-6-18
明日に会う- 水宮うみ川柳1*20-6-16
青、もしくはブルー- umineko自由詩13*20-6-10
すっと孤独に留まりながら(改訂)- ひだかた ...自由詩520-6-7
あの夏の日の追憶- viraj自由詩120-6-6
blind- ミナト ...自由詩320-6-6
憧憬- ガト自由詩10*20-6-6
想いは風に乗って- 渡辺亘自由詩220-6-5
支離滅裂の嘘ばっかり- こたきひ ...自由詩520-6-3
前略_あなたへ- 杏っ子自由詩120-6-2
いつかどこかで_someday,somewhere- ミナト ...自由詩320-6-2
幸せに生きているって- こたきひ ...自由詩420-6-2
五輪の塔- ナンモナ ...自由詩5*20-6-1
意気地なしの文字- 卯月とわ ...自由詩220-5-30
落ちこぼれ- クーヘン自由詩13*20-5-29
共鳴する黄昏- 塔野夏子自由詩11*20-5-27
恋昇り挿し詩2「いつか収束する今日へ」- トビラ散文(批評 ...1*20-5-23
空が落ちてる- かんな自由詩13*20-5-20
遺伝子のうた- 梅昆布茶自由詩920-5-18
新世界- ミナト ...自由詩4*20-5-18
先生- クーヘン自由詩6*20-5-17
ドライブ- たもつ自由詩420-5-17
厨房に立つ(改題しました)- 山人散文(批評 ...7*20-5-17
ちいさなかみさま- ゆるこ自由詩320-5-17
- こたきひ ...自由詩320-5-14
風_煙_灰- 木立 悟自由詩320-5-9
今日の風- もっぷ自由詩320-5-9
日々の華- ハァモニ ...自由詩1*20-5-6
始めの日- トビラ自由詩2*20-4-28
近くにある星- 水宮うみ短歌3*20-4-26

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