「隊長、彼の処分は?」
「ウルトラだ」
「解りました」

「諸星くん、キミの処分が決まった」
「そうですか」
「ウルトラだ、地球に行ってくれ」
「そんな!」
「体力勝負のところだ、しか ....
水たまりだらけのいちにちを
病院のベッドから眺めている

何冊めかの本をてにとり
2日めも暮れなずんでゆく

痙攣していたてあしが痛みから解放され
滞っていたからだの中の運河がなが ....
この精神ひとつ
この身体ひとつあれば
必ず這い上がれる
やってゆける
形のない精神で
有限なこの身体で
今日を生きる
精神はあの天球と繋がり
身体はこの地球と繋がる
この私の意志の振 ....
病床の旧友よ、それでもなお、夏への憧れを失わずにいておくれ。
学び舎は今でも坂の上に、サイダーは学食の自販機で冷えているよ。
{引用=くたびれはてたやつらが
ざくざくとわきだしてきて
としとったたいようとあくしゅをする
わたくしは
くるい
すべてをだめにしたあとで
えりをただして
あしたにあいさつへいこう}
 ....
冷蔵庫にわたしの好物がひとつ増えている
星の夜に歯型をつけてねむる
知らないうちに「絶望」に侵食されていませんか
僕は少しコロナ過を軽く見ていたのかも知れません
豪雨や天候不順も精神に重く圧しかかって
「希望」が薄くなってきていませんか
だとしたらここらで無理 ....
人にかける言葉の
優しいひとを選びたい

選んでどうするのかと
問われても明快な答えもないが

そうなんだ僕たちはそんなには曲がってはいないはず
規定するあなたがたの定規はどこまでも ....
弱い者を差別し蔑むことで
現実から目を逸らしている彼らも
いつかは自分たちの番が来て
土を掻きむしることになるのです

生きるべき命と消えるべき命
冷たい計算式を根拠に
神のように振る舞 ....
とぎれとぎれの信号も
詰まってあふれだした声も
獣道で見つけた風景も
しましま模様の高い空も

右手に光るガラス片も
左手にふるえる小さなカエルも
晩御飯のにおいのする街角も
 ....
すっと
鞘から出し
慣れた剣をきりりと見て
「この歳になると
 斬りたい人の
 一人や二人はいる」
いつもは穏やかな
友の眼が光る

真新しい剣をじっと見る
ぼやっと浮かぶ影
さ ....
「きょうのあなた」





昨日は 自動販売機
今日は ミルクせんべい


毎日変わる お気に入りを
クリームパンのような手で
かかえながら


まんまるくなっ ....
数十年に一度の豪雨って
よく聞くけどよ
ここんところ
毎年おんなじこと
言ってねえか
どこが数十年に一度なんだよ!

そのうち
毎年恒例の豪雨ですって
言い出すんじゃねえのか

 ....
1時限目の授業では線分だったのに、4時限目が始まる頃には、世界に見えない向きへと広がっていった。
すぐ近くにある日々が、どんな場所より遠くに感じるとき、
とても遠くの景色が、すぐ隣にあるように思う ....
踏んだり蹴ったりの目にあって
精神が
ジャガイモのように歪になって
その上、凍てついて
カチカチに固まっていた
そんな僕の精神を
イザベラは、柔らかで、
あたたかな愛で、癒し、とかし
 ....
言葉にすることで道が生まれる。誰かへの道。自分自身への道。予想だにしない世界への道。
その道を心が歩く。
心は言葉の上で旅を続ける。
わたしはもっと、あなたの言葉を聴きたい。あなたの言葉はあなた ....
目を瞑り、瞼の裏の夜空を眺める。
この夜空をみれるのはわたしだけ。わたしひとりを観客に、星々は静かに瞬いている。
けれど、そんな夜空を持っているのはわたしだけじゃない。
誰もが瞼に夜空を飼ってい ....
‥‥とは
まるで忘れられた安置所のようではないか
、重い気圧の層に押しつぶされそうだ。
外はなまぬるい雨が降り続く、暗渠の下
服を脱ぎ捨て飛び出してやろうかと思う、ひとり、
  、わたし ....
夕飯の後の食器洗いは
いつもぼくの役目だったね

陽気なリズムの音楽に合わせてササッと、そうだな…例えばアメリカのホームビデオでお調子者のパパがウケ狙いでやるような感じが理想だったけど

け ....
屋根を強く叩く雨音を
頬杖で迎えた午後
足元に灰はどんどん落ちていって
いつの間にか火の消えた煙草を根本だけ一度吸う

積み上がる吸い殻の横に
読めなかった本が重なって
湧き上がる湿気が ....
 タラッタッター 和製英語 訛りあう
 太鼓持ち 俳句・川柳 お得意様
 場を削る 空気を削る 人を削る
 ハッシュタグ 迷子相談 あふれてる
 朝ご飯 食べたらすぐに 朝寝だよ
 誘惑だ  ....
琥珀色のぬらりとした
リボンのようなハエトリ紙を
白い壁の間借りした部屋に垂らす

夕焼けに光るそれはまるで
蜜をたらふく蓄えた大樹のようにみえて、

懐かしい実家の情景を誘って ....
水に押された風が
屋根の上を梳き
かがやきを降らせ
音を降らせる


光の羽の子と光の蜘蛛の子が
どうしたらいいかわからずに
ずっと見つめあったままでいる
風の螺旋が ....
毎月の通信量が
何ギガお得であるとか
マイナポイント
キャッシュレス決済
アバター
アプリ
いいねの数や
フォロワーとか


いったい
何 ....
曇天の下、

足早に通り過ぎていた街並みが

ぱたんぱたんと倒れ出す

書き割りの如く呆気なく

次から次に倒れ出す

後に残っていたものは

果てなく続く大地のみ

俺は ....
生きているのが恥ずかしい
と思っていたら

服が溶けて全裸になった
すっぽんぽんになってから
服は着ていたのだと知った



生きてる場所が底辺も底辺だ
と思っていたら

突然 ....
今日も真夜中の向こう側から
たくさんの「タスケテ」が届く
本気もあればウソもあって
見分けるのはむずかしい

だけどアタシはとりあえず
見つけた全部の「タスケテ」に
「ダイジョウブ」って ....
目覚ましの音が部屋の中を歩く
太陽の光 浴びてる
朝の言い訳で
胸に溜めた息吐く
自分を逃してやるよ

元気なんて擦り減るもの
靴の底で踏めば
ドアを開けて希望が見える
この場所を忘 ....
しにたいなしにたいな
ぜんぶどうでもよくなって

だしがらみたいなまいにちだ
もうあじしないぼくなんだ

ひょろひょろぽんこつみじめなのうみそ

だしがらみたいなまいにちだ
もうあじ ....
東京は夜の1時

隣のモンステラが生き生きと天井に向かっている
このまま大きくしなやかに自由に育ってくれ

ある人のモノサシはこれくらいで
ある人のモノサシはこんなくらいで
長さが違 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ウルトラショブン- イオン自由詩2*20-7-25
レインダンスのまち- 梅昆布茶自由詩1820-7-25
きれいな水の中で感じたこと- ジム・プ ...自由詩9*20-7-24
サイダー- クーヘン自由詩15*20-7-23
混沌ー予備校のことなど- 道草次郎散文(批評 ...420-7-23
たぶん伝わるということ- カマキリ自由詩320-7-21
マジック・ワード- ジム・プ ...自由詩6*20-7-18
カート・コバーンに捧ぐ- 梅昆布茶自由詩19*20-7-18
愚者たちの国で- もとこ自由詩620-7-18
日々の緒- カマキリ自由詩320-7-15
- もちはる自由詩1*20-7-15
あさ- ゆるこ自由詩11*20-7-15
数十年に一度- 花形新次自由詩1+20-7-12
とても広いね- 水宮うみ自由詩5*20-7-9
それが答えさ- ジム・プ ...自由詩3*20-7-9
言葉から生まれる- 水宮うみ自由詩4*20-7-8
内部のひかり- 水宮うみ自由詩4*20-7-8
即興詩「独白」- アラガイ ...自由詩4*20-7-8
あの日- 道草次郎自由詩420-7-8
魔女とリコリス- カマキリ自由詩220-7-8
狂句⑪- あい う ...川柳120-7-6
ハエトリ紙- ゆるこ自由詩11*20-7-4
空と虹彩- 木立 悟自由詩820-7-3
是は銭であり_銭は万物と替わる- TAT自由詩2*20-7-2
大地- ひだかた ...自由詩220-7-1
ゆでダコ- ◇レキ自由詩5*20-6-30
ダイジョウブ- もとこ自由詩14+*20-6-27
プリズム- ミナト ...自由詩220-6-26
だしがら- ◇レキ自由詩1*20-6-24
東京は赤色。- ラムネ自由詩120-6-23

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