しぶく  鳥は二足歩行です

足跡てんてん
小さくて
羽ある君の小さな跡に
視線だけでついてくいつまでも

てんてんの跡は
命を知らせ
自分のたってる場所にふいに
鼓動が響く
 天上からもち帰った
 大切な荷物のように

 わが身に替えてもと
 あんなふうに胸ふかく抱いていた
 母がいた
 から、きみがいた

 母がたったひとつの宝物と
 わが ....
伊達直人がホテルをでて朝の商店街を歩いていた

四方に広がるせまい空

雲ひとつない水色をながしていた

まだ冷たい商店街

異国の山麓に広がるバザールのようだ

路地には猫がにら ....
適当な恰好で深夜一時のコンビニに入る
無差別級な人生について考えながら
適当に食べるものを物色する
変革の時に雪が降ると言う事について考えながら
適当に飲むものを物色する
今日はロクに仕事を ....
君はきっと光の中で
僕の稚拙なこの詩を

その唇に苦笑を浮かべて
つらつらと 読むんだろうね

震える指先、過呼吸、中毒症状
悪いものみっつも並べて

君は君で 僕は僕で
その各々 ....
 トカゲの尻尾じゃないんだから切った脚は生えてこないよ
 ママがそう言うの、どうしようって泣いちゃった


 夢をみていた


 ちいさな娘がぼくに言う
 どうして脚を切ったんかと ....
 詩をめぐる、ないしは、詩についての雑文をかいてみようと、急に思い当たった。
それが何になるのかは判らないのだが、誰かに解って欲しいという欲求があるから
だろう。詩とは言葉のあらゆる意味において孤 ....
どうして僕は死んでいくのだろう
アルバムの中は空っぽで
日記帳は真っ白だ
全宇宙レコード叩き割る
吹かすレゾナンス

スパム一つで朝晩はおしまい
窓を開けてもきみはいない
寝間着の ....
この風は
マンハッタンに林立するビルディングの
谷間をくぐり抜けてきたのか

この風は
インド洋に浮かぶマグロ漁船の
舳先を掠めてきたのか

この風は
セーヌ川の岸辺に集う
恋人た ....
われ



われ



さけ



わたしの痛い




なみにとかして
すきました。
青空に顔を向けて
無邪気に咲いた早朝
陽射しが眩しすぎて
不甲斐なく萎んだ午後

無力を思い知って
力なく項垂れた黄昏
もう夢なんか見ないと
突っ伏して泣いた真夜中

花が落ち ....
このあをの中に
何処までも溶け込んでいきたい
自分が居なくなるまで
七本目の指が朽ちて落ちた







 ....
待つ心は
次第に凍ってゆきました
次に覚めたら
乾いているでしょうか
ドライフラワーのみる夢は
草原の太陽
君の優しさ
むかし、(そう、わたしはもう「むかし」という言葉が使えるようになった)
大事な約束をひとつした
わたしは高校生だった
期末テストの英語の点数を
その頃付き合っていた人と競った
数点差でわたし ....
月のしたに金星がきてる

ぼくらは夏を思い出す

満月と金星の饗宴に

招かれていたのは

なぜにぼくらだけだった

風邪ひくなよ、冬の窓にはカーテンしろよな!

オレだけにこ ....
そこがどこであろうとも

夜風太郎は泣いている

真っ暗やみの墨汁のなか

肩寄せあう町の明かりに

夜風の吹くたびその刹那

夜風太郎は泣いている

そこがどこであろうとも
のび太くんに会いたい

ぼくはのび太くんに会いたい

漫画の空のしたでやわらかな描線で

10才の小学生のころのじぶんに

ぼくはのび太くんに会いたい


土管の公園にゆけば会え ....
海を渡ってやってきた鹿子さんは

真理さんのいとこだ

鹿子さんの瞳は太陽にぬれてて

それは曇りの日でさえそうだった


祈りだけそこに残った

未来はとおくむこう

扇型 ....
{引用=
君は
君を助けてくれる
寝言なんて

どこにもないと
君は思うかもしれないけれど

工事現場に不意に
ひろい闇が広がるように

鶴の毛が抜けて
猫がはみ出してくるよう ....
ひと昔もふた昔も前みたいに霜柱立ったり
ちょっとした水溜りに氷張ったりするわけじゃないけど
それでも今どきの朝って起きるの辛かったりする

とりあえずは出かける場所があって
帰ってこれる場所 ....
海の森は林道からはじまっている

その入り口にはフクロウがいて

たまに人間に預言めいた案内をする

うえからひかりが射し込んでいる

月のひかりがちぎれ雲みたいになって

道には ....
白桃をがぶりと食べた
君がくれた白桃だ
もう一つせがんだ
君はもう一つくれた

彼女は手ぶらになっている
もう一つくれとせがんだ
もうないのよ彼女
ちょっぴり肩をすくめた

それは ....
海にゆく

そいえばふたりでいったことない

ふたりでゆけば

どんなオモシロ見つけるんだろ

そこで焚火したい

おなじ火みつめて

ぬれ新聞紙にくるんだサツマイモ

ア ....
  .
「心から愛する人がいたらそれがぼくなんだ」
世界の果ての向こうから小さな小さな囁き
となって伝わって来るきみの声
それはあまりにも優しすぎて残酷だ
  .
アイデンティティとは何だ ....
夜明け前の街に出ようと
ドアを開けると
遠くでクラクションが
冷え切った空気をカサカサにします
なにかに溶けていく夢を
見終わる前に目覚めたようです
夜明け前の街に出ようと思ったのは
こ ....
ぴたっと

ゆび

ばれないうすさ

ゆきどまり

跡いないない




(2011・1・8mixi)
もろみの香りが狭い台所をかい潜ってきて私を酔わせる。悩ましい容姿に、私は見とれてしまって動けないでいる。老いた思考の欠片を、もろみの香りの柔らかな手で探られると、昔の元気な男になって、もう少し頑張 .... 半月が霜で白くくもった今夜
あんまり寒いので布団が凍ってしまった
冬は反省するべきです
わたし今夜は性欲があるのに
眠らせてくれないなんて

だって夜は長いし
(これも冬のせい)
マス ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9835)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 十二支蝶自由詩211-1-15
足跡- 朧月自由詩311-1-15
黄金色の目のカラス- 石川敬大自由詩6*11-1-15
ニッポンの空- 吉岡ペペ ...自由詩511-1-15
エビアン- 虹村 凌自由詩2*11-1-15
連詩「送るのはおもい」_2/10- 愛心自由詩311-1-15
サルの尻尾を生やして- 石川敬大自由詩6*11-1-14
わたしが好きな詩人_ミーハー主義的雑文_1- るか散文(批評 ...4*11-1-14
夜のブルース- 竜門勇気自由詩1*11-1-14
風の記憶- 佐倉 潮自由詩711-1-14
われ- 阿ト理恵携帯写真+ ...2*11-1-13
落花生- nonya自由詩20*11-1-13
blue- れもん携帯写真+ ...3+*11-1-13
dragon_phantom- TAT自由詩4*11-1-13
ドライフラワー- 朧月自由詩811-1-13
指きりげんまん、針、千本- とんぼ自由詩411-1-13
月のしたに星- 吉岡ペペ ...自由詩211-1-12
夜風太郎は泣いている- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...511-1-12
のび太くんに会いたい- 吉岡ペペ ...自由詩711-1-11
時をゆく- 吉岡ペペ ...自由詩311-1-11
君は君を助けてくれる寝言を- 真島正人自由詩711-1-11
あゆむひと- 恋月 ぴ ...自由詩31*11-1-10
海の森- 吉岡ペペ ...自由詩511-1-9
白桃- 橘祐介自由詩511-1-9
海にゆく- 吉岡ペペ ...自由詩411-1-9
アイデンティティ- Giton自由詩3*11-1-8
ある日の夜明け- たりぽん ...自由詩7*11-1-8
しろゆび- 阿ト理恵携帯写真+ ...3*11-1-8
酔う- 花キリン自由詩3*11-1-8
静かにしていて- とんぼ自由詩311-1-8

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