いけないことだとわかっているのに
あなたの優しさから抜け出せない私は
蜘蛛の巣にかかった蝶のようで

心の中で
小さな声で

私を見て

って叫んでる


あの子は ....
まず目をとじる
つぎに手をひらく
そして想像してみる

捨てさることのできない
自分というもののなかに
ちいさく
しめってふるえている
自我を想像する
それを捨てる

目をとじる ....
深夜にめい

にもあれ

にもせよ



はらを座る


おいがきたので ・

にべも
しゃしゃりもない
ききみみもしゃがみこむ
秋の山肌は
あかときいろにゆれている
思ったより悲しくないらしい

少し風だけが
さみしがりやで
いつのまにか心の中にまで
ふいていた

長袖の人と
半袖の人の同居で
季節のあい ....
星と飛行機がすれ違う

星も飛行機もそれを知らない

星も飛行機も

勝手に切実に在るだけなのだ


見つめていたのは

遥か地上でだった

寂しかっただけだ

丁度よか ....
フライドチキン骨ごと喰う 秋の日差しが 梢を貫き 斜めに大地に刺さる 階段の様だ

いつの日か 私が揮発して この空に混入する その時は

これを登って行きたいと 望むのである

きっと 晴れやかな心持ちで 徐々に ....
毎日の安らぎのひととき

熱さが肝心

やかんの蓋がはねるぐらいまで待って

コーヒー大さじ二杯

砂糖大さじ一杯半

マグカップにお湯がはねるぐらいの勢いで注ぎこむ

そこへ ....
ベランダから部屋へもどってくると
なんか照明がばたばた言っている
ぎょっとして上をみると
一匹のトンボが照明に羽をぶつけてばたばたやっているのだ

ぼくはほっとした
ああ トンボね き ....
{引用=ただ
青いだけじゃなかった

あの頃の空に心は
どこまでも焦がれていて
その日差しよりもはるかに
まぶしく映っていた

誰だって一日空を見上げない日はあるって
あなたはやっぱ ....
ぼくを痛めつけるのなら

もう無理だよ

たとえ間に合わなくても

たぶん間に合わないだろうけど


あなたの幸福を考えるのが

うれしくて楽しいんだ

そのくらいの自由
 ....
昨日という忘れ物を探して僕は行く先を見失ってしまった 。

みつからない理由が思い出されるのは砂浜かも知れないと海へ向かう 。

干からびた岩場の上に白い鷺は羽を休め、若い母と子が浜辺で ....
雨の日はビー玉に

世界を映して覗き見た。

このビー玉をくれたのは知らないおじさんで

両手に溢れるほどの色とりどりのビー玉をくれた。

雨の日は透明。

夕暮れは橙 ....
今日も風に吹かれながら歩いていく
思うことが人に伝わったならと思っている、
流行がやってきては過ぎていくこの街で、
どこに向かうというわけでもない
毎日のように牛丼を胃に流し込む生活だ ....
蒼白い頬が好き。と言ったら気味悪がってそのあと一度も連絡が取れなくなった子もいたしなんでか食事を抜き始めてばかみたいに痩せてみたりしたひともいた。いろんなひとがいた。でもみんなどこかへ行ってしまった。 .... 特別養護老人ホームで
夜勤のアルバイトをしている

夜勤明けに施設の門を潜ると
男子高校生が
度胸試しに
施設から出たゴミ袋
すなわち
うんこ山盛り袋にタッチしていた

元気な俺な ....
制服は重かった
着る理由も教えられないまま
私たちはだれもが脱げなかった

なにかというと並ばされた
振り向いて
目があうことがこわくて
ホントウノコトがほしくてたまらなかった

大 ....
台風という言葉はわたしをなつかしい気持ちにさせる。と思って、でも、よくよく考えたら、わたしは非常に多くの言葉になつかしい気持ちにさせられる。たとえば読書、と聞いても、小学生の休み時間のほとんどを過 .... きっと と
呟いてから

たぶん と
言いなおす

なんて曖昧な未来に
託すものは遥かに大きくて
そのために何かしら
/dekirukotoha nanndesuka?

言葉っ ....
雨の夜に思う 秋の初めの未だ残る緑の葉

鋭く細長い葉を纏った 細長き胴の先

風に振り乱だされる 白髪が如き穂

星も月も無く 徒に寂しく暗い野で

薄よ お前は そぼ降る雨に打たれ ....
きっと誰もが 心の一番奥に
他人にはくだらないものに見えるけれども
自分にとってはかけがえのない宝物のように大切な部分を持っていると思う

ぼくは それを捨ててしまえとは言わないよ 言えない
 ....
サンデーバザールのあと
あらしが何度か通りすぎ
片腕の乞食が食いっぱぐれ
捨て猫みたいに骨と皮だけになって


水気で頬をいっぱいに膨らませた雲は
策略的なハンターの目つ ....
あるところに
色を嫌うレンズがあった

それが愛したのは形
そして光と影の
バランスだけ



そのレンズを通して見ると
総ての花が おしゃべりをやめた

春の日差しの ....
長袖ビュンビュン

半袖ぴゅんぴゅん

お洒落じゃないから同じような柄ばかりの

シャツたち

ズボンもこれからの季節はずっと

うねうねコーデュロイを色違い二本

これから寒 ....
雨がふるので
膝を立てて
まがった指で
生理用品をつけかえる

角に立っている男たちが花売りを罵倒している

走り抜ける街の多さ
どれだけ降っても
給水塔はふやけない

雨が ....
アリエッティににてるから好きって

きみは、わたしのせんたくハサミのようなかみどめをはずしながらいった。

わたしはこびとじゃないわって
いうと

きみはこいびとだよっていって

かみをくしゃくし ....
人は壁にぶつかると迷う


そんな時、ほんの少しの勇気があればできるのになんでだろうなぁ

そう思いながら歩く
AOE?に出てきた巨大投石器には、バッド ネイバーという名前がついていた。おそらく、何らかの故事にちなむ名称だと思われる。だが、普通に考えても、自宅の横に巨大投石器を構えた宅があって、それが自宅に向け .... 理性的なものと感性的なものとは、インタラクティブな関係にありうるものと考えられるが、伝統的には、感性は理性の下位にあって、理性に従属すべきものと考えられてきた。意識と無意識もまた、同様の関係にあるもの .... もくもくと

香ばしい

秋刀魚の焼く匂い

くんくんと

昨日の秋刀魚は美味しかったねぇと

家族が昨日の夕飯楽しそう

もう秋だね

うんそうだね

優しい匂いが私 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9835)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
横恋慕- ジュリエ ...自由詩312-9-28
チャイム- はるな自由詩612-9-28
未明うるわしく_ - 阿ト理恵自由詩3*12-9-28
夕焼けの海- 朧月自由詩1412-9-27
星と飛行機- 吉岡ペペ ...自由詩912-9-27
フライドチキン骨ごと喰う- 北大路京 ...自由詩812-9-27
昇華- ドクダミ ...自由詩412-9-27
インスタントコーヒー牛乳- 灰泥軽茶自由詩10*12-9-27
遭遇戦- 多木元  ...自由詩4+12-9-27
「夏空」- ベンジャ ...自由詩5*12-9-27
たぶん愛なら- 吉岡ペペ ...自由詩312-9-26
&_bottle- アラガイ ...自由詩13*12-9-26
ビー玉- 永乃ゆち自由詩13+*12-9-26
もうやめなさい- 番田 自由詩412-9-26
詩なんてかきたくなかった- はるな散文(批評 ...612-9-26
うんこ- 一 二自由詩27+*12-9-26
秋の校舎- 朧月自由詩912-9-25
台風のこと- はるな散文(批評 ...112-9-25
「遠くまでつづいてる」- ベンジャ ...自由詩212-9-25
初秋- ドクダミ ...自由詩512-9-25
たいせつ- 多木元  ...自由詩112-9-25
街角で簡潔に詰め込んだ食事のあとで- ホロウ・ ...自由詩7*12-9-25
色を嫌うレンズ- まーつん自由詩10*12-9-25
ころもがえ- 灰泥軽茶自由詩9*12-9-25
給水塔はふやけない- はるな自由詩412-9-25
きみ、ジブリがそんなに好きなの- 阿ト理恵自由詩12*12-9-24
ほんの少し- スマイル ...自由詩212-9-24
バッド_ネイバー- 6自由詩112-9-24
文学メモ- るか散文(批評 ...112-9-24
もう秋だね- 灰泥軽茶自由詩6*12-9-24

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