すったらこと、やめてまえ

いつまでも
からっぽねやみの
しらみたかり
えんたことするなや
 
 
わたしは
わたしという
のりものにのっている

わたしのなにが
のっているのか
みえている
わたしのからだに
こののりものに

とおいごせんぞさまの
みこころが
わ ....
股間から発射される
私やあなたの分身が
もしもパウダー状だったなら
まっ白い粉(ナノ粒子の)だったなら
さあ、あなたはどうします
さあ、さあ、さあ、さあ
どうします
えっ?
サラッとし ....
くるしいような くるおしいような
指先からしびれ
舌先へとつたう
緩く脆い天上からの糸に
ほの青いひかりを重ね
雨と名前をつけた

歓喜のような 
音と冷たさに
髪をつたう 
いと ....
みんな
めいめい
木切れを持って
どっか叩いて
うたおう

彼女は風景をころすためにうたっているんだって

うたおう
たたこう
うたおう
たたこう
とおくから
よぶから
み ....
転校する前の緑ヶ丘小学校の時
担任の石川先生が音楽の時間に

みんなに宿題を出します。
今度の音楽までに
短い歌を作ってきて下さい。

そして音楽の時間がきたら
みんな次々と
学習ノ ....
 
 
鉄棒のように目を覚まし
自分の肌と同系色のものを食べ
いつの間にか飛行機に乗らなければいけない
ということに気づき
慌てて二階にしかない部屋で
知っている限りの身支度をし
途中 ....
 そして

 またひとり

 
 熱を帯びたままの情熱は
 時に人を傷つけ
 答えなんて変り続ける世界で迷子にならずに辿りつけることは
 とても とても 難しい

 とても
 ....
                100507






年齢がばれる
こまったと
案ずるなかれ
その時は
ロケットで逃げればよいと
ロボナビを確認したら
北行きは明日だ
 ....
朝、空を見て
なったばかりの蛙は思う!
高くて広い。
ジャンプしても届かない。

何が空の上澄みなのか?
知りもしないでジャンプすることをあきらめた,

空の高みをあきらめて
下ば ....
厚顔無恥な私を
やわらかな笑顔で迎え入れてくれたその家で
酒をごちそうになった
しどろもどろの
要領を得ない
私の話に
やわらかな笑顔で相槌をうってもらいながら

  温かい
  温 ....
産みの苦しみもあるかもしれないが
すべてを捨てたように
生まれの苦しみもあるかもしれないのだ

まっさら ということは

「お腹が空いたぞ」と大声でさわいでいい ということだ
「ね ....
先天的な性質
どんなに抗おうとも
それはシーツの上での舞踏に過ぎない
反響する命の別名を半分だけ受け継ぎ
残りの半分は空気との親和にくれてやる

後天的な性質
魂である影を捨ててまで欲す ....
雨が強くなり
森が海に呑まれる
木々の繊維が悲鳴をあげ
窓枠がかすかに共振する

死に向かう命の塊を
やはらかに包んで緑は
夜闇の中で黒と見分けがつかぬ
音がなくなれば沈黙は意味を失く ....
十年まえ
ぼくらは帰り道ひとりごとを抱えていた
いまケイタイにひとりごとを奪われている

ひとりごとが減るとどうなるのだろうか
その答えはよく分からない
ゆとり教育の結果を
当時はだれも分かっちゃいな ....
鈍い目眩とともに
やって来る歪な影
暗い夜明けのように
淀んだ白夜のように
めくれた上皮みたいな気分が
敷布の中から身体を捕らえて
煮物が駄目になるときのような ....
今日は特別
背中が重くて
息がしづらい
吐きそうだ
はやく
神棚に向かって
イノリたい

会社の中なので
商売繁盛の戎様しか
いらっしゃらないが
それでもイノリたい
神様はどな ....
夏が近いよ と
ぬるい風が

歌わないあの子たちは知らない
窓際の席の


「夏がくるよ」
仕事を1週間休み、家族の理解を得、
接心(座禅の修行)に行ってきました。
場所は朽木にあります。
僧ではなく、珍しい民間の老師様で、
小浜に熱心に参禅されながら見性された方です。
 ....
ようやく僕の窓にも光が差して来て
暖かな日差しを感じるようになって来た
めいっぱい窓を全開にすれば
この病んだ部屋にも新鮮な空気が入って来て
まるで心が洗われるよう

しばらく窓辺で風に吹 ....
{引用=――昔の旅を思い出して}


海沿いの
裏の国をさまよっていた
背後に山が迫る狭い平地で
当然のように道に迷った

時はゆっくりと勾配し
私に追いつきつつあった
いくつかの ....
花に
しづかに
雨に
くちびる

くちずさんだ歌
だれの歌だったか
だれと歩いていたか
思い出すまでのためらい

地を這うもの
足掻くもの
道を拓くもの

清涼な山の息吹の ....
おじさんが走っていったほうに家がある
昭和44年発行カラー図鑑百科6天文と気象に写る暗い林
芽吹きは全ての緑
やがて水蒸気をまとい雲を作る
わずかな五月晴れも次に来る者たちのため

散る花を惜しむ心は
手をかざす真夏の太陽を待つことの言い訳
あるいは
また訪れる静寂の時への
 ....
運命の日まで あと4日

”がんの疑いがあります”

そう 医師から聞いたとき
いたって平静だった
あたし

休みの間も
好きなところ行き
ひとり ホテルに泊まり

自分の時間 ....
世の中好転してきた。
毎日楽しい。
毎日疲れ果て眠る。

今日は特別な日
今日は楽しい日
今日は終わらない。

笑って
泣いて
叫んで

楽しんで
人のこと
考えないで
 ....
ベッドで海を渡る詩
空にはカモメが飛んでいる。

ベッドで海を渡る詩
港のすべてが満席さ。

ベッドで海を渡る詩
僕はあなたにおじゃまして

ベッドで海を渡る詩
あなたの名前を海にする。
田舎の片隅にある小屋
道具が沢山置いてある。
子供達の基地になっていた。

間違えて柱にぶつかり
小屋が傾いてしまった。
大人達は驚いて直しに来た。

誰がやったとかは聞かれなかった。 ....
 ◎
ある日
目がさめると、ぼくがぼくの部屋の窓辺から
こっちを見ていた。
やあ―窓辺のぼくがそういうと
ぼくはぼく自身に血が注がれるのを感じた

ぼくはぼくと朝食を食べた
皿の上にブ ....
◇機関士:

パリ発、コンスタンティノープル行き6両編成。
ほぼ定刻でウィーン発。
乗客の体調不良等、異常の報告は無し。
これより政情不安定な地域を通過。
よって盗賊団の襲撃に警戒セヨ。
 ....
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