ぽつりと兎
いびつなシルエット

雨水をくり貫いた一昨日から
恥ずかしい思いばかり

潰れた旅館の瓦礫をくべたのは
あのショベル あれが
やったんです

暗がりの冷たい埃や
月下 ....
今日は一日穏やかに過ごします
妻との口論はもううんざりです
今日は一日穏やかに過ごします

停滞する梅雨前線
発情期の猫の鳴き声
喉の渇き

包丁研がなきゃね
のこぎりの錆びも落とさ ....
なにかが息をひそめて
脳髄の暗がりで
いかさまな計画を練ってる
刻々と過ぎてゆく時間
連続する健忘症が
まともに錯覚させてるみたいで
伸ばした脚の指先のあたりから
身体 ....
小さな缶に

思いを小さくして

詰め込みました

ぎゅっと

ぎゅーっと

ぎゅーっぎゅーっと…

詰め込み過ぎたので

もう一つ缶を作りました

もう一回り大きくし ....
食事を邪魔された黒猫は
あんぐり口を開け、あらぬ方向を眺めた。
何かが見えるようだが、
飼主に頭を撫でられ、首を大きく伸ばした。
彼女は飼主が好きなのだ
視線を合わせたままにゃーとなく。 ....
低迷線をたどっていきつく先は壁
そうしたら垂直に昇ってゆこう
横のままなら低迷でないから
いつのまにかの上昇線

また壁

真逆の心理の状態は
笑えるものだと思うのです

頭から垂 ....
{引用=



あなたという人の

縦糸は切れる頭
横糸は深い情が

幾ら派手な模様を描いても
いつも指にやわらかい

わたしの名前をまろやかに囁く
その声以上になにが甘いだ ....
あなたと 
手をつなぎたい

光る新緑の下で

あなたは
やさしい
写真を撮る
可憐な花々がより
やさしく 映る

あたしは
もっと やさしくなれる

そして
あなたの
 ....
だれかが祈ってくれている


だから祈りをかさねている


まわりを見つめる

まわりを感じる

胸の痛みなくなるまで

まわりを見つめる

まわりを感じる


だれ ....
  五月の駅のプラットホームで
  ぼくは考える
  ひとはなぜ
  自殺をするのだろう?



  去年の五月
  止まりっぱなしの西武線を
  ぼくは覚えている
  そ ....
忘れ去られた 古い校舎
人知れず 
ひな菊が一面咲く
小さな 白い縁取りをした
数知れぬ麦藁帽子
花の絨毯は緑に抱かれ

さやかな風が吹き 過ぎる
もう夏の気配を孕んだ晩春のそれは、
 ....
どれだけたくさんもらっても

さみしいの

言葉は魔法じゃないのね

って

思うけどいっちゃだめ

カタチにこだわるけれど

どうなったとしても

消えるはず無い不安があ ....
それらをぼくは追いやって新しく息をしよう

それらをぼくは追いやって古くからの息をしよう

新しくて古いぼくは息をしよう


東大阪の公園で中国人のこどもたちが日本人のこどもたちを追いや ....
死のうかと
君がオイラに言った夜
別に良いよと
返しドキドキ
  
 
ぼくの中を犬が泳ぐ
きれいな犬かきのフォームで
どこかにある向こう岸を目指して
一方ぼくはといえば
水の中どころか
空気の中でもうまく泳げない
手足を無駄にばたばたさせて
 ....
僕 真似るのがすきだけど
君の真似だけは 絶対しない
だって君がすきだから
僕は君になりたくない

君は自由な顔をして
だれにも真似なんてさせないで

僕はきっとだれにでもなれる
だ ....
出会う前から分かっていたのかもしれない。
離れてみて分かったのかもしれない。
認めたくなかっただけかもしれない。

久々に会って分かったんだ。
握った手がどこか遠くにあることを
触れ合った ....
横断歩道を

全力疾走。


あぁ、

思ったより

足が動かない。


ジャンプして

歩道に着地。


見たか!
涙が うるうると
あふれ

つぅっと
頬をながれる

あたたかい

このあたたかさは
あたしが
キミをおもう
温度?

もってかれた
もってかれた

あたしの
ココロ ....
漂うものは言葉を奪い妄想は力を与えつづける
いつか手にするものを今日手に入れる必要などない
考えることを仕事にして仕事のことを考えないようにする
働きすぎるまじめな人が多いこの国で難儀なことだ
 ....
お酒というものは人間を廃人にしてしまう 恐ろしい薬です

お酒はその反面 飲む人をハッピーにします
かくいうぼくもお酒の虜です メロメロです デレデレです 
中毒です

お酒の中毒に陥るこ ....
君のその手は君のものだけど
今だけ少し僕のものなんだと
そういうことにしてくれたなら
話は早いと思うんだ
そしたら僕は君の手を
僕の意志で動かせる

君にはボクノテヲアゲルカラ

僕 ....
{引用=
いなくなったきみを探していたら
僕は自分を見失ってしまった

砂浜を歩くたどたどしい足元が
早く何処かへ連れて行ってくれないかと
波にさらわれることを望んでいるこころは
宙に浮 ....
ゆびからめ体ひっつけおでこあて 互いをみつめる瞳は 二機は、一晩中逃げ回っていた
飛行機は、蜘蛛の巣に引っかかっていた
「プレーンモビルって言うんだよ」
「ふーん」
夜、僕らの残骸が、露に濡れて光を放った
蜘蛛、手をつないだ僕と君
バランスをとって緩や ....
君からメールが来た

今更だ

今更何でだ?

今更何を言えばいいのか

今更何を聞けばいいのかな…

出てくる言葉は

『何で?』と『どうして?』

何を言おうが

 ....
サンドイッチ           とりかえばや         ロボコン


人形と              人形と            人形に
SEXしてみろって        お前の首 ....
{引用=

翌朝いそいそと出て行ったあなたは
スーパーの袋を提げて夕方再度戻ってきた

おやつを作るよなんて突拍子も無いことを
つぶやく彼女がばたばたと何かを始めだす

へらりと笑いな ....
歩き疲れたから 空とんだ
外見をおいて 空とんだ

ばたばたしてるその様は
地面と変わりないみたい

じたばたしてるその羽は
落ちそうで 落ちそうで 忙しい

枝で休めていたいけど
 ....
好きな映画を観て
好きな小説を読んで
サントラを何度も 聴いて

あんまり遠出はしなけど
うちの前に咲く桜
はなみずき

もう 深い緑はきらきら輝いている
木々が風に揺れる 音になら ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9946)
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