きょう、小学生のとき
 はじめて好きになった同級生と出会った
 
 いつものように
 タイムカードを押した後でも
 とりあえず売り場の前を
 いったりきたりしている、そんなとき
 彼女 ....
 トキエは泣いている。薄暗い納戸の奥の、
紅い鏡掛を開いた鏡台の前に座り、泣きなが
ら化粧をしている。「おかあちゃん」幼い私
はトキエに纏わり付いて、その名を呼び続け
ている。戸外から蜜柑 ....
 「こころいき」


奇跡の勾配を ころがる
空は水色、
水は空色。

鳥が鳴き
あたりという あたりに
しきりは 無い
緑の匂いがする
こけて膝小僧を すりむ ....
美しいつちに闇がおちても
太い月を見はなさぬ目がここにある
影がのびるか届くか広がるか潰えるか彩るか
刻みつけよう わからない 言葉のくずが
鳴るほうへまたたくのが みえる

夢のまた夢  ....
あなたの言葉が嬉しくて
甘いコーヒーを入れてみる
布団を干してパジャマをたたんで
やさしい小さい日曜日

良い一日になりますように
穏やかな日でありますように
今日もカップ一杯分の幸福を ....
夏の星座の下で
コカ・コーラとポテトチップス
行き場を
排除した僕らは
廃棄された遊園地で
誰も居ない遊園地で
こんな歌あったなと思いながら
夏の星座の下で
 ....
じこひてい


もうそうは
ふたつのともだちの声で
たしかに言った
「おまえなんかいない」
「あなたはだれかであって“あなた”というひとはいない」って。


わたしはいるのに

 ....
さがしものは、た(か)らでしょうか?
いいえ、めでたいです。

おっちょこちょいから、めじから、うっとり、だめ、それから、やばい、とんずら、だから、うさぎ、またしても、いい、こいつめ、ぽあん、しばら ....
想像できるだろうか
市民生活の中に拳銃が溢れ
拳銃廃絶は絵空事と思われる世界を

想像できるだろうか
拳銃の所持規制に対して
拳銃を所持する権利を
真剣に主張する人がいる世界を

想 ....
柱の、柱の、柱の、のびて、ゆ、き、
くだりざか
水?喋り声、
手、のほほろぐ、パンプ
ス?ヒール?
スニーク、セカンド、火は消え、
祈られる(誰に?)煙と響き。

{引用=
ころろき ....
I

 君は幻想の住人

 窓の外に映る
 灰色の景色の向こうに
 白いバラの咲き乱れる
 見渡すばかりの平原を見る

 鋼鉄の爪が
 肌に残した傷跡
 それは
 現実を生き延 ....
 ぼくはカウンターに肘をついて給料日
 それこそは至福のときだ
 さっきからボックス席の爺婆父母長男次男長女が
 やかましく
 カンパチヒラメ鳥貝シマアジウニ軍艦
 赤だし鶏カラ揚げエビチリ ....
【緑の風】

一輪車に乗った子供が
緑の風をうけてゆく

不安定なのに
軽快に

不安定だからこそ
愉快に

たったひとつの輪さえ
あればいい


【蕗によせて】

 ....
テレビを見ていた君が
突然声を上げる
「あ!誕生日!」

見ればテレビの時計が
5時21分を示していた

テレビを見ていた僕が
突然声を上げる
「お!誕生日やで!」

君はテレビ ....
言葉が沢山散らばっている野原で 僕はその言葉達の背後にある哲学を編もうとした 多種多様な関係の枠組みを総動員して僕は一個の一貫した哲学を読み取ったつもりでいた だがもう一度その野原を眺めるとその哲学も .... 不安になって
ぴりぴりした肌でいると
小さなことでひっかいてしまって
ひっかいたものが憎くなる

ごめんねも言わないのね
なんて言葉も鉄砲になる

撃ったら
もどせないのも知っていて ....
過去から未来を曲線上に
繋げてしまうバルセロナ
ぐにゃんと時代を貫いて
誇ってみせるバルセロナ

ミュンヘンとは一味違い
パリの威風を吹き飛ばし
ミラノの壁にも怯まずに
胸張る気概くら ....
いつか 二人で見ようと 決めた朝日を 
一人 見詰めてる

それ自体は 何てこたあない

見詰める瞳が 哀しそうに 思えたのなら
貴方は 少し 疲れているかも 知れない

待つ 月明か ....
  カラダって、窮屈だな。 だれからともなくなきだして
一斉になきやむかえる

なく意味をすぐに
考えてしまう私だけど

なきたいからないてるんだよ
君はそう簡単に言う

そんな風に明日をむかえよう
大声でま ....
もしも君がブサイクだったら

君のこと好きにならなかったので
あなた40代後半ですね?
な、何故分かるんですか?
それはですね
小鼻の横から
口角にのびる線がありますよね
・・・え、ええ
その線をほうれい線と言うんですが
・・・
それが大分クッキ ....
あんたね
行きたいって
言われてもね
無理なもんは
無理なの
羽田から
飛行機に乗りなさい
飛行機に!
面倒見きれないよ
まったく
ほんとうに良い仕事をする人間はいるんだ。
いつの世にもどこかにそういう人間がいて、
見えないところで、世の中の楔(くさび)になっている。
            (山本周五郎 柳橋物語より)
 ....
沼のほとりで
朝日を何回か浴びているうちに
僕は気づいた。物語に参加していることに。
それから僕は
少し考えながら山道を登るようになる。

目の前にある栗林は
妙な匂いのする林で
樹木 ....
景色は遠く雲は近くに留まっている
このアパートには僕だけが居て他に誰もいない
誰もいない階段を途中まで降りては引き返す付け爪の先
膝頭が薄い壁を突き破り
部屋から聞こえてくる確かな物音に ....
喧噪の中の静けさに

慌ただしそうなスローモーションに

僕は、青の孤独を見た。



夢のような現実は

時に悪夢で、時に意味不明。

開けたドアの向こうに

知らない場 ....
目黒の中の誰も知らない道を
いつものように歩いていくとき
僕は詩を書いている気がする
よそ者にはわからない路地の
静かな昼下がりの瞬間を歩いていく
そうして武蔵小山にある
賑やかな商店街の ....
  死ぬまで潜伏期間 今だって君に
逢いたいなぁ♪って
思ってしまうんだよ。

ふとした瞬間に
心で弾ける君の笑顔
未だに忘れられずに居るんだ。

今だって君の
声が聞きたい♪って
思ってしまうんだよ。 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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夏の星座の下で- ホロウ・ ...自由詩7*13-5-23
じこひてい- はなもと ...自由詩413-5-22
じゃれ・あ・ら・Mode_[ご挨拶編] - 阿ト理恵自由詩4*13-5-22
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【緑化帯】_詩人サークル「群青」五月のお題「緑」から- そらの珊 ...自由詩26*13-5-21
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