僅かな隙間から見える向こう側は病室だった ブラインドを抉じ広げる白い指は冷たい
 見つめる一つの瞳は赤だけを映していて 僕は濡れながら踊る事ができた ゲリラ豪雨が硝子を歪めていたから 包帯で隠され ....
それにしても、夏は暑い。この国には火葬と
いう習慣があって、それは宗教的な起源を持
つものではあるが、文字通りいまや習慣とし
て、その色彩を留めているのみだ。たとえば
他の国では土葬が一般的な ....
この町じゃ烏は阿呆って鳴く











俺はダンジョンじゃ名の知れたはぐれ者の逃げないメタル








 ....
呑まないと
ねむりかたすら分からない
昨夜よりやや
多目に注げ
沢山の歌でき上がり永年の努力の跡を今日も楽しむ

絵を描けば並びて座る妻と共モダンな姿ではないかとも

夕となり小松菜油げ炒めて炊きて妻と食べたり日終わる

キリスト教人は再び生き返り新し ....
笑い飛ばしてもいいからちょっとだけ聞いてくれねー?
マジで君をチョー愛してたと思う事が何度かあるんだよ
今だって君とチョーヤりたいし
いや実際に会うと緊張しちゃって何も喋れないなんて言う
チョ ....
仕方なく離れていく 気持ちの整理もつかないまま
とめどなく流れていく 風や川のような感情が
言えるはずの無い言葉を 言わせようと囁きかける
それを無視できるほどの 強い僕じゃないし
自分を慰め ....
血液が脳動脈を駆け巡る音に似ているクマゼミの歌 引越しの時に見つけた
ほこりまみれのアルバム
手を止めてめくってみる


生まれた時の自分は
信じられないほど小さかった
小学生の頃の自分は
今大嫌いなピースサインばかり
高 ....
お前が素通りしたあの人は、次の日に消えたよ
お前が素通りしたあの世界は、次の日になくなったよ

しらなっかたから
興味なかったから

お前が素通りしたあの人は
お前が素通りしたあの世界は
臓腑の裏側にまで入り込んだ言葉を引きずり出して
今夜俺はあらゆるカテゴリーに唾を吐きかける神になる
すでにあるものならもう二度と追いかける必要はない
安全圏で無頼漢気取るなら筆 ....
百年も
経てば世界の
人口の
九割近くは
骨になってる






















 ....
街灯の先にある交差点、ボーッと浮かび上がる黒い物体 誰も顧みることの無い深夜 行き交う車も無い漆黒の深夜、黒い月

それは奇妙な物体、人体様のものだが、部位それぞれが異なる。体毛はうっすらと生えて ....
空に月が照っている

世界はじぶんのこころだ

失意のとき

目に映るものたちが

励ましを感じさせてくれるなら

微笑んでいてくれるなら

きみの町にいま月は燃えているか
 ....
その夕刻は
果てなく寂しい金色でした

誰か、
いや、何かに
からめとられたような拙さが
その時ばかりは輝いて
どんなに小さな約束ごとでも
あなたにやさしい髪飾りとなって
わたしは長 ....
俺たちはもうそんなに遠くへは行くことができない
俺たちにはもうそんなに力が残ってはいないし
それにもうじゅうぶん遠くまで来てしまったから

石段を降りた水面の高さから
今度は二段昇った水の上 ....
この命に何を求めるの?
光なんて望まないで

空っぽになった 言葉の引き出し

錆びたシャベルで庭を掘った 
探していたのは君へのプレゼント
いつしか足の踏み場はなくなって
真っ逆 ....
いろいろな君のこだわりを
僕らはようやく
理解できるようになったけれど
それでもまだ
十分とは言えなくて

突然君が流した涙の理由を
推し量ろうとして
時々僕らは
右往左往する

 ....
恋の終わりは
キリバナ
キリバナ
死んでいるのか
いないのか

ガラスコップの
一輪挿しが
あっけらかんと
咲くように

私は
あなたを失って
冷たい夏を咲いている

も ....
 ゆするくんが席をゆずった
 ゆずる君が席をゆすった
 ゆするくんが席をゆすられた
 ゆずる君が席をゆすり受けた


 ゆするくんがゆずる君を揺する
 その順番をゆずる君 ....
ある日 目覚めると
世界は少し 変わっていた。

ある人は そう思って
すべてを好奇心の目で見る。

毎日 目覚めは同じで
世界はいつも 同じ顔をしている。

ある人は そう思って
 ....
{引用=
音源:http://www.myspace.com/slymelogue


あしたてんきになあれ
ふたりでデートにいこう

きょうは週末ハッピー土曜日
いっしょにあそぼっ ....
あの日、あなたは逝ってしまったと
聞いた
ぼくはドーン・グロウの朝焼けを
小さな宝石にして
ポケットにしまった

憎しみは残り続けるかもしれない
しかし、憎しみとはなんと
陳腐 ....
五体満足であった頃
僕は不完全だった
すべて整っているのに
僕には自分に
見える物が
聞こえる音が
感じる手触りが
踏みしめる足跡が
遠くの祭囃子みたいに
理解しようとして
 ....
夏の終わりが
僕をくすぐるようだった

沸きだした熱が
いつの間にか
きみのかたちになって泣き出すと
僕は立ち止まるばかりだ
ここがどんな道でも
同じ

夕暮れの光は
ふたりを隠 ....
夕暮れてひぐらしの声カナカナと大地と私の火照りを鎮める 誰もお前なんか見たくないんだ
視界に入っているだけなんだお前は
フレームの中にお前がいるから
見たくもないのに見えてしまうんだ
だから早くパンツを穿いて家に帰れ
公務員試験の勉強を始めるんだ ....
すずめをひいた
会社に出勤途中
青空の下でひいた

フロントガラスからみえた
ちゃんと道の上を横切ったのに
なんですぐ私の車の下に引き返すの
くちばしから餌を落としちゃったのか

あ ....
君の用事を手伝って古い港に僕はゆく
頭上は悲惨な曇り空、八時というのに薄闇で
足下転がる野良の子猫は適度に餌を期待する
「午後には雨が降るらしいからなるべく早いうちがいい」
 ....
飛べサクラマス
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 光井 新自由詩110-8-24
火葬- 岡部淳太 ...自由詩210-8-24
この辺じゃ太陽を拝むにも金が要る- TAT自由詩2*10-8-24
まいにちまいにちぼくらはてっぱんの- TAT短歌6*10-8-24
一日終わる- 生田 稔短歌210-8-24
ションベンひっかけて- 虹村 凌自由詩1*10-8-23
ロボット- SEKAI NO RET ...自由詩110-8-23
真夏- ハイドパ ...短歌2*10-8-23
螺旋- 寒雪自由詩110-8-23
しょうがない- トキハ  ...自由詩310-8-23
シンプルでエンドレスな、そんな遊びが好きな産まれさ- ホロウ・ ...自由詩1*10-8-23
誰も気になんか留めてねぇってばよ- TAT短歌3*10-8-22
かいだん- ……とあ ...自由詩5*10-8-22
月は燃えているか- 吉岡ペペ ...自由詩1210-8-22
獅子座ものがたり- 千波 一 ...自由詩6*10-8-22
水の上の透明な駅- カワグチ ...自由詩1110-8-22
太陽と月の話- 三奈自由詩910-8-22
ママに怒られた- 花形新次自由詩2*10-8-22
キリバナ- umineko自由詩13*10-8-22
【文字における】_ゆするくんとゆずる君_【リズム感】- ヨルノテ ...自由詩3*10-8-22
新しい_あるいは_同じ世界- 美琴自由詩110-8-21
てんき- にゃんし ...自由詩210-8-21
朝焼けの葬送- 真山義一 ...自由詩2710-8-21
左目- 寒雪自由詩110-8-21
片結びの夏- アオゾラ ...自由詩510-8-20
真夏- ハイドパ ...短歌3*10-8-20
IN_NOW- セガール ...自由詩210-8-20
けど_でも- 砂木自由詩10+*10-8-19
太陽- ホロウ・ ...自由詩3*10-8-19
打ち上げ花火- 光井 新自由詩210-8-19

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