ここは独房
ここは当直室
ここはギアナ高地
ここは素敵な草原
ここは最後の病室
ここにいるということ
どこであっても わたしがいるということ

外にいるのは刑務官
外にあるのはたくさ ....
一個
半分こ

二個
丁度

三個
幸せ

四個
満足

五個
アンバランス

六個
拒否

七個
怒声

八個
終了


一個
丁度
僕は時々ぼんやりと何かを見つめていることがある。代々木公園を訪れたときに、そこで、すでに失われた落ち葉の上に立ち尽くしながら。初夏の、遥か遠くに広がる木々を見つめながら。秋のそこからすでに失われた新緑 .... 仄かに明るいこの冬日
雪は遠くで降っていて
陶然と一陽に木霊する

数千数億の銀河の渦が
降ってくるよなこの今に

艶めく若芽の燃え出づる、
感覚知覚を越えてゆく
未知なる時を紡ぎ出 ....
普段は気にも留めないのだけど
ふと気づくと
時があっという間に過ぎている
それにはしっぽも前髪もないので
つかまえることができない

天気予報では雪だったのに
外れてただ寒いだけの日にな ....
「アフリカ大陸は残してもらう」

金に困って
地球は質にいれた
おやじにどうしてもと頼み
アフリカ大陸だけは
手元に残してもらった

帰ってすぐ
如雨露で水をやる
サバンナに
雨 ....
着信

始め
友達


本人

三度目
警察


合掌
昔渋谷の学校に通っていた頃、雨が降っていた時があった。その時に見上げた歩道橋の風景を、僕は今でも時々思い出すことがある。僕は西東京の学校に通っていた頃もあったが、街自体としては渋谷の方が思い出深い場所 ....  黄色い昏冥の家路

 その途上 突如

 視界に広がる路地裏は


「こんな場所に」


 学習塾兼文房具屋が

 塗装が剥がれた看板のパン屋が

 足踏みオルガンの音
 ....
ひんやりと
聴診器があたる

「生きています。
だいじょうぶ、あなたは生きています」

そう言って
次の患者をまねき入れる

「そうか、生きてるか・・・」

受付で千五百円をはら ....
梅雨明けの夜明けを歩くキリンさん


夕焼けい という 夕方の夜景


冬 古い物語風に風がふく


秋の果て 落ち葉のように優しい顔


深海のような深夜に探しもの
ツリー
クラッカー
紙鎖
ターキー
ケーキ
ワイン

物悲しさ
別の星には
別の花が咲く
そこには別のじょうろがあって
何色の水をやるか
異なっている
だから
どんなふうに話し
どんなふうに笑い
どんなものを食べ
どんな寝相で寝ているか
知るよ ....
性急で乱雑な、まるで最期の煌めきのようなビートに群がる羽虫のような俺の心音、歯をカチカチ鳴らして、食らいつく場所を探している、硬すぎるか、速すぎるか、それとも不味すぎるかーおや、顎が疲れてきたみたいだ .... 我すきの古俳あつめて冬ごもり

野分去て猫佇むや破れ堂

太平をねがひて詠へ去年今年

此宵の月を肴に酒の酔

上れ〳〵坊ンより伸るいかのぼり

相合の肩寄合ふて雪見傘

秋晴 ....
ぼくのおじいさん

座ったままで移動するぼくのおじいさん
落ち葉の中に 腹這って
なかなか伸びないキャベツの長さを
指で計って書き付ける
ぼくのおじいさん
秋の散歩道を彩るぼくのおじいさ ....
此処は静かだ
これまでに感じた静けさを
寄せ集めたような静けさだ

此処には
君とだから来られた
そして他には誰も居ない
さえざえと澄みわたる処
静かな処

けれど知っている
こ ....
おしゃべりな猫と
沢山の言葉を持っている猫は違うみたいだ

沢山の言葉を持っている猫のなかには
的確なことばを伝え得る猫もいるとおもう

時宜にそって言葉をつかいこなせる
たぶん詩猫って ....
水は色がないのにキレイで
全ての色に染まり
全ての色を流す優しい色
水は人間や動物そして草木
全ての命を生かしてくれる
おいしい命の味
ジャガイモの転がる農作業小屋にて
ハクビシンが
冷たく首を伸ばす

おのれの糞尿を
嗅ぎ直す
ハクビシン

ハクビシン一匹
板目に鼻を押し付けて
水をかぶるような恐怖であるか

 ....
みなさんが癒されるようなツイートを してゆきてぇなぁ してゆきてえぇなぁ



いいね欄が動物画像ばかりの人には好感を持っちゃうんだよな



「尊い」と口にするみんなのことが尊いなっ ....
一つの光が二つに分かれ
二つが四つに、四つが八つに……
そうして僕らは生まれたんだ
この眩しい地上の光のなかへ
ばらばらに、ばらばらと、生まれたんだ

戻ることは叶わない
遡行しながら進 ....
船べりから身を乗り出した声帯は
のりしろを喪くした

カーペットにくっついた星屑
コロコロで綺麗にしたら
見たこともない骨片が紛れていた

とり散らかっていても
六芒星を宙に描く

 ....
孤独に発光する、
散乱するイメージのなか
源頭へ遡る、
前進する時間のなか
旺盛に分け入って行く、
イメージがイメージを呼び

深海の頂きで
未知なる木霊を聴く
大雪原がうねるように ....
お金には不自由しないが
時間に不自由な人生は
洗濯機も回せない

時間には不自由しないが
お金に不自由な人生は
洗濯機を買えない

だけどどちらも
着の身着のままではいない
洗濯機 ....
{引用=予想図}
わたしの人生の尺に
息子の人生の尺はまだ収まっている
わたしの息子への関心は非常に大きく
息子のわたしへの関心はそれほどでもない
{ルビ直=じき}に息子の人生はわたしの尺か ....
凍てつく明けの宵
痛い位強い風の中
揺らぎ燃える炎を見ていた
暗い空気の間で
所在なくぼんやり手をかざしていると
子供の頃に商店街で毎日見かけた
もうこの世にはいない煙草屋のじいちゃんが
 ....
老化現象の自然な結果なのに
高血圧によって引き起こされるかも知れない致命な疾病を怖れて
俺は降圧剤を服用している

医者と製薬会社の企みにまんまと乗せられながら
俺は死にたくないから
降圧 ....
あの巨大地震に襲われたのは昼の二時頃だったかな
この国の民は地震慣れしてるから
最初は またかって軽くみてたけど
揺れが凄くておさまらない

俺は
その時働いていた製紙会社系列の工場の中で ....
鼻歌は
ド♯がどうにも上手く出せなくて
メロディーは誤植した看板みたいになった
でもギャラリーなんかいなかったし
空は穏やかに晴れていたから
俺としてはそれでも悪くはなかった
良く出来た結 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9859)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
HERE_IS- kawa自由詩2*21-1-8
卓上- ヨロシク自由詩321-1-8
原宿の落ち葉- 番田 散文(批評 ...421-1-8
越えてゆく- ひだかた ...自由詩421-1-7
小箱- そらの珊 ...自由詩721-1-7
アフリカ大陸は残してもらう、他- 道草次郎自由詩221-1-7
- ヨロシク自由詩121-1-7
今、何してる- 番田 散文(批評 ...121-1-7
窓がある- 墨晶自由詩1*21-1-6
診察- 道草次郎自由詩121-1-6
一粒のひと- 水宮うみ川柳3*21-1-6
聖夜- ヨロシク自由詩121-1-6
別の星- やまうち ...自由詩221-1-6
気まぐれな時計のリズムはメトロノームでとらえられるのか?- ホロウ・ ...自由詩2*21-1-5
去歳俳諧十句- 酔横俳句321-1-5
おじいさん- オイタル自由詩221-1-5
静かな処- 塔野夏子自由詩3*21-1-5
詩猫- 梅昆布茶自由詩9*21-1-5
命の水- リィ自由詩2*21-1-5
ハクビシン- オイタル自由詩421-1-4
ツイッたんか- 水宮うみ短歌5*21-1-4
ばらばらに、ばらばらと- ひだかた ...自由詩421-1-4
星の船- 道草次郎自由詩3*21-1-4
イメージ光- ひだかた ...自由詩621-1-3
人生は洗濯の連続- イオン自由詩1*21-1-3
哀愁の強行軍- ただのみ ...自由詩7*21-1-3
明けの宵に- Giovanni自由詩821-1-3
人生は楽園じゃなくて- こたきひ ...自由詩621-1-3
明け方の空に夕暮れの空に- こたきひ ...自由詩421-1-3
ブルースを殺(バラ)せ- ホロウ・ ...自由詩6*21-1-3

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