つける薬がなくても
そっと手を当てることでの手当て

それが誰から
誰への苦痛であっても

詩をすることの楽しみしか
苦しみしか
知らないことへの祝福であっても

何か通うものがあ ....
知ってるかい?

モールス信号は 言葉から派生したもんだから

言葉がないと成り立たない事を


知ってるかい?

愛は あなたと私から派生したもんだから

あなたがいないと成り ....
茅葺の屋根ふきかえる仕事なら
5000円くらい出してもやりたい

赤裸々な積乱雲を食べてみる
グレゴリー・ペックの声色を真似て

濡れ光る僕のあそこのユニコーン
おまえもただの女なりしか ....
小さな毛糸の手袋が片一方、
橋の袂に落ちていた

どんな子が落としていったのか

いやそれとも

こんなに小さな手を守ろうと
優しさが形を成して包み込んだのは

私の手ではなかった ....
瞬きをしたとき
虹色鳥がマラッカ海峡へ飛び立っていた

瞬きをしたとき
知り合いを乗せた救急車が通り過ぎていた

瞬きをしたとき
子供の頃のシャボン玉がパチンとはじけていた

瞬 ....
錆びた鉄の階段を
なにもかんがえずに
ただ

のぼる


かんかんかんって
きもちのいい音がして
私を
惑わす


誰かがつくった水溜りに
ぽちゃんって

雨がわらって ....
彩られるものが
みな与えられた
土踏まずから
色を浮かべるべく
積み上げるなら
空白は胸元にわだかまり
高く屹立した
天蓋に設えた地平は
ゆらゆらと昇る陽も
沈む陽もゆらゆらと
パ ....
買い物ん時は飼い主に
ポールに繋がれアンラッキー
道行く人がブザマな俺を
憐れんでくれるみたいだぜ

尻尾を振って愛想立ててりゃ
大抵愛には困らない
こいつら片手間だろうけど
こちとら ....
  目をつぶって 右へ左へ
  曲がりくねってさ
  幸せな日が
  手を繋いで
  迎えにやってくるよん

  本当にきみが拍手したい
  ことに出会うまで
  キス ....
今日の東京タワーはちょっと変だ
いつものオレンジ色じゃない
夕陽に気圧されて
オレンジ色を諦めてしまったのかな
浅草にできるっていう新参者に対抗して
違う色になってみたのかな
負けてない
 ....
花瓶を洗面所まで持っていく。
中の水を排水口にゆっくりと垂らす。幾分大きな花瓶のためどうして水を汲もうかと逡巡したのち病院の外の水道を探しに行く。消毒の効いた洗面台が花びらの一枚一枚を枯らすかもしれ ....
私を隠し歩いた

色目紛しく映る
人目を掻い潜る様に

喧騒が傘を打つ

時雨程に心は濡れ
滴る音は誰にも届かない

擦れ違う息を感じながら
家路を惑う

触れ合える事も忘れ ....
君に、言えずにいる言葉がある
と、僕は思っている思っているけれど、
言えずにいる言葉が何かを忘れている

ホチキスは、どこにあるのだろう
動物の名前だったような気がする

君が留めようとしている紙束 ....
夜を走る電車
十五両編成の最後尾
ゆっくり居眠りしようと
乗り込んで席を確保した
はずだったのに
次の駅から
スノーボードと思しき
荷物を抱えて乗り込んできた
二十代前半の女性が
暫 ....
ただ抱きしめたかった
ただ君に触れていたかっただけなのに

ボクは君に拒まれた日から生まれ変わる努力をした
もう二度と孤独を、絶望を感じないように

君の髪を撫でていたかった
髪のセット ....
フィクションに
幻を信じた女たちは
二日酔いの朝の様な
気だるい脱力感纏い
眩しそうに太陽睨む

フィクションに
疲れ切った男たちは
優しさに飽きた様に
冷たく無表情を装い
蒼い満 ....
西日が差す静かな病室
貴方の寝息が途切れなく聞こえる
それでも不意に心配になって
心臓に手を当ててみて
ちゃんと生きていることを確認する
貴方は時折まぶたを開けるけれど
なにか口の中で呟い ....
祈る、という作業を
私は避けている
たとえば

あなたの幸せを
祈る
そのとき 
私は無力で
ただの石ころ
捨てられたガム

「君を想うと 
 やわらかな 気持ちになれるんだ」 ....
ぱたぱたぱた と
歩いていたらスリッパが脱げました
おちたスリッパは星になりました
たくさんの人がここでつまづきます

そうっと歩いていたのにぶつかりました
ここは世界の端っこです
だれ ....
心根にある切実を

切実に灯るちいさな火を

リレーしながら

なにをかへとひとは継いでゆく

そのちいさな火

すべてが純潔だった

なにをかから見つめると

そのちいさ ....
観覧車にのって 赤い空を見つめながら

貴方が『すきだ』といってくれただけで

なぜだか無性に 泣きたくなった


ああ このまま地上につかなければ

ずっとずっと 幸せなのに
細いラインの

その奥が

何故だか

無性に気にかかる

穿いてないより

気にかかる

凡そ分かっているはずなのに

そんなに違いはないはずなのに

そっと隠してい ....
朗らかに ほっぺをすりすり 寄せ合って
いい日、旅立ち 日向ぼっこ

ふにー ふにー 朗らかに
ふにー ふにー 寄せ集め

蕩け合う マイルドブレンド
ミルクは隠し味
仲良しこよし 太陽の下で
僕らは ....
夜の淵からわたしがこぼれ
わたしの淵から夜がこぼれる
固いビスケットを菩提樹の
お茶に浸して深深と雪

積もる声もことばもあるし
誰からも等しく遠ざかれば
せわしなく人の世に生きていたこ ....
あなたの声で生まれた

僕の心




時々いたい


んです





気のせいだと

よく思ってたんですけど

あれは

そういうことだったんだろ ....
生れ落ちたから
生きてきたんだよ
そこが海だったら
泳いでいたはずだよ

生まれた場所がそこだっただけ
幸せってことがみんなとちがっただけ

親に期待をしなくなったのは
家族に夢をも ....
岡田外務大臣へ記者が聞いた。アメリカや中国に比べて遅いのではと。ハイチ地震に対する日本政府の反応の遅さを問い質しているのだ。それに対して大臣は、まずほんとうに何が必要とされているのかきちんと調べてから .... 夏の
おわり
もう
秋がちかくに来ていた

とんぼが
飛んでいる

たくさん
たくさん
橋の下の
川に飛んでいる

えさを
さがしているのか
あっち
こっち
行ったり ....
かなわないなんていっても
あきらめない
いまを乗り越えるんじゃないんだ
自分でも知らなかったつぎの覚醒
だめだって言ったって 僕は夢中だから
きみのすぐ横にいるならできそうで
いままで ....
私が成し遂げた屈折は
私を助けてくれませんでした
私が想いやった
私の悲劇は
私の中で閉じていました

夜の空には星がきらめき
人の瞳に涙を呼びます

私がかじっていた青い実は
私 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9966)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
読み捨てる権利- 海里自由詩5*10-1-17
知ってるかい?- くろきた自由詩410-1-17
ハーモニクス- 瀬崎 虎 ...短歌510-1-17
思い川- 都志雄自由詩8*10-1-17
コンマ何秒- 花形新次自由詩410-1-17
私、離脱希望- 嘘而自由詩310-1-17
鏡面の川、水門の波形- 水町綜助自由詩210-1-17
飼い犬のブルース- 葛西曹達自由詩210-1-17
ワンダフル- ヨルノテ ...自由詩210-1-17
東京タワー- まさたか自由詩210-1-17
抱える- 相田 九 ...自由詩6*10-1-17
闇夜に日傘- 徘徊メガ ...自由詩310-1-17
恩送り- クローバ ...自由詩4*10-1-17
人畜無害- kauz ...自由詩16*10-1-16
ある冬の日に- ZETSUMU-絶 ...自由詩3*10-1-16
フィクション- 弥鈴自由詩8+*10-1-16
願い- まさたか自由詩110-1-16
アトム- umineko自由詩12*10-1-16
過ちの街角- 朧月自由詩610-1-16
火のリレー- 吉岡ペペ ...自由詩810-1-16
今日だけの- くろきた自由詩910-1-16
Tバック・ドリーマー- 花形新次自由詩4*10-1-16
朗らかに…—ふにらー伝説2010- TASKE携帯写真+ ...210-1-16
今よりずっと澄んだものに- 瀬崎 虎 ...自由詩710-1-16
_だるまおとし- 自由詩2*10-1-15
大きな木- 朧月自由詩210-1-15
宝の持ち腐れか、腐った宝持ちか_ハイチ地震とJDR- A-29散文(批評 ...2*10-1-15
とんぼ- そよ風さ ...自由詩4*10-1-15
Renaissance- 月乃助自由詩10*10-1-15
私が成し遂げた屈折は- 真島正人自由詩2*10-1-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333