だいたい普通の人は家と職場の往復でなんてよくおっしゃる。
それが第一の場所と第二の場所。
では第三の場所とは?

それはこの現代詩フォーラムであり街の図書館や書店でもあり行きつけの飲み屋さんや ....
目もくれず
日はくれる

閉じてしまった
隙間から
光は無くなった
夜がくる

目もくれず
日はくれる
目もくれず
日はくれる

まばたきを繰り返す
世界よ
僕は ....
若者が悩んでる感じ。あんたら好きね。
でもさあ、知ってるかな。あいつら割とそういう風を装ってるだけだよ。
家に帰ったら家族がいてさ。電話して恋人と喋って、たまにセックスしてね。
あいつらみんな寂 ....
僕の言葉はいつだって核心をすりぬける
誰かの胸に届けたいっていつでも思ってた
みんなに僕のことをみて欲しいのに
僕の姿形は恥ずかしいな
いっそ誰もいない国へ行って
作物を育てて暮らそうかな
 ....
おばあさんが畑を耕していると

赤茶けた色に長方形におちょぼ口がついた一輪挿しが

いくつもいくつも出てきた

そこは古くから陶芸が盛んな町

今はない窯元があった土の下に陶器だけが眠 ....
急いだって

結局おなじくらいかかる

なのに急いでいる

それはこころで生きているから

みんなからだで考えているから

もっとあなたの

引き出しを増やしてゆこう

も ....
あらゆる人種が人生が交錯する
つまづいている僕
恋をしているあなた
人生は様々な糸が絡まって見えるが
案外単純な因果律の集積なのだと思うが

ICチップはブラックBOXではあるが
完璧に ....
しあわせが
哀しみを連れてきた

さみしいでしょうと
私に聞いた

私は
しずかに微笑んで

そうでもないよ、と
教えてあげた


やさしさが
うそになる

抱きしめら ....
ひとりひとり
心の中に
鈴を持っていると思うんだ

嬉しい時は
シャンシャン鳴り響いて

寂しい時は
チリリーン‥



華がある人って
きっと
たくさんの鈴を ....
玄田医師は
例えば
頭の痛い患者に対して
タマキンに針を差し
その激痛によって
頭の痛みを
忘れるといった
前衛的過ぎる
治療法を多用したため
一部の医師からは
アイツの免許を取り ....
窓から差し込む陽光に
そっと手を翳す
翳した指の透き間から
幾筋もの光が和音となって、響き渡る

部屋中に響き渡るそのハーモニーは
希望に満ちた朝の光
朝の空気の中、陽光が満ち溢れ
そ ....
 夜中、眠れないので散歩に出かけた。
 とぼとぼ歩き、やがて近所のやや大きめな公園の方へ出た。
 すると。
 「んっ……」
 目の前にあやしい地上絵があった。
「何を意味しているんだろう ....
ヘバリツイテしまったみたい、、、

縛られたのとはちょっと違う
埋まってしまったのかも、
粘着力や磁力の強い何かが
自然に引っ張ってくる

まるで、、


駄々を捏ねて
ねだる子 ....
世界からわたしが消えたら
悲しむひとはいないだろう
そう口にすると
「親御さんが悲しむよ。」
必ず誰かが
醜い笑顔で鬼の首を取ったように言ってくれる
ナニモシラナイクセニ


母は生 ....
枯れているふりしなければラブソング途切れてしまう闇の中でも 甘いキャラメルを
舐めながら
遠い未来を想像する

舌で蕩ける甘味が
想像を溶かしていく
未来なんてあるのだろうか

いまここ
見えているもの
味わっているもの

それは僕が感 ....
バイクで走っていると

その家は高野豆腐みたいな家

古くて四角くて緑がたくさん

黄土色の柔らかそうな壁こげ茶色の柱

赤いポストが錆びて擦れて鈍色に輝く

見た目は良くないけれ ....
  世界を変えたければ
  自分を変えなくちゃならない
 
  なんて面倒くさいんだ
  そこには見方の問題がある

  今夜
  雨上がりの空を見上げる時
  誰も同じ角度からは
 ....
きょうもいちにちよく恨まれた

恨まれてることがいっぱい分かった

精一杯してきたことは

むこうにはあたりまえだった

むこうにとってこっちは

足りないか過剰だったのだろう
 ....
世の人びとが
忘れ去る
ひとつの生を
受けている

何者でもない
宿命しょって
止むに止まれず
生きづらさ

すれ違う
路傍の人びと
石ころどうし
外す目線

見 ....
そこだけは器用だった
二つの座標で審判になる
本能をかたる自虐に筋はない
責められなくなった


さじ加減は不器用だった
正直者はたいてい犯罪者
救うのはしってることだけ
肩まで透け ....
世界はこれだけ広いのに
ぼくらの秘密を隠す場所だけが見当たらないから
なれない手つきでこしらえたマントにくるまり
息をひそめ
いつも
なにをしている最中も
待っている

あたためすぎた ....
マニキュアを塗って

少し特別な気になっていた

真っ赤なマニキュア

小指だけは黒

趣味が悪いと笑われた

それでも

特別な気になっていた



あなたの ....
指は
口ほどにモノを言う

って書いたら目があった

そりゃそうだよね
おなじ場所からはえてんだもん

みんなうまれた場所はおんなじなのに
とりあったりしてるから
減ったようにおも ....
うつ伏せに寝ていると
今日はたまたま息子さんが居て
こっちへやってきて髪をさわる
中国語の心地良い抑揚
髪の匂いがいいよとお母さんに言ったらしい

色々なマッサージや整体を経てここにやって ....
街を歩いていると
まるで宝物のように
我が子を抱く母親を
見かけることがある。
いや、きっと母親にとって
我が子とは宝物なのだろう。

そういえば僕はいったい
どうだったのだろう
ど ....
最近よく父のことを思い出す。私が現状、ときにしんどいこともあり、でも楽しいことも沢山あり、負けたくないと思うからかもしれない。


このままではおそらく病死、あと一年もつかもわからない父に、私の ....
言葉の紡ぎ方をしばし忘れておりました
あまりにも喪失が大きくて

なくした なくした なくした と
途方にくれておりました

私には あれが全てなのだと
泣いて わめいたけれど

誰 ....
希望とは明るい絶望のことです 真っ白な空に飛び込むと
記憶がだんだん失われていき
気がつくと白い部屋にいる

外を眺めるとレモン色の月が輝いている
手を伸ばすとすっぽりと明かりが降りてきて包まれる

目をうっすら開け ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9835)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
第三の場所- 梅昆布茶散文(批評 ...913-4-28
めぐめぐる- うみこ自由詩3*13-4-28
めくらども- ボトルシ ...自由詩313-4-27
悲しみコーナー- ボトルシ ...自由詩313-4-27
一輪挿し- 灰泥軽茶自由詩8*13-4-27
こころ- 吉岡ペペ ...自由詩213-4-27
交差点- 梅昆布茶自由詩1113-4-27
等価- umineko自由詩7*13-4-27
心の中の鈴の音色- 夢月自由詩113-4-26
玄田医師- 花形新次自由詩213-4-26
コード2- ……とあ ...自由詩10*13-4-26
夜の底- 日雇いく ...散文(批評 ...2*13-4-26
動かない- 最都 優自由詩113-4-26
世界からわたしが消えたら- 伊織自由詩8*13-4-26
枯れているふりしなければラブソング途切れてしまう闇の中でも- 北大路京 ...短歌313-4-25
事実を分け合う- kauz ...自由詩5*13-4-25
高野豆腐家- 灰泥軽茶自由詩5*13-4-25
ザ・真っ当な主張- まーつん自由詩8*13-4-25
ガラスのあなた- 吉岡ペペ ...自由詩813-4-25
失われた人- シホ.N自由詩313-4-25
ネーミング- 村正自由詩2*13-4-25
- ロクエヒ ...自由詩2*13-4-25
マニキュア- 永乃ゆち自由詩8*13-4-24
おしゃべりな指- 朧月自由詩213-4-24
中国整体院- 灰泥軽茶自由詩7*13-4-24
幼き日の母と僕- 清風三日 ...自由詩413-4-23
三十万分の一の確率に勝った話- フゥ散文(批評 ...6*13-4-23
忘れてしまった- ウデラコ ...自由詩113-4-23
希望- 佐藤伊織自由詩213-4-22
空白の空- 灰泥軽茶自由詩8*13-4-22

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