100421




キィーッと叫ぶ人たちが
キゥィと声を潜めると
潜んだ叫びが
理科室の空調を狂わすのだと
体育の先生が
電源を遮断して
 ....
バスタブで 漂白すませ 漆塗り あなたに金の 蒔絵を描いた 鬱々と続く暗く腐った毎日を
恨み辛みを垂れながらやり過ごす
叩かれ指をさして嘲笑われても
ヘラヘラと顔を歪めて逃げてきた
下らないクダを巻かれ
横殴りの痛みが頬を突き刺す
堪え難きを堪え
 ....
              100421









地元の塩に成りたいと
海に潜ってみたけれど
海の中も塩辛く
息苦しくて堪らない
息をふぅーと吐きながら
ガス交 ....
せいぎちょうをつくったぼくは
せいぎのめんばーをそこにしるした
いちばんはぼくだ
しゅうぞう、はやと、そうた、たくみ、ぜんいんでごにんだ

三十年まえのジャイアンが歌謡ショーをひらきそうな公園に秘密基 ....
私に残されたものは
何もない。
全てを失った。
もう誰も信じない。

暗い暗い、暗闇の底
落ちてゆく
失望のあまり
地から落下してゆく

体から力が抜け
蝉の抜け殻となる。
絶 ....
誘われ惑わされ
見た事がない月のすぐ手前まで

紫色した薄い衣だけを羽織ったあなた
外は雲一つない夜空なのに
滴り落ちているのがよく分かる

失う物が出来てしまい
変わっていく時間が恐 ....
別に空が切り取られた訳じゃない
むしろ高層ビルの群れは空を望んだ形だろう
人が地上に建設した願望の手
その指先に立って手を伸ばしてもまだ届かない
屋上でも地上でも
見上げることしかできない
 ....
初出:2000年「詩人専用シナプス」


 ヒマな時によく、詩のサイト巡りをする。ちょっと前まではwebringの営業のために、投稿コーナーのあるサイトを見て回ってた。Googleという検索サイ ....
かなしいことはするすると
てのひらをとおりぬけていけばいい
みなとまでもうすこしあとすこし
きもちのはれるすきまをさがしてる

気負いを目に浮かべて立ち上がり
停車する電車のドアの前で
 ....
ん、へと続く道しるべの横で
君は、うとうととして。

途中の、い、には、しっかり捕まっている
君の神経には、ずいぶん助けられているけれど
あまり、る、に捕まらないようにしてほしいな。
君は、とても美し ....
パンと珈琲と絶妙な目玉焼き―
それだけで

眼差しと沈黙と即席の悪意―
それだけで

唇と両腕とベッドの上で呼ぶ名前―
それだけで

朝と昼と自分だけの夜―
それだけで、十分だなん ....
なつかしい音


なつかしい音


なつかしい音



結局 わかんなかったな


なつかしい首


なつかしい首


なつかしい首



めんどくさいん ....
痛みのある覚え

それはその人の人生と分かちがたく結びつく

妻が心にとめたものが

涙となって零れ落ちるのを

ぼくはとなりで見ていた


映画を観終わったあと

妻に感想 ....
君を失って 宙ぶらりんになったぼくの想い
誰か受け止めて呉れまいか

寝坊介の君は嫌いだ

外はもう明るんで
右腕には パジャマの君
腕はとっくに痺れてしまい
君に気付かれ ....
機械的に家路を歩いてた

なんにも考えずに

帰巣本能でもあるまいし

歩道橋の向こうに

私を照らす光源があった

セピア色した夜に

私は突撃したのだけれど

それは本能でなく

機械的にした訳で ....
 夜、寝たくないので夜更かしをする。面白くもないテレビをつけたまま、渇いた笑い声を聞いて、インターネットで開くだけ開いて、ぼんやりとしている。日付が変わって、頭が痛くなってきたら、寝ることにしている。 .... 雨の向こうに跳んだ蛙は言い残したことがあるみたいに俺を振り返った
機械のような冷たさをもった四月半ばは昏倒した老人が見る氷の夢のようで
増水して喚く小川の流れは叶わぬ夢に執着し ....
春かすみ藍色の水鳥が舞う湖の架け橋渡りけるかも

枯れ葦の水辺たわむる鴨の群れ飛び立つ音に心騒げり

浅みどり新芽つけたる木々を見つ心新し空を仰ぎて

黄みどりの芽と花が合い桜咲きける ....
いつまでも散らない桜があったとして
僕らは愛を永遠に誓えるの?

一瞬で散る桜があったとして
僕らはずっとそれを覚えてるの?

自分勝手な理想を常に
自然に求めすぎです

そんなあな ....
あてどなく
そうあてどなく
ぼくはきみに聞いた町を通りを
喫茶を探すように歩いた

東京の商店街の
あの密着感がにがてだ
ぼくはよそものだと
目がおもくなる胸がくらくなる
足が空を蹴る

あてどなく
 ....
耳鳴りだ
またあの耳鳴りだ
またあの耳鳴りが
ぼくの精神に風を吹かせていた
目のまえのものが無数の風になる
どこへか向かってひゅるひゅると
無数の風が立ちのぼっている
ぼくはそれを虚無の風と呼んでいる ....
幼い頃何度も遊んだ
川の上流
大人になっても
いまだに何度も夢に見る

里帰りをしたとき
久々に行ってみようと思い
散歩道がてらにあの場所へ
田んぼの中を歩いていく

吹き抜ける温 ....
「さあ、お昼にしようか」

というぼくのかけ声で

みんなが席に座る

ぼくは年長者だから

先に座ろう


ぼくらは四人で

座席は全部で六つある

みんなが席に座る
 ....
 
 お互いに頼りあって助け合っているつもりだった
 
 けど

 振り返って気づいた

 
 お互いに傷つけあって臆病を紛らわしあって
 お互いがお互いを光から遠のく理由にしていた ....
草の茂みから
ノロノロと猫が這い出してきた
首輪を着けているため
野良猫では無いようだ

その瞳は淀み
焦点は定まっていない
コチラに向かって歩いて来ると
僕の気配を感じたのか
顔を ....
ちいさな波の数を数えられないように
あなたの涙はたぶんすくわれない
それでもよいなら泣いてください
話を聞くことくらいしか出来ませんが

背の高い白樺の森を抜けて
寒々しい冬の空にあなたと ....
瀬戸内の海辺からは
ぼんやりと霞んで
青い島々が見える
潮が満ちてくる頃には
波に防波堤が
飲まれそうになることもあるが
それでも
外海や日本海の波に比べたら
穏やかなもので
停泊す ....
孤独な hungry wolf
陽気なボルフガング
笑顔のたえない少女
可愛い2歳の男の子

歌を歌い
喉を鳴らし
泣きましょう
笑いましょう

お調子者は
損をする。
真面目 ....
知りたいな 君の内面 輪切りして 閲覧自由の スライド作る
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
キィーッと叫ぶ- あおば自由詩1*10-4-21
漆器- ハイドパ ...短歌5*10-4-21
曇天- 虹村 凌自由詩4*10-4-21
気温20℃- あおば自由詩3*10-4-21
ぼくらの王国- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...610-4-21
谷底へ- ペポパン ...自由詩6*10-4-20
Purple_Rain- くれいじ ...自由詩210-4-20
東京- 瑠王自由詩7*10-4-20
詩歴について。- いとう散文(批評 ...32*10-4-20
生き死にの意味を- 瀬崎 虎 ...自由詩310-4-19
「ふと」- クローバ ...自由詩2*10-4-19
贅沢- 瑠王自由詩7*10-4-19
rr- イシダユ ...自由詩1310-4-19
妻の涙- 久亜麻ジ ...自由詩410-4-19
ベッド- アマメ庵自由詩210-4-19
セピア色の夜- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...910-4-19
割れない卵- 亜樹散文(批評 ...1010-4-19
判っているんだけどどうしようもないってもんだよ- ホロウ・ ...自由詩2*10-4-18
湖の春- 生田 稔短歌610-4-18
悲観主義- 朧月自由詩210-4-18
空を抜ける- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...610-4-18
虚無の風- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1110-4-17
記憶の場所- ミツバチ自由詩7*10-4-17
それは遠慮か何なのか- 久亜麻ジ ...自由詩2*10-4-17
最悪- 山崎 風 ...自由詩210-4-17
how_(for_cat)_to_die_上- Oz散文(批評 ...210-4-17
思い出すことしばしばです- 瀬崎 虎 ...自由詩210-4-16
内海の道- within自由詩15*10-4-16
アマデウス- ペポパン ...自由詩5*10-4-16
CT- ハイドパ ...短歌5*10-4-16

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