{引用=ほら
よく見てごらん砂浜を
ぽつんぽつんと小さな穴から
やはり小さな息がきこえてこないか
そのすぐ下でうずくまっている
口を閉ざした貝の声がきこえないか
彼らにとっては大きすぎる
 ....
「はたらくくるま」という歌があるが
確かに働いているのは人だけじゃない

通勤電車とは通勤する電車のことだ
いつも重たい荷物を背負って走って
お疲れ様

寝静まった夜の住宅街で ....
あの人の元カノが判明

なんと隣のクラスの
あきやまさん

容姿端麗
博学多才
元バレー部エース
わたしなんか
霞んで見えちゃうほどの
オールマイティーガール

か、
敵わな ....
カゴの中の鳥が

可哀想だとは限らない

そこで満足するものも居るのだから

そこから見える空がどこまでも続く

そんな事実を知らずとも

力いっぱい羽ばたき飛ばずとも  ....
51
私は空っぽなんだ、と悲痛な様子で訴えてくる私のおなかは、しかし三段もある。

52
彼女は、彼が、時間がないと繰り返さなければ、充分な時間がとれることに気づいて、口で口をふさいだ。

53
その ....
愛の花が咲き乱れる楽園にて
相撲大会が催されると聞きつけ
腕に覚えのある男たちが集結
3日3晩におよぶ熱戦を繰り広げた末
新しい愛のかたちに目覚めた彼らが
万人に幸せを分け与えんとして
今 ....
最近微妙に値上がったけど
まだまだお財布に優しいもやしさん
1パック24円のもやしさん
二つぐらい買ってお肉を絡めてサッっと炒めて食卓へ

べっ、べつに手抜きじゃないんだからねっ!
なんて ....
木漏れ日を愛したひと
放課後の教室にいた
四時間目の途中から雨が降り始め
沈黙は細かく裂けて騒音になる

グラウンドは海のようになって
自分が十代の形をしている違和感を
いつまでも練り上 ....
季節を呼び戻して
君の声を手繰り寄せる

静かな夜だから
一人きり。

雨に滲みそうな
微笑みを感じてる


顔をあげて。
君の驚く顔
愛しさの欠片 手に入れた気がして
 ....
しなやかで たおやかに
年を重ねてきた はずだった

細かく 文字が
震えるように なったのは
いつから だろう

なだらかな 線を描くことが
できない

文字がかすんで 誤読が増 ....
裸で向かい合うと
あまりの情けなさに
思わず笑ってしまった
なんだかすぐにでもこわれそうなんだ
ひどくアンバランスで


AVやファッション雑誌、
漫画で見かける
に ....
勝ってうれしい花いちもんめ

負けて悔しい花いちもんめ

隣の美人奥さん(真行寺さんちの)

ダンナに内緒でちょっと来ておくれ

もうすぐ帰ってくるから行かれない

お布団のなかで ....
新しいことをする時の
緊張感
背筋がゾクゾクして
顔面が赤くなる。

偉い人にお伺いを立て
人に頭を下げる。
半ば強引に押し通す
成功か失敗のばくちの様だ

根回しをしろと言うが
 ....
                 100519






満員電車で饅頭を運ぶときは
潰されないように気をつけなさい
あたりまえの注意を背に
饅頭を詰めた蒸籠を運ぶ

人でな ....
「ほら、パパもこっちへおいで。翔ちゃんこんなことできるもんね〜」
 片言をようやく脱した翔は、生意気なことばを言いながら動き回っている。
ここ2、3日で急に寒波が来て今にも雨からみぞれに変わりそう ....
{引用=何本かの鉛筆と
何本かのペンと
何冊かのノートや
散らかった書籍が在って
散らかった書きかけの物語のような
続き話が転がっているところに
書きたての新鮮な言葉が
跳ね回っているの ....
じぶんの人生じぶんが主役

じぶんが君子だ王様だ

自動販売機に腹を立てても

そこはじぶんの人生だ

主役は自動販売機ではない


季節が巡ろうと

スーパースターがなにを ....
誰もがみんなドアをひとりで叩き潰せるわけではない
こうして 震えている間に冬は過ぎてしまったが
一向に震えは収まらない


歯の根が合わない
力が入らない
かろうじて寄りかかって
動か ....
世をはかなんで白昼堂々と身投げした
愛しのヤマトヌマエビを弔う詩を書こうとしたが
焼き海苔買ってきてと妻からお使いを命じられて
ちょっとの間留守にしたら
ヤマトヌマエビの死体は片付けられていて ....
看護師の熱い思いを膨らませ高いレベルの看護を目指す

哀しげに僕を見上げる捨て犬の心の扉半開きのまま
海のはなしをしよう
とりとめもないことでいい
海の青さや広さや深さ
どんなことでもいい
海のはなしをしよう
難しい言葉でなくていい
海の美しさや眩しさを
波のように繰り返しはなそう

 ....
からだは正直なのに
わたしはことばを
つかうせいでうまくいえない

声の高い低いで
感情を伝えられたら
もっと楽なのに

バスルームから走り出て
受話器を取り上げた
声を聞くだけで ....
だいじょうぶ まだまだ いける

やわらかに しみこみ
やわらかに とけゆく

これでも いい もっと もっと
それでも いい だいじょうぶ 

だいじょうぶ

はるの ほんのすこ ....
顔を上げたらそこにいて
手を伸ばしたら触れることが出来て
正しいことをしたときには
えらいねと言ってほしかったのです
どんなときにも たのしみを

これが あたしの
ポリシーだ

たのしくなけりゃ 人生
おくっている 意味がない

にんげん たのしむ
ために 生まれてきたんだ

たとえば くるし ....
スーツケースが届いた

近々 海外へ行くためのものだ

中くらいのものを買ったのに
その大きさにおどろく

と 共にあたしに目には
旅支度をしている自分ではなく

家を出る 準備を ....
私の中の音楽達は皆
荷を詰め込んだトランクをもって出ていきました
だから今は
産まれたてのように静かです

ただ目に映る春をのぞいては
F1モナコグランプリを見つめている

レースが始まると一斉に

相似のコースどりをうねらせて

バトルの河がながれだす

胸のつかえをとるには

F1の精密なバトルを見つめるに限る ....
下降していくカラスが
田んぼの土手を
はいあがる虫を食べている

田植えの前に掘りおこされ
苗が植わるように綺麗にならされる土

地中から 土と共に掘り起こされた虫が
待ち構え ....
一人では 広すぎるベッドの上で 孤独を隠し 丸まって寝る



眠る前に本を開けば 私のベッドは 物語りで溢れて



夜空の星を 一つずつ解いて 僕は見知らぬ場所へ旅に出る


 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
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声は誰のものだったのだ- 板谷みき ...自由詩1*10-5-17
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スーツケース- 森の猫自由詩1*10-5-17
代謝- 瑠王自由詩7*10-5-17
新しい象徴- 吉岡ペペ ...自由詩610-5-17
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