大事なのは

観光よりも

トイレ休憩です
雨上がりに
名前も知らない花が
芯まで濡れながら
凛と咲いていた


雨の匂いは
濡れた土や
草花の匂いを
際立たせている



木々は細かい秋雨を
その全 ....
物凄い数の巨大な光球だ!
凍結した天空から突出し
黄色く、青白く、白く白く
凝視している凝視している
雪原に独り立ち尽くすこの俺を
生きてひたすら凝視しているんだ

深く彫り込まれた眼窩 ....
ひとり
空を見上げているのは
雑踏の中私だけだったから
やっぱり
一人ぼっちなんだと思ったのよ

それはBBQをしている河川敷の人たちを
一人橋の上から見つめている
ようなそんなもの
 ....
会いたいあなたがいる
きょういる
いまいる
けれど
会えないあなたがいる
きょういる
いまいる
きょうのいまのこの風の吹く夢のなかに
つらい

大切な言葉なんだろう
滅多にゆっちゃいけないんだろう
切り札なんだろう
切符と言えるのかも 愛よ
また遠ざかったらしい
また薄めてしまったらしい
それでもほかに なかったです ....
意味もなく
手探りで歩いてゆく
情ない
情ない
こんなことしかできないぼくは
とぼとぼと歩いてゆく

言葉が百枚の枯れ葉になっても
この身が化石になっても

崩れない何かがある
 ....
君の指先は、瞳のようにひらかれた触覚をしている
私の顔など、誰よりもよく捉えていて
鼻筋は好きだが唇は嫌いと、批評も手厳しい。

ある日、乾き荒れた私の背中を撫でて
「頑張ってきたね」と、ふ ....
喋ったり書いたりしていた僕らは、どんな言葉だって使えた。
こんな言葉だってそんな言葉だって使えた。

「うれしい」「またね!」「ごめんね…」「さよなら。」

いろんな言葉を使えた。彼女の言葉 ....
夕陽はきっと溶けるように
水平線に抱擁されて 海の底
人魚の里で明日を孕むのだと思う
そこでは どんな哲学をさかのぼっても
たどり着けないとわをしる風が
淡水の泉を可愛がっている
つぎつぎ ....
ことばを探していたわたしを探している
なんかほかにもっと探さなきゃいけねぇもんあるんじゃねえか?って思いながら、ことばを探すわたしを探す。
そこにはきっと、あかりがあった
わたしはひかりたい。ね ....
境界線は今日も

曖昧さを保つようにして

空は青と白の始まりと終わりを

見失ったまま浮かんでいる



朝と昼を跨いだはずなのに

わたしはその境目を

 ....
柔らかい土
柔らかい手
指の腹からにゅういと
しぼりだされ
自然な形が出来ていく
少し不格好な佇まい
流れる時間と整う気持ち
優しい炎と温かい気持ち
山の向こう側で煙がもくもくと
空 ....
わかってることを皆捨てわかりたい母さんの愛と実家のごはん


産声を一人で聴いたわけもない産んだあなたも聴いてくれたはず


母さんと書くの容易く母さんと会える会いたい会えないたぶん

 ....
一方が

やさしければ

長続きする
「なぁ、あの会社の面接で聞かれたよ
 一流企業の三流社員と
 三流企業の一流社員
 あなたならどちらを選びますか?って」
「えっ、それってきついな」
「だろう、答えられないよな」
「一流企 ....
トンビが、空の深いところで回っている。
 
仰向けで、それを眺めている。
 
今、僕は死ぬところだ。
 
 
 
トンビが、空の深いところで回っている。
 
-無音。
 
静か ....
嫌いな人に
嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、なんて何回も言うのはそういう自分が好きなの?
嫌いな人に嫌いと言う自分が好きなの?
嫌いな人に嫌いと言 ....
ずっと前から探してくれたり、
ようやく会いに来てくれるのに

赤い目と、くちびる。
動かない目と喉。

たぶん全部この時のためにあったんだよって、
言いたい相手がいた。春が終わる前までは ....
いけてる おばあちゃんでした
特筆したエピソードはない
けれど

名前が 池 てる

唯一無二の
おばあちゃんでした

寝言でドロボー!と叫んで
夜中におふくろを
震え上 ....
白い声の頬杖つき
浮遊する無数の魂を
青い宙天で愛でている

[冬ノ雷鳴ハ未だカ 、 冬ノ雷鳴ハ ]

白く輝く乳房の波打ち
巨大な眼球回転する天に
聳える石垣の隙間の住家で
夏の青 ....
文化の日の朝
平塚駅のホームにて

初老の男性と
若い男性が
手を繋いで歩いていた

行き交う人々のうち
気付いた人は
一様に訝しげな
表情を浮かべていた

しかし私には分かっ ....
わかるよ
わかってない
わかる
わかっていない
わかっているよ
簡単に言わないで
(…言って)
もう
花を摘まない
それが素敵だからといって
紫に心を奪われた時があった
あれはいつだったのか
井の頭線で下北沢に向かう途中だったのか
定かではない
そういえば
最近虹を見ない
きみ ....
私をあまり怒らせないでくれないか
おとなしく愛の詩集を手にするときに
透き通る言葉を考えようとするときに
人の郵便物を盗み見る者たちよ

その手紙には父の遺言が
その手紙には母の筆跡が
 ....
黒く世界を支配する夜の空
月は宇宙を彷徨っている
感情は深く、深く
悲しみの涙を流し
落ちた水滴は雨となり地面を濡らす

意味は分裂され
言葉は空白の余韻に打ち砕かれて
死ぬ
昨日の ....
好きを好きな時に言いたい
好きを好きなだけ言いたい
君が毎日好き
毎日君が好き
母猫が事故死して母乳の味を覚えることなく、
共に産まれた兄妹が運ばれた行方も知らず、
ただ何となく頭を撫でてくれる手を信じて、
呼びかけてくれる瞳の輝きに返事して、
春はご主人様たちと ....
いくつもの美しいあかりが
真夜中の街路で飛び散る
若者たちは短い騒乱の中に飛び込んで
明日など要らないとうそぶいて見せる
ひび割れた舗装に隠された置手紙には
取るに足らない歌い手が書き殴った ....
透明と躁鬱を
重ね合わせた肉体
そう比喩ってもエモらないだろうね
人間失格な肉体
の方がエモってくれるのだろうか
というかそもそもエモるの定義が
おじさんにはわからないのだろうね
客観視 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9859)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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