爪を切る 紙の上に そして
私の指の折れ具合を見る

指を見て
いろいろを忘れる

髪を切る少し前 私は 襟足を
気にした

お前に渡したうす茶色い紙を
忘れた あの 例のペーパー ....
たぶんね、
死ぬってことは
とても簡単なことなんだ

私は
3歳で父を亡くし
出産と同時に母を亡くし
兄も早くに亡くした

日常的に
熱意や努力や恋愛が
終わりの雨を待 ....
 
突然の雨におどろいて
なみだを浮かべるあなたを
思い出してしまいました

だんだんと雲がはれて
すっかり晴れた空を見上げ
あなたの笑顔を見たようで

あの空もこの空も
あなたの ....
夜が好き、猫が月みて揺れている、星降る冬のブランコの上


唇に触れて知るのは火の熱さマクドナルドのコーヒーとキス


「空気読む」ことが出来ずに一人きり、居ても空気に成ってた教室

 ....
切り取られたくない心情が
白昼の雑踏にまぎれている

いつだって
誘惑は欲を引き連れてくるもの

楽園を失った僕らに
安全地帯などない

この世に微笑みかけたいのなら
たやすく負け ....
ほんとうは
言葉にしたくないんです
大切なものなのです

それは確かにありました

わたしの胸にありました

おいてきた思い出
わすれかけた純なこころ
ひみつのわすれもの

と ....
裏切られて 裏切られて
恋の代わりに
安らかな呼吸を信じよう
あたかも にじんだ少女が
色彩に埋もれるように

粒子のざらついた日光が
ピントのきかない景色を
さらにまだらに削ってから ....
あらゆる行為を禁じられ
私は北極に立っているかのように感じた
もし周りの全てが敵だとしたら
頼れるのは
私自身とあの人の思い出だけ
そう思ってきた孤独な年月
何もなくても朝日を迎えないこと ....
季節はいつの間にか
窓の景色として生まれて来る

わたしは、
季節を食べることもできる

触れることもできるし
ときには、憎むことさえできるのに

馬車のように疾走る季節を 
掴ま ....
{画像=190525173002.jpg}

{引用=
詩とかわいいイラストを融合できないかな~と考えていました。
詩の説明のためのイラストではなく、
イラストの説明のための詩でもなく。
 ....
一般庶民の一般ってどれくらいなんだろう
お金に換算すると幾らなんだろう
愛情で見積もるとどのくらいの重さよ

何だか的はずれな事を言葉にしてるな

残念ながら
私は一般庶民の域に達してな ....
静けさ
ちょこんと
座っている
気付けば
夜底に
座っている

私は寝床を整える
不眠の昨夜を払うように
新しいシーツで敷布団を包み
黄色い朝の喧騒に
心の奥処の祭壇が
荒らさ ....
雪どけの 

きよらかな水のなかから

春がうまれる


山のふもとで ひっそりと

春の陽射しを糧として成長した

水芭蕉たちは


これからはじまる

花のリレーの ....
心が言葉を作った。心と心が、話し合うため言葉がうまれた。
心は心から話す。時折心にもないことを話しつつ、話したいことを話す。話したことが話したかったことになる。
僕はもう、心にもないことは離そうと ....
ビルの窓に褪せた空の青さ
夜のままの側溝の饐えた臭い
音漏れしている流行曲
眩暈のするようなデジャヴ
なにもかもが痛くて堪らない

肉体は暴力である
殴打された何十億光年の静寂に
雑踏 ....
なんとなく目からビームを出してみる

僕たちはマックに行くのを諦めた

落書きの中で何度も恋をする

ときどきは泣いたりもするお月さま

犯人はきっと我が家の猫ですね

火星へと祈 ....
千葉の空き地に良く似合うのは、
菜の花の笑顔にもにた黄色だが、

菜の花が終わった頃に、
ニコニコと群生しやがる、
オレンジ色のあのポピーの毒々しさが、
分譲住宅地には最も似合っている。
 ....
夢をつかめなかったけど
夢をつまんで生きてきた

夢をつぼみで終わらせて
夢のつづきで生まれるさ
しにたい

しにたくない

しぬしかない

花占いのように繰り返される
私を内側から溶かす呪文
唱えるたびに増えていく
細くて長くて赤いライン

決して消えない心の傷が
刻印と ....
 ほんの小さな夢を心に描きながら森の小道を往く。
 爽やかな透明な風に彩られた五月の朝だ。
 たまにすれ違う人々に軽く会釈し、心で感謝する。
 心にともしびが宿る、そんな瞬間を心待ちにして生 ....
家族揃い鍋を囲んで幸せだ話したいこと次々浮かぶ

季節など関係なくて砂浜で過ごす時間は私の安らぎ

小説の内容心に残ってる現実的にあり得ない恋

別荘地で過ごす家族との時間一秒一秒が愛にな ....
新しい時代が来たぞ

舵を切れ

奈落の底だ

次は宇宙だ

 ....
おはよう
みどりの季節が
とても好きです
新しい顔
懐かしい顔
笑顔と同じで
世界は花であふれている
だけど
私はくるしい
失ってしまった笑顔を
私は知っている
つい昨日まではそ ....
ちょっとぐらい
ズルをしたって なぐさメデル

自分をそれ以外も なぐさメデル

だって誰も なぐさメデルしないから

鳥にも花にも なぐさメデル

雨にも傘にも なぐさメデル

 ....
表情という「ことば」の 固有の複雑さ というのは

空のように標準語でありながら

流れる無限の 雲模様に訛った 文学に見える。


曖昧という顎ヒゲを剃って
鉄塔のように嘲笑ふ
 ....
  
  
  
  人生はね
  
  スーパーボールだよ
  
  スーパーボール。
  
  
  
  蹴り飛ばされたら
  
  あっちへ飛んで
  
  跳ね ....
静寂のなか温められた器から
咲いたジャスミンの香りが

夜の輪をまわしていく

ぼくらは天球儀のなかにいて
ジャスミンが咲き誇り、てまねく
月よ、おいで、星よ、おいで
憂いに喉を腫らし ....
聞き取りにくい小さな呟きだったが、それは明らかに残り少ないわたしの寿命を確信させるには充分な囁きだった。
娘の笑い声に眼を覚ました。今日という日が何年の何日なのか、わたしの記憶のなかでは平成の ....
自分は日本語を話すこの地で生まれた。
この地で生きている人は生まれた
時代の《元号》を覚えている。
ただ単に誕生日を覚えるのに便利
ぐらいのことで知っている、自分
にとってはそんなもんで ....
夜の蒼のなか 点滅する灯
赤と白と 碧の建物
鉄のかたちが 
径に横たわる


夜のなかの夜を見すぎて
暗い泡が浮かんでは消えない
目を閉じたまま何を視 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
切ること_そして忘れること- オイタル自由詩3*19-7-2
あいたい笑- 秋葉竹自由詩819-6-22
『あなたのような空色でした』- ベンジャ ...自由詩4*19-6-21
なぜ?梅雨に?「冬の寒さは辛いね〜」のうた- 秋葉竹短歌419-6-18
人として生きたい- あおいみ ...自由詩6*19-6-18
海になってもいいですか- あおいみ ...自由詩12*19-6-17
花譜- 鈴木歯車自由詩319-6-13
ある日特別- 黒髪自由詩3*19-6-13
季節ノ詩- ハァモニ ...自由詩13*19-6-11
オセンベイ_キドウ_エコーチェンバー- ふるる自由詩7*19-5-25
私は一般庶民にもなれなくて- こたきひ ...自由詩419-5-24
静けさ、ちょこんと- ひだかた ...自由詩1619-5-20
水芭蕉- st自由詩319-5-18
話す- 水宮うみ自由詩4*19-5-16
肉体のシニフィエ- 新染因循自由詩12*19-5-13
てってれー- 水宮うみ川柳5*19-5-12
パンジー- よーかん自由詩2*19-5-11
夢をつまんで- イオン自由詩1*19-5-11
廃園の子どもたち- もとこ自由詩1019-5-11
朝方の逍遥- メープル ...自由詩4*19-5-11
別荘地- 夏川ゆう短歌219-5-7
新しい時代- TAT短歌219-5-1
インパラ・ロード- umineko自由詩6*19-5-1
なぐさメデル- Wasabi 自由詩2*19-4-30
ことば・うた・ひと- ハァモニ ...自由詩2*19-4-30
【_スーパーボール_】- 豊嶋祐匠自由詩3*19-4-30
天球儀- 帆場蔵人自由詩519-4-30
環天頂アークの下で- アラガイ ...自由詩12*19-4-30
幽玄な神性について- ナンモナ ...散文(批評 ...3*19-4-29
降り来る言葉_LXIX- 木立 悟自由詩219-4-29

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