こうして休日のベランダに佇み 
干された布団と並びながら 
{ルビ麗=うら}らかな春の日射しを浴びていると 
日頃、誰かを憎みそうな闇の心を 
布団と一緒に、殺菌してほしいと思う。 
熱の照度ばかりが

思い出せる夢のような

ひとかけらの流れ


僕は芋虫を

君は蝶々を

思い思いに

這わしたり跳ばしたり

白い砂浜に

もっと白い飛 ....
平明な
言葉で
書くことに
勤めてみよう



さらさらと
あほらしいことを
書いてみよう



見る人が見れば
笑うようなものを
書いてみよう



コー ....
小川の流れと
雑木林の枝にとまって
口を開けている
唖の小鳥たち

黒雲から発し
丘をひっぱたいて消える
無音の稲妻

晩年のルートヴィヒの無音の凄みか

音の階段の中に
 ....
ひとつひとつの瞬間が僕をつくる
ひとつひとつの出来事が僕を変える
僕は僕じゃない。
僕は、死に続けている
死んでいった僕が僕になる
生きている僕が、僕を変える
何にでもなれる
僕は、何に ....
コンタクト外してみてもかわらない きみの笑顔がかわいくうつる ノヴァジェットプラズマ爆発だらけの宇宙

太陽は実は脈動変光星


百万年前に生まれた光を浴びてる

百億年前に生まれた元素と生きてる


黒点は太陽の笑くぼ多いほどよし

リ ....
寝て覚めて起きて辺りを見渡して 結局暗い一人の小部屋

右の手に残る昨夜の多幸感 今すぐ首を括って死にたい

「夢の夜」夢幻と形容し 夢幻と夢を貪る

目前に 戯れ踊る 憧れは 一晩経ても ....
光あふれる世界
まぶたに輝いて花びらの海
見えざる敵を撃ち抜け
標的はいつもロマンスを奏でながら

鳥かごから逃れるために
すべての犠牲を払って
声など失っても構わないと
君は皮膚を切 ....
きみは高らかに産声を上げた
その日がきみの誕生日
柔らかな光に包まれて
きみの姿そのものが、まるで光

きみの声は風のよう
まわりのすべての人たちを
やさしく包み込む風のよう
きみが起 ....
スマートな形で人に見留められたいか?

誰もが羨む生活をしてみたいか?

金に埋もれて一生を過ごす

「先生、さすがですね!」

お声をかける取り巻きのにこやかな顔、顔…
 ....
{引用=

柔らかい命を
踏んで楽しんでいると

いつも不思議な音がする

どこかから聴こえてくるような

すぐ近くのような

ものすごく遠くのような

友人が一人電話をかけ ....
 
 
まだ生まれていない
君を心配してる

生まれたら
誰も経験したことのない
君の人生が待っている
君が君であるために

僕は何度か死にかけたことがある
鼻先を
時速百キロ ....
始まりは
小さなひとりぼっちの細胞だったけど
音も立てずに分裂し
手と手をつなぎ
大きな心の器になった
それを魂というなら
魂はひとつの原点だ
踏み出した一歩は
おぼつかない足取りだっ ....
いってらっしゃい


優しく、ぼくを突き放すことば


いってらっしゃい


そう言われた瞬間から


ああ、ぼくはひとりぼっち
「風が少し冷たいね」と笑いかけると
まだ早かったんだとふてくされた声
まあまあ、って君のポケットに忍び込む
合わせなくても同じ歩調と
規則正しい腕時計
まだ寝なくても良いの?と、
いたずら ....
君は僕に喉が渇いているのか、と聞いた。
乾いている、と応えると
君は持っていた一杯の水を
砂の上へとすべて零した。
形を崩して落ちてゆく様を綺麗だと思った。
潤っていく砂はまるでそこだけ生ま ....
サプリメント
飲んで
寝っ転んで
傍に君

テレビにリモコン

これが毎日
続けば

山に川
空に太陽
愛に恋

テレビにリモコン

これが毎日
続けば

まな板 ....
手段を選んでいる暇は無い
明らかに 寿命は明滅している


秘められた 針の先端より細い穴

   門

その一点に辿り着くどころか
それすら模索している状態

   しかし
 ....
 ヒトはなんである種のコトについて、自分で失敗するまで学ばないのであろ
うか。他人の失敗は笑うクセに。
 大した事ではない。蛇口のことである。

 小学校の頃。今は亡き親父が、風呂釜のガス管を ....
自分でもよくわからないけど
確かに今
つながった

強さと優しさが
賢さと素直さが
力と繊細さが


つながった
世界一星の近くで息をする {ルビ宇宙=そら}に寄りそい晴れわたる肺 {引用=
眼球の筋肉が弛緩して光を巧く捉えられない
ぼやけた視界を懸命に凝らして
壁つたいに歩いてゆけば出口に辿り着くと呟いてみる
規則性を見出そうとする心には不安があるのかな
皺を寄せた眉 ....
あなたが人間のような寝息をたてながら
飢餓から逃れ黄金の夢を見るとき

私は軋むほどこの目を見開きながら
あの色彩をこの手で触ろうとするのだ

あなたが己を装飾品で飾りたてながら
淡い色 ....
つぶやく、と、言葉が
僕をポケットにする
だから何でも入るし
ピアノだって上手に弾ける
ピアノを弾くと父はだんだん丸くなり
丸くなった背中を母が高く馬跳びする
着地したところはす ....
どうしても 欲しかったんだ きみの腕 貝殻つなぎで 街に繰り出す 歌う

芝生
ルーフ
遠く
小石の通せんぼ
双葉
強く
ただ強く

消える
時を閉ざして
穴を刺して
消えてしまう、
その前に

蒼さが
透き通る
君が歌う
今日、僕は初めて詩を書く
初めての僕には、詩の書き方がわからない
何を書けばいいだろうか?
そもそも、詩に書き方などあるのか?
それすらもわからない
教科書もない
ルールもわからない
ま ....
お日様が
頬を撫でる
午後一時
隣の庭先に咲く
梅の花がほころび
花の裡に蜂がとまる
虫たちのざわめきが
夏に実を結ぶ
黙々と続けられてきた営みに
僕は言葉を失い
ただ注視すること ....
死んでしまった詩人が言っていた

たとえば

校長が説教した

では詩とはいえないが

校長が木に登った

なら詩といえる

遠くにある言葉を繋ぎあわせて

あるイメージを ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9835)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春のベランダ_- 服部 剛自由詩510-3-14
まわろよ- ホロウ・ ...自由詩1*10-3-14
平明な言葉で・あなたのための花束・西洋美学史講義B- 真島正人自由詩8*10-3-14
無音の稲妻- ……とあ ...自由詩7*10-3-14
- sh自由詩4*10-3-14
コンタクト- 朱印短歌110-3-13
宇宙天気やっほー- 小池房枝俳句10*10-3-13
いい気- hogezo短歌310-3-13
スクラッチン・ザ・バードケージ- 瀬崎 虎 ...自由詩210-3-13
はるかな光- kimkim自由詩210-3-13
カラス- 蒲生万寿自由詩1*10-3-13
柔らかい命を踏んで楽しんでいると- 真島正人自由詩5*10-3-13
尊さのその先- 小川 葉自由詩4*10-3-13
わたしたち- within自由詩5*10-3-13
いってらっしゃい- くろきた自由詩210-3-12
『入水』- 東雲 李 ...自由詩4*10-3-12
そして君から九番目の詩- 瑠王自由詩5*10-3-12
憧れた日々- kei99自由詩110-3-12
門_/_****'99- 小野 一 ...自由詩4*10-3-12
どどどどどど- 大村 浩 ...散文(批評 ...9*10-3-12
無題- 渡辺亘自由詩310-3-12
universe- ことり ...短歌4*10-3-12
乱視- 高梁サト ...自由詩13*10-3-11
あなたが瓦礫の上で微笑むとき- コウ ア ...自由詩210-3-11
ポケット- たもつ自由詩1010-3-11
S・HELL- ハイドパ ...短歌3*10-3-11
君を追う- Oz自由詩210-3-11
はじまりの詩- kimkim自由詩410-3-11
春・雑感2- within自由詩4*10-3-11
ダジャレじゃねえか- 花形新次自由詩2*10-3-10

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