100511




無我夢中で逃げ出した
空襲警報の夜
タミフルは打ったから大丈夫と
人は言う
新型も季節型も大嫌いだ
インフルエンザが蔓延して ....
眠れずに
    話し続けて窓から見えた白い月
集合場所は明かされぬ森の中
    獣達は眠らない
獣のような人間も眠らない
    人間もまた獣のように目を光らせる

夜にメスを入れる ....
君の袖口はいつもあっけらかんと濡れていて、そのせいで俺は今夜も眠りを逃す、眠るべき時間に床を放棄してぶつぶつと詩をこまねいていると、それだけでなにか戻れないところまで逸脱してしまったみたい .... もう三十年も前になるかなぁ
当時、私も若かったから
オリジナル曲なんかを作って
弾き語りをしてましてね

倶知安町のフォークシンガーで
みきょうさんと同じ苗字で
「板谷」って知りませんか ....
一番のバスで出た

いよいよ 今日だ
審判の日

平静をよそおいながらも
心はゆれる

もしも
もしかしたら・・

病院に着く
診察ナンバーは”4”

あたしのラッキーナン ....
11
お互いのしっぽを追いかけてスピードを上げていく二匹の犬がだんだんと子犬に戻っていく。

12
少女の肩には、今まで出会った男性の手の跡がびっしりと刻まれている。

13
彼は、彼女が、オレンジジ ....
置き去りのボンティアックの錆のオレンジ
助手席に腰かけたままの
過去を
騒がせぬようにと気を使うみたいに
ゆっくりと
やさしく吹く風
口笛を乗せると
母親を ....
 
 
門のところにクラゲが大量に発生していた
透き通ってきれいな形をしているのに
触手に毒のある種類なので
外に出ることもできない
裏門から出ようとしても
この家には裏門がないし
裏 ....
歯車

ゆっくり音を立てて 進んでゆく毎日の中で
ちゃんと大切な物に 誰もが出会えるのかな?
耐え切れず音を立てて 壊れていった記憶たちを
大事に胸の箱の中に 片付けてゆくのさ
 ....
食材のヤギ
表面をキャラメリゼしていただく
贖罪のヤギ
全焼の供物としてささげる

アナザーと誰かが言ったので
人一人いない廊下でブラザーと返事する
愉しいことも一瞬だが
そも生きてい ....
日曜日の街宣車から流れる軍歌を口ずさむ
御年28歳男のコンビニ店員は切ない
   
モテないわけじゃない
と彼は言う

いつもいつも女の子がそばにいる
だけど いつもいつも恋がしたいと嘆 ....
{引用=



一、花占い


仕方がないので
この
頼りない
ゆびさきに
精いっぱいの呪文を
語るしかなくて
それでいて
そんな瞬間が
いとおしく思えて
ならなくて
 ....
まもなく海が終わるのだと
水銀灯のしたでアナウンスを聞き
気泡を次々と追いかけては
食われる魚たちが昇っていった

耳の後ろを押さえたまま歩く
小さな手のひらで痛みをかばいながら歩く
高 ....
街を貫く
高層ビルに
まだ間に合うかな
私は橋をかけて走っていく
今夜



綺麗な星がきらきら光っているよ
空にも大地にも


私が今
確かにここにいることを
知っ ....
わしづかみするような五月のひかり
なだらかな緑のモザイク
呆然と見つめるいがい
ほかにどんな対処があっただろう

見つめかえしてくる
こんなところにいるんだ
ひかりが静かな
ざわついて ....
 白きバラ垣根に咲きて皐月昼妻と伝道奉仕に励む

 二人して風邪をひきたり今日もまた庭のテラスに紅茶とケーキ

 針箱に赤白黄の糸巻きが妻は手縫いで衣服をかがる
マイケル ジャクソンが
大きなトレーラーで
家の前に現れた

えっ?

トレーラーいっぱいの
彼の衣装や雑貨類を
売って欲しいという

全部 チャリティーに
するそうだ
世界の ....
新緑に
心あわせて
我ひとり
輝き求め
空を仰ぎぬ

いつまでも
忘れたくない
思い出を
胸にしのばせ
歩く雑踏

あの日から
灯った想い
頬染めて ....
並走するそれぞれの年齢のわたし
あるわたしは五月にひざをつき
あるわたしは夏にグールドを繰りかえし聴き
あるわたしは秋に同じ言葉にとらわれる

並走するそれぞれの年齢のわたし
あるわたしは ....
塞ぎの虫が騒ぐ
中空さらに燃える皮膚
林檎のアップリケにより
枯草ズボンは繋がっていた
くちびるを切ったわけは
大きい風と擦れたから

{ルビ暈=ハロー}に粘糸下がり
七夕の短冊が揺れ ....
りんごをむいてゆくと
白のりんごになって
赤のりんごはぺらぺらの
シートにかわった

僕は白いりんごに驚いてしまって
赤のシートに名残惜しそうに
名前をかいた

りんご ....
灼熱の片隅で
擦れ合う声とこえ
喧噪が
水のように
ふたりを追いかけてくる

ことばが
喧噪に濡れながら
絡みつく薄い皮膜
喧噪が証明する
わたしたちは一人という事実

けれど ....
遠くからみているうちがきれいだな ベットサイドに花が置き去り あんこあんこあんこあんこあんこ
あんこあんこあんこあんこあんこ

ぼくは何故あんこを5回ずつ
計10回もあんこと唱えているかわかるかい?
それはだね、尻尾まであんこたっぷりのたい焼きを  
 ....
堆積した都市の底で
雨が流れる音だけが
きこえていた

錆び鉄の壁に
ケーブルで接続されたコンソールの
身体が明滅している

エピローグ
いつか見つけるきみの姿に
想像力がとど ....
六畳半の部屋は水に溺れてて
家具は全部濡れてしまった
ああもうきっとテレビとかは、映んないね

大好きな猫のぬいぐるみには鱗が見えてる
彼に貰った指輪にはヒレが生えてる
毎月買ってる雑誌は ....
とりあえず、ビルの屋上にいくと柵をまたぎたくなるが、
それは開放感をあじわいたいから。
落ちたらすぐしぬ場所のそばで無防備に立っていたいから

そしてふらっと近所のそば屋に行けるような感じで
 ....
かなしみは背景を選ばずに訪れては去ってゆく
行き違う遠い君の記憶も波よりはやく消し去られて
時を刻む音と目に映すことの出来ない未来が
寒々しい部屋の闇に深さを増していくばかりだ
朝起きたら巨大な秘密組織が世界を征服していた。おれはとても困ったので実家に相談の電話をかけると、丁度昨日みかんを送ったので食べておくようにと母から連絡を受けた。その後とりあえずコンビニに行って .... にんげんは死ぬまでいきる
あたりまえのことだ

自分はやわじゃない
今までだって
乗り越えてきた

そう たかをくくっていた


食事をする気にならない
何をするにも 上の空
 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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プロジェクション- 瀬崎 虎 ...自由詩2*10-5-8
地軸- 捨て彦散文(批評 ...110-5-8
過程- 森の猫自由詩2*10-5-8

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