東には青色の竜
南には赤色の鳥
西には白色の虎
北には黒色の亀
そして
中央には黄色の麒麟
日本橋の
中央には翼を持った麒麟が
鎮座している
かつては
五街道の起点 ....
ばいばい
さよなら
またあした。
けんかした日のかえりみち。
道端につぶれた{ルビ木通=あけび}
避けるようにとおります
ふんでしまったらさあ大変
靴の ....
ノースリーブの27歳OLが
電車のつり革に掴まった瞬間に
手錠を掛けて腕を下ろせなくさせて
無防備なワキの下を
みんなで代わる代わる見ながら
う~ん、お手入れがイマイチですなとか
爽やかな ....
いつもありがとう
わたしは
あなたの顔を知りません
あなたの名前を知りません
あなたの住処を知りません
あなたの歳を知りません
あなたのことは、ほとんど知りません
わたしは
あ ....
昼すぎ、
私の2メートル先
短歌と俳句と川柳が
歩いている
散文は空中を漂い
どこかとリンクする
一枚の写真が削除され
殺風景が投稿される
誰が言ったか知らないが
海は広いな大きいな ....
やりたいこと
やるべきこと
満たされること
見つけようとして
もがいていく道のり
探しても、探しても
見つからないのはざらで
一生かかって
見出せなくても何ら不思議じゃない ....
軍艦を持っていようと
戦闘機を持っていようと
ミサイルをもっていようと
外国に戦を仕掛けず
外国を攻撃せず
腹の立つことも我慢して
バーチャルゲームで
破壊し殺し
世界の平 ....
きっかけは僕だったのかも
優しくなかったわけじゃないんだ
ただタイミングが合わなかっただけ
冷たくしたわけじゃないんだ
まだ大人じゃなかっただけ
嘘をついたわけじゃないんだ
それは ....
こころここ
にこにこにこに
そこにこそ
時々 本当にたまにだけど
こう思う時があるんだ
君が吸い込む空気
君が飲む水になりたいって
笑わないでくれよ
本当にちらっと思うことなんだからさ
....
ドキがむねむね
毎日コーヒーショップに来ては
テーブルにノートPCと書類を広げて
何やら書いたり考えたりしている
メスのニワトリがいる
近くのオフィスに勤めているのだろう
赤 ....
信州の古城の櫓跡から
千曲川を眺める
川面の風景の上には
大きな空が広がり
風が吹きわたる
風に膨らまされた空は
何も言わず、僕の頭上にある
古戦場の舞台となった古城
望める山 ....
私の耳の穴をさわっても
なにもでてこないんだ
脳内を今日のかけらが
さらりとながれる
君の耳のかたちの
しまをめぐれば
世界ににたけしきが
耳からきざまれる
あしたへゆこう
....
始発列車 踏み切りが閉じた音
僕は目覚める 憂鬱な今日の始まり
オレンジとパンケーキ
よく冷えた牛乳
彼女の作った朝食は 今日も美味しかった
僕は十五日の正午
お星様 ....
窓の外には
あたらしくて きらきらしたものが
きっと たくさんあるのです
この部屋の中には ただ
のびきったゴムのような
穏やかさがよこたわるだけなのに
あなたは相変わらず
ただいま ....
そらみみさまのみみはききちがいのみみ
空気踊るくらいあつくなつく夏の夜
ジャンキー頭は
つぎはぎだらけのだらけたことばばっかり
思い浮かんで
へらず口あきれるくらい
生ぬるい唇ふやけて ....
がんばれ
みんなみたいに夢をものにしようよ
失った時のかけら拾い集めた
自分を賭けられる価値をそこに見つけたよ
過去がとっても輝いて見えるなあ
自分をしっかり認識して周りへの配慮を忘れなけれ ....
おまえのためのものじゃない、その
激しいギターのうねりも
おまえのためのものじゃない、その
強烈な言葉の羅列も
おまえのためのものじゃない
世界を振動させるリズム
....
ぼくが温めていたのは
翡翠色でつむじ曲がりの卵
アイスクリームにはボートを浮かべ
溺れるふりして幽霊女とキスをする
ポケットに隠した一人分の蠍をひらり
素顔の道化師に変えてご覧に入れまし ....
盆休みでネタがないから
毎年毎年この時期になると
無理に深刻な顔して
何とかしのごうとしてんじゃねえだろうな
もし不細工ねえちゃんかき集めた
グループが覚醒剤で一斉検挙でもされたら
みんな ....
今日また一年ぶりに、伝えられなかった言葉が増えた
首元がうっすら日に焼けて
キャミソールの跡がわかる朝
白い肌が好きだと言った瞳を
ときどき思い出している
隙間からこぼれおちる光を集 ....
男にも連れ去って欲しい夜がある
一回ヤレば済むようなことを
人前に晒すな、ボケえ!
それはさておき
このクソ暑い中
人混みに突っ込んで
ガキのわめき声聞くぐらいなら
竹島に突っ込んで
あのときの日本人の恐さ
思い ....
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
やがて積むものもなくなって ....
少女の腹面にうつる影が
ふわりふわりと浮き足立ち
客足途絶えた 石英のキッチンで
身をかがめて 影が人になるのを
待つ 過ぎゆく秒針のあいだと間と
ショータイムでの出しもの
「はやく はや ....
ひとはどうしてさみしくなるのだろう
だれかといても
ひとりでいても
どうしようもなくさみしくなる
君がこの手に触れてくれたら
さみしさが消えるだろうか
私のこの手は
だれかのさみ ....
たった七日しか生きられないんだよぅ……
ミーン ミーン
蝉が鳴いている そういったら、君は「違うよ!」と言った
君は、「鳴いてるんじゃなくて歌ってるんだよ」と、どこか愁いを帯びたまなざし ....
青いオートモビル
湖の岸に沿った道を
わたしたちの青い車は走る
空は澄み、とっても暑い日が
ずっと続いている
西武百貨店で
妻がワンピースを買った
黒い布に白の細かい模様
七 ....
怖いのは
うえを見上げて
その高さから落ちる事を想像してしまうから
下を見下ろして
今の場所から転落した時の痛みを想像してしまうから
だから
恐怖になるんだ
真っ直ぐ
真っ直ぐ
....
たまごのあてさきは
今日も 運動会です
最後には 綱引きで終わるはずですが
お弁当を 食べたフリしている こも いるのしょうから
パン喰い競争は できたら はずさないでほしいです
....
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