星が粗野に散らばっている

オリオンぐらいしかわからない俺は

星と星を線で結べなかった

晴れのちレインの光を集めて

天体の住む街をきょうもゆく

忘れた人生を忘れた指でなぞっ ....
緑濃き妻の花壇のアジサイは蕾ひらきて咲き出でむとす

チャイコフスキー?悲愴?響きて朝の花壇は潤いており

春風に風鈴が鳴る朝日さす椅子に坐しておもいはおおし

妻が植え吾は運びて共になす ....
兄夫婦が別居婚となった

義姉はひとりマンション住まい
兄は 母と同居

20数年前
見物人も出た
ピンクの豪邸は
人手に渡った

あぁ またやられた

兄といっても
双子の ....
   古都に沈む日に対し
   石壁の隙間は見事に
   写し鏡の上下間違い
   ピンホールカメラが
   削り張り付けた人影
   キャラバンのテント
   広大な背後を恐れよ
   砂にま ....
キュビズムの絵に描かれた
向かって右上に居る裸体の少年の
手の隙間からこぼれ落ちる種子が
発芽し庭を埋め尽くし
足の踏み場もない拒絶する自然に
対峙した私はひるむ心を尻目に
植物の中へダイ ....
神様が ドロップスの缶 シェイクして 巻き散らかした 薔薇の花園 序.
敵でもない相手に牙を向ける。惨めな徒労。みっともない愚行。敵になってくれるほど、親身な奴なんて、この世にはいないはず。みんな忙しいからね。でも勝手に、鋭く砥ぎすませばいいよ。手前の脳ミソの多く ....
世知辛い社会の中で
妬んで 憂いてたら
かすかで ほのかな
優しい温もりに 気付いたり
 
やるせない世界の中で
俯いて 人込を抜けられず
愛に縋り付いてみたり

季節に流されながら ....
この道を通るとぼくはいっぽんのペニスになるようだった

あなたにペニスを入れてゆくとき陥る懐かしさ

ひんやりとうるさいこの道を

肉の温もりと快楽のため息にたとえるとは

ぼくはいったいどういう淋し ....
朝の散歩に出かける
浜辺に梱包されたものが置かれている
私が梱包をほどいてしまったばかりに
宇宙の内側に居たはずの私達は
混沌とした宇宙の外側に放り出された

そこに収められていたピアノ
 ....
風なき日 湖底に沈む オルゴオル 目覚めたらしい やさしき波紋^^ くじけそうになるたび
辛いことがあるたび
自分らしく生きよう
何度思い直して生きてきたのか
らしくあるために
何度自分の気持ちを捨ててきたのか


振り返ってみろよ
積み重ねてき ....
あの日幼き頃の 公園で君たち友と遊んでいた
楽しくてふと 空見上げれば 茜色に染まっていた

あの日青春時代の 君と2人きりでいた
雨やんでふと空見上げれば 虹の橋が架かっていた

そして ....
うそつきのうそつきによるうそつきのための国家はうそばかりなの


がらがらの電車の中には昼間とは違う世界の人、11時


ひとりでも眠れる きみにおやすみと言ってからもう1時間半


 ....
孤独花びらにのせて歌う
死人の指とよばれる草と
緑の深遠で舞う光の粒子
孤独花びらにのせて歌う

月が満ちても狂気は去らぬ
思う心に二心ありと疑えば
身を傷つけても耐え難くて
月が満ち ....
目覚めると悪寒がした
体温が何度あるのか知りたくなり
枕元にあるはずの
電子体温計を手で探る
手にしたものは水銀の体温計
脇の下に挟む
3分を待ちきれず
また睡魔に襲われ眠る

自然 ....
弓を絞って
矢を放つような跳躍が
理想だ
一跳びで
虫籠の傍から去る
一切余計なことはせず
一瞬で決める
子供のために
理想を断たれてなるものか
詩心はいつもこっそり現われては
ぼくをこづく
虫捕り網でぼくは何度も捕まえようとするが
するりとかわされてばかりいるので
ぼくはいつもうまい詩が書けないんだよ
落ち着いて。死はまだそこまで来ていない。

大丈夫。私があなたを抱きしめなくても大丈夫。あなたを抱きしめてもあなたから恐怖は去らない。その恐怖に根拠はないのだから。その恐怖に根拠がないから、あなた ....
私の両親は葦舟に乗ってやってきた。
彼らは葦舟の中で私を生み、育てた。
私たちは何も持たなかったが
生きてゆくには十分だった。
足りないものも多かったが
おかげで舟は沈ま ....
ひとには必ず一羽の鳩がいる

人口と鳩の数はおんなじだそうだ

第二次世界大戦のころは鳩の数も激減した

ぼくもなんどかじぶんの鳩を見たことがある

もちろんこれは、たぶん、の話だ
 ....
僕の眼は 夏空うつす 水鏡 君のタマシイ Jumpして恋 薬草が切れちゃって




回復が出来ない










MPが足んなくて



イフリートが呼べない



 ....
 
 
ワイシャツにアイロンをかけているうちに
見知らぬところまで来てしまった
さっきまでいっしょにいた妻や娘の姿も見えない
どこか淋しい感じのするグラウンドで
赤勝て
白勝て
子ども ....
闘え

怠惰なる精神と

闘え

限り無い抑圧と

闘え

無知なる言語と

目に見えぬ陰に

敵は潜み隠れる

気附かぬ意識の中で

死神が手を ....
その道はたぶんちがうと思うんだけど

おまえのことは諦めているから

いや、諦めてるんじゃなくて諦めてないから

ときどきつまらなそうな顔をしているけれど

おれは祈って送りだしてやるよ

おれも誰か ....
{引用=

ゆるやかに 見下ろした 深い夜の森は
慣れないおれには 凝った 闇の塊に見えた

あなたの 示す先から 遠く届く
波の 弾ける音で 崖の存在を 測る

ゆるい風にさえ 途切 ....
花を
育てるように
心を育てていこう
心に栄養を与えよう

花を植えるように
夢を大切に
育てていこう

花を一つ一つ
植えるように
自分の道を
一歩一歩
進んでいこう
花 ....
若葉はしらない
なんにも、しらない
ともすれば己が生きていることも
すっかり忘れて揺れている

瞳のあかるいひとや
髪の毛のうつくしいひとや
ことばに潤いの満ちるひとたちの
名 ....
愚鈍たちの戯言は無視しなければならない

誰々がこう言っていましたよ、たいへんですね、

愚鈍はそうきみに話し掛けてくるかも知れない

きみよ、それを信じるなかれ、その物言いに惑わされるな ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
晴れのちレイン- 吉岡ペペ ...自由詩510-5-27
朝はすがしき- 生田 稔短歌6*10-5-27
別居婚志願- 森の猫自由詩3*10-5-27
零れ日カメラ- クローバ ...自由詩4*10-5-26
植物- 小川麻由 ...自由詩3*10-5-26
サクマ式- ハイドパ ...短歌5*10-5-26
ツイート無作為接続詩100526- 吹雪自由詩110-5-26
風の中にあるのなら- 板谷みき ...自由詩1*10-5-26
あなたの息子- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...610-5-25
必ずしもピアノ・レッスンは必要ではない- 小川麻由 ...自由詩5*10-5-25
波紋- ハイドパ ...短歌2*10-5-25
As_I_Like- 寒雪自由詩210-5-25
君と思い出- ざるそば自由詩2*10-5-25
むっつ- はちはち ...短歌5*10-5-25
オフィーリアIII- 瀬崎 虎 ...自由詩210-5-24
体温- 小川麻由 ...自由詩3*10-5-24
バッタの夢- 曲がり屋 ...自由詩6*10-5-24
いたずらもの- 冬野 凪自由詩1*10-5-24
まだ死は来ていない- 渡邉建志散文(批評 ...410-5-24
遠来__1.- La Mancha自由詩310-5-24
鳩の話- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...410-5-24
ナツコイ- ハイドパ ...短歌4*10-5-23
おお勇者よ- TAT自由詩1*10-5-23
温度- たもつ自由詩1010-5-23
闘え- 蒲生万寿自由詩1*10-5-23
おまえはどこにゆくのか- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-5-23
気だるげに無垢- 空白さん自由詩510-5-23
花を育てるように- そよ風さ ...自由詩3*10-5-23
若葉はしらない- 千波 一 ...自由詩2*10-5-23
情熱の背中- 吉岡ペペ ...自由詩710-5-23

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