玩具みたいに
哀しいことってあるもんだ
それの名前は運命
雁字搦めに
人をしてしまうものの名前

Aの名前は強制力で
Bの名前は自由
Bは、自由な自分には、どんな強制力も働かないと
 ....
夢に見たラーメンほおばりきみ想う 夢にまでみた二人の朝日 札幌の街に来ている

なーんか 違うんだよね、って
まだ何度も来ていないくせ
妙にここを気に入っている
コウちゃんが舗道のさら雪を踏む

そりゃ、さ
新しい街だしね
歴史が街を作るん ....
生まれたときから
屈託のある顔をした君は
赤ん坊のくせに徹底していて
怒り出すと
……いやっ
興奮し出すと
顔が赤黒くなるまで興奮して
泣いているのか怒っているのか
とんと僕には分から ....
お日様の下
お庭で一人
日向ぼっこ
風がそよぐ

鳥達が鳴き
郵便配達の
お兄さん
雲ひとつない

ケヤキの大木
はだかん坊
洗濯物は
案山子の行進
春のある一日の暮方には
発狂の
予兆がある
ジンと痺れたような
頭痛とも呼べない違和感と
芯を抜かれたような
身体の座り
くちびるは
読経のような調子で
言語にならぬ声を長く ....
陽の照る日おにぎりを二人して勾当内侍の塚の前にて

友くれし水仙の花しばしの間さびしい色に妻の花瓶に

ソロモンの言える如くに空しかり花も吾らの愛でさえをも
{引用=
いつか
海の生物たちが
陸に上がってきたらね、と
誰かがささやいた
あれは、遠い過去の
想い出のさなか
想い出に繰り返された
さざなみの中の誰か
さざなみが声になって ....
やっかいなことが起きそうだ
家の中には権力者がいて
近所には強盗がいて
街に出るとペテン師がいる
全く油断ならない世の中
なのに
今、僕の心は満ち足りている
ブレイクを読み
サブラ ....
そして雪が降っていたのだと思う

僕たちは逃げるように汽車に飛び乗って
石とレンガと煙の支配する町から抜け出した

音楽は遠い場所にあった
文字は誰ひとり読めなかった

僕たちは独りで ....
雨がつよく太く降ったら

いつのまにか晴れていた

空にはつよくて太い風が

ごうごうごう吹いていた

風土がカミングアウトし

ぼくはここにいるんだよ

たましいは同時のなか ....
大きな引き出しは
アングリ口を開け
ようこそ、よくできたお客様です。
などと歯の浮いた世辞を言って
そのくせ、舌なめずりの音が
家中に響きわたっている。

それでも人の良いインテリ面した ....
猫の背のまるみにそって春の陽が君をくすぐる、うたたね日和 昨夜の雨を吸った落ち葉はぶよぶよと柔らかくなり
いくら踏みしめても何の音も鳴らさなかった
足跡さえも吸収してしまいそうな弾力は
寒さを忘れそうなほどの優しさで失望を覚える


冬はいつだっ ....
引いては寄せる
波のよう
良い時と悪い時
よせる唇

やわらかな肌
そっと抱きしめる。
髪を掻き分け
タマゴご飯を食べる。

ごめんねって謝る君
優しい君だから
くだらない冗談 ....
入賞で喜んだり

銅で喜んだり

勝負も結果も

一位いがい意味はないというのに

服装がどうだとか

品行がどうだとか

じぶんで選んだ政党を

すぐに応援しなくなったり ....
おはよう
僕がわかるかい?
今日はいい天気だ
気分がよければ
一緒に散歩しよう


流れゆく季節を
肌で感じる
見上げると
久しぶりに雲一つない
澄み切った青空


 ....
薄皮に甘露の珠をしたたらせ揺れては誘う双子の果実

帽子つけ鏡の国へ向かうのはアリスじゃないよ
私のキノコ

魔女の矢に刺され震えて鏡よりあふれこぼれる白雪の糸
だいたいは同じ形の
だいたいは同じ色をした
少しずつ違う大きさのものを
中心から外へと

奥に
手前に
はしを重ねながら互い違いに
重なりと重なりとの間隔は
徐々に広げながら

 ....
シナプスたちのように、うごきあい、点滅する
地上の生きた星たち
今日もどんなかんきょうにあろうと
かなで合っている
それを聴き入ったのは
目をとじれば
誰もが知らない顔の乗る移動の
車窓 ....
冬はいってしまうの?
私のそばから
生まれたがってる花に
きいて今朝のふくらみは
いっそう深まる
見える景色はほんとうの世界?
私がつくりあげたものでなく
想いなど実現の花 ....
(なぜ僕は泣いているんだろ)



バケツやホウキを見て
なぜ僕は泣いているんだろう



全力疾走 雪だるま
寒さにおわれる雪だるま
冬が終わるその前に
どこかの誰か ....
寝すぎちまった朝に
晴れわたってる空に
妙な幸福を感じながら
一杯のコーヒーが
いつになく苦い

僕にとって見慣れた風景が
貴方にとっては新鮮なものだと
当たり前のことを
思いやった ....
          奇数行 祐緋
          偶数行 まどろむ海月



{引用=

おやゆびとこゆびほどの 何気ない距離に
 あなたと 私
うずくまる ガラス玉のメール ....
ぼくの大好きなひとはシゴトガデキナイ

ぼくはそれをなんとかしたい

起きている時間の

大半を働いているわけだから

ぼくはそれをなんとかしたかった


せめてふつうに

 ....
 漢字の練習とかでさ
 同じ字をずっと書いていると
 突然
 あれこの字ってこんな形だったっけと思うことあるよね

娘がポツリと言う

漢字の書き取りではないけれど
仕事で文字ばかりを ....
此の指、口に触れれば静けさ現れて
此の手が耳を覆えば、ほら、音色は心に届く

今此処に両足で立ち無二を彩るのは
新しき神を産み出し目醒めさせるため

此の腕を、高く伸ばせば
詩を歌う声は ....
遠い海のむこうに

大陸があるということの方が

なにか現実的ではない

たとえ話なのではないだろうか

大陸というとらえかた自体

イメージそのものなのではないだろうか


 ....
日々漠然と感じる不安を煮詰めてみたり薄めてみたり。
どちらにせよ「現実」を見るのが怖くって。
ついつい要らないことをしてしまうんだ。

行き詰っちゃったらリセットして、
やり直しなんかできな ....
なんだかとってもすがすがしい気分なの
ほんと 信じられない!

こんなときは 詩が書けないわ!
だって 言葉にならないくらいすがすがしい気分なんだもの!

ちからたらずだって言われても言い ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9835)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
どうして忘れてしまうのですか?- 真島正人自由詩1*10-2-25
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ポゼッション- umineko自由詩3*10-2-25
娘へ_−だめ親父の伝言−- ……とあ ...自由詩16*10-2-24
日向ぼっこ- ペポパン ...自由詩6*10-2-24
さようなら、過ぎ去った日々よ- ホロウ・ ...自由詩1*10-2-24
- 生田 稔短歌410-2-24
さざなみに- 真島正人自由詩1*10-2-24
満ち足りた心- 寒雪自由詩310-2-24
君がいなければ僕など意味もない- 瀬崎 虎 ...自由詩5*10-2-24
風が雲もよび空もよぶ- 吉岡ペペ ...自由詩410-2-23
ところの引き出しに仕舞われてしまったあなたに- ……とあ ...自由詩10*10-2-23
うたたね- ことり ...短歌4*10-2-22
帳尻を、合わせる- あ。自由詩21*10-2-22
チュンチュン- ペポパン ...自由詩4*10-2-22
一位いがい意味はない- 吉岡ペペ ...自由詩410-2-22
Good_Mourning- 寒雪自由詩110-2-22
プライベート・ワンダーランド- 紅林短歌3*10-2-21
薔薇のエスキース- 小池房枝自由詩510-2-21
真昼の流星- 唐草フウ自由詩13*10-2-21
春告げの音- 朧月自由詩410-2-21
雪だるま- ……とあ ...自由詩11*10-2-21
神様の慣性- within自由詩9*10-2-21
交錯詩(重奏詩)「星欄干_—_あなたと私」祐緋&まどろむ海月- まどろむ ...自由詩5*10-2-21
シゴトガデキナイ- 吉岡ペペ ...自由詩610-2-20
ゲなんとかという現象- kauz ...自由詩18*10-2-20
聖寂- 邦秋自由詩1*10-2-20
遠い海のむこうに- 吉岡ペペ ...自由詩510-2-20
[味覚障害]- 東雲 李 ...自由詩1*10-2-20
しきそくぜくう- 八男(は ...自由詩210-2-20

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