なぜすいません、なんだろう
雪山でロストして
大捜索して助かった
禁止区域に入ったからだ
つつしめ
慎め
行動を
識者たちは憤る
政治の嘘には絡まぬくせに

なぜすいません、なんだ ....
あの草原を吹き抜ける風を追って
ぼくはここに来たんだ
五月雨に泣く空も
日照りに飢える田んぼも
ここにはなんでもあった
みつける度にぼくは「正」の一画を
壁に書き込んでいった

でもお ....
2007年10月10日ごろ、日本で一番古い詩の出版社、詩学社という小さな会社が廃業しました。1947年8月「詩学」創刊ということで、経営が思わしくない時は休刊などでつなぎながら、60年に渡り「詩学」と .... あたたかい雨を
窓から眺めてて

ああ
私は孤独なんだ、と
唐突に気付く

もう
お前なんて
どうでもいいやって
そんなふうに言われるの
こわくて

 ・ ・

大粒の雨 ....
以前、「しゅき」っていう作品を書いたことがある。

  *  *  *  *

 「しゅき」

   あなたの胸に頬をあずけ
   うっとりと夢見心地で
   すき、って言おうとしたん ....
最悪やなじぶん

才覚やなきみ

性格やなじぶん

正確やなきみ


どんだけ追いかけはしっても

おいつかないなぁ

きみ


だんごむしみたいに

マイペース
 ....
あれほどの時間
費やして
あなたの
何を理解したのだろう

幾千の言葉
重なるくちびる
繰り返す夜明け

あなたという一個体に
内在する真実は
ついぞ私に
とどかなかった

 ....
大きな湖に
沈んでいく夕陽を追って

ガリレオってすごくない?
これで
地動説なんて
思いつかんよ絶対

ぶつぶつと
つぶやきながら
コウちゃんは
デジカメを構えてる

その ....
インディアン・パークに行こう
インディアン・パーク、インディアン・パーク
老若男女みんなが大好きな
インディアン・パークに行こう
手に口をあてて
アワワワとインディアンの真似をしよう
イン ....
水圧に耐え得るように
甲殻を得て

暗闇を
当たり前と思えるように
その目を 潰した

正しいと思えることを
ここは深海
届かない砂の底

尾びれを
左右にゆっくりと
振る
 ....
 詩について個人的に考えていることを話していくので、時々独断と偏見に満ちたものになるかもしれませんが、そこはそれ、テキトーによろしくということで。というわけでまず、詩の「商品力」について。

 「 ....
ある朝
会社までの道を急いでいると
見慣れた制服姿
サルサ銀行のお兄ちゃんだわね
あ、そ、と思って通りすぎようとしたら
突然制服は
深々とお辞儀をして
申し訳ありません、と
わたしに向 ....
  
  
  
  
  世の中に
  
  
  けして屈しないと誓う者は
  
  
  人生を、語れ。
  
  
  
    
  尊さが
  
  
 ....
わざとつまずいて
わざと笑って
わざと愛して
わざと別れた

それだけのこと
  
  
  
  
壁に描かれた
巨きな逆さまの音符が
錆びた扉を指している
軋む音のなか やがてゆるりと
道しかない道が現れてくる



うすくけむる明るい夜に
けだものは光を聴いている
ひ ....
★ ゼブラくん

   あなたのあだ名
   つけてあげたよゼブラくん

   よこしまゼブラくん
  
  
  
★ こむらがえり

   営業の小村クンが
   人知れ ....
★ ライオン砂漠

   あまりの暑さにたてがみを
   くるりと脱いでネコになる
   そりゃないぜライオン君

  

★ iシシャモ(しかも子持ち)

   スケルトンな
 ....
 生きて帰った者はいないと
 時折
 こころをよぎる声
 森はしずか

 ずいぶん昔に
 からまった命綱
 捨てられないねと
 君が笑う

 さざめく木の葉のすき間から
 漏れ落 ....
 あなたの胸に頬をあずけ
 うっとりと夢見心地で
 すき、って言おうとしたんだよ

 するとなんだか可笑しくなって
 よだれがこぼれそうになり
 あわてて口をついた 言葉は

 しゅき ....
  よく冷えたふたりの恋に
  思い出エッセンスを少々

  泡立てすぎて分離しました
   
      
冷蔵庫が低く泣く

あなたを
確かめる右手

世界を割り算で
書きとめられたら

なんてね

何も言わないし
何も聞かない

ただ
さみしさを受け止める  ....
あたりまえの生活というものがよくわからない

平日のお昼時に街に立つ
オフィスから吐き出された人々は
中也の作品に、嗚呼サイレンだサイレンだ、といったのが
あった気がするそれに近い  ....
ハピネス。
幸せについて語ろうとすれば
それは光のように輪郭をなぞって透けていく
影はすべて
光を雄弁に語るハピネス。
流れ、を捉えることが難しいのと同じくらいに
私たちが生き残るのは ....
     花見

  花散らし絵文字並べて恋の文

  花を褒め手料理を褒め花見かな

  若やいだ声で応える花の宴

  声もよく器量もよくて花踊り

  花暮れて裾 ....
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