もしもこの雨が
痛みを強くする
ものだとしても

ブラックコーヒー
苦くシメた胸
盾になるような
武器が欲しかった

ひとりでは寂しい
電車の中で
窓と巡るのは
四角い思いさ
 ....
ころん・ころん。と揺れる小さな頭

母の背中でねんねを始めた頃合で
父はそっと孫を抱き上げ
つつーっ。とタレ堕ちそうな顎周りの涎を
愛用の手拭いでさっと拭き取る。

すーっ。すーっ。と寝 ....
ぶらっと寄らないかあの店へ
忘れられないひとが待っているかもしれないから

すずなり横町とライブハウス
本多劇場と誰も歌わないあのうた

ロングバケイションとお気にいりのロケーション
計 ....
オリオン座の足もとで
邪魔にならぬよう寄り添って
無限の空を散歩する
私は嬉しくて跳ねる
嬉しくてたまらないのだ
ただ側にいられるだけで
ただそれだけで幸せ
端っこまでクリームの詰まったクリームパン。
そういう幸せが、君の人生に沢山ありますように。
もう
これいじょう私を

厚化粧で
着ぶくれさせないで

そんな言葉
誰にも伝わるわけない

そんな
仮装行列で詩にしないで
適当な気持ちで
適当に書いたものを
適当に投稿したら
詩人に怒られた
詩への愛が足りないと

そんな日もたまにはいいな

もう、とんと
私の適当を
詩に近づけて話す人
いなくなっ ....
秋口が開き
無辺の静かさ、響く
赤々と彼岸花咲く土手の向こうから
手招きするように
ゆっくりと、ゆっくりと

)もうはっきりとは
)思い出せない過去がある
)色褪せながらジリジリと
 ....
ください、と言えなくて
くれませんか、と聞いてしまった

人々の影は長く伸びているが
わたしに重なるものはひとつもない
罪悪感とは
苦しいものだ

拭うこともできず
ひた隠しにしようと試み
時間が過ぎても消し去ることはできず
たまに忘れたふりさえする

心の片隅に小さな穴が空いていて
その中を覗き見る ....
道端に彼岸花が咲いている
家の近くの細い道に

道端に曼珠沙華が花を咲かせている
家の近くの畑と畑に挟まれながら通り抜けてく農道に
車一台やっと通れる道に

工場の屋根の煙突が
白い煙 ....
春の桜が
切手になる前に
思いを届ける
言葉を探して

生きることは
きっと寂しいけれど

ひとつの季節が
終わろうとする

この行間に
愛を埋めたい

プリーツスカートの ....
軒先に脱いだ靴が消えた
会社にばかり通ってる靴だから
会社に向かったのかもしれない
いや、しかし、通勤電車に嫌気が
さして旅に出たのかもしれない
文なしの旅先で困ってやしないか
いやいや、 ....
 故郷の母上様お元気ですか?この度は大変お世話になります。電話の度に会いたい、会わせろと仰られてましたね。こんな形でご迷惑をかけます。心配で心配でこの様な文を持たせました。思えば私の時も同じ事がありま .... 楽園への切符をかった
でも誰も待っていないだろうとおもった

楽園への切符を売って
一冊の本を手にいれた

普遍性への手引きという
ちょっと手擦れのある素敵な本だ

ぼくたちのちいさ ....
10月になるのを

どんなに待っていただろう


レザーは

バイク乗りのためにあるなんて

とんでもない


確かに

事故って転倒しても

怪我が軽く済み


 ....
きみが声高に叫ぶことに
そうそうそうそうそうそううそ

きみが胸を張って言うことに
そうそうそうそうそうそううそ

きみが誇らしげに自慢することに
そうそうそうそうそうそううそ

き ....
あなたのどこらへんに
どんなふうに、毛が生えているのか、
体中を辿りたい。
その冒険に連れて行ってよ
ダーリン、早く。
涼しくなってきて
タオルケットは要らないね、と
主人に言われ

久しぶりに晴れた

大量の洗濯物が
強風に煽られて
飛んでいきそうなくらい、
煽られて、煽られて

物干し竿がしな ....
生命線の終点に爪で強く印をつける。
心の弱虫を追い払う、僕だけのおまじない。
新しい歌を歌う
それはもうすでに何度か聞いた歌だ
でも新しい歌を歌う
繰り返しでもある 陳腐でもある
でもそれはすでに新しい歌だ
生き返り 死に返る 僕たちの人生の中
陳腐な歌こそ 新しい ....
言葉のフェイクを削ぎ落し
白骨化したあなたを抱いている
突風にあばらが鳴ると
手を取ってかちゃかちゃ揺らしてみた
骨盤に唇を押し当て目を瞑る
あなたは眠りからさまよい出た夢で
青いインクで ....
漢字の通りに生きなくてもいいよ。
青年だって、恋に頬を赤くしてもいいよ。
わたしは(^^)である。

好きで笑っている訳ではない。こういう顔なんだ。なにせ汎用性が高い。
円滑なコミュニケーションを取るために丁度良い顔なんだ。
時たま(^-^)や(^_^)のように口元 ....
夕日が途方に暮れていった。
途方って、西空を下った所にあるのか。
季節は流れ詩は座礁して
はるか太平洋の真ん中の島に流れ着くだろう

いきることが何かの証明ならば
返す言葉がつまづいたままでいきてゆこう

あるいは人生に返す言葉を紡ぎながら

座興だ ....
大事に育てた朝顔は全部「スカ」だった

いやいや、「アタリ」なんて……

注ぎ込んだ未知という肥料
頑張ったなぁ

でも元の木阿弥万歳三唱
ついでにどうでもよくなって白飯
ちりめんじ ....
僕の好きな水族園が河童の水槽を設置した。誰もが知っているのにまだ誰も飼育したことがない生き物の目撃情報を募っては果敢に採集を試みる。キュウリを握る飼育員。キュウリを仕掛ける飼育員。キュウリを齧る飼育員 .... 夜は長く寒く暗い
煙草の煙も見えない
そんな煙草が旨いはずもない
ただ苦いだけだ
また眠れない夜が来る

誰の映画もtake1の連続だ
どう足掻いてもtake2はない
そしてシーンは続 ....
今までたくさんの人と知り合ったり別れたりしてきたけれど
引っ越しだとか転勤とか卒業とか就職とか
そういう物理的な別れを越えて付き合いを続けてきた人はたくさんいる
元同級生とか同僚とかママ友だとか ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
銀河鉄道- ミナト ...自由詩219-10-8
ほほえみ- 梓ゆい自由詩219-10-8
すずなり横丁の夜_に捧ぐ- 梅昆布茶自由詩1019-10-8
うさぎ座- 丘白月自由詩219-10-7
クリームパン- クーヘン自由詩13*19-10-7
言葉が言うには- 丘白月自由詩219-10-7
詩人に怒られる- 木葉 揺自由詩219-10-7
秋口- ひだかた ...自由詩519-10-6
臆病者- 印あかり自由詩519-10-5
罪深きは- 坂本瞳子自由詩1*19-10-3
ぜんぜん面白くない- こたきひ ...自由詩1019-10-3
春の印- ミナト ...自由詩2*19-10-2
靴が旅立った日- 帆場蔵人自由詩419-10-1
手紙_~母から母へ~- しょだま ...自由詩219-10-1
楽園への手引き- 梅昆布茶自由詩1019-9-30
レザー狂の季節- st自由詩219-9-30
相槌- HAL自由詩3*19-9-26
冒険- 杏っ子自由詩219-9-25
真昼の情事- 愛心自由詩119-9-24
おまじない- クーヘン自由詩4*19-9-24
新しい歌を- オイタル自由詩2*19-9-21
自由の女神- ただのみ ...自由詩5*19-9-16
いいよ- クーヘン自由詩2*19-9-16
(^^)のスピーチ- 愛心自由詩219-9-16
途方- クーヘン自由詩3*19-9-15
オニヤンマ- 梅昆布茶自由詩1219-9-12
たまご- 若乱自由詩219-9-12
カンジョウ絶対防衛線_外回り/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩2*19-9-11
主演- HAL自由詩5*19-9-11
自分じゃないと思っているだけ- Lucy自由詩5*19-9-10

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