多面体の内側で 放るスーパーボール
ひどい事になるよ
角がふえて面がふえる毎に
ひどくなる

確信という言葉を持てる人は幸せで
今私何が正しいかわからなくて
多面体の小宇宙で迷子になって ....
どうして
いい人は
急ぐように逝ってしまうの?

あたしの中には
まだ 父が住んでいて
いつも 問題が起こると
はなしかけている

ときどき 緊急事態のときは
夢に出てきてくれる
 ....
{引用=
順序など何もないのだと
つぶやいた瞬間に重い書物が
飛んできた
角が尖っていて
すごく痛い
世界を何重にも描いても無駄だ
扉という扉の奥には新しい平面がある
息も絶え絶えとい ....
「俺の言うことは嘘だ。」
とアンタが突然叫んだから面倒くさい
とてもとても面倒くさい

だって
「俺の言うことは嘘だ。」も無論嘘
アンタは正直者宣言をしたってわけよ
でもねアンタ今さっき ....
林檎の皮を剥く速さで
地球は回ってほしい
林檎の皮を剥くように
地球は裸になってほしい
きれいに剥いて
皮が一本につながるように

大事な人が入院したら
誰でも看病しに行 ....
                        100219



シーオーツーの企みに
誘い出されるキリンの群れに
なにげなく忍び寄るトラの背に
金色の鳳凰が目を覚まし
 ....
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光


なあ、明るいだろう?

お前のために集めたんだ
一生懸命光らせて

今までやってきたんだ

光光光光光光光光光 ....
昨日ね
ゆめであなたと一緒に
歌ったゆめをみたの
すんごーく楽しかった

いっつもゆめっていうのは
いいところで終わってしまう

いっそのこと
あったかーい布団で
このまま眠り ....
月は
  か細い骨に結えられ
震えるように
  汚泥を吐き出す
 
空が
  骨で作られたドームを作り
隙間から漏れる光が
  手のひらで溶けていく
剣を置いて話をしよう。
お前は私に敵意を剥き出し過ぎる。
今まで足蹴にしてきた奴等とは確かに違うが、
一つだけ共通点。素晴らしき「人間」であること。
赤い呑み物がお好みかMr.
幾 ....
簡単に死ぬな!

簡単に殺すな!

未だ何も解っちゃいねェじゃねェか!

何一つ知っちゃいねェじゃねェか!
{引用=
「で、例のA印刷さんの件なのですが」
と、病人が自分から語りだしたので
僕は面食らってしまった
まだ日の高い午後のはじめの市立病院
5階の、清潔な部屋で
病人は自分から口を開いた ....
世界を広げるための、呪文を唱えられない
 


気づけばそこは真っ白な世界で
横たわる僕の耳は冷たかった
枯れた枝に粉吹かせて、風の舞う軌跡が見えた瞬間
大切な事を忘れている気が ....
季節の変わり目は
不思議と あいまいで、
みあきた建物たちの 
街色は、いつもの 
寡黙のまま

昨日とのくべつのない 
今日を数えながらも、
オリオンをあとにしたら
きみを探し ....
「ゆびきりげんまん」

遠くから
子供たちの声が聞こえる
約束の時の決まり文句
笑い声混じりに
軽やかに歌って
また明日と
それぞれの家に帰る

「うそついたらはりせんぼんのます」 ....
真っ暗な空に
両端が刺さりそうなぐらい尖った
三日月が横になっていた
なぜか 両側に霞がかかっていた
あれは だれかの曇った瞳なのだろう

心の4番目のドアをあけて中のものをぶちまけたよう ....
流れる雲
暖かい日射
ネコが腹を出して
ねころんでいる

生ハム食べて
音楽聞いて
香をたいて
コーヒー飲んで

パンケーキ焼いて
ブルーベリージャムつけて
食べながら
詩を ....
兄貴への手紙

兄貴。
ご無沙汰しました。
そっちの皆なは、達者にしているでしょうか。
組に迷惑をかけた末、浜を去って、人を心配する筋合いでもねぇのかも知れませんが、家族と思って過ごした皆な ....
{引用=もし、もしいつか自分が子供を持つことになるのであれば
まずはじめに、土を踏ませてやりたい}

親鳥のもとを離れ旋回する羽は
ふわりふわりと人の波に襲われ
海は、海はまだかと
空は、 ....
右乳首からお湯がでる
左乳首からはポンジュースがでる

調子にのって
捻り過ぎると
乳首切れを起こすので気をつけなければならないが

そうなっても
彼女にぺろりとしてもらうと
唾液の ....
フランスのどこかで暴行をうけている心持ちとしての世界観など今では笑いの種にぶちまけられていく微かな挙動としての反動にしてはただされていくどこかで ガットギターを弾こうとしている白さを眺め茶色の便せんへ .... 闇のなかに消えた淡いブルーを思い出しながら家路につく
時計の針が最後に触れた数字を覚えてはいない
もちろんぼくが最後に触れた数字も覚えてなんかいない
川をまたぐ橋(バカみたいな表現だ)を渡るとき ....
生まれる
ずっとまえから
さまざまの小さな
かけらたちがあつまって
この心身をかたち
つくってきていた
それらの小さないのちたちの集積で
ここにいるほどよい大きさのいのちがある
その後 ....
真っ白なシャツを着るんだ今日は面接 「くろきたバカだからキライ」

「くろきたに友達いんの?」

「いるわけないじゃんかー」


「くろきた受験するの?」

「いくつ受けるの?5校?」

「ちょっと合格鉛筆かしてよ ....
 現代詩フォーラム50選を発表し、わたしがたのしい。という企画です。
 批評祭がずっと前におわっても、平気で大発表してしまいます。ラスト!
 最後に、感想を書きました。最終行までお付き合いいた ....
私は立ち止まらない
この道を行くと決めた
匂いの蒸せる深森の内を
怪しげなけものみちであっても
感じるままに行方を選ぶ

暗がりを畏れて
夜は月を探す
闇の海原は私を奪ってゆく
私は ....
何をなくしてしまったのか わからないなら
それはわからないまま そっとしておけば良い

それはいつかきっと 自分から君をみつけるだろう
小さな痛みとして 君を傷つけることで

その血を流す ....
ひとの悲しみを見つめていると

いつのまにか哀しみを見つめていた

その哀しみに耐え切れなくなって

ひとの悲しみにぼくは同苦しはじめる

哀しみを見つめているよりか

あなたの悲 ....
宇宙から地球って見えると思う?

まぁそりゃ当り前だね


宇宙から日本って見えると思う?

がんばれば見えるんじゃない


宇宙から私の家って見えると思う?

あー、むりだよ ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9857)
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胡桃(改訂- あおば自由詩5*10-2-19
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ゆめ- ありす自由詩210-2-19
- 佐藤伊織自由詩210-2-19
『狩り』- 東雲 李 ...自由詩1*10-2-19
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505号室- 真島正人自由詩3*10-2-19
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のどか- ペポパン ...自由詩6*10-2-18
兄貴への手紙- アマメ庵散文(批評 ...110-2-18
本当のことを知りたい- 瑠王自由詩12*10-2-18
ビーチク物語- 花形新次自由詩1*10-2-18
グラスにて- 番田 自由詩110-2-18
いついつの日- 15フィ ...自由詩2*10-2-18
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現代詩フォーラム50選_(3)- 露崎散文(批評 ...1510-2-17
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何をなくしてしまったのか- 佐藤伊織自由詩210-2-16
愛をください- 吉岡ペペ ...自由詩810-2-16
宇宙から- くろきた自由詩310-2-16

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