エイト・ビートを告げるカウントの
ワンとツーの間に落ちたものを探す
飯を抜かれた犬のように
鼻先をヒクヒクさせながら


裏通りで寝そべった時に見上げた釈迦の掌は
光化学スモ ....
 こういう言い訳はしてもしょうもないことなんでしょうが、取り敢えず私個人としては、一般的な話として、以下の点だけは主張しておきたい、と思います。

 差別の問題を扱う場合には、意味論的な問題を捨象 ....
笑うことが苦手な君は()の中で笑っている

掴んだ言葉や色を

悲しみの下地に上塗りする

黒の透けた白い肌が

本当の君から目を反らす

人々は摘んで食べては

口々においし ....
白と赤紫ブルー花咲きて妻の花壇は賑わいており

ギッシングふとふと読みて人生の目標みつけり

曇り空ベートーベン・ピアノ曲部屋中に響いておりけり
『神戸』

何も伝えていなかった。
だって、彼女は喜ばないかも知れないし、ここの所は電話を掛けてもメールを送っても応答がない。

走りなれた国道2号線。
昨夜の雨が洗った空気。
春色の空 ....
>なんでそんな赤の他人に関心を寄せるのか、そこがまったく掘り下げられてない。

 このコダワリに、まず初めに賛成しておきます。本当になんでなんでしょうね? 実はその当人への関心などではないといった ....
冬のまばゆい朝から
透明さが失われていくと
気温が少しずつ高く
悲しみの濃度が低くなる

だから春でいいのだと思う
僕の心は冬にとどまったまま
だけど春でいいのだと思う
窓の外にある季 ....
日常はなんともかけがえのないものなのに
サラサラと指の間から抜けてしまうような一日

何も変わらないものはないのはわかっているつもりでも
琥珀になって

世界中にそんな風に人間が住んでいる ....
マジャン と聞こえたので
えっという顔になった私に
中国人の友人は ジェスチャーをしつつ
マジャン と言う

なんとなくそのしぐさから
ああ マージャンね というと
日本では マージャン ....
黒光りする盧舎那仏は
大仏殿のひんやりした空気の中に
佇む自分を見下ろしている。
盧舎那仏に見られている
自分だけではなく
その場に佇むすべての者に
注がれる大仏の眼差しは
見る者からは ....
緑野にタンポポが一面に咲き妻と喜ぶ春のひと日に

春風がそよそよと吹く畦道を伝道奉仕に妻と行きけり

陽は翳り大イヌフグリ点々と春風の吹く川のほとりを

風に揺れ柳芽吹ける川沿いの野に鳥な ....
ぼくは病院を経営していた叔父叔母に育てられました
ぼくの部屋は病室でした
かたくて高いベッドと狭い机しかなかったけれどなんの不自由もありませんでした
妹の部屋は病院の最上階、叔父叔母の居住するフ ....
スニーカーは高いし、デザインも良くなかったので買わなかった。冷蔵庫には買ってきたばかりのコーラが入っている。 そんな気がする。海外で開発されたやりかたで、休みもなく会社に閉じこめられていたのはいつだっ ....                        100403



表面から融けだして
底まで達すると
真っ黒な地面が現れる
雪が溶けた
春が来たと思う
草が生えて
花が咲き
枝が ....
えっちな牛乳

というタイトルの牛乳を買った


1本300円するのだ



飲んだ



なんだ 普通の牛乳と

何も 変わらないじゃないか



 ....
ここが気持ちの良い伸びやかな場所だということが
霊能のないぼくにもよくわかる

水のふくよかさが光に自由だ
土や風はじっとりとあえなく色彩へとかわり
そして私は鼻腔から生まれかわる

この地で生を受け ....
昨日の上に
淡々と
今日を敷き詰めていく
清々しさ

今日の上に
黙々と
明日を積み上げようとする
凛々しさ

ただ
目指すことだけを
目指す

雑り気のない
まっつぐな力に
憧れてしまう
{引用=最後に}


本当は星なんて見えていなかった
ただ、そう思うことで
楽しんでいたかったんだ

そう

どんなに空虚な嘘でも
信じることでそれが扉になった

でも開くには ....
独身女性二人と
喫茶店でのデートは
楽しいもんだ

ただ意味も無く
だらだらと喋り合うのも
良いもんだ

二人は独身であるが故に
セクシャルには敏感だ

二人である事が
開放的 ....
あの小山のてっぺんの公園に
十七のぼくは二十六の女と上った
ふとくてぐねったまっ白いアスファルトの道
したで買ったハンバーガーは
チーズの足腰のない冷えた匂いと
ピクルスと湿っぽいパンの淋し ....
例えば優しさがあって
それは優しさだけど
君を傷付けたとする
僕は悪くないとは言わない
君も謝られることは求めていない
後には傷が残ってしまう
難しいね

ねぇ、
公園の三毛が
仔 ....
奥歯にものがはさまって
どうにも上手く言えそうにない
借りてきた猫は縁側でずっと
所在無げにぐるりを見渡す

小さい手がとりこぼすものは
その手につかむものの補集合
はじめからなにもない ....
自然や
動物や
静物を
つかってしか
ものがいえないなんて
なんて

そこから
さきに
つぐ
ことばが
ない

なんて
なんて

沸きあがった
からだが
うその ....
ぎざぎざだ
尖がった角は ひっこまない
じぐざぐに歩くしかない気持ちになってくる

出会いがしらに
そっけない会話
電車のドアがあいて
目をあわせないで降りる

しあわせ
探してる ....
夢を諦めないで
夢を捨てないで
夢を見せてくれ
夢を叶えてくれ

苦しいときには
ぐっと耐えて
自分のできることを
コツコツとこなす。

言いたいことを
ぐっと堪えて
息をのむ ....
半分以上寝ぼけた君が

また行っちゃうの?
帰ってきてと
つぶやいたような気がする

君は猫のように体を丸めて
ぬくもりを求めている

時間が流動する

体液も流動する

唾 ....
グリーンサラダ緩やかに飛翔
土筆の連隊、以後、お見知り置きを。
ふきのとうの視線が、一斉に動く
その先には、すずめ鼓笛隊
移動しながらラッパを吹く
朝、夜との別れ
ハローハローハロー
オープン、オープ ....
ぼくは濡れた路の上に立って
ゆるやかな忘却みたいに終わってゆく雨を見ていた
15時25分をすこし過ぎたくらいで
どうしようか決めかねているみたいに
太陽がうす雲のあいだ ....
川辺に桜が植えてある

川は3面張りで、
つまりは底まで、コンクリートで
でかい溝、と、かわらなくなってしまった
春になれば、オタマジャクシとメダカが
夏には、蛍が、秋には、蜻蛉が、居たはずだった。
 ....
風には、小人が住んでいる
足下は悠々として、涼しそうである
公園で、自転車を漕ぐ
膝関節に続く曲線は、
数式で表せそうなほど美しい。
遠くに、雨が降っているのが見える
大粒で白く
僕は濡れずに立ってい ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ドーナッツ- ホロウ・ ...自由詩2*10-4-5
取り敢えずこれだけは言っておきたい- 藪木二郎散文(批評 ...3*10-4-5
いつも()の中で笑っている君が- 瑠王自由詩8*10-4-5
曇り日の朝- 生田 稔短歌310-4-5
『神戸』エッセイ6500字- アマメ庵散文(批評 ...310-4-5
AtoZ_氏に賛成の点と反対の点+問題にされてる詩についての ...- 藪木二郎散文(批評 ...310-4-5
窓の外にある季節は- 瀬崎 虎 ...自由詩210-4-5
- 佐藤伊織自由詩210-4-4
赤い言葉- 砂木自由詩6*10-4-4
盧舎那仏- ……とあ ...自由詩8*10-4-4
春風が吹く- 生田 稔短歌310-4-4
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩11*10-4-3
アシックスだったスニーカー- 番田 散文(批評 ...310-4-3
凝視- あおば自由詩4*10-4-3
えっちな牛乳- 八男(は ...自由詩610-4-3
生家にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-4-3
目指す- nonya携帯写真+ ...7*10-4-3
星の消えゆく朝より_(4- 瑠王携帯写真+ ...4*10-4-3
デート- 板谷みき ...自由詩3*10-4-3
六月の涙、アスファルト- 吉岡ペペ ...自由詩1510-4-3
通る- Oz自由詩210-4-3
そして世界- 瀬崎 虎 ...自由詩3*10-4-2
ツォ- イシダユ ...自由詩710-4-2
一緒にかえろう- 朧月自由詩410-4-2
ローマ5:3-4- ペポパン ...自由詩5*10-4-2
ほとんど麻痺をすることで僕は人を愛することが出来る- 真島正人自由詩7*10-4-2
_The_march_in_March_(春について4)- クローバ ...自由詩2*10-4-1
密度に欠けるプール- ホロウ・ ...自由詩2*10-4-1
川辺に(春について1)- クローバ ...自由詩2*10-3-31
風には(春について2)- クローバ ...自由詩3*10-3-31

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329