ソラシ(ロ)ド♪手どてどてどってんころりくも 滑落の意識はすでに朦朧、自分の掌さえそうと思えない長い朝、白濁する視界に紛れ込む澱、文脈のない戯言が胡椒みたいに四散する脳漿、前頭葉から漏れ零れるものの温度は捨てられた小麦粉に潜むものの体 .... 紅葉の山々
渓谷沿いの道はその時々の赤
その時々の黄
その時々の青
その時々の緑
山の頂の先には
幾分くすんだ青空
道のRは気にならず
正面に最初のトンネル

トンネルを抜けると
 ....
{引用=
(あれもこれもそれもほしい)のは(なにもほしくない)と同義語だって(パパにもママにもムスメにもなりたい)と言ったら、誰もが口を揃えてムリだと笑ったの。

ちいさなわたし
ぬいぐるみに ....
あたりまえのように

ふたりで

広い河をゆくように

空をわたってゆく

波にだれかをさがすように

おなじものを一緒に食べるということ


目で歯で

舌で喉で臓器で

からだで

あたらしい発見 ....
インクを買いに行ったまま
わたしは帰りませんでしたが
あなたはあやまらなくていいのです
わたしもあやまりません

外を歩くともなく歩いても
柿の葉のみどりがからだに痛いだけです

職業欄に書くことがな ....
若松城を後にし
飯森山を迂回して
白虎隊古戦場跡を右手に
猪苗代湖畔に至る

湖畔北側の翁島手前の高台に
天鏡閣が現れる。
李白の句「明湖落天鏡」から
天鏡閣

天鏡閣脇 雑木 ....
叫びたい 夜の街

緊張と不安とを

逃げ帰った後悔を

終らせてやる

終らせてやる

緊張と不安とを

逃げ帰った後悔を
 
交錯詩「月」 フライハイ/森川 茂

       奇数行:フライハイ
       偶数行:森川 茂

{引用=
眠られぬ夜 見上げる空

自然なんてさして美しくもない、と

歪 ....
みち たりない
せっせっせの
よいよいよいひくいまくら
まっくらすいみんへ
にっきかいてから
いとでんわしてから
ひやしてひやかし
さかりばあ
足辛ず
かみのけ
とかして
すいて
ゆびゆくピンク
きゅ ....
のぞいた


このくらい


なかよくなかよわくプチさんか
ひとりでふたりぼっちになるよりも

ふたりでふたりぼっちでいるほうが

あったかくてやさしくてなつかしい


今という時間に

ふたりでいれば

集中できたんだ


ひとり ....
私の世界は曖昧だ。



紫色の朝焼けに家を出る時、
青い夜と赤い朝の暗い光に照らされる。

同じ顔と同じ服の人の中
灰色の箱で機械をいじり
大量生産の一翼を担う。
同じ表情と同じ ....
日本が何だって?
満身そこひの野良犬が
その薄ぎたねえ馬鹿ヅラPCに突っ込んで
正体不明の偉物ぶってガタガタ抜かすのは
楽でいいよなチンカス野郎
国民が何だって?
ヌカスてめえの神経が大し ....
スターバックス

ふたりで歩いていたら

しんきろうのようにあらわれた

いつもそうだった

ふたりでてのひら

こすりあわせて歩いていたら

いつもこつぜんとあらわれるのだ
 ....
かがりびのゆらぐ
     奈落からのように
ちぢにみだして追いかけてくる
   眉をつりあげ追いかけてくる

天崖を隠蔽するためなのか
  地軸へ拉致する気なのか
喪服のおいぼれめがけ ....
若かったころひとりで
たいていひとりで

ひとりはひまなので
余計なことばかり気になって
寝転んで涙
耳に入ったまま起き上がって
肌がきれいな
童顔男子にひとめぼれ
それから

 ....
自分が木螺子だと気づいたのは
空の水が全部落ちてきたような
凄まじい雷雨が通り過ぎた後だった

公園のブランコの下の水たまりに
たまたま自分の姿を映した僕は
ほんの少しだけ驚いた

で ....
激しい雨が降っていた
土曜の昼下がり
娘を塾に送る車中で
便意をもよおした

「お父さんお前の塾のトイレ、借りてもいいかな。」

「絶対ダメ、却下。きもい。」

年のせいなのか
若 ....
ストラップスクラップガチャピン…? ストラップスクラップガチャピン…? ストラップスクラップガチャピン…? ああ、なんときれいに忘れていたのか、

いぜん毎日会っていた日々を

ああ、なんと都合よく忘れていたのか、


ぼくは弱いといわれた

ぼくは否定していたが

しかし思い出してい ....
大内峠から徒歩で
大内宿の街道往還に出たとき

秋とは言え、紅葉も落ちかけの季節は
旅人の心も体も
芯から萎えさせ冷たくさせる。
街道沿いの落ち葉を踏み締め
漸く視界が開けたところは大内 ....
パラフィンに包まれた〈灯台へ〉から

ヒースの押し花とセロテープが音をたてた

かびてたのね

あれちだもの

チョコレートをポストに流しこんでおきました
《天井ねこひねもす空気ぶらさがり》 できれば富士山にはなりたくない

日本で二番目に高い山ぐらいがいい

だれにも名前をおぼえられない

そんな存在ならなおいい


たとえばまもるなら

どうでもいいものにいのちを ....
{引用=
 草の先を
 むすんで
 おくのだという

 悪戯心
 という
 生易しいものではない
 もっともっと切羽詰まったもので

 おさない死児が
 先に逝った親しいもの ....
逃げるな
電車は来る
連れていく
時間通りに

決められた
その経路を
なぞるために
伸びる轍だ

逃げるな
明日はくる
世界に
嘘の雨が降る

私の呼吸は
それに従う ....
 小さな喫茶店である
 余りにも小さすぎて
 見落としてしまいそうなそういう場所を
 隠れ家と呼んでいた
 隠れ家にはたった一つだけ揺り椅子があった
 その椅子は
 誰のものでもなかった
 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9859)
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