クルマは
オートマティックに進化した
運転能力のハードルが低くなると
免許が必要な危険な物を
動かしているという意識も下がった
運転がヒマだからと
画面をチラ見しながらクルマを操る
人の ....
未だ血圧の上がりきらない朝
乳白色の靄がかかった意識の西側から
コーヒーの香りが流れ込んでくる

オールを失くしたボートさながら
廊下をゆうらりと彷徨いながら
食卓のほとりに流れ着く
 ....
 最期を迎えるならば

 例えば
 深い深い夜
 病室のベッドに居て
 国道一号線走る運送屋の
 大型トラックの音に
 ただ耳を傾ける事の出来る
 そんな自分でありたいのかもしれない
 ....
雨の気配を感じて手のひらを空へ差し出す

つるりとして
なだらかな
わたしの丘に
今日の雨粒が流れたら
くぼ地の枯れた水路が
一瞬よみがえる
かつて
そこへ流して遊んだ
笹の葉や
 ....
ホソカミキリムシよ、
君はぼくのひみつの友達、その一人、
君もまたいつの日かのぼくに似て、その身動きはまったく取れず、
やがて本格的なスピードで走行され始めてもなお、けっして振り落とされまいと、 ....
 
夜を 想う

星を 想う

君を 想う


 
日曜日の夕方
猛暑です
私がどこで何をしていても
ここは猛暑です

この世に参加して随分経ちました
参加賞を貰いましたか
まだですか
もうぼろぼろですがいつもポケットに入れています
 ....
みなさん
仕事はナンバーワンよりも
オンリーワンを目指しましょう
誰もが目指すものではなく
誰も追い付けないものでないと
誰かに取って代わられます
オンリーワンになれば
ナンバーワンにも ....
夏の夜空に
打ち上げられた花火を
僕の車輪にして

遠く離れた
君のいる場所まで
漕いで行く

群青の草原を
駆けて足りるなら
炎の縁に
君を飾りたい

花火が街を照らす間に ....
一日の始まりに純白のハンカチーフ
貴女は行ってしまい置き去りの私

名付けることで世界は発見され
名付けられて世界在り当たり前に

奏でられるサウンド謎のノンセンス
なぜ空気の振動サウン ....
 
あっち向いて ホイ

ウチ見て ホイ

なんでそちらを向きはるのかしら、いけず


 
青ぞらの日の、
雑用のつみかさね、
フォークリフトに雑巾をかけ、
ゴミを拾ったり、あるいはホウキで掃いたり、
している、
どこか緩慢な、土ようびのしごと、
けれども思いのほかいそがしい、
 ....
つらいことを
乗り越えるために
欲をこころの糧にする
けれど 大事な物事は
一つでもあれば良い


こころの深い傷と共に
生きるね
この傷の深さは
いのちの深さと
つながっている ....
寝惚けたお前の目が見開かれるくらいに
猛烈なやつをぶっ放そうか
俺はフラストレーションの岩石になってる
どこかにはけ口を求めてるのさ

指先の些細な痺れが気になる
足のつま先の痛みはい ....
凶もまた


{ルビ飴=bonbon}でした


{ルビ藍=indigo}ならば


{ルビ鯉=carp}でした


{ルビ居閒=living room}ならば


{ル ....
雨は降ったり止んだり降ったりで
四季のある国のひそかなもうひとつの季節

室内干しの洗濯物
取り込むまえに
ちゃんと乾いているだろうか、とさわってみる

乾いているようにみえても
繊維 ....
特に何も思うこともない夜
スーパーに歩く 暗い道
歩道橋の上から聞こえる
音 ボクシングジムからの


人気のない 車ばかりが行く通り
バンコクでも見た気がする光
バイクと 車の 織り ....
忘れたい思い出ばかりが歩いてる花火が割れたみたいな視界



苦しくて誰も嫌いになれなくて休む暇なく割れる星たち



生きている、街の光は永遠までの道のりを立ち尽くしたまま


 ....
お月様 浮かんでる
水色の空のなか
未だ未だ明るい
夜空の手前

お月様 不思議だなぁ
白く透徹と弦を張り
何か絶えず思考し送信して
この地球にこの私に私達に

お月様 浮かび上が ....
一人でふたり分の荷物を整理する

なんて過酷で残酷な(笑)

やり始めるとやっぱり記憶に飲み込まれそうで

それでも時々、楽しくて


壁のシールを剥がせば そこだけ白くて

こ ....
 とにかくぼくがいこうとしてるのはきみのいない場所
 トム・ヴァーレインにあこがれる女の子のいる場所
 リアルさがぼくをすっかり変えてしまった
 現実の鋭利さ、あるいは極度の譫妄、
 ....
我が家では

いただきますの後
ニャー と号く

あの日から
そうしてる



魚屋さんには夕陽がさす。それは、雨が降っ
ていても、モールの中でもかまわずに。その
匂いの中に ....
響く光の余韻、
浄福なる感触、

それは到来し
それは逃れる

白眼の月と裏庭の太陽

  *

真紅の薔薇 咲き乱れる花園に
切り裂かれ 残響する霊性の香

直進する時に詩 ....
人の生きていることに意味は無いと
ベトナムのバイクタクシーの 後ろで
ぬるくも心地よい風を僕は受けていた あの日
エビ料理を それから 食べて
また 盗みに入られている気のするホテルに
僕は ....
 
枯れちまった海で

魚は息はできない

また涙で溢れるまで


 
若い日は
友とゐること
愉しくて

言葉を選ぶ
こともなく

心をつなぐ
日々でした

ひねた大人は
難しい

かしましいひと
耳障り

マイナス思考も
お断り

 ....
それじゃ
この活き造りにしようか
あと、この日本酒追加ね

あのいけす
うちの会社みたい

(沈黙)

あっ、網で捕まえたよ
すごい跳ねてるね

えっ、あれを食べるの?
なん ....
 夜

月明り
独り暮らしが始まっていた
絶望も希望も寝静まり
生活が一つ転がっている

 朝

目が覚めて思う
生きていた
しかも快晴だ
何にもないので
布団を干した

 ....
総勢五十名の審問官が横一列に並んだところ
壮観であるとおっしゃった
かの君

ウツボ座の椅子は非常に座り心地が悪く
座り直すたびにずり落ちる王冠はまるで
重力波へくちばしをくりかえし
く ....
寝息が包んでいた闇を抜けて
小さな呼吸は
始発電車よりも早かった

眩しいからなのか
朝を薄目で盗んで
それを混ぜるための
パレットが欲しくなる

乗せるものが無くても
軽くて透明 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
オートマティックに潰される- イオン自由詩3*23-7-15
食卓に朝を置く人- 夏井椋也自由詩14+*23-7-15
最期をむかえるならば- リリー自由詩8*23-7-15
手のひらの丘- そらの珊 ...自由詩19*23-7-12
ホソカミキリムシマン- 本田憲嵩自由詩923-7-10
ノクターン- 殿上 童自由詩2*23-7-10
日曜日の夕方- 空丸自由詩1523-7-9
ロンリーワンダフル- イオン自由詩1*23-7-9
車輪の詩- ミナト ...自由詩6*23-7-5
離郷、そして帰郷- ひだかた ...自由詩4*23-7-3
ホイ- 殿上 童自由詩2*23-7-3
土ようび- 本田憲嵩自由詩923-7-2
※五行歌_四首「どこに転んでも大丈夫」- こしごえ自由詩5*23-7-2
勝手にやらせろ- ホロウ・ ...自由詩5*23-7-1
you,_again- 墨晶自由詩2*23-7-1
梅雨の通夜- そらの珊 ...自由詩11*23-6-30
東京のどこかで- 番田 自由詩323-6-30
花火- 由比良 ...短歌1*23-6-29
お月様- ひだかた ...自由詩8*23-6-29
引っ越し- 短角牛自由詩17*23-6-29
裸足になりきれなかった恋歌- 中田満帆自由詩423-6-29
お魚くわえない猫- AB(な ...自由詩13*23-6-28
詩想の楔- ひだかた ...自由詩5*23-6-27
何年か前の記憶- 番田 自由詩323-6-27
- 殿上 童自由詩4*23-6-26
若い日は- けいこ自由詩8*23-6-25
香典3280円- イオン自由詩1*23-6-24
One_Day_- 空丸自由詩1623-6-22
克服- ふるる自由詩323-6-22
ブルーアワー- ミナト ...自由詩3*23-6-21

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