ほんのちょっと 甘いモノが欲しいだけなのに
それが何なのかぴたりとは分からない

それはチョコレートではなく
クッキーじゃない
カスタードも 粒あんも マカロンも違う

小さな頃
ミル ....
くろとみどり
まざったら

きたない

くろはくろうして

うみだして

とうめいな湖

もぐる

そこはみどりだ
さよならは嫌いだから

「またね」を強請る私。

またねが嫌いだから

「さよなら」という君。


でもお互いに好きな物もあって

何か大事な事を決めた後には

必ず小指を絡 ....
たまがつくられるという長い手紙を書く発語の根は脳睡してひるがえってひるがえし走ること限界などどうでもよく走りながらよく視えるできないことできたことは視えず走るまばらなゼロ覗くことからむからまれからみた ....  まだ冷え切った館内に、朝九時を告げるチャイムが
流れた。つづけざま、非常警報ベルが鳴動を開始した。
その音を合図にフロアにいる者たちはみな申し合わせ
たように、作業帽を手に取って立ち上がった。 ....
栗をむきました
それだけで
私の友達のもみじの木が
さらさらと笑いました
私は今、手に抱えきれない程の
難題を抱えているというのに
栗をむくのに必死だったのです


ねえ、君と私
 ....
マルゲリータ

シーザーサラダ

マンゴープリン

おそろいの指輪

おなかいっぱい、やわらかな夜
1962年の足をかじったらイブ・クラインの青

生まれたてだから味なんか臆えてないのに蘇る人体測定

「生きていてよかった」

わたしのかげはぐれてしまったのに
高速道路からの風景には慈しみをおぼえる

あらゆる労苦や不便をとり除いてやりたくなる

仲良くなりたかった

なにか役に立ちたかった

日本ではよくそういう気持ちになった


この国は広い

生活圏に ....
新幹線にキモチを乗せて

かつての少女がマスクをして

黒いフェルト帽をかぶって

青色のヒートテックを着て

ブランケットも連れてきて

50分発の新幹線に乗り込む

新幹線 ....
父のためにメザシを焼いている。
メザシから出てくる
もうもうとした煙

父のためにメザシを焼くなんて
つい最近までは
思いもしなかったなあ
留守中の父が戻ってくるまでに
焼いておいて差 ....
生活という
意味の解らなかったものに
私は浸っている
めいっぱい
空を目指して
夢中で枝をにょきにょきと伸ばしていた
わたしに
生活とは何かを
知らされることはなかった。

社会科 ....
数字

数字を祝うことはばからしいことだと思っていた

東九条でもよおされたある晩の鍋会のこと
とつぜん友達が少しはにかみながら
今日は数字の日なんですと言った
二十八回めの数字の日なの ....
 お肉
 こんばんわナスです
 トマトの坂をこっぺり帰る
 キュウリギリスは寒さで凍える
 お肉は肉でも何肉かわからないが焼けばイケるゾ
 ナス祭り
 トマトの ....
猫猫しい彼女
罪悪感のほとりで
レースの黒と踊る

隙もない
目を離すことができない
成す術もない
せつなくて

やらしい気持ちにならなければ



遠いこころはつかまえにゆけない


もうなにに触っても

なにを見つめていても



アイツいがいで勃つことはない
 ....
ストレスと
前立腺肥大のため
頻尿になっていた
一時間に5回は
トイレに行きたかった

冬に桜の咲いたある日
地下街を歩いていると
いつもの尿意を感じ
感じるとともに
すでに我慢で ....
建物や地面や活字はちがうけれど

月はきょう満月で

それは変わらないもののように思えた

変わらないものを思えることが

私にとっての旅であった

知らないことも知りたい

だが

変わらないものな ....
彼女はたぶん人魚なんだ

水色のなかにいる

まばたきひとつせず

見つめている空を見つめている

彼女はたぶん海のなかにいる

かたくて獰猛なペニスが

くしゅんと

萎えるまで受け入れてくれる

 ....
疲れた眼を開けると

目の前の街路にわさわさと
夥しい数の奴凧が
尻尾を引き摺ったまま
蠢いている。

大きいのやら小さいの
赤いのやら黒いのや
斑模様やら縞模様の
真丸のやら楕円 ....
 白いアパートメントが、町の大通りとはいえない、
中くらいな通りに面して建っている。5階建ての上に
は、無人駅のような空があって、雲はあまりなくって
陽射しが眩しくて、時刻は午後の2時を少し過ぎ ....
大きな電気自動車に轢かれそうになりました。
凶暴な蛇に丸呑みされそうになりました。
太陽に炙られ干からびそうにもなりました。

昔物知りなトノサマじーちゃんが言ってたように
外の世界は危険が ....
明日はきっと晴れるよね

そう願わずにはいられなくて
ふと手を休め振り返る

自由気ままに暮らしてきた日々

愚痴っぽくなってみたり
ときには人恋しいくせして無口になってみたり

 ....
 パンにしますか?
 ご飯にしますか?
 それとも宇宙にしますか?


 コーヒーはHOTにしますか?
 アイスにしますか?
 それとも宇宙を愛すにしますか? ....
しみずさんがハンダこてをかった。

寝ぼけていたので、しみずさん、パンダ型こてをかったのかと妄想あるき。

しみずさんがパンダこてでじゅうじゅうとかしてゆくものが、しみずさんのせいりせいとんされた机 ....
焼酎を
ひたすらに呑む
同じ曲を繰り返し
繰り返しかけながら
お湯割りで
残ったおかずと
煮干しと
白菜の漬け物と
古びた恋の憐憫と
夜の更けるまま
ひたすらに
呑む
「木星のしま模様が今年は一本なくなりました」

ちのないガスかたまりみたいなうえ

たつこともできず

なにしてるのかとおもえば

くらいくらくら

くらがりになれたせいか耳でみることができるように ....
 今夜は、僕が特に親しみを感じる詩の友が集う忘れ得ぬ日なので、僕が最も大切な{ルビ女=ひと}と出逢った{ルビ縁=えにし}の糸を{ルビ遡=さかのぼ}ってゆくことで、人と人の・・僕と彼女の出逢いの不思議を .... 海は広い。


果てしなく世界を結ぶ。


その波は、時に激しく荒れ狂い、時に優しくさざめく。


きっと、私の感情もそんなもんで、すごく落ち込んで泣きじゃくり、真剣に死ぬ方法を模索 ....
なぜかくも私は嫌われるのか
生きてるうちに答えを出したい
ハヤシライスを食べてる時は
そんなことから頭を離して
できるだけ威張らずに
できるだけ謙虚に
どうしてなのかを究明したい

空 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
little_bit_little- Akari Chika自由詩5*10-11-2
まざらない色- 阿ト理恵自由詩4*10-11-2
- ala自由詩4*10-10-31
発語の根- 阿ト理恵自由詩4*10-10-31
カメラチック・ワーズ_#6_-_訓練- 佐倉 潮自由詩210-10-30
栗をむきました- ナカツカ ...自由詩11*10-10-29
ひといき- さつき自由詩4*10-10-28
追憶・インターナショナル・クライン・ブルー- 阿ト理恵自由詩3*10-10-27
距離- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...310-10-27
キモチを乗せて- 吉岡ペペ ...自由詩110-10-27
メザシ- ナカツカ ...自由詩9*10-10-27
生活- ナカツカ ...自由詩6*10-10-27
数字- パスカル自由詩310-10-27
ナストマトキュウリ- ヨルノテ ...自由詩4*10-10-27
シロとクロ- 瀬崎 虎 ...自由詩310-10-26
Gの歌- 吉岡ペペ ...自由詩210-10-26
マーキング_イエロー- ハイドパ ...自由詩4*10-10-26
異国の月- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-10-26
水色の妖精- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...110-10-26
襤褸凧- ……とあ ...自由詩8*10-10-26
カメラチック・ワーズ_#5_-_アパートメント- 佐倉 潮自由詩210-10-26
One_Truth- さつき自由詩3*10-10-25
秋の夜長に歌ううた- 恋月 ぴ ...自由詩33*10-10-25
アンドロメイド- ヨルノテ ...自由詩510-10-25
ハンダこて- 阿ト理恵自由詩4*10-10-24
焼酎- ふくだわ ...自由詩610-10-24
うつ- 阿ト理恵自由詩8*10-10-24
結婚披露パーティーで読んだ手紙_- 服部 剛散文(批評 ...7*10-10-23
大海原を渡る君よ- 知恵自由詩210-10-23
シャララ- おるふぇ自由詩210-10-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329