喀血する連中の
猥雑な足さばきを見なよ
割れた石畳で
ブレイクビーツみたいさ

いつまで経っても周波数が合わないから
指先がバカになるまでチューナーを弄んでる
枯渇の上に怠惰を築 ....
つばめが
高いところに巣をつくり
高いところでたまごをあたためているのを
不幸な人も
幸せな人も
なんだかまぶしい目をしてみあげている
なにがみえるんだろう
私もつられてみあげた
つば ....
お互いに果たせないこと知りながら強くゆびきり揺れる向日葵 とても大切なことをわすれて
とても大好きなひとをわすれて
それでも生きている

あたえられた課題を
こなせない生徒のように

やっぱり不器用でふまじめで
廊下のすみにたたされているんだ ....
ひとりで ずっと待っていた
帰省先で亡くなった男性が住んでいたアパートの
部屋の畳は思っていたよりきれいだったが
乾拭きをして ちょんと座って

ひとりで 届くのを待っていた
荷 ....
紙ヒコーキを飛ばす
君といっしょに。

すべるように飛べ、青空へ向かって。

梅雨のなかやすみに近くの河原で、
君の部屋でていねいに折った
ピンクの紙ヒコーキを飛ばす。

 ....
今まで無傷で生きてきた訳ではない
寧ろ当たり前のように日常的に傷ついてきた

だからと言って誰一人と傷つけてないわけではないけど
誰一人と傷つけてないで生きられるのか?

まだ折り返し地点 ....
きみのかあさんになりたい
お洋服を手縫いしたり
陽に透けるきれいなゼリーをつくったり
おひざにだっこして絵本を読んだりする
いつも子育てのことで
はらはらと気をもんでいる

きみのとうさ ....
青い少年が
指をもって
噴水をみている

歌おうとして
泣いたり
描こうとして
折れたり
飛ぼうとして 揺れたり しながら

わたしたちは
このまちの
記憶として
忘れら ....
僕に関係の無い人が笑っている
僕に関係の無い人が泣いている
僕に関係の無い人が風に揺れている
僕も少し風に揺れながら口を開けて
あの日のことを思い出そうとしている
あの日、が何のことなの ....
ほんとのこと言うとね
っていいながら様子見をするのはやめて
全部ほんとのことを言って
それが無理なら全部嘘を言って

愛されたい
それが私のほんとう
電気もない水道もないインターネットもない
山中の無人小屋に二泊した
夜中にはネズミが
枕元を走り回っていた
眠れない夜だったけど
たまにはこういう体験が
必要だなと感じた
ふだんの生活の ....
詩っつうのは無意味なのかなぁ

(今日はいい詩、読んだんだ)

虚空を掴んだ握力は
そのまま真っ黒なレモンになって
僕は無力に口開けて
高濃度の滴る宇宙を頂く

なんつう痺れる感覚な ....
夢中になれるものがなくなっても
冷蔵庫には食料を絶やさず
ニュースで世界のことを知るなんて
大人のやることは真似できなくて

重たい身体をベッドに沈めて
波が来ないのは孤独なせいだ
それ ....
最初に
だれかが
理由もなく
「世界一高い場所にある駐車場」なんて拡散したので
あまたの観光客が面白半分に訪れる
駐車場(無料だよ)

南の片隅に根付く
天にも伸びる巨木が
きた証拠 ....
みほとけと
あかごとおにと
しがみっつ
きものひえるは
いずれかなかな



ぶんごうの
てつがくによる
ぶんがくの
おそわるふみに
まどろみのあい

うつつよ ....
空と海の色が同じになると
星が綺麗に見えるから好きだ

孤独な人が失くした明日を
ポケットに入れて渡せたらいい

心で感じる自由がなければ
優しくすることはできないよね
虫一匹の命が重 ....
君を乗せて連れて行きたい場所に
花が咲いてたら僕は困るよ
名前も知らずに綺麗だなんて
簡単に言う人が羨ましい

苦くて渋くて癖になる味の
エスプレッソなら答えられるのに
甘党の君はカフェ ....
もうすぐ、夏ですね。
6月も後半になると、
街が一色に、夏の色に染まりますよね。
待ち遠しい人はとうぜん、
これから恋人をさがす人も、
おそすぎるということはありませんよ、ね ....
ぽたり

心の壁の左下の
しみったれた蛇口は
しまりが悪くて
思い出したように
言葉が滴り落ちる

気紛れに
小さな器で受け止めて
液晶の畑に撒いてみるけれど
発芽するのは
 ....
俺の無機質を食う
お前の無機質を食う
俺の無機質はスイートで
お前の無機質はデリートだ
俺は気に入らないものには手も付けないが
お前はまずいものでも残せない性分だ
ずっとそうだった ....
冷たい水が流れてゆく先は
ここよりもっと暖かいところだろう
冷たい心が流れてゆく先は
ここよりもっと冷たいところだろう


名もない小さな流れに右手を浸して
青い星の温度を知 ....
手のひらを広げ
あなたの頬を包み込んでみました
こわれそうな
やわらかなぬくもりでした

手のひらを広げ
あなたの肩を抱きよせてみました
流される時の中
いつか
はぐれてしまうのは
 ....
桜の時期天気が安心せず曇り雨も降り出し早々に散る

昔から路面電車を利用して見える景色に感動してばかり

潤いと豊かさ浴びて生きている必要なもの集まってくる

待ち合わせ少し遅れてくるあな ....
ジャングルジムに頭をくぐらせて
白い天使の輪が輝きました

空を目指してよじ登った頃は
ゴールに辿り着いたと思った
ひとつの山を越えた時のように
爽やかだと言える汗が光る

高層ビルが ....
5月の陽射しは、
夏を隠した薄鼠色の空の隙間から
光の階段のように降りてきて
美しい虹を作り、
いくぶんつよい風を呼んだ

――さっと、

曇り空の幕を開けると、
碧と白のまだらな空 ....
17の角が取れて5になる。
それは買い物かごとトマトと夕日と街灯かもしれないし、
鉛筆の先と消しゴムと教科書の表紙かもしれないし。
ガムシロもミルクもいらないなんて大人でしょって
得意げに注文 ....
菊の花がゆるく風にゆれて、
黄色いほほえみをうかべ
この部屋にちいさな笑い声がうまれる。

ほろほろほろ、と
ちった花びらは
ベッドのよこにそろえられた
黒色のスリッパのなか ....
夕暮れ時の公園で

ブランコに乗りながら

ぼんやりと過ごしたいけれど

そんな時間はない


ぐったりと疲れた身体を

なんとか騙し騙し

やっとの思いで家へ帰る


 ....
自動販売機のHOTが消えて
両手を温めるものがないよ

頬を横切る冷たい北風が
弱々しい陽射しを打ち砕き
トレンチコートを透かす光が
微かに僕の体温を上げる

明日になればめくるカレン ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9966)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩は記録される雨音- ホロウ・ ...自由詩2*18-6-14
幸せの場所- 朧月自由詩118-6-13
お互いに果たせないこと知りながら強くゆびきり揺れる向日葵- 北大路京 ...短歌518-6-12
大切なことをわすれて- 梅昆布茶自由詩1418-6-11
緊張と弛緩- 唐草フウ自由詩6*18-6-10
しあわせを呼ぶハミング- 秋葉竹自由詩518-6-10
まだ折り返し地点ではない。- 千幸自由詩118-6-10
きみのとなりにユーレイのように- 田中修子自由詩17*18-6-10
噴水2- はるな自由詩318-6-8
さよなら- たもつ自由詩2418-6-8
真実- 朧月自由詩218-6-7
無人小屋- zenyama太 ...自由詩118-6-7
つかの間- ◇レキ自由詩3*18-6-6
僕の城- ミナト ...自由詩218-6-5
駐車場- 乾 加津 ...自由詩3*18-6-5
かなさんど- AB(な ...短歌3+18-6-4
夜ノ声- ミナト ...自由詩318-6-4
ガールフレンド- ミナト ...自由詩218-6-3
ハッピー夏休みは、まだ来ない。- 秋葉竹自由詩218-6-3
蛇口- nonya自由詩17*18-6-1
Inorganic(性質など関係ない)- ホロウ・ ...自由詩7*18-5-31
そこが始まりとするなら辿ってゆくだけのことだ- ホロウ・ ...自由詩3*18-5-29
手のひらを広げ- まいこプ ...自由詩218-5-29
待ち合わせ- 夏川ゆう短歌218-5-29
永遠の空- ミナト ...自由詩118-5-28
恋人の来る場所- atsuchan69自由詩4*18-5-28
17時が丸みを帯びて/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩1*18-5-27
ほろほろほろ、と- 秋葉竹自由詩218-5-27
証明- 文字綴り ...自由詩3*18-5-27
エイプリルフール- ミナト ...自由詩218-5-27

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