真向かいにすわると遠く感じられた

目をあわせるのが居心地わるかった

スペインの夜はにかいめだった

ぼくはまるで中二の秋だった

彼女のうしろでは予約客たちが

食事を楽しまん ....
透ける唄をきくから目をとじて
車の流れる音も聞きながして
そらはやっと明けたのに夜は幕をさげてゆく
夏はもう通り過ぎたの

冬物を出しながら
これからのことを考えて
でもこれからのことな ....
 「へそ」

夕立とともに雷が落ちる音がして
少年ははっと目覚める
もしかしてへそが盗られていないか
あわててシャツをめくり
お腹にちいさな穴が残っているのを
確認して
ほっとしながら ....
苦い思い出を語れというのならその昔
廃材置き場になっていた広い空き地の泥水路に丸太の橋が架かっていた 。
小学校から帰ると幼なじみの僕とK君はイタチのようにそこの盛り土に上がっては秘密基地 ....
鉄砲風に乗っかって つまら時間に乗っかって
脳みそで永久を語る 絡まった放電を解くの

逝き方はしらない 歩く背伸びなら感じたとこ
夕方かたむく世界を落ちる機械をうけとめるのは土
作暁 なか ....
黒塗りの雨が心地良い

静かな夕立
水びたしの街

揺れ惑う灯りだけ
ひとりぼっちの僕を見てる

光が洩れた
バスルーム
子供の声が
はねかえる

ファミレスの奥で 語り合う ....
商店街をふたりであるいた

天井の高いふといアーケードを

ふたりはわらいながらあるいていた

仲良しだった

ずっとふれあっている

それでもふたりはきのうもっと

あのとき ....
向かいあってつながっていた

ユディットがめのまえで揺れていた

しりの肉をつかみ上下に揺すった

目をほそめたユディットが弛緩していた

すすり泣くのが絵からこぼれているようだった
 ....
この世のうわずみを
あらかた舐めてしまった

僕は

もう

面白がらなければ
何も面白くないし
欲しがらなければ
何も欲しくない

この世のうわずみは
どれも同じような ....
今熱い命が 遠い落ちる影へ
古くむくむ灯りで綴る
誰一つとしてないももの夜を相殺した

しね はいあがれ
蛾も勘も関係ない

誰一つとしてない 両方ももってはいない
あと最期の意識がう ....
まぁ僕の近隣にゃ誰も現代詩フォーラムにログインする人は居ないだろうし

『あれ?これってあの人?』ってなる危険性も無いだ ....
いつか通った雨は 何処

逃げ出した 木陰の檻
巻きつけた 小さな青い淵

黒い蜜に ひたす
重ねた 背中の羽 
幾年月の魂の蓄積

地の底に眠る土の塊

いつか僕が還る刻の風化

笑っているのだろうか

それとも
この世を恨んだままでいるのだろうか

その石はなにも語らず
有楽町で吐き出されるとホームには、冷えた焼肉の匂いがながれていた。

あたりは、群青だとかすみれいろの狭い空を背にした明かりのついたビルばかりだ。

この懐かしさはなんであろう。(私は暫く)ホ ....
美味しいと感じたら負けだと思っていた、僕

未だに美味しいとは感じない

が、

5年前より、舌が大人の刺激に応えられるようになった

ついに大人の階段に足をかけてしまったのね・・・o ....
御飯てほんとうに美味しい。

僕がはじめてお米の大切さを知ったのは
冷蔵庫の中が空っぽになったとき
『また明日!!』

あの日から
その言葉をきくと

もう会えない


そんな気持ちはが胸をよぎる

それでも

『また明日!!』って帰っていく貴方の後ろ姿を見て


どうか無事でいてくださいと


 ....
彼は知らない
こんなにも想っていることを

彼は知らない
こんなにも憎まれていることを

彼は知らない
何も、なにも、ナニモ…

そして、彼は知らないまま生きて行く

何も知らな ....
久々に
キスをしました
久々に
君は照れ、かつ笑ってました
にんげんが痛みを知ったとき

他の動物たちは

それ見たことかと

手をたたいた

森の聖人がリスやキツネに

『見ていてごらん。彼等は今に誤りに気付き ....
雨 雨
切々と うたう

わたしはピアノを弾いている

絵も描けず
詩も書けず
下手な暮らしをしているが

わたしはピアノを弾いている

今この瞬間
いくつもの
想いが
浮 ....
私立女子高。
可愛い制服と、私の他に、私の中学から受験する者が居ない事を
目的で選んだ第二志望の高校だった。
第一志望の高校は落ちた。当然第二志望の女子高は私の偏差値より
下回っていた。
 ....
私はきみのことが好きだ
でも どうやらきみは
私のことを好きになることができない体質だったらしい

仕方がないので
私はきみを好きでいつづけることを
やめることにした

無理にきみに合 ....
私は強くなる
大切な守りたい人のために
私ができることをしたい
悔いを遺して逝きたくはないから
人って生き物が嫌いだけど好きだから
私にできることはなんですか
悔いを持ち生 ....
こんな
二等辺三角形を
埋め込んだ
見たこともない
青が
備わる
午後の影を
見遣り

フレームだけの
都市には
ガラスの雲
が置いてあるので
立体ラジオの
気象予報士は
 ....
カウンターの背の高いスツールに腰掛け
グラスに注がれたバーボン
氷のゴツゴツした表面を覆いながら滑り落ちる
琥珀色の液体にジッと
視線を這わせ

すでに結露したグラスを捧げ
グビリと ....
亀はじっとして動かない
僕は固い甲羅になった亀の両脇を片手でおそるおそる上から掴み上げると
道路脇の川へ下りてゆき逃がしてやりました 。
亀は うれしかったのか 哀しかったのか
目には涙に濡れ ....
キャンプ場の近くを車で走っていたら20センチくらいの亀が道路をえっちらほっちらと横切っていました。
僕が車を止めて近づくと、亀は首や手足を引っ込めたまま
動かなくなりました 。

このままでは ....
私は想う
あなたと出会う
その事実を
あなたの意味を

これから
私は失っていく
例えば友を
痛みを

そのとき
私が還れるために
北極点のすがしさで
あなたが

たとえ ....
原作は読まずに映画を観に行った。どうせ出来そこないの九州弁を聞かされた挙げ句、薄っぺらな人間把握を押しつけられるのが関の山と踏んでいたが、意外や意外。

人間把握の深い浅いはともかく、俳優陣による ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9966)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スペインの夜- 吉岡ペペ ...自由詩110-10-3
ざわめき- 唐草フウ自由詩9*10-10-3
へそ- 乱太郎自由詩17*10-10-3
遊石は語らず- アラガイ ...自由詩3*10-10-3
じゃっじゃ- 十二支蝶自由詩310-10-2
Smoky_rain- Akari Chika自由詩4*10-10-2
ふたりは- 吉岡ペペ ...自由詩110-10-2
座位のセレナーデ- 吉岡ペペ ...自由詩310-10-2
ぽつり- nonya自由詩23*10-10-2
戦ぐ- 十二支蝶自由詩110-10-2
夢を食む虫- TAT自由詩4*10-10-2
黒揚羽- 砂木自由詩7+*10-10-1
- アラガイ ...携帯写真+ ...4*10-10-1
ある夕景- 吉岡ペペ ...自由詩310-10-1
Stairway_to_Beer- 酸素の枷自由詩110-10-1
実り- アラガイ ...携帯写真+ ...2*10-10-1
どうか- 黒猫携帯写真+ ...210-10-1
無知に嘆いて…。- ala自由詩2*10-10-1
だってキスぐらいしとかないと最近鬱で死んじゃうから- TAT短歌6*10-9-30
俺何か間違ってるか?- TAT自由詩4+*10-9-30
pianissimo_words.- Akari Chika自由詩8*10-9-30
「檻の中の同性愛」- 桐ヶ谷忍散文(批評 ...3*10-9-30
無題#- くろきた自由詩5+10-9-30
から- ポー自由詩3*10-9-30
透明な構図- 塩崎みあ ...自由詩4*10-9-30
バーカウンターの蛙- ……とあ ...自由詩10*10-9-30
亀_‥‥_続き- アラガイ ...携帯写真+ ...6*10-9-30
- アラガイ ...携帯写真+ ...3*10-9-30
フラッグ- umineko自由詩6*10-9-30
方言のちから_映画『悪人』を観た- A-29散文(批評 ...1*10-9-30

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