パンクして
タイヤ交換
きつね道
ほんとお前は
ツイてないよなw
ゆるい水枠に
日常が
切り取られていく

何もかも
光をよそに
不確かさを帯びて
透けている

取り壊されてしまうと
そこに
どんな家があったか
わからなくなってしまうように
 ....
あと何分
同じ事 話し続けるんだろう

向かい合わせで
喋るなんて
テーブルを発明した人はデリカシーが足りない

雨に叩かれる窓
明かりが強すぎる店内
雑然と
雑念が
入り交じる ....
おおきな雨のあとだった

朝の坂道を電動自転車であがっていた

坂道のうえの空がいつもより狭く見えた

木々のみどりがせり出していたのだ

夏も終わろうとしているのに

せり出した ....
 
 
秋は
だれなのだろう
すずしげな顔をして
そのひとが
やってくると
しん、と
静かな音がする

みのりの秋と
ヒトはいうけれど
秋は
みのりなどではない

あまい ....
ベテルギウス

遠く遠くある物は 遠くにあるだけに過ぎず
遠くが近く感じるのは 心が距離を飛び越えるから
長く長く旅をしてきた 随分と時間がかかって
その光は とても小さくなってしま ....
朝のうちに
小さな未来を想って
二段重ねの
小さな容器を
すきまなく埋めていく


もう何も
いらないと思っていたけど
やっぱり同じに
朝はきて
そんな莫大なものに
途方にくれ ....
暗がりを作る小さなものを
目をつむり見つめる
どんなかたちも妨げない
光の矜持がある


よびさます きざまれる
ふりまかれる こがねでもあり
みどりでもあ ....
どうしようもないことばかり口にしてしまう
虫の声さえ聞こえない熱帯夜
最終電車もとっくに過ぎていってしまったのに
私は今夜も寝付けずに
見えない星を探しながら考えてしまう
私はこの世に生まれ ....
神秘を踏み外して世界が回る
その少し下 メランコリーの上辺を
飽きもせず日々の生業に傷つく
21世紀のシチズンズ・オブ・ザ・ワールド

歌うように花が咲いて
またコスモスの季節なのだと気づ ....
世の中に無駄があるとしたら
自分のことだなんておもったりして

そんなことないよって言って

無駄な会話に思ってしまって
横耳できいていた
一瞬大事な言葉がよぎり
顔みつめたけどあなた ....
ベッドの中の
君に

昼間の面影を
さがす

哀しいけれど
あれは幻

君が
瞳を閉じたような
気がする

ため息ひとつ

僕は静かに
明かりをおとした
臨月でお腹の大きい妻が呼んでいる。
僕はいつもの公園で二日酔いの頭を抱えながら、
三歳の息子と遊んでいる。

繰り返し繰り返し
同じ砂山を作っては壊し作っては壊し、
何回作っても彼の作 ....
これだけ地に足つかずにさびしいのなら

どれだけ傷つけあったって

会っているほうが

ましなんじゃないのかとさえ思えてしまう


神々の意思ではないのか


オリオン座だ
 ....
憂鬱が穴を穿つ
苦痛の波打つ夜
枕木の合唱を
電気を消して聴くのだ

文字通り戻れない
文字通り元に戻れない
文字通り二度と元には戻れない
文字通り決して以前のようには笑えない

 ....
ハグロトンボに
アキアカネ
赤と黒とが
入り混じり
輪になって
入り混じり

  どんひゃらら
  どんひゃらら

ギンヤンマ
オニヤンマ
加わって

  どんひゃらら
 ....
ぼくらは月下の一群だ

ここのつも年上のぼくだけれど

ぼくらは一群としか言いようがなかった

お互いかんがえていることぐらい

くるしいほどわかっていた

お互いのくるしみがわか ....
うむmmmm・・・・
胸が痛むなぁ。

君はある種のタイプの人を
「ブラックな話題」として
いつまで生け贄の羊を
捧げるつもりのだろう?

仲間になる儀礼と自身の保身の為に

君の ....
画面に白い薄い虫がついていた
文字と画像と虫をみながら
過去と未来と世界をみていた

命って字と動く薄い虫
自動で動く虫は
かわる画像の上をしらん顔

クリックしても消えない虫は
私 ....
イエラルシーはかっこつけて
電柱より高いところから
君の日常をじっと見ている
手出しはしない 見るだけ

NOxにまみれた有酸素運動の権化が
こぼれる夕方の未練を噛む頃
僕は白く焼けた砂 ....
 
 
父よ
あなたをうしなって
私が何を
うしなったのかと言えば

男どうしだからこそわかる
男に生まれた
宿命についてなのだった

父よ
あなたはいつも
私を庇護してくれ ....
僕は詩人の仕事を知っている
それは薄汚れた靴下の匂いを残したままそのままを裏返しに吐き直し
美術館でこの絵はどうも臭いと鷲のような鼻で素人にはその説明を拒み
賞味期限に剥がれた壁紙の図柄 ....
塩だ
塩だ
砂漠のような
塩だ
俺と
お前を
ここまで運んできた
塩だ
最初の光が生まれたその時から
永い
永い
旅を経て
お前と
俺を
ここまで運んできた
塩だ
砂漠 ....
思えばめぐまれすぎていた

ないものなんてなかった

わざとないふりしてるくらいだった

だからおまえのしたいことなんか

切実にかんがえることがなかったんだ

うしなうくらいなら ....
木が勢いよく枝をひろげ
葉がさらさらと風にそよいでいる

ココがわたしの入口です


日に焼けた古本の匂いが
若き父のひたむきさをつれてくる

ココがわたしの入口です


決し ....
ビルディングに
夕陽が飛び火して
鉄とコンクリートに
ほんのひととき
しょっぱい血が通った

ビルディングの
かりそめの心臓が
眩し過ぎたから
思わず目を細めて
微笑んだような顔をした

夕焼けが
 ....
きつねコンコン
遊びにおいで
黄色いバケツは誰のだろ

きつねコンコン
昼寝においで
しゅわしゅわラムネが冷えてるよ

ふるふるゆれる
黄色い花は
小さな船の形して

ふるふる ....


グレーを塗ると、きもちがいい
グレーを塗ると、きもちがいい


雨の降るふる
背伸びをやめる


 目には見えないが
 確かに巨人の朗読が聞こえる
 すぐ近くにいるときもあるし
 間遠いところから
 細々と聞こえるときもある
 詩や あるいは詩が

 巨人は聖書のゴリアテとは
 一 ....
過去に起こったことが
歩んだ道の情景が
溶けては沈み
たまに流れて
浮かぶ
大きな海のように
適当で
いい加減に
生きているつもりなんだけど
それでも
大変なもんだと
便座に腰か ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9859)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
だまれ満月- TAT短歌4*10-9-18
ゆるい思い出- Akari Chika自由詩1*10-9-18
boring_man- Akari Chika自由詩3*10-9-18
すこしあるこうか- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-18
秋に- 小川 葉自由詩6*10-9-18
ベテルギウス- itukamitanij ...自由詩4+*10-9-17
お弁当- sio自由詩8*10-9-17
不季途- 木立 悟自由詩510-9-17
バースディソング- 涙(ルイ ...自由詩710-9-17
惑星の回転する音が- 瀬崎 虎 ...自由詩210-9-17
ミラクルトレイン- 朧月自由詩310-9-17
素顔のままで- 花形新次自由詩210-9-17
- ……とあ ...自由詩14+*10-9-17
神々の意思- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-17
実は悪なのだ- 瀬崎 虎 ...自由詩1+10-9-17
秋祭り- 北村 守 ...自由詩510-9-17
月下の一群- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-16
よっちゃんの追悼の為に- 板谷みき ...自由詩1*10-9-16
ネット- 朧月自由詩310-9-16
あなたに花束を差し出したい- 瀬崎 虎 ...自由詩210-9-16
男類- 小川 葉自由詩310-9-16
詩人たちの仕事- アラガイ ...自由詩8*10-9-16
- ふくだわ ...自由詩410-9-15
お花畑- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-15
空は音符の匂い- 昼寝ヒル ...自由詩6*10-9-15
夕陽ビルディング- nonya携帯写真+ ...12*10-9-15
きつねつりふね- 海里自由詩610-9-15
オイルパステル- 笠原 ち ...自由詩8+10-9-15
朗読する巨人- 豊島ケイ ...自由詩15*10-9-15
ふとトイレで- 秋也自由詩410-9-14

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