光射す海 眠る水面を
波を起こし船は進む
果てない夢を 抱きながら

嵐の夜を 飛沫を浴びて
木の葉のように船は揺れる
心細さで 怯えながら

富みある街を 心寂しく
彷徨うように歩 ....
お日さまに 恋して開く 福寿草


お日さまを 家族で仰ぐ 福寿草


大空へ アンテナ高く 福寿草


背伸びして お日さま掴む 福寿草


一粒の 光大事に 福寿草
翔けだした 
雷鳥さえも追いつきはしない
億年の過ぎ去った
海峡の、氷河の流れに
止められない想いを抱きしめては、
巨きな犬の背にまたがり

髪をふりみだし
人のすがたなどでなく
 ....
なにをやってるんだって言われるよりも
よくできたねって言われるほうに
どきりとするようになった

ほめられていいものだろうかと思うなんて
自分ではうまくやれたって思っても
すんなり認められ ....
世界にはこんなにも海ではないものがある。
愛していると、言ってくれる誰かを捜している
愛していると、言っても問題ない人を捜している
ふとしたときに、それは、睡魔と悲しみの差がないとき
宇宙の始まりを考 ....
こんにちはさよなら きっとまた会おう
君がそれをまだ信じてるなら なんて切ない
灰色の木洩れ日 小さな湖
手を振って笑って
次はいつどこで会うかわからない それが素敵
思うようにうまく歩けな ....
春の雨が降る

アスファルトが匂いたつ

雨があがる

すこし唐突に星が散っている

湿気が鼻にかさなっている

風が目のまえを撫でては消える


きのう

エロい夜だっ ....
電線を泣かせるのは
木枯らしだ
冬のからだの
声だ

何も掴めないのは
街路樹だ
冬のからだの
手だ

キシキシと縮こまった
エンジンを震わせて
登り坂を這っているのは
 ....
気が付いたら、朝だった。


いつ眠ってしまったのか、全く覚えていない。
最近はいつもそうだ。
夜遅くまで起きていて、昼過ぎまで眠っている。


何もすることが無い。
窓の外を見ると ....
絶望を信じてたって
何にも変わらないんだ
僕らの前にあるのが
巨大な壁だとしたって

使い古された未来に
希望なんか抱いてみたり
まだ追い付けない過去に
訣別を迫ってみたり

大海 ....
・国語

休み時間 机の上に伏せられた教科書はみな鳥のかたちで

「死」という字を習い17年経つが何故か未だにうまく書けない


・算数

「算数は嫌いなんだよ数式の突起みてると痒く ....
踊るように、街を歩くひとがいた。 
両手首に輪を嵌めた、杖をつきながら。 

僕の肩越しに密かな風をきり 
横切った、彼の背中はおそらく求めていない  
これっぽっちの、同情も。 

不 ....
白磁の球体のただひとつの穴に

青磁の円錐の先端を突っ込んで

女性に見立てた

右手の親指と小指で円錐をはさみ

残りの指の腹で球体を愛撫した


触れるか触れないかの所で
 ....
風の行方を見にいこうよ
名前も告げずに電話口
あいつの気まぐれ 僕の楽しみ

気乗りしないふりをする
あいつからチョコレートをせしめるために
風に飛ばすものを鞄につめたら 丘のうえ
風の ....
ごめんなさい とあなたが言うから
ぎゅっと抱きました
生きていたくない とあなたが言うから
なにも言えなかった

息をしてるだけで ごめんなさいと
あなたが手紙に書くから
息をしていてく ....
猫のひげ、五線譜にして奏でるの。エリック・サティ『あなたが欲しい』  
 
恐竜の鼻先に
トンボが一匹止まっている
それはただの偶然
恐竜はトンボを食べないし
トンボも食べられるとは思わない

わたしたちは生きていくために
必要のないことばかりして
 ....
アルコールの整髪剤を塗り
マッドをつけて
香水をかける。
脇の下にも

ジッポで
タバコに火をつけ
サングラスをして
バイクで一っ飛び

ステーキ屋で
ワインを飲み
カラオケに ....
息をするのも困難なような
心持ちになることがある

のうみそやからだや今までの生きた時間を
ごっそり交換したくなる夜もある

それはきっと中途半端の塊が
ためらってためらって生み出す
必然的なものだと ....
撲殺の感触のような中枢の痛み
地の底まで沈みこむ心情を他人事みたいに傍観しながら
彼方の空にあるのは白に消えそうな青
白痴のような未熟がゆっくりと左胸を叩く
死を見るからこ ....
蝉時雨の光。七色の雨が降り注ぐ街にて、潜水艦が飛行する夜。
寝静まった住人が起きだし、徘徊する街にて。夢を壊さないようにぼくらは
足音を立てずにこっそり歩き続けた。赤い風船が飛ぶ、夜。
窓から窓 ....
プルトップにゆびをかけて

あたしのめのまえで

うれしそうにトマトジュースを開けるきみと

ちいさな破裂音と

あたしがいて


とじこめられた空気が

はじけて

で ....
日曜日の過ごし方

 土曜日は、家電量販店での仕事(読んでいるうちに眠くてしようがなくなる小説のための自動ページめくり機売り場の店員)があって、僕は競馬場には行けない。だから、競馬場に行くのは決ま ....
苦しい時には
助け舟がでる
と信じて航海
にでて行く男

好きな子へと
電話を掛けた
誰れもでない
楽になれない

外には七人の
敵がいるから
油断できない
褌を締め直す
 ....
目覚めて闇 朝
まだ夜の明けてない六畳の部屋で
叫びたくなる
何かをしらせたいのではなく
ただ叫びたくなる

背中をつき破って羽化したいんだ

人がひとでなしになるのは
あまりにも世 ....
言えないことがある
幸福だと 断言できるわけではないの
話したいことは たくさんあるの


あなたに伝えたい言葉
探して 探して
見つからないまま 最寄り駅で電車を降りる


 ....
あしたからさくら咲くころまで

毎週ゴルフ場にゆくことになってる

ぜんぶ山んなかのコースだから

毎週自然に会いにゆくようなものだ

これから二ヶ月の山の自然の移ろい

季節とは ....
はじめにいっておきたいこと

俺は良識ある市民って奴が大嫌いでね。奴ら(大半は薄気味悪い厚化粧のオバハン連中だ。)は今日も、鎌倉駅前に立って、虹色の絵具競馬廃止!と目を血走らせて叫んでる。試しに、 ....
苦しみから
楽しみ
楽しみから
慈しみ

笑顔から
始まる。
優しさから
感謝で終わる。

意地悪は大嫌い
楽しく素直に
真剣に
喜んで
敬って

常にサプライズ
い ....
夕空がずっとあのままになってる
写真みたいだね
僕は脹らんで大きくなってる
従来の僕が驚いているよ
僕は僕になるんだね
僕自身だから
また小さくなれるかな?
二つは嫌だね
夢の中で見た ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9966)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風の行方- 板谷みき ...自由詩2*10-2-10
福寿草- みずまく ...俳句5*10-2-10
氷の犬- 月乃助自由詩15*10-2-10
ほめられて- 朧月自由詩610-2-9
ホテル・リグレット- クローバ ...自由詩2*10-2-9
あたたかい夢- 塔野夏子自由詩8*10-2-9
エロい夜- 吉岡ペペ ...自由詩910-2-9
冬のからだ- nonya自由詩18*10-2-9
RPG- 音遥自由詩210-2-9
声がするほうへ- 葛西曹達自由詩310-2-9
教、育- 吉田ぐん ...短歌3710-2-9
踊り歩くひと_- 服部 剛自由詩9*10-2-8
スフィア_フェティッシュ- ハイドパ ...自由詩5*10-2-8
風の行方を見にいこうよ- 永島大輔自由詩110-2-8
息_してる- 朧月自由詩1010-2-8
Je_te_veux- ことり ...短歌210-2-7
余生- 小川 葉自由詩210-2-7
マッドマックス- ペポパン ...自由詩6*10-2-7
イマシメ- 笑む爺携帯写真+ ...110-2-7
冬の夕暮れに便所に立つまでのひとつの乱雑な考察- ホロウ・ ...自由詩1*10-2-7
赤いプラネタリウム- 岡崎師自由詩810-2-7
トマトジュース- 水町綜助自由詩5*10-2-7
夢の競馬場2- 花形新次散文(批評 ...4+*10-2-6
楽になれない- ペポパン ...自由詩8*10-2-6
今日も空は青いじゃないか- within自由詩7*10-2-6
- なき自由詩2*10-2-5
あしたゴルフ- 吉岡ペペ ...自由詩310-2-5
夢の競馬場- 花形新次散文(批評 ...3+*10-2-5
心の底から- ペポパン ...自由詩7*10-2-5
欲望みたい欲望じゃないみたい- 真島正人自由詩1*10-2-5

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