七つの海を越えて今年も夏が来ましたよ。
あなたとお別れしてから五年がたちました。
元気でやっていますか。
もうたくさんお友達もできたことでしょう。
そちらは過ごしやすいですか。こちらは猛暑 ....
この線路を真直ぐ歩いてゆけば僕らの夢に辿りつけるのだろう。
灼熱の太陽も、吹き付ける砂塵も、もはや僕らの敵ではなく、
熱く燃え上がる僕らの前には一本の道があるだけだ。
先人たちの偉大さをその足元 ....
休日の昼間、よく空を見上げる僕は素敵な発見に歓喜する。
大空に浮かぶ雲は一つとして同じものは無い。
似たようなものはあるけれどまったく同じものは無い。
それでもみんな同じように風にたなびいて ....
小魚の様に無心に生きる 花びらの様に綻びる 風の様に巡り 夏の様に燃えさかる
春の様に流れ 雪の様に舞う 歴史の様に積み重なり 光の様に消滅するのだ

その姿は見えない 誰にもさわれない 湧き上 ....
のっぴきならない
事情がお有りと
要らぬお察し致します

もしや事情が無いのなら
尚更心配致します

ただ等閑なだけならば
私は安堵致します

あなたに易きときあれば
私は安 ....
いくぶん体温の高い
あなたを胸に抱けば
心の真ん中にある
バターが溶け出し
私は
ホットケーキになった

ふくらんで
ふくらんで
痛いほどふくらんで
あなたに与える
ちょっとのほ ....
僕は闇属性なので
まぶしいものにめっきり弱い

「じめじめしやがって
お前はナメクジみたいだな
キノコと仲良くやっていろ」

日没になると
カーテン越しにそう言われて
最初は腹を ....
時々
じょうごがあったらなぁとおもう
たとえば
砂の粒を透明なびんにあつめる時
たとえば
湖水を小分けして胸にしのばせる時

{引用=いちみりも
こぼさずに
うつくしく
やりとげな ....
あなたは自分を愛してくれる人に抱かれて消えたいと思ったことはないかい。
あなたは自分の頭を優しく撫でてくれる人に包まれてなお、このまま消えて
なくなりたいと思ったことはないかい。
一度でも感じた ....
ほんものがほしい
出来れば触れられるもの
出来ればあたたかいもの

ほんものがほしい
あなたもそうだとおもう

ほんものですよ
そう言って触れてあげたい
なのに自信がない
ほんもの ....
詩人の方々
告白します
手元にある数十冊の詩集
八割以上は古本屋で買いました
おまけにほとんど百円コーナー
いくつかの本には裏表紙に
詩人のサインと送った相手の名前
生々しく痕跡本です
 ....
「身勝手に生きてきたんだ
大好きなものしか周りにおかないで。
自由に自由に 今日まで、生きてきたよ。幸せだったよ」

テレビで、誰かが死んだニュースが流れるたびに俯いて
自分の部屋にこもって ....
 植木鉢を抱えている人が増えたね。
 カミオは、トットに二杯目のワインを薦めた。このレストランで、一番の売れているワインだ。店が売り出しているということは、利益率が高いか、美味いかのどちらかだろうと ....
夢の中に死んだあのひとがでてきました
鮮明に

あの笑顔でよびかけました
友人のために一肌脱ごうよと
そうだった

あなたのまわりにいつもみんないました
楽しかった
叱られたことさえ ....
白金の雲が天球を流れ
大きな波はぽちゃぽちゃと音を立てて
わたしたちは海を見下ろす小高い丘陵の
点のような椅子に腰掛けていた
腰掛けて
水平線のあやうい空気の色をなぞりながら
ゆっくりとテ ....
窮屈そうに
眉を寄せて
酸っぱそうに
唇をとんがらして
真剣に考えを巡らせている

そんな横顔を
眺めていたら
不謹慎にも
笑いがこみ上げてきて
君に怒られた

取り繕うこ ....
彼は着いてきた

ぼくはあちらこちらへ行く
黒い森に行くときも
白い街に行くときも
彼は着いてきた

彼がいつからついて着たのかわからない
気がついたときには ぼくの少し後ろを歩いてい ....
人影まばらな平日の寂れたアーケイド、二〇時過ぎ
四弦鳴りきらないカッティングで愛をうたう男
暇を持て余している何人かが立ち止まるが
すぐに興味を無くして立ち去っていく


 ....
興津駅の手前 山側
人家が不意に途切れて
現れる
庭みたいに小さな畑
柿や夏蜜柑の樹
小さなブランコ
うつくしい朝
空は西から吹き払われ

(生き延びてここに戻るとは
 思っていな ....


風の強い日 姉さんは洗濯物になる
海からの風は 姉さんを裏返したり表にしたりする
はたはたと身体の鳴る音にいちいち反応しては
子供みたいにはしゃいでいる
時折 砂混じりの風が当たると ....
隣同士でゆれる花のように
なにも言わずに
なにもきかずにゆれていたい

わけはあるのだろう
君のしぐさに
添えたい手とことばを
空にあずけて
高血圧者の朝が
薬なしには始まらないのと
同じように

降りしきる雨は
見飽きた景色を
消すこともなく
ただザアザアと
音を立て
瞬間には
線が重なって見える

濡れることを
 ....
少し早く起きると
白い時間ができている
まだなぞっていない時間

自由なようでいて
もうすでに枠ができているから
はみでることは許されない

希望がある気がした
今日のこれからに
 ....
ばーばに手を引かれ
ゆるい坂道をてくてくいけば

「コカ・コーラ!」
わたしは畑に捨てられていた瓶を指さして叫ぶ

ママ、という言葉は知っていたけれど
ママ、と呼ぶ対象がいなかった
日 ....
詩を読んでいる

文字を眺めては書いている

言葉は巧みに扱えるが詩は巧みには扱えない

それは人を育て上げる教育にも似ている

鏤骨

生まれる 。



 ....
良い詩を書こうと思って
書ける奴は
年収1000万円を稼ごうと思えば
稼げると思う
何故なら
良い詩を書くより
1000万稼ぐ方が簡単だから

1000万稼ごうと思っても
稼げない奴 ....
どうして下らない男ばかり好きになるんだい
あいつは、君を幸せにしない
君のことを考えてすらない
それは君にもわかっているはずだ

君の話を聞くのは好きだ
しかし、あいつの話となると、聞くに ....
これは本当のお話



ぼんやりぼんやりぼんやり雲の中では

今日も
小さな小さな
トンガリボーヤが仕事をしています


その小さな小さな
トンガリボーヤは


ため息を ....
くそさびしい夜だ

痛かったやろ

こわばったやろ

目どこ見たら

わからんようなったやろ

胸こげたやろ

ゆびさきしびれたやろ

息あさくなったやろ

そんなじぶ ....
切れ切れのあらすじ
離れ離れのせりふ
緑と青と白とその隙間にある
無数の明るい色と寒い色

大脳皮質の砂浜で拾い集めたら
海馬のカレイドスコープに仕込んで
いとおしむように回す

 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9966)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お空の彼方にいる君へ。- ヒヤシン ...自由詩11*13-8-14
ONE_WAY- ヒヤシン ...自由詩3*13-8-14
愛の鼓動- ヒヤシン ...自由詩2*13-8-14
澄んだ水に- 梅昆布茶自由詩1413-8-14
便り- hiroto22自由詩3*13-8-13
食べさせる- そらの珊 ...自由詩18*13-8-13
カーテン- ニワコ自由詩7*13-8-13
遠い日_おもちゃのラッパでした- そらの珊 ...自由詩22*13-8-12
純粋な心を持つ人へ- ヒヤシン ...自由詩5*13-8-12
真実の手- 朧月自由詩513-8-11
告白と言い訳- ただのみ ...自由詩24*13-8-11
身勝手な親友へ_死刑という殺人が行われる前に- 創輝自由詩213-8-11
背負って生きられるのかね- 影山影司散文(批評 ...113-8-11
おかえりなさい- 朧月自由詩313-8-10
海辺の丘陵で_〜Sせんせいに〜- オイタル自由詩6*13-8-10
かわいい- nonya自由詩24*13-8-10
- アマメ庵自由詩313-8-9
君は英雄なんかじゃない_(歌うたいと詩人と絵描き)- ホロウ・ ...自由詩6*13-8-7
興津の庭- 大村 浩 ...自由詩713-8-7
岬の家- 佐東自由詩10*13-8-7
花のように- 朧月自由詩413-8-7
高血圧者- 花形新次自由詩613-8-6
白線の内側- 朧月自由詩413-8-6
もらい乳- そらの珊 ...自由詩24*13-8-6
- アラガイ ...自由詩7*13-8-6
1000万円稼ごう- 花形新次自由詩213-8-5
もらい泣き- アマメ庵自由詩313-8-4
秘密のお話- 最都 優自由詩213-8-3
くそさびしい夜- 吉岡ペペ ...自由詩1013-8-3
夏休み- nonya自由詩21*13-8-3

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