真夜中に目が覚める
暗がりを頭きりさく

いい一日になりそう
いい一日になりそう

間違いの手のひらに到着
午前3時42分
間違いは熟睡
靴下を片手に踊る
捕まえてあるフクロウ ....
寒い

寒い

この寒さが

ぼやけた空間と

僕の輪郭とをひきしめ

くっきりとこの

生命

を路頭に立たせる

胸のうちに手を合わせ ただ

今日ひとひのこと ....
おなかいっぱいだからいま本読むとたぶん気持ち悪くなる

書店を回遊しているとき耳に入った女子の台詞

そんなふうに思ったことはなかったけれど

満腹だと確かに本は読めないかもしれない

 ....
僕は死んだので、火葬場へ行くことになった

思い出の品なんてものは無い
まだ観てない、まだ聴いてない、まだまだ遊んでない
遺言通り、部屋に積みっぱなしのないない尽くしを棺桶に詰めると
今度は ....
誰もいない夜
深く青い闇を張って
微かな水音
澄ます心もないのに
曇り空の上の星を伝って
願いは まぶたの裏を駆け抜ける

あなたがいない日はいつも
いつも柔らかな雨が降って
か細い ....
彼女はうたえる女の子

彼女はすてきな女の子

彼女を遣って並べれば

彼女はたちまち女神のよう

彼女、すてきだぜ


*


彼女はおどれる女の子

彼女はきれいな ....
眺めているだけ



視線は2メートル自由型

テレビの縁を泳ぐ

入信してしまいそうな黒髪の

とてもきれいな女の子



少女は、いつも夢をみる



シンプル ....
 
 
ことばは
しょうじきなのだ

できないときは
できないと
わたしにいわせる

むりなことは
むりだと
わたしにいわせる

わたしよりさきに
いきものなのだ
ことば ....
今は見えないけれど
必ず良質な世界はあるはずだと
そう思い川を眺めた
誤ったことをしてしまったけど
必ず今度は間違えない
そう思い思考は翔けた
あつい吐息をはいて
いくつもの夜を越えたけ ....
月曜日が休みになった
連休などありえない流通業で日曜の休日も
夕方は次の日の積み込みに時間を割かれる

小学校と中学校の転入手続きが残っているのだが
嫁さんとの勤務シフトがあわない

ま ....
時間を掴み取って宝箱に仕舞っておけるのなら
僕は、初めて君と会ったあの古ぼけた体育館の片隅で
君に卓球をやろうと声を掛け、ガムをあげた
あの時間をそのまま宝箱に入れよう。
あの時の気分あの時の ....
ひとの嫌なところばかり目につくようなときは

いつも体調の良くないときだった

窓ガラスに切り取られ

ビルから眺める

都会の光や影そのもの

そんなことはこんなところじゃないと ....
いろんな天気があって
いろんな空があって

自分で選べるわけじゃないから
ただ黙って歩くしかない

ひとりだと思えばさみしい道も
みんなおなじと思えばがまんもできる

不特定多数のだ ....
満面の笑みなど
瞬間の出来事だ
幸福が滲んで
ぬくもりに包まれている時間も
どれほどのものだろう
絶望も
沈んだ時間も
似たようなもので
たいてい僕らは
喜怒哀楽のどれとも言えない
 ....
難解な君のファッション

鼻を摘まみたくなる正義の嫌味

「わかりません」の連発も

「つまりその」答えを言葉にしたがる奴の高尚な妄想

17歳を境にどうでもいいけど感じ方は果てしなく ....
虹は空を
支えているいきものです
わすれてはいけない

私のこころが
空にのぼりたがっても
足ふんばってとどめる

まだまだまだ
やることが
やりたいことが
あるから

虹よ ....
葉書は、
白い壁の長方形の紙の家
うすい、
厚みしかないためにひとりで立つこともできない家
寝転がったまま まだ見ぬ遠い街を夢みているのだろうか
小さな窓がある
そこに灯されるのは あかり ....
ビーバップ・みのるが好きだ。
ビーバップ・みのるはAV監督だ。
ビーバップ・みのるはすこし しゃくれている。
ビーバップ・みのるの声が好きだ。
ビーバップ・みのるはドMだから
自分のしてほし ....
ノートを開いて
最初のページに
書きつける書体は
とても丁寧なのに
そのノートは
半分くらいつかったところで
鳥になってしまう
鳥になったぼくは
どこまで行くんだろう?
と思った ....
スペインで
闘牛反対の活動家の列に
牛が突っ込んで
負傷者が出たという
ニュースは
なんとも
痛微笑ましいものですが

反捕鯨団体の
オーストラリア人船長500名が
抗議船内 ....
旧暦の十月十日
島根の出雲大社に
日本全国の神様が集まって
目には見えない縁を結ぶらしい

そこで願い事をすると
全国の神様にお願いしたことになる
それはなんとも合理的

でも、それ ....
濃い目の紅茶をひとくち舐めて
すすけた砂漠でくるくるとステップを踏む

気をつけて
地雷に触ると危ないよ

金ぴかのさそりに心を噛まれたら
白かった地図がなんとなく退屈になっている

 ....
手のひらを
つかのまだけ
離れてみせる、と

誇らしそうに安らいで
黒髪すやすや

あなたの隣



小鳥の言葉は
拾ってきます

かけらに
なり果てる手前の
懐か ....
のぞまれない悲しみは
きっとある

のぞまれない優しさも
きっとある

ひとつ残らず
のぞまれなくても
わたしはここに
立っている



言えず終いの
いたわりがあ ....
足にまゆ毛があったら

たまに怒ったりするんだろうか

適当に歩くなよ
文句いったりしそうだな

しゃんとしろ
っていつも下から
見上げられてる

そんな足の甲と
目が合う夕暮 ....
張り詰めたもの
鋭く一文字に空間を切り開く

切ないもの
鬱々とした恋の綱渡り

儚いものばっかりを見てはいけないのだけれど
儚さばかりが心のよすがだった

国家が機能しない病気の国 ....
バイクの後ろに乗せられて バイバイと
母の実家に行った 四歳の頃
家族と離れて 初めて一人
そんな自覚もないままに
しーんとして広く感じる居間や台所
少し高い所にある黒電話をみつめた
しば ....
四十を越えてややこしいこだわりを見せて引かない女はいない

四十を越えて結婚しないならヘルスを一生の伴侶と思え
 
 
昔、秋田の実家を出て、仙台で暮らしはじめた時に、父が大切にしていたラジカセを、私にくれた。
私は、父のラジカセを、しばらく使っていたけれど、CDプレイヤーもついてなかったので、時代の流れ ....
「微笑める」
              木の若芽


機械や書類の前では微笑めない

いのちあるものの前ではじめて微笑めるのだ

人を見て微笑みましょう

木を見て微笑みましょう ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9967)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いい一日になりそう- 竜門勇気自由詩212-11-29
東京地蔵- 三田九郎自由詩112-11-29
愛情の胃袋- 三田九郎自由詩212-11-29
ひとつ積んでは- id=5239自由詩412-11-29
raining_raining- 村上 和自由詩412-11-29
偶像- 村正自由詩2*12-11-29
アイドル- 村正自由詩1*12-11-29
ことばはいきもの- 小川 葉自由詩1112-11-29
試作__2- 渡辺亘自由詩112-11-28
休日- 梅昆布茶自由詩2012-11-28
時間の感触- ……とあ ...自由詩18*12-11-28
いのちを使って- 吉岡ペペ ...自由詩212-11-28
あるこう- 朧月自由詩812-11-28
黒いため息- 三田九郎自由詩2*12-11-28
どうしてセンセ−ション- TAROぱっ ...自由詩112-11-27
虹の柱- 朧月自由詩512-11-27
紙の家- そらの珊 ...自由詩21*12-11-27
ちがあかビーバップ- ともちゃ ...自由詩612-11-27
習作- いつも神 ...自由詩412-11-27
KKP交渉- 花形新次自由詩4+12-11-26
神在月(かみありづき)- イオン自由詩3*12-11-26
なんか本棚で寝ちゃったみたい- カマキリ自由詩7*12-11-26
淡雪- 千波 一 ...自由詩8*12-11-26
夢なかば- 千波 一 ...自由詩18*12-11-26
足の甲と目が合えば- 朧月自由詩412-11-26
タイトロープ- 梅昆布茶自由詩1612-11-25
幸せは眠っている- 砂木自由詩15*12-11-25
四十短歌- 花形新次短歌212-11-25
父のラジカセ- 小川 葉散文(批評 ...612-11-25
微笑める- 木の若芽自由詩112-11-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333