毎年、元日の午後七時になると、その男は現れる。
 女が、ステージでうつ伏せになるのを見計らって添い寝し、白い尻を軽く噛んだあとペニスを突き立て、激しく腰を動かす。
 激しく、激しく、動かされて ....
白い彼女は夜に来て
暗い独りを照らす
私たちをしっかり見て

白い彼女は朝には消え
切ない笑顔を残す
いつかの再会を望んで

考えるのは止めない
脳裏を撫でて離れない
白い ....
オマエが銃を取り
生者にその銃口を向けるなら
オレは花を摘み
生者にも死者にも手向けよう

生者には「生き抜け」と伝え
死者には「マシな世を作ってみせる」と誓う

オマエは上官の命令だ ....
明るい窓辺に咲く花は
それを誇りに思うのでしょうか

小さな日陰に咲く花は
それを恥だと思うのでしょうか

ふたつの花に問うたなら
まったく同じく答えるでしょう

肯定ではな ....
「何故」と「どうして」が泳いでる部屋の中、一日はまたなに一つ進行せずに過ぎてゆく、仰向けに横たわった俺はまるで、生きながら土葬された哀れな亡骸のようだ、ソリッドなギターロックが .... 美しく澄んだ
限りなく静かな湖
透き通った水は
陽の光を揺らし
底まで見渡せる

風が漣を踊らせて
木の葉が船のように浮かぶが
そこには誰もいない
そこには何もいない

 ....
寿退社する君へと
パッションフルーツを
プレゼントする昨日
月末に送別会があるようで
退社するときに演説する
練習をまたしている

揺りかごから
墓場までと云う言葉を
知っている?と ....
ひとつ、階段をおりると
まるでこどもにもどったようだ
狂おしいほどに
血をもとめていたことも
海馬の海に ....
 お爺ちゃんも、お父さんもそうだった。
 僕たちの仕事の要諦は嘘を本当だと言い通すことだ、と言っていた。
 そんなこと小学生の僕に言うなよ。
 どこかに遺伝子の記憶があったのか、明らかに嘘と誰に ....
午前四時だろうと暑いし暗がりだけど空は晴れていてだけど脳味噌の中じゃ狂気の入物がいまにもあふれそうで振動を与えないようにと必死で対策を講じている、暗闇の中ディスプレイに目を凝ら .... きっと私
あなたに会うために生まれて来たのって
この前言ったけれど
あれ嘘なのよ、嘘のうそのウソ


この前一緒に月を見て
水を歩いたでしょう?
その時はっきり思ったの
あなたの ....
これだけ情報が溢れる世の中

私は無意識のうちに検索し

人の噂や点数を気にして

なるべく良いところを選ぼうと苦心する

しかしそれが

私の物事に対する眼差しや

何か危険 ....
ただあてもなく走り続け

その先が見えないから絶望する

ただ言われたとおりに勉強を続けて

掴んだものはなんだったのか


打ちつける雨の音も

木々を揺らして
鳴きながら
 ....
1 事実の記録は、詩たりうるのか?

現代詩フォーラムのみなさま、こんばんは。

詩を読むために、詩をよりよく理解するために現地調査をするなんて、伊達酔狂に思われるでしょうねw 酔狂て言えば、 ....
〈孤独の光〉
人は多くの孤独を抱えているほど豊かな人間だ。
仕事に就いて人と沢山情報交換していると孤独は消えてしまったかのように思える。
だがそのときいよいよ光を増してくる孤独の数の分だけ人は人 ....
美しいもののすべてに
騙されてしまいたい
と 思ってしまうほどに
世界はそれほど綺麗じゃない
けれど
あなたをめぐる血液が どうしても薔薇みたいに見えるので
その生身の肌だけで いつも華や ....
どうしてかあなたと飲んだマッコリが苦かったから好きだと言った

抱きあってころげまわったあいいろのセーター毛玉だらけくやしい

365分の1の日に見せつけるため、浴衣を買った

はじまりは ....
.
隣の部屋とのあいだの四角い窓に
また指人形の顔がのぞく
あいつはなにか言いたいことがあると
こうやって人形に言わせる
けさはコナンがメガネごしにこっちを睨んでいる
セーラームーンでない ....
最近妻が山に行こうと言う
アウトドア派でもないのにだ

急にどうしたんだと聞くと
この間
友達と高級フランス料理を
食べに行ったとき
トリュフの香りに
魅了されたから
と答えた

 ....
ぼんやりするひとときがすきだ
ふだんそれほど張りつめているわけでもないのだが

焦点のないゆるさがもともとすきなのだろう
いわゆる生産的ではないだろうそんな時間

とくに創造的である必用も ....
泣かせたくなんかないよね
涙ぽろぽろ流してさ
つらそうな顔なんて
見たくはないよね

それでも
厳しく言わざるを得ないときがある
無慈悲を装うべきときがある
心を鬼にして
冷 ....
忌み言葉の多いスピーチに祝われている 太れ!
太れ!
太れ!
太れ!
太れ!
この病は皆痩せてから死ぬ
ダイエットなんか糞食らえだ
病院食なんか糞食らえだ
だから太れ!
太れ!
太れ!
太れ!
太ってくれ!
くそくだらない人の恋路を
特急列車が踏み潰す
お腹の減りすぎた少女の頭から
おかしなアンテナが伸びている
食欲と性欲の区別もつかず
リンリンリリンと手の中が鳴る
ウッドベースでも良いけれど ....
竹馬で川を渡りて登校す 体温によって色の変わるポエムの口あけた 頭のわるい男がいる
それはあいつ
あいつの頭はわる過ぎる
頭わるいまま突き進む
頭わるい自覚がないのがこまる
自分じゃいいとさえ思っているのが
ホントに困る

頭わるい男が突っ走る
 ....
華々しい未来があるなんて
錯覚だって
子どものうちから
きちんと教えないから
おぼちゃんや
ネット詩人みたいなのが
増えるんじゃないの
いいかしら?
大体45過ぎるとね
焼鳥食って酔 ....
ストレートは100マイル
スライダーですら
90マイルを超える
ダルビッシュもマーくんも
足下にも及ばない剛腕だが
ピンチになるとマウンド上で
人目も憚らず号泣するのが
最大のウイークポ ....
此処に、
わたしの知る此処に
わたしの知らぬ草花が
現れはじめる

根を下ろし得る
類の全てをおさえていたのに
思いもよらず新種と出会う

何とうかつな庭であろうか
わ ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小屋- 草野大悟 ...散文(批評 ...1+*14-7-13
白い彼女- 瑞海自由詩214-7-13
武器よ去らば- 蒲生万寿自由詩4*14-7-13
等号- 千波 一 ...自由詩314-7-12
ガラスの銃創- ホロウ・ ...自由詩2*14-7-12
- 凍月自由詩3*14-7-11
ラストメッセージ症候群- りゅうの ...自由詩15*14-7-11
ひとひら- あおい満 ...自由詩614-7-11
笑えるぜ安倍ちゃん、ヒトラーかよ- 草野大悟 ...自由詩2*14-7-11
出来過ぎた話だと思われるかもしれないが書き終えたのは四時四十 ...- ホロウ・ ...自由詩4*14-7-11
背反- 瑞海自由詩614-7-11
オススメの罠- 灰泥軽茶自由詩1314-7-10
つまらないと思う- 無花果自由詩214-7-10
現場のへその緒(1)- Giton散文(批評 ...2*14-7-10
人へ- 葉leaf自由詩214-7-10
スーパーナチュラル- ユッカ自由詩314-7-9
百合短歌2- 凍湖(と ...短歌2+*14-7-9
ぶっつけ未詩1- Giton自由詩2*14-7-8
俺はブタじゃない- 花形新次自由詩2+14-7-7
ぼんやり- 梅昆布茶自由詩2014-7-6
覚悟- 千波 一 ...自由詩314-7-5
忌み言葉の多いスピーチに祝われている- 北大路京 ...自由詩114-7-5
太ってくれ!- ……とあ ...自由詩11*14-7-5
呪ってんじゃねぇ、光にあふれろ- クローバ ...自由詩7*14-7-5
竹馬で川を渡りて登校す- 北大路京 ...俳句714-7-4
体温によって色の変わるポエムの口あけた- 北大路京 ...自由詩514-7-4
頭わるい男- Lucy自由詩16+*14-7-4
No_future_for_you- 花形新次自由詩2+14-7-4
剛球県議- 花形新次自由詩114-7-3
うかつな庭- 千波 一 ...自由詩414-7-3

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