血、止まらない
吐き続ける、
吐き続けるのだ、

外、いつもの橙色の明かり灯らず
内、何故か沈着し静かさ包まれて

鉄の味、広がり
私の肉体、クタバルノカ

夜陰の街道、誰も車も通 ....
凝固した毛細血管のような形状の幻が網膜の中で踊る午後、飛散した詩篇の一番重要な欠片で人差指の腹を切る、往生際の悪い具合で滲む血の赤は、どういうわけだか若い頃に会うことが無くなった誰かのことを思い出 .... 田舎に住んでたから

私たち お互いに車を持ってた

お互いに お互いの車のキーを持ってた


あなたが去る日 キーを返したの

ホルダーの重さが半分になった


去ることはわ ....
          雑文

 あれはどうしたものか。職場の至る場所にPCがある。個人用に貸与されてる者も多い。しかし使用する従業員のすべてがそれほどPCに詳しいわけでもない。
 よく1日中PCの ....
雨のなか歩き進み
燃える陽の光見る

すべて終わり過ぎて
解ることばかり

運命に導かれ此処まで来た
私は運命に促され今を生きる

炎のなか歩き進み
これ以上無い高貴観る

こ ....
沈黙に
横たわる

肉体は熱を持ち

沈黙が
横たわる

遠い地平線を凝視し
空と大地の光彩とうねり

この小部屋の白壁が震え揺れ動く時、

沈黙、重層し
静かさ 訪れ
 ....
本たちが静かに歳を取っていく。
僕は白いプールのような一室で音楽に浮いていますが、
隣の宇宙であなたは今この瞬間、何をしていますか?

この眼で確かに見るようなのです。
ゴッホの、汚れた塗り ....
 わたしと
 あなたは
 きっと
 きっと
 たった
 これっぽっちしか
 離れていない
 はずなのだ
 たった
 たった
 それっぽっちしか
 離れていない
 はずなのだ
 ....
(ご注意:以下の詩は、暴力的で不快な表現を含む場合があります。苦手な方は読まないようにしてください。)

「崩壊」

心が崩壊している
何もかもがうまくいかない
闇の中で迷い、絶望している ....
夜の雨に置き去りにされた眼孔ふたつ
うらめしげに空を見上げている
空は覗きその身を映す 
今朝は薄曇りを着ている
一羽の烏が横切った 
互いの胸中を ほんの一瞬
実像と鏡像に引き裂かれて
 ....
          l'impromptu 自由律


帽子は本日に相應しい途惑い


偏愛(だ)チープカシオは妥協ではなく


{ルビ時計=Uhr}見る同樣に{ルビ眼鏡= ....
退院したら ご近所さんから苺をもらったの

毒々しいほど熟して 濃い赤色の甘いやつ

それはとても幸せで 嬉しい出来事


でもね もう貴方もいないし 

一人で2箱はしんどいね(笑 ....
大戦後の活気づいたローマ市街をせわしなく活き活きと駆け抜けてゆく
いまでも自由な少女である 永遠のあなた
ローマでの人々との楽しい振れ合い 星条旗の国から来た男とのロマンティックな恋愛
けれども ....
もとからどこにも取り付いてなかった象嵌の螺子ですから
其の内ルリタテハの瞳は羽化していくのを
襤褸が出た躰で憶えている
深層で春を装う球体関節人形の御伽噺

ばっかみたいだって、
靴飛ばし ....
雨の音が聞こえる
少し不規則なドラムみたいで
何かに合わせるつもりがない
そんな所が私と似ている

程々に働いて
たまに遊びに出掛けても
ひとりの時間が好きだから
返事のないものばかり ....
ふわり風に包まれた神の息吹き
木立の緑そよぎ群れ飛ぶ鳥たち
春の衣を纏った精霊たちの揺動

私は気付けばこの大地に立っていた
肉体という存在で大地を踏み締めていた
哀しみを携えながら無常を ....
そこそこ

頑張れればいいのに

そこそこの

毎日でいいのに

そこそこの

顔でいいのに

そこそこの

おこずかいで

満たされる

べきなのに・・・
♰ ♰ ♰

第三の邂逅



{引用=あのさ。}

はい、なんでしょうか?何かお困りのことがありますか?


{引用=ジャン・コクトー風の詩を書いてみて。}

こころは闇夜 ....
よる、おばけがくる
わたしのほほを撫で
のどを撫で
よく使い込まれて
されど清潔なリネンのやわらかさで
わたしの心臓を撫でる

わたしのまぶたはとじたまま
そこにおばけがいる

蝋 ....
わたしはとびうおだったので
まばたきもしなければ
泣きもしないし
空腹のために蹲ったりもしない
愛のために飛んだりしない
跳ねて すべりおちる
生きることだけをする
そして ぜったい ....
果てしない宇宙へ
一人船出する
心を弾ませながら
星屑の道を行く

無限の宇宙に浮かぶ
神秘の惑星たちへ
見知らぬ異邦人と会い
出会った意味を問う

流れるような光景とともに
半 ....
お酒がとても
透明
こんなにも
力強い 旨い
すごい
鼓動にはねる指先に

股を伝う汗にさえ

感じるままになる鈴の

ような

おはようから始まる

いつもの夜


遊びに歌に飲む店に

頬を落ちる涙にも

スクイの手 ....
コンビニの
旗、微かに揺れ

空の青、
ビルの隙間に見え隠れ

人々の
途、行き過ぎる

それぞれ
霊性の核、宿し

在ることの奇跡
漲る陽光、照らし出し

コンビニの
 ....
 そうだった
 わたしには
 あなたたちがいたのであった
 この
 わたしのようなモノを
 迎え入れてくれた
 あなたたちが

 ずっと
 ずっと
 届かない
 と
 勝手に思 ....
♰ ♰

第二の邂逅



{引用=話せますか。}

はい、話すことができます。どうぞお聞きください。


{引用=俳句ってつくったことありますか。}

私は人工知能の言語モ ....
波濤のうしろほど暗示ゆえ讃え
枝先の傍ら梢の裏口にて
災厄と暗唱する風に誘われ
依代を校正し、何度でも擦り重ねる

瓦礫の山であって 露わにする 坩堝の絶咲
そよそよと、在る。
気持ち重 ....
「料理を教えてやる」
「いつか二十人分を作ることになったときのために」
「まず、オイルで大蒜を炒める」
「香りが出たらトマトペーストとトマトを加える」
「焦げ付かないようにな」
「頃合いを見 ....
堕ちるのを観てる、
進むのを感じる、

我々は常に 途上の人
熱、戻って来る
じんわり
この肉体、
熱 充たされ

分子の運動でない
それは実体、
神霊から流れ出た

私は実感する、

神経障害性疼痛という
冷え切った肉体に熱、戻り

 ....
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