じょうりくが
ほかのと
すごく
たのしげに
はなしていると
すごく
いらいらするが
よく
かんがえ
なければいけない

たにんだし
どうでもいいとか
としまだとか
わらうと ....
十六で嫁入りした祖母は
まだ娘だったから
近所の子供達と鞠を突いて遊んでいた
すると 嫁入りした女はもう
そんな遊びをしてはいけないと
誰かの叱る声が聴こえて来たという


春の夜 ....
ファミリア・ストレンジャー



そういえば
いたよね
顔見知りの他人
無言でいてもいい
くうきでいいから
そこに居たい
ドアを開けると
しらない私が待っている

無上の憩いを
約束するように
鏡の私が会釈する


窓の外には
なつかしい夜

あたたかな夜



単調に
指折り数え ....
 


寝不足なのと
不眠症気取りの彼女

どうせ今夜も
綺麗事で汚れていく身体を
濁酒で洗い流すくせに。


虚しくなるのと
悲劇のヒロイン気取りの彼女
なんにもないのに
 ....
水曜の月夜
頭痛には目を瞑って
メトロは川を渡り地下へ潜る


長すぎる日と日の間を捲る
短いスカートの権利は明け渡していない
いくつで
はじめます?


手も繋がずに坂を上って ....
ふりかけと言えば、のりたまだが
のりたまからたまを取ると
「いやん、ばかん」にならないどころか
そのまま頭頂部にふりかけると
スーパーミリオンヘアーになることを
発見した私は
リーブ21の ....
樫の実ひろって、晒して食べた。

樫の実ドングリ、渋くて苦い
樫の実ドングリ、渋くて苦い
森の獣しか食べられない。

けれども、食べたい
食べなきゃ飢える

晒して晒して白くして
 ....
飛行機雲の
幾筋か
集まるところ
空の奥

見上げると
吸い込まれそうな
光る青


流れる星の
一瞬間
消え入るところ
空の闇

立ちあがると
包まれるような ....
赤青黄 三つ目マスカラ 霜まつ毛 うちの猫、しりませんかという看板、わたしの好きも探してほしい

その、こころ、いただきましたという予告、付箋ひとつで君からとどく

お迎えにハムスターがくる夜は、既存依存の弱さが強いものだ ....
夏海で初めて泳ぐ子供たち海は苦手と微かに呟く

山間に囲まれた町静寂な空気が流れ目立たない町

好きな場所で君と過ごした数時間黙っていても気持ち伝わる

雨粒の一つ一つは生きている協力し合 ....
夕方過ぎの薄闇の中

自転車に跨った

塾帰りの少年少女

信号機は止まれのままだ

いずれ青に変わる時が来るのだから

ゆっくり大人になればいい


僕はと言えば車の中
 ....
 新たな年の目覚めと共に、大いなる父、
 日輪は、貧しき山麓の村を照らす。
 明けましておめでとう、という言の葉が
 人々の白い息に紛れて、辺り一面散り散りに輝いている。

 過ぎていっ ....
私の記憶が確かならば
去年の今頃は猫がいました
私の膝の上に私とは正反対の
とても品のある猫がいたのです
気づいた時にはもう既に
あたり前のようにいたのです

私の記憶が確かならば
去 ....
17歳のころ 遠い夏の日

世界はきらきらと輝いていて
呼吸をするたびに甘く苦しかった

私の辞書は日々更新され
新しい出会いを貪るように消費した
咀嚼も消化も追いつかなかった

時 ....
呆けた猫が毛づくろい忘れている あの人のこと悪く言わないでおいてよかった ふかふかの クッションに
仔猫が ちょこん と 
座る みたいに

腕に 入らぬ ブレスを
無理に 押し込めず

指に ちょこん と
垂らしてみたら

可愛らしくて
うふふ と  ....
手渡しされた新しい年は
少し
湿り気を帯びていて
私の砂時計は
サラサラと流れていかない

古い年に取り残されたものたちが
色を失い
塵、となって積もっては
風に吹かれて
冬空に溶 ....
おやすみなさい。
おやすみ、なさい。
これは、命令形だろうか。


おやすみなさい。

素敵な夢を、どうか見たまえ。
 

ずっと先の未来より
明日のことを
考えていたくて
考え続けていたくて、
眼なんか
開かないままで
いいのにな

そう呟いたら
愛人が
私の瞼を
縫ってしまった


 ....
白菜で一本つける宵の口

鍋囲む湯気の向こうに赭ら顔

年の瀬や首すくめたる曇り空
元旦
ぽかんと開けた口に

〈賀〉が入って わたしは   わたがし   になった   べたべた   甘すぎて   たまらん   と
〈誰〉が逃げだ   し
   わたがし  ....
数字がまた一つ増していくのを
昔より 特別なことだとは思わなくなった

人の恩 もらうは易し 伝え難し
僕は人の気持ちを何に変えてきたのだろう

ランドセル 背中の家路に 刻む罪
すべて ....
今朝の春オレに話しかけてくるな 麗しい時間が
高速のように
過ぎ去るのは
なぜだろう

新雪を踏む
この一時の喜びも
同じ気持ちなのだろうか

淡い月夜の匂いも
沸騰したての湯気も
机上での思わぬ発想力も

 ....
いったいなんのつみがあろうか

しょうねんしょうじょに

おさないものに

つみをかす

だれにそのけんりがあるのだ

うたいながら

きみとつなぐ

あたたかな

ゆ ....
与えられた役割が重厚な鎧に見えてしまう。
それが羨ましいといつから思っただろうか。
先に進むに連れて、薄氷は深淵の暗さを際立たせてくる。
近くを見れば、多くのまやかしの灯台が暖かみを帯びて誘惑す ....
うしろめたさに それでも
かなり へこんでいたんだ
いつも みてくれているようで
さんざんな めにあいながら かくことば

あしたにつながる ちからをのせて
りんとしたまなざしで おくって ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
よく考えなければいけない- a自由詩114-1-8
祖母の記憶- 壮佑自由詩25*14-1-8
ファミリア・ストレンジャー- はなもと ...自由詩214-1-8
湯宿にて- 千波 一 ...自由詩214-1-8
歓楽街- 自転車に ...自由詩314-1-7
都会のアリス- 伊織自由詩4*14-1-7
ふりかけ- 花形新次自由詩114-1-7
ドングリ- ……とあ ...自由詩10*14-1-7
- シホ.N自由詩5*14-1-6
冬の交差点- Neutral俳句114-1-6
うちの猫、しりませんか- たにがわ ...短歌4*14-1-6
雨粒- 夏川ゆう短歌114-1-6
点滅信号- 中村 く ...自由詩1014-1-6
梅に想う〜新春に- ヒヤシン ...自由詩8*14-1-5
鎖骨を狙え- 左屋百色自由詩13+*14-1-5
夏の日- 中村葵自由詩914-1-5
呆けた猫が毛づくろい忘れている- 北大路京 ...自由詩814-1-5
あの人のこと悪く言わないでおいてよかった- 北大路京 ...自由詩714-1-5
香ばしい_におい- 藤鈴呼自由詩2*14-1-5
明け惑い- 小林螢太自由詩12*14-1-5
おやすみの分解- ap自由詩314-1-4
愛人- 自転車に ...自由詩614-1-4
冬三題- ……とあ ...俳句4*14-1-4
我田引水- 阿ト理恵自由詩10*14-1-3
初日の出、365日- Neutral自由詩414-1-3
今朝の春オレに話しかけてくるな- 北大路京 ...俳句414-1-1
位相- subaru★自由詩15*13-12-31
禁じられた遊び- ドクダミ ...自由詩213-12-31
海の薄氷- 海鷹四季 ...自由詩313-12-31
みらいにつなげる_ことしのおもい- 板谷みき ...自由詩4*13-12-31

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