つつましき妻の花壇に蛙棲みゲコゲコゲコと呼びかくるなり

あれがいいこれがよしとて選びたる花々はどっと咲きいでにけり

良き日なりわが家には平和あれども哀し人の世トラブルに満つ

片田舎坂 ....
はるかかなたに悲しみを見据えて
黙り込むにび色の宇宙
風がはらむものに耳を貸して
忽然と姿を消すらせんの微笑

毟り取られて憂鬱を晴らせば
秋の日のようにどこかでだれかを待つ
その背中の ....
嵐のまんなかで
ページがくられるように
きみは離れていった
永遠なんて言葉で
さよならしたふりをするのなら
ふってくれたらいいのにね

もう二度と会えないひとなんて
ほんとうにいるのだ ....
ブリーフの醸す哀愁を
誰もが誰かと分かち合う
そんな世界はもういやだ
もっとまともな世界に暮らしたい
そう思う人は解脱なさい
そう思わない人はこちらをクリック
ヤフージャパンに飛びますから
ねえねえねえってば

私がパソコンの画面指差してるのに
あの人は我関せずとばかりに出かけてしまった

公園の桜でも眺めに行ったのかな

パソコンの画面に目を戻せば何だか騒がしい
う〜ん ....
外に出て歩きたい
陽の光を浴びて
鳥の声が聞こえる。

日常部屋の中ばかり
雨の日も晴れの日も
わからない。

夢も希望も
ない毎日
愛情がほしい。
寂しい。

自立支援
 ....
話すたび 妖しく甘い 花が咲く 君のくちびる キスでふさいだ エイト・ビートを告げるカウントの
ワンとツーの間に落ちたものを探す
飯を抜かれた犬のように
鼻先をヒクヒクさせながら


裏通りで寝そべった時に見上げた釈迦の掌は
光化学スモ ....
 こういう言い訳はしてもしょうもないことなんでしょうが、取り敢えず私個人としては、一般的な話として、以下の点だけは主張しておきたい、と思います。

 差別の問題を扱う場合には、意味論的な問題を捨象 ....
笑うことが苦手な君は()の中で笑っている

掴んだ言葉や色を

悲しみの下地に上塗りする

黒の透けた白い肌が

本当の君から目を反らす

人々は摘んで食べては

口々においし ....
白と赤紫ブルー花咲きて妻の花壇は賑わいており

ギッシングふとふと読みて人生の目標みつけり

曇り空ベートーベン・ピアノ曲部屋中に響いておりけり
『神戸』

何も伝えていなかった。
だって、彼女は喜ばないかも知れないし、ここの所は電話を掛けてもメールを送っても応答がない。

走りなれた国道2号線。
昨夜の雨が洗った空気。
春色の空 ....
>なんでそんな赤の他人に関心を寄せるのか、そこがまったく掘り下げられてない。

 このコダワリに、まず初めに賛成しておきます。本当になんでなんでしょうね? 実はその当人への関心などではないといった ....
冬のまばゆい朝から
透明さが失われていくと
気温が少しずつ高く
悲しみの濃度が低くなる

だから春でいいのだと思う
僕の心は冬にとどまったまま
だけど春でいいのだと思う
窓の外にある季 ....
日常はなんともかけがえのないものなのに
サラサラと指の間から抜けてしまうような一日

何も変わらないものはないのはわかっているつもりでも
琥珀になって

世界中にそんな風に人間が住んでいる ....
マジャン と聞こえたので
えっという顔になった私に
中国人の友人は ジェスチャーをしつつ
マジャン と言う

なんとなくそのしぐさから
ああ マージャンね というと
日本では マージャン ....
黒光りする盧舎那仏は
大仏殿のひんやりした空気の中に
佇む自分を見下ろしている。
盧舎那仏に見られている
自分だけではなく
その場に佇むすべての者に
注がれる大仏の眼差しは
見る者からは ....
緑野にタンポポが一面に咲き妻と喜ぶ春のひと日に

春風がそよそよと吹く畦道を伝道奉仕に妻と行きけり

陽は翳り大イヌフグリ点々と春風の吹く川のほとりを

風に揺れ柳芽吹ける川沿いの野に鳥な ....
ぼくは病院を経営していた叔父叔母に育てられました
ぼくの部屋は病室でした
かたくて高いベッドと狭い机しかなかったけれどなんの不自由もありませんでした
妹の部屋は病院の最上階、叔父叔母の居住するフ ....
スニーカーは高いし、デザインも良くなかったので買わなかった。冷蔵庫には買ってきたばかりのコーラが入っている。 そんな気がする。海外で開発されたやりかたで、休みもなく会社に閉じこめられていたのはいつだっ ....                        100403



表面から融けだして
底まで達すると
真っ黒な地面が現れる
雪が溶けた
春が来たと思う
草が生えて
花が咲き
枝が ....
えっちな牛乳

というタイトルの牛乳を買った


1本300円するのだ



飲んだ



なんだ 普通の牛乳と

何も 変わらないじゃないか



 ....
ここが気持ちの良い伸びやかな場所だということが
霊能のないぼくにもよくわかる

水のふくよかさが光に自由だ
土や風はじっとりとあえなく色彩へとかわり
そして私は鼻腔から生まれかわる

この地で生を受け ....
昨日の上に
淡々と
今日を敷き詰めていく
清々しさ

今日の上に
黙々と
明日を積み上げようとする
凛々しさ

ただ
目指すことだけを
目指す

雑り気のない
まっつぐな力に
憧れてしまう
{引用=最後に}


本当は星なんて見えていなかった
ただ、そう思うことで
楽しんでいたかったんだ

そう

どんなに空虚な嘘でも
信じることでそれが扉になった

でも開くには ....
独身女性二人と
喫茶店でのデートは
楽しいもんだ

ただ意味も無く
だらだらと喋り合うのも
良いもんだ

二人は独身であるが故に
セクシャルには敏感だ

二人である事が
開放的 ....
あの小山のてっぺんの公園に
十七のぼくは二十六の女と上った
ふとくてぐねったまっ白いアスファルトの道
したで買ったハンバーガーは
チーズの足腰のない冷えた匂いと
ピクルスと湿っぽいパンの淋し ....
例えば優しさがあって
それは優しさだけど
君を傷付けたとする
僕は悪くないとは言わない
君も謝られることは求めていない
後には傷が残ってしまう
難しいね

ねぇ、
公園の三毛が
仔 ....
奥歯にものがはさまって
どうにも上手く言えそうにない
借りてきた猫は縁側でずっと
所在無げにぐるりを見渡す

小さい手がとりこぼすものは
その手につかむものの補集合
はじめからなにもない ....
自然や
動物や
静物を
つかってしか
ものがいえないなんて
なんて

そこから
さきに
つぐ
ことばが
ない

なんて
なんて

沸きあがった
からだが
うその ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9835)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
平凡な一日- 生田 稔短歌410-4-6
日向でわたしたちは愚かにも子供だった- 瀬崎 虎 ...自由詩510-4-6
いきものたちの銀河- 吉岡ペペ ...自由詩1410-4-6
はい、私は21歳以上です- セガール ...自由詩2+10-4-6
家なきひと- 恋月 ぴ ...自由詩23+*10-4-5
老いていても- ペポパン ...自由詩6*10-4-5
blooming- ハイドパ ...短歌8*10-4-5
ドーナッツ- ホロウ・ ...自由詩2*10-4-5
取り敢えずこれだけは言っておきたい- 藪木二郎散文(批評 ...3*10-4-5
いつも()の中で笑っている君が- 瑠王自由詩8*10-4-5
曇り日の朝- 生田 稔短歌310-4-5
『神戸』エッセイ6500字- アマメ庵散文(批評 ...310-4-5
AtoZ_氏に賛成の点と反対の点+問題にされてる詩についての ...- 藪木二郎散文(批評 ...310-4-5
窓の外にある季節は- 瀬崎 虎 ...自由詩210-4-5
- 佐藤伊織自由詩210-4-4
赤い言葉- 砂木自由詩6*10-4-4
盧舎那仏- ……とあ ...自由詩8*10-4-4
春風が吹く- 生田 稔短歌310-4-4
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩11*10-4-3
アシックスだったスニーカー- 番田 散文(批評 ...310-4-3
凝視- あおば自由詩4*10-4-3
えっちな牛乳- 八男(は ...自由詩610-4-3
生家にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-4-3
目指す- nonya携帯写真+ ...7*10-4-3
星の消えゆく朝より_(4- 瑠王携帯写真+ ...4*10-4-3
デート- 板谷みき ...自由詩3*10-4-3
六月の涙、アスファルト- 吉岡ペペ ...自由詩1510-4-3
通る- Oz自由詩210-4-3
そして世界- 瀬崎 虎 ...自由詩3*10-4-2
ツォ- イシダユ ...自由詩710-4-2

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