風に運ばれて揺れる髪の毛は
頬をなぞる優しい手の動きを
思い出すような恋に良く似てる
永遠の森で見つけた涙を
頭の上に乗せて歩きたい
夕暮れが濃い青であることに同意してくれた
ふすまの模様がウサギみたいだと言ってくれた
天袋のホコリを捨ててくれた
鎖骨から心音を聴かせてくれた
それでも
ずっと前を歩いてた
先にフッと居な ....
  五月晴れした 虚空に見える
   すえひろがりの 長い白帯
 それは 単なる 天体ショウか
   それとも 平和の飛行雲か
 あぁ あぁ それは摩訶不思議
    卒寿のおらは 翳あわく ....
新緑の樹木を
下から眺めると
その美しさにいつも感動する
枝振りといい
葉のつきぐあいといい
まったく調和そのままだ
曇り空を見ていた
コンビニのベンチで
缶コーヒーを飲みながら

部屋に篭っていると
自らの身体の痛みに
意識が集中してしまうから

近所のコンビニのベンチで
ずっと空を見て座っていた ....
ひび割れていくことに
何の感慨もない
爪を立てていた猫に
謝礼を支払えばいい
痛かったことや悲しいことが
あんなに嫌だったのに
手放す時が来ることが寂しい

腹を立てている自分を嫌 ....
自称詩界隈で
面白いとか
ユーモアがあるとか言われてる
奴らのレベルは
世間的には全く相手に
されないぐらい酷いものだ
だからそんなクソつまらない連中が
面白いと評価するもんが
クソほ ....
まぶしさは骨から出てるホッチキス

笑顔のダサい恋人

やました先生のメロン爆弾

ようかんのみぞおち破裂

時計の形の虫がいて聞こえない

実印の首筋いたい すきだった
 ....
元気な時には
「病気は健康の対極にあるもの」
だと思っていた
入院したらよくわかった
「病気は健康のすぐ隣にあるもの」
ということが
すべて諦めかけたときに
コンビニに行って弁当買うてあたためた
何も変わらないいつもの弁当
俺の一所懸命にあたためつづけたもの
それと弁当
くれるレシートと夕陽
そして弁当
 ....
揺らめいている
天井隅の空間が
静けさに包まれ
揺らめいている

揺らめきは
静けさを呑み
三億年前の生き物の
真っ赤な蠕動を今の今
一瞬見事に開いたり
見たこともない
幾何学模 ....
入院すると
やたらに空が見たくなる
青空でも曇り空でも雨空でも
とっくに終わったよと
あきれ顔で南の国に言われそうだが
待ちに待った開花だ
長かった冬に別れを告げる合図だ

こんにちは
思い出を咲かせる
友よ
熟れた苺は
三温糖の甘さで身をもちくずし
林檎は
シナモンの香リを身にまとわせながら
北国の樹を忘れてゆくだろう

{引用=ずっと果実でいたいという純心は
換気扇のはねに吸われて}

 ....
ひだり肩越しに見る夜みかづきが
なくってもあったかいな背中

きみのひだり肩に顎を乗せて日がな一日過ごす、
感じをひらいてはもとにもどすあそび、むすんで
ひらいて、くりかえす、くつがえす、返 ....
ゆるしてくれる{ルビ他様=ひとさま}などいない姿になって街に出よう
あらかじめ悟っていられるだろう
大雨の後の泥濘があれば選んで歩こう
泥まみれのありさまになってみれば
初めて得るあたたかな心 ....
叶わなかった
何かの代わりに
自称詩を書き始める奴が多い

例えば
バンドをやっていたとか
絵を描いていたとか
お笑い芸人になりたかったとか

どれもこれも
全然ものにならなくて
 ....
肉の激痛、全身を貫くなか
魂の認識、一層鮮明に
意識保ち、いずれ帰郷する
フルサトは
星達の天から滾滾と
響きとなり湧出する

影絵となり弾む旋律たちの反復に
貫く主音の自在に伸び沈み躍る
ー音色は何処までも深く柔らかく

かつて己の属していた
界の掬われ ....
3億8千万を
銀行から自分の車まで
一人でどうやって運んだのか
から始まって
聞けば聞くほど
胡散臭さ満載の事件だが

3億8千万って
そんなに大したことないな
と思っている
そこ ....
やっと夜が訪れた
昼日中の肉の激痛修まって
静けさに 魂漂う 夜の深み

はっきりと
感じるのだ、自らの
奥底に未だ燃え盛る
生きる意志を魂を

やっと夜が訪れた
昼日中の肉の激痛 ....
○どんな手術でも
最悪というものは
ある
ワイフに眼で
「今までありがとう!」
と言った

○入院前は
美人の看護師が
いいなあ!と思っていたが
入院すると
やっぱりやさしい看護 ....
あなたの傘は
少し小さく
私は少し
はみ出してしまう

私は誰かの
傘を求める
心地よい
雨音を聞く

あなたの傘は
同じ角度で
いつでも
そこに咲いている

私は ....
私の決め手
それは
遺伝子を残したいと
思えるかどうか、かな

結婚を
うだうだ悩む後輩の
話を聞いた彼女の一言

そんなこと
考えたこともなかったな
なにしろ
愛読書が太宰治 ....
忘れてしまいたいことと

覚えておきたいことが

どうでもいいことに紛れ込み

記憶という空を駆け回る



いつの日か あなたが作ってくれた

栞を探してみたけれど ....
好き…嫌い…好き…嫌い…好き…

あの…我が愛しき妻よ…

はい何でしょう?

いや…何でしょうではなくて…
やめていただけないでしょうか?

何を?

私の白髪を探りながら
 ....
ある冬の朝、飼っていた鸚哥が死んだ。



ちいさな黄色の、頬がほのかにあかい鸚哥。どのように出会ったのか思いだせない、な
ぜ、いつからここにいるのかさえわからない、物心ついたときには当たり ....
ふだんの平凡なふつうの暮らしの中に
幸せはある
幸せは
何か特別なものではなくて
ふだんの平凡な暮らしの中にある
早寝早起き朝ご飯
午後の散歩や友達との語らい
夜の一杯の焼酎など
ふだ ....
僕は小心だから
体の異常がちょっとあると
気になるから
すぐに病院に行く
血圧が高い!
目が赤い!
顔色が悪い!
体が痒い!など
でも、いちいち気にしていたら
かえって病気になる
 ....
自称詩人が存在する限り
俺の存在理由もある
ということは
自称詩人が絶滅すれば
俺は消えてなくなるべきものだ
しかし、残念ながらそれは有り得ない

何故なら
自称詩人は自分を自称詩人と ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9966)
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- zenyama太 ...自由詩117-5-10
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その街は- もっぷ自由詩3*17-4-25
ゼロ- 花形新次自由詩3+17-4-24
帰郷- ひだかた ...自由詩5*17-4-22
響くフルサト(改訂)- ひだかた ...自由詩5*17-4-22
3億8千万円- 花形新次自由詩217-4-20
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入院独り言集6- zenyama太 ...自由詩2*17-4-13
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遺伝子- umineko自由詩4*17-4-11
栞(しおり)- 讃岐どん ...自由詩4*17-4-11
好き嫌いは白か黒(お遊び恋愛詩)- しょだま ...自由詩217-4-10
______- 紅月自由詩917-4-9
幸せ- zenyama太 ...自由詩2*17-4-8
気にしない力- zenyama太 ...自由詩217-4-7
条件がある- 花形新次自由詩217-4-5

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