白いレースの
解けた先には
微熱があるから
触れちゃいけないと

知っているのに
揺らしたくなるのは
カーテンが重たい
せいなのかな

抱きしめるものが
人じゃなくても
恥ずか ....
遠い過去から歩いている
迷子の猫を拾った

心のなかで遊んでいる
頭のなかを一日中歩いている

今はもう星座の鎖を解かれ
自由に宇宙を散歩している

私だけの星になった猫
抱き ....
サインポールに誘拐されてしまいたい。
長いリボンに手を引かれ、僕は空へ昇りたい。
鼻の通る道で
擦り合わせた
花びらが渡す
匂いの小袋

目には見えない
粒子が飛ぶような
風の流れに
心を開いた

言葉が少しずつ
欠けてくパズル
何かで埋めようと
探してみ ....
夜が胸に叩きつけられていく


まだくすぶっていたものが
無数の靴音にまぎれて
いつか悲鳴を上げそうな
古い洗濯機に放り込まれる

長い長い妥協の列に並んで
気が遠くなりそう ....
あなたは完成品にはなれない。
あなたを、鑑賞することはできない。
どれだけ頑張っても、あなたはずっと不完全なままで、
その毎日は決して完成品にはならない。

だからどうか、誰かが何か言ったっ ....
このまま終わってしまうのか?
負(ふ)の人生のままー

負の人生では
悲しみが喜びに勝り
不幸が幸福を押しのけ
絶望が希望を隠して
身動きが取れずに
いるのかも知れない

いまさら ....
トントントン
小気味好い音がして目を覚ます
そんなことは全くなくて
隣で君は口を開けたまま眠っている
仕方なく僕は重たい身体を起こして
台所でみそ汁を作る準備をするんだ

トントントン朝 ....
星の時計が雲の隙間に見える
白い光の花が
妖精の足あとのように
草の間に咲き誇る
映るの時間を止めた針
雨はいま帰ったばかり
幸せ探すのは一度別れた二人
繋いだ手のひらの中に
見つ ....
ピンク色の紫陽花
大きな鉢植えを
母の日に届けたとき
帰る私を寂しげに見るから
何度も会いにいった

初夏にはラムネ瓶のように咲き
涼しげに笑っていたね

秋には紙風船のように赤 ....
月と目があったら
あなたならどうする
とっさに歌を詠むかしら
それともつまらない日記を読むかしら
わたしならキスをするわ
私を選んだ月だもの
軋む夜に宇宙は静謐を装って
僕のアラートは適切には鳴らないようだ

優しい朝のひかりを浴びて
入浴したての君がいてくれればよい

絶対零度の幸福論と
肩のこらないレトリック

アルマ ....
さて、今日は何を聴こう?

無味乾燥な僕の部屋を
豊穣な世界に変えたいなら
バッハの無伴奏チェロソナタが
良いかも知れない
音楽が進む度に
音による壮大な建築物が現れ
人類の偉大なる遺 ....
空洞が無いと
オカリナは
歌を聴かせてくれません

空洞が無いと
ドラムは
退屈な時間を切り刻んでくれません

空洞が無いと
ピアノは
弦をときめかせる事が出来ません

などと ....
愛なんて嘘だけど
でもとても綺麗な嘘なんです

また人生も嘘だけど
でもとても美しい嘘なんです

だから悩まなくていいのです
愛だって人生なんてみんな嘘なんだから

愛や人生に悩む必 ....
頼まれて、五年以上ぶりに取材をした。あれでよかったのかは原稿を書き上げてみるまでわからないけれど、とりあえずたのしかった。帰る途中で以前勤めていた東銀座を通ったので、途中下車して散歩しながら取材内容の .... あなたには雨は全然似合わない

水底に綺麗でかなしい夜がある

傘を差す 君の涙を守るため
なまぬるい くひねろうかと かぜのよる

むしのこえ よんどころなく かきさらし 

これしきと はをくいしばり むかうふゆ

くりすぱあ つぐたけのはる きゃすないん
 ....
丸い蕾が一つ開くたび

匂う夜風が迷子になる

今夜はどの子と眠ろうか

三日月にリボンを結んで

どの子に引いて降りようか
目をとじて夜を待つから大丈夫

街の中 想像力が暴れてる

とりあえず次の駅まで起きててよ
私は何を遺して
この世を去ってゆくのだろう?
子や孫を残して?
しかし、彼らは別の人格を持ち
私からは離れた存在となり
年月の流れに
私はだんだんと影を薄くしていく

それでは映像や写 ....
風に消えてゆくものたちだけが本当のことを話している気がするのは、人生が砂粒の落ち方を果てしなく見つめるようなものだと朧げにわかってきたせいだろうか、明らかなものはそれ以上のどんなことも語ること .... 画用紙に緑でおとうさんを描く

ひまつぶしに雲のかたちで遊んでる

きみの日はきみに出会えた日のことだ
この子を一緒に授かる
相手と出会うことができた
何度も恋を失ってきたのは
そのためだった

この子が生まれる時まで
生き延びることができた
何度も存在を否定されたのは
危険な道を避ける ....
あのう すいません
悲しみって燃える塵ですか
それとも燃えない塵ですか

どちらでもないですよ
悲しみは塵じゃありません
悲しみは壁を越えていく力の父です
そしてひとと世界への想いやりの ....
僕たちの声を僕らが聴いている

あなたへの恋にわたしは従うよ

樹みたいに綺麗な色でそよいでる
好きなだけ
あなたを見てるだけ
離れて声を聞いているだけ

私の心は感じさせないの
すれ違うだけで
空気を一つ共有するだけ

こんなに近くにいても
たぶん私達って
宇宙の星くら ....
彼女は水色の服ばかりを着ていた。
キャンバスには、青と白の水彩画。
それは何? って聞いたら、
「空」って。
他には何か描かないの? って聞いたら、
「いいえ」って。

低血圧で低血糖。 ....
あなたを巡って歴史は動いた

傾国の美女というのだろうか?
あなたの最初の夫、浅井長政は
兄の信長によって滅ぼされ
次に嫁いだ柴田勝家は
羽柴(豊臣)秀吉によって
自害に追い込まれている ....
  

夕焼けのポケットさん

まだ公園も整備されてなくて
材木置き場で資材主の目を盗んで遊んでた頃
もうお家へ帰ろうかという時間に
畑から帰る吉じいは子供達を集め
動物の真似をさせて ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
イノセント- ミナト ...自由詩3*19-10-16
猫座- 丘白月自由詩319-10-16
誘拐- クーヘン自由詩3*19-10-16
キンモクセイ- ミナト ...自由詩419-10-16
リンゴと残響- カマキリ自由詩619-10-15
あなたとおやつを- 水宮うみ自由詩1*19-10-15
負の人生- 日比津  ...自由詩319-10-15
大恋愛- 福ちゃん自由詩119-10-14
幸福のネジを巻く- 丘白月自由詩319-10-14
フェアリーアイの妖精- 丘白月自由詩219-10-13
月と- 丘白月自由詩119-10-13
アラート- 梅昆布茶自由詩1219-10-13
今日、何を聴こう?- 日比津  ...自由詩319-10-12
kiss- まいこプ ...自由詩519-10-12
- HAL自由詩11*19-10-12
台風/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩2*19-10-12
みずいろの夜- 水宮うみ川柳2*19-10-11
なまぬるく- AB(な ...俳句319-10-11
ルクリアの妖精- 丘白月自由詩219-10-11
現実で眠る- 水宮うみ川柳1*19-10-11
私は何を遺して?- 日比津  ...自由詩319-10-11
だから俺はなにものにもならないことにした- ホロウ・ ...自由詩2*19-10-10
きみの日- 水宮うみ川柳3*19-10-10
ギブ安堵テイク- イオン自由詩3*19-10-9
分別塵- HAL自由詩9*19-10-9
- 水宮うみ川柳2*19-10-9
片思い- 丘白月自由詩219-10-8
僕は彼女の手を握っていた- la_feminite_ ...自由詩6*19-10-8
お市の方に- 日比津  ...自由詩219-10-8
夕焼けのポケットさん~コメットさん- AB(な ...自由詩119-10-8

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