夕暮れは、いつも隣に座ってた

河川敷の土手に、いつも僕と座ってた

何を話すでもなかった

ただ何となく、二人で座ってた

夕暮れは、いつも時間になると帰ってった

泥だらけ ....
また一夜が明け
光溢れる一日が来たよ
風はそっと穏やかだし
空はぼうと水色だし
街は花の香に包まれて
実に飄々と軽やかに
ステップ踏んで春は行く
おれはのそっと鬱だけれど
六十一回目の ....
捕獲されたとき、かなり暴れたので胸をビームで焼かれ、呼吸がつらい。「大丈夫。あと2~3時間もすれば完全に再生する。治ったら、何が食べたいか?」看護する猫顔の背の低い宇宙人がそう訊いた。俺は【自分で作っ .... 立姿
後姿
艶姿

化姿
Tシャツと半ズボンが
歩道をあるく

ピンクのワンピースも
一緒にあるく

とっても楽しそうだ

だっていつも
汗をつけられたり
コーヒーをこぼされたり

いやな人間から
 ....
辞書捲り知らない言葉知っていく知れば豊かになる表現

歌集読む三十一文字の物語広い視点で深く読み込む

寒くなり暖かい初夏思い出す悴んだ手で温もり探す

友達の家で柿を食したドッキリなのか ....
遠い日の転んだ時に見上げた空
また会えたね
昨日までの口紅が折れて
金床雲の灰色、少し分けて欲しいけど
ああ、元々はあなたの敗北感?
先割れスプーンの哀しさみたいに
何処まで行ってもスプー ....
そして夢を見ていた
窓は夜
立ちつくしていたのだ
僕のいた 広場に


街で 海の光を
浴びせかけられていた 夜の光を
でも アスファルトの上を
歩いていた 僕は
夜は味気なく
だが
絶対的に


おれの残り時間を
砂時計の
ように
くっきりと表示する
嘘だろ
マジか
勘弁しろよ


詩を
書くときに
たとえばそれが
誰 ....
あのひとは

無言でオレを叱る

ホットドッグの最高に美味い喰い方を教えてくれた

オレが勝手に兄のように思っているひとだ

オレには、大嫌いな口うるさい姉しかいないが

あんなバ ....
もうすっかり春になりましたね
今日は風が強いです
咲いたばかりの桜の花が
ゆらゆら大きく揺らいでいます

 ■□

私は街を周回していた
人波物凄い雑踏だった
(流れに乗り遅れたら、 ....
卵から孵った雛が、初めて見た太陽を母親と思い込むように、俺はあなたを好きになった。

中学二年の春、勝ち気な瞳をしたショートカットの女の子に出会いました。「サヨナラ」、その子と初めて交わした言葉で ....
夜明け前に目が覚めてひとり
時間の狭間に取り残されたような気がする
眠りの妖精は去り
愛と憎しみと天使のことを考える
日が昇るまでの時間をもて余して

暗いうちから起き出し
働き者のふり ....
僕は空を見ているのだ
遠くの山の でも
感覚からは遠い夜に
僕の 感覚自体としての


でも遠くに光る街灯は
暗がりの中に存在するものだ
朝 地上を見下ろしたときに 航空機の上から
 ....
氷上に跳ねるけもの えものを見つけたとして
 すれ違う私を知らず 私は呼ぶことはない
自然の中のすれ違いで私はまた今日をいきていく
 知っている 夜が明けたことをただつれて
どこか金属的なノイズ、揺れる路上のリズムと、スニーカーのゴム底のスクラッチ、腕時計の文字盤をスルーして時は過ぎていく、流れ去るもののすべてのことを俺は知っている―とどまるものに比べても、ずっと―狂 .... 一雨毎に深まりゆく
この春日に佇んで
私は浅く息を継ぐ
虚脱の朝に不安な昼に
剥ぎ取られてしまった色を探し

  *

記憶の奥の入学式
通り過ぎてく畑の野草
お母様と手を繋ぎ
 ....
 降っているけど

 どうせあなたは

 雨粒のあいだを通り抜けて

 両手鍋を抱えて来るのでしょう

 ええ、いつだってあなたは

「最高のカレーができた」と云って

 坂道 ....
最近は


朝の寒さが和らいできて



冬がすっかり死んで春が来たなと





そう思う






死んだという荒いワード ....
{引用=恋}
掌にそっと包んだ蜘蛛に咬まれて
上気した頬――金の産毛の草原へ
わたしは微睡みを傾けた
卒塔婆に書かれた詩のように
高く傾いだ空の下で

訪れては去って行く
たった一つの ....
「星くず」

しんだらみんな
星くずさ
だからそんなに
泣かないで



「雨」

いま
雨の音を聴いている
雨を書くとは何だろう
雨のもたらす心象(イメージ)を表現したい ....
他人がお前に関して言ったり書いたりしたこと
それを通して自分を知ろうとするお前
そこに最大の過ちがある
自分で書いたことをもって自分を知ろうとせよ
自分は外部に存在するのではないことを忘れるな ....
雨粒がポタリポタリと落ちるのを
ショッピングモールの四階の暗い駐車場で
一緒に見ていた
やわらかい君の太ももはあたたかかった
じっと雨粒を見つめているその長めの睫毛は
ぼくにとてもよく似てい ....
生きてるってサイコーなんですかね?

まだ生まれたばかりの赤ちゃんに
その耳元で囁いたって
泣き出すだけです だけですよね
 この世界に産まれてこれてサイコーかい?
聞いてもちんぷんかんぷ ....
今日は午後の川原の道を歩いていたのだ。でも、空の向こう側にいる、かつての自分の思いを確かめるようにして。僕はファミマで買ったコーヒーを手にしながら、今の、僕ではなかった頃のことを思い出していたのだ。か .... 更けゆく夜はひたすらに
孤独の深い陰影を
白けた顔して曝け出し
薄い涙がつと流れる
薄倖の人、天破り
漆黒の闇に降下する

幼い記憶の光景が
眼前に広がり来たるまで
ひたすら遡行し孤 ....
ぼくを見捨てたもののためにぼくは死ねるだろうか


晴れた日の正午に
だれの記憶にも残らないやり口で


光のなかで明かりを消すように


永遠より午後の芝居を好むように夜は長 ....
一度しか鳴ることのない音楽を一度だけの私達が聴いた。



正しさなんて知らないからそよ風みたいになんにも言えない帰り。



とうめいなストローをとおっていった 好きって遠目には ....
僕は思うのだ
空を 僕は
でも この 目に
僕は壁を感じさせられながら
そのとき私は十六歳で
まだ何も罪は犯していないと思っていた

電車に乗って席に座ろうとしても空いていなかったので
つり革をつかんだ
そして
向き合った席にいる人の姿に
私は驚いて
目が ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕暮れは、いつも- クーヘン自由詩13*21-3-23
うっとり鬱で- ひだかた ...自由詩13*21-3-23
【みんな】のクリームシチュー- atsuchan69散文(批評 ...2*21-3-23
姿- ヨロシク自由詩121-3-23
歩道をあるくファッション- st自由詩521-3-23
思い出す- 夏川ゆう短歌321-3-23
黙秘権- 妻咲邦香自由詩3*21-3-23
今日の雲- 番田 自由詩221-3-23
理由などなく、欲望だけがある。- ホロウ・ ...自由詩5*21-3-22
港町- 墨晶自由詩2*21-3-22
春夢- ひだかた ...自由詩821-3-22
刷り込み~緑色に輝く透明な空の彼方に・・・- 草野大悟 ...自由詩421-3-22
うすのろな生活- 無限上昇 ...自由詩421-3-22
空と感覚- 番田 自由詩221-3-22
_- 雨へのダ ...自由詩221-3-22
いつだってわずかなものを求めて街を彷徨っている- ホロウ・ ...自由詩1*21-3-21
放擲されたこの夜に- ひだかた ...自由詩821-3-21
白米- 墨晶自由詩5*21-3-21
幸せな人生_正解の人生- TAT自由詩2*21-3-21
気化の誘惑- ただのみ ...自由詩4*21-3-21
ついーと小詩集5- 道草次郎自由詩7*21-3-21
鏡に向けての檄文- 六九郎自由詩2*21-3-21
笑顔- 道草次郎自由詩10*21-3-21
生きてるってサイコーなんですかね- こたきひ ...自由詩221-3-21
上野公園の花- 番田 散文(批評 ...221-3-21
孤独の檻- ひだかた ...自由詩1221-3-19
観光バス- 末下りょ ...自由詩5*21-3-18
口ずさむ- 水宮うみ短歌2*21-3-18
どこかの道で- 番田 自由詩221-3-18
アルビノ- 佐々宝砂自由詩621-3-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329