亡き妻の歩幅に合わせ50年 これから先も同じ歩幅で
血を十九年垂れ流して
肌という肌から血を吹き出して
信じられるだろうか
俺は毎日死ぬような思いで
血を吹き出して倒れている
大袈裟か
お前らに耐えられるのか
俺は文字通り毎日大量の血を流 ....
飛び散った曼珠沙華に血が通っていない
手が失ってもあなたを求めるだろう
足が失ってもあなたを求めるだろう
体が目が口が頭が失ってもあなたを求めるだろう
心があなたを求めてるから
心からあなたを求めてるから
僕が失ってもあなたを求 ....
現代詩的な現代詩。
書こうとしても書けない。
意識してもあんな風には書けない。
時に憧れ
時に嫉妬し
時にどうでもよくなる。
わたしが書く詩とは
全然違う次元にある現 ....
一対一の戦いだ
息子と僕の戦いだ
今日は二人で過ごすのだ
ごはんもお風呂も二人きり
心配しないで大丈夫
僕になんでも任せなさい!
そうやって送りだしてから
作ってくれた離乳食を食べさ ....
かわいい字で書かれた不幸の手紙に怯えている
思い込みが激しくて
優しさなんて薄っぺらで
頭の中ではかっこいい台詞も言えるのに
滑舌が悪すぎて
伝えたいことはひとつも伝わらなくて
笑っている君をみて僕も笑う
寒い日が続きます
手 ....
それは今川焼や大判焼と呼ばれるもの
その店というか屋台のような小屋
初老のおじさんとおばさんが
たこ焼きとたいこまんじゅうを売っている
一個八〇円するけれど
いつも五〇円になったり
....
思い出になった 沢山の雨の日々
あたし 傘ふたつ持って
バス停まで
ひとつは差して
ひとつは握りしめて
お迎えに行くひとがいた
お迎えに行くと喜んでくれるから
お迎えに行くと頭を撫でてくれるから
....
ちょっと贅沢な
暖かい家が待っているから
買えるんだよ
身体を温かくして
ひんやり喉元を通るアイスは
夏のアイスとはまた違って
軽やかなひととき
豊かな感触を ....
あなたの股関に
顔を埋める
あなたの右眉が
少し下がって
苦しそうな表情に見える
息が荒い
感じている
舌に感じている
もっと中の方に入れると
アッと声を上げる
出し入れのスピード ....
バイパスを車で走っていると
右手から
白い猫がとび出してきた
ひいた!と思い
急ブレーキをかけた瞬間
左手の方へ
黒い猫が走り抜けていった
不思議に思いながらも
安堵して
私は車を走 ....
えば・るーじゅはわたしにだけみえるらしい
でも えば・るーじゅはほんとに居る
彼女のことを信じてほしくて
きょうは一日描いていた
えば・るーじゅはこんな女の子
えば・るーじゅの目は優しくって
彼女 ....
君が左腕を僕に差し出す。
痒いの、掻いて
君は右手が使えない
痒いのだが右手で掻けない
僕は指を立て君の左腕を掻く
とっても白い左腕を指で掻く
掻いている間中
....
おでこに記念切手貼って口頭で伝えている
もうこんな季節だねと
誰かが言っているうちに
時は絶えまなく流れているから
いつも気づく頃には
紅葉は枯れ
雪は解け
桜は散り
蝉は死んでいる
この瞬間は
すぐ枯れて解け散り ....
はじまりのまりを蹴りました。誰も傷つかないよう、わたしがきみをよびよせるたび、わたしは嘘つきになって、きみがきみのいるところだけが透明になってゆく。テトラポッドは波しぶきをくい止めて。非常口のひか ....
まよなかに目覚めて
眠れなくなることがある
ピストルでも撃とうと二階へ
ぼんやり階段を昇っていくと
どうしたことかいつまでもたどり着かない
奇妙に思いながらも昇り続けると
いつのまにか階段 ....
わたしは雀になりたいと
何篇かの詩を書いている
わたしは骨になりたいと
一篇ばかりを書いている
ため息の日々に窓をみて
頬杖ついてしみじみとね
愚痴事ばかりの詩歌では
いけないなぁと判ってる
わた ....
公園の駐車場に
もう長いこと車が放置されている
違反切符と張り紙だらけ
ミラーはとっくに割られている
今では雪に埋もれてかまくらだ
出はいりできない時間がそこにある
ワックスを効かせた ....
百貨店の前で
手相を見ているおばちゃんがいる
人の手の皺の数に
虫眼鏡を当てて
その人の人生まで
当ててしまうのだそうだ
いっぺんだけ
占いの店に行ったことがある
女とだ
....
伝説の鎧以上の守備力を誇るジャージにチワワの刺繍
遠い昔のことよりは
今の家族を思うとき
苛立ち不満を見るよりは
今の楽しさを感じて生きる。
不自由な君の手をさすり
冷たい君の手をさすり
世間話につい昔
未来の話は嘘になる。
今の楽し ....
「あんたたちのせいでわたしいつまでたっても大人になれない」
を使って文章を作りなさい (10点)
あんたたちのせいでわたしいつまでたっても大人になれないなんて大人になれないことを他人の ....
はじけてる星屑を盗んできてよ。こんぺいとうじゃだまされない。みんなしてるみんなって、どこのみんななのか氏名住所を挙げてみなさい。わたしのわたしで描くわたしきり、とけないマシュマロを食べたら、冬 ....
それから数日間、サエコのことをよく考えていた。
それは彼女が誰に殺されたのかというより俺の喪失についてだった。
サエコはいずれほかの男と結婚するだろう。そう思っていた。だけどそれは俺にとって喪失で ....
三番目の彼女が死んだ。
三番目とは俺の恋愛経験の順番ではない。
なにが三番目かというと、ツートップの次に位置するのがサエコだった。
サエコが死んだことを俺は突然訪問してきた警察から聞いて知った。 ....
アサスヒンという瓦版屋が
タマンキの風刺画を
町角に張り
立ち止まって見入る
人びとに
「タマンキはキンタマに金を貯めこんでいる」
と吹聴した
絵のタマンキはキンタマが丸々と太り
金色 ....
ぴょこん ぴょこん
君は 全くの 別物
尻尾でも ないし
唇でも ない
好き勝手に 遊びまわっているようで
ちゃあんと 仕事 してるんだ
だから 人望も 厚いんだね
....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト
(9835)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
亡き妻の歩幅に合わせ50年_これから先も同じ歩幅で
-
北大路京 ...
短歌
5
15-2-3
血を十九年
-
奥畑 梨 ...
自由詩
4*
15-2-2
飛び散った曼珠沙華に血が通っていない
-
北大路京 ...
自由詩
4
15-2-2
あなたを
-
リィ
自由詩
2*
15-2-2
現代詩的な現代詩
-
komasen333
自由詩
1*
15-2-2
暮らし
-
中村 く ...
自由詩
5
15-2-1
かわいい字で書かれた不幸の手紙に怯えている
-
北大路京 ...
自由詩
6
15-1-31
温めようとして君の手を握ると僕の方が冷たかった
-
中村 く ...
自由詩
3
15-1-30
たいこまんじゅう
-
灰泥軽茶
自由詩
9
15-1-30
二度と
-
もっぷ
携帯写真+ ...
4
15-1-30
冬のアイス
-
灰泥軽茶
自由詩
7
15-1-29
急に冷める
-
花形新次
自由詩
1
15-1-29
猫だまし
-
やまうち ...
自由詩
4*
15-1-29
2015.01.29(独白)
-
もっぷ
携帯写真+ ...
4
15-1-29
カイカイカイカイ
-
……とあ ...
自由詩
11*
15-1-29
おでこに記念切手貼って口頭で伝えている
-
北大路京 ...
自由詩
7
15-1-29
きまぐれのみぞれ
-
灰泥軽茶
自由詩
9
15-1-28
A_DOG_DAY
-
阿ト理恵
自由詩
12*
15-1-28
はしご
-
やまうち ...
自由詩
3*
15-1-27
2015.01.27(独白)
-
もっぷ
携帯写真+ ...
5
15-1-27
放置車両
-
ただのみ ...
自由詩
17*
15-1-24
占い師
-
オダ カ ...
自由詩
6*
15-1-23
伝説の鎧以上の守備力を誇るジャージにチワワの刺繍
-
北大路京 ...
短歌
3
15-1-23
生活の隙間
-
……とあ ...
自由詩
20*
15-1-17
「あんたたちのせいでわたしいつまでたっても大人になれない」
-
クローバ ...
自由詩
4*
15-1-16
冬、はじめました。
-
阿ト理恵
自由詩
18*
15-1-16
三番目の彼女(後編)
-
吉岡ペペ ...
自由詩
5
15-1-15
三番目の彼女(前編)
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2
15-1-15
アソコ伝ワールドプレミアム
-
花形新次
自由詩
1
15-1-15
春の雪兎
-
藤鈴呼
自由詩
3*
15-1-13
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
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