げんこつみたいな心がね
ごろごろするから痛すぎる
ぎゅうっと ぐうっと握ってる
そおっと開けばいいのにね

つんつんとんがる手の平は
だれの心も指している
ふわっと さらっと流れるような ....
愛をもって
夥しい量のそれで溢れる
愛を口にする
受け止めきれない体は
玉の汗と息を止め
真っ白な愛に拒否反応を起こし
私を殺めてしまう

愛をもって
悍ましいほどのそれを湛えた
 ....
水たまりで加速する人格
の輪郭に適度な凶器が刺さったままだから
もはや懐かしいんですよすでに全部が
といいながら地図を破り捨てて笑った
まさこをみたのはそれが最後だったってお兄ちゃんが ....
ゆく道の車の窓に
雲を光らせ 幟旗を押し立てて
見知らぬ男たちが手を振る
起きぬけの笑顔で

すぼめて垂らした傘の先を
水たまりに映して
参議院選挙の投票に行く

昨日死んだ紺の背広 ....
チェロが重低音を響かせる中
正座した理屈が
墨を含んだ筆をとり
大きな美濃紙の中央に
ごつごつとした岩山を

描く



モノトーンの岩山は
山肌の陰影だけ 浮き上がり
山の際 ....
隣の男が
うちのウサギを盗もうとしていた

その男はバニーガールのように網タイツをはき、ウサギ耳をつけている

おれはウサギテロリスト
世界に散った哀れな飼いウサギを集め
反乱を起こ ....
こらどけと
俺の寝床にグースカと
寝てたジジィを
起こす公園
片親とか貧乏とか



決して触れられたくない琴線抱えてる子供は








暴力で捻じ伏せるか







 ....
夏の初め
曇り空の海に浸かり
上向きに浮かぶ視線は
隠れている
太陽を探すばかり

くるりと反転して
水面を押して
飛び立って行くであろう翼を
もぎ取る勇気もなくて
黒い染みを広げ ....
日本復活
ビートルズ復活
君はどっちを選ぶ?

ユニコーン復活は嬉しかった
ピストルズ復活はがっかりした
プロレスラーの復活は当たり前だ
復活って何だ?
復活に何を求めるんだ?

 ....
後姿すくと少女の背中したあした二歳のきみの髪梳く

生まれて一度も切ったことのない毛先肩を過ぎる誕生月

おめでとうと言えばおめでとうと応える吾子二歳の誕生日

蝋燭吹き消しまた点けて点け ....
どうすれば頭がよくなるのか考えた結果
鯖をたべればいいとわかった
DHAという物質が含まれていて
あたまがよくなるらしい

あと ネギもよくなるらしい
あたまが

あと、優秀な人間のい ....
ここは
とうめいな
牢獄の中

交差点を 行き交う人々は
誰も
ビー玉のなかの 僕に
気づくことはない

声を嗄らして 叫んでも
誰の耳にも届くことはない

つぶやくように 生 ....
眩しくて大切な輝きの君

君の高みは遠いけど
それでも
君を愛しているから
君を幸せにしたい

君がいつでも心の底から笑えるような
そんな笑顔を守りたい

君の高みは遠いけど
そ ....
夕暮

赤い信号が消え
青になる
辺りはうすく、たそがれて
私たちの車は、角を
曲がる
ふとしては考える

幸福、幸福
いらないものを
雨に流すから
雨は泣いてしまう
あなたも
私を捨てるから
私も泣いてしまう

雨に濡れて
泣いてる雨に濡れて
とうとう止んでしまう雨のほうが
勇気があるの

ひ ....
世間 世間 世間・・・

世間とは一体なんなんだね

世間が許さないと言ったって
それは誰なんだい
どこにその実像があるんだい

複数の人間のことかい
はたまた・・・

世間が許 ....
かみなり



ひんまがり 醜く よじれてペンダコのように頑なな私が
理想としているのが 渡り鳥の抑揚のように柔らかい けんこうこつだよ
ほしいよ
大理石の有翼女神像すら
空に ....
ブブゼラという字が既に騒がしい



しかめつら東大仏文それなりに



批評屋の作品集見て大笑い



ハイボール薄めりゃいいのか炭酸詐欺


 ....
ビネガロンってかっこいいよね
と恋人が口にした地下鉄の中で
家に帰ってパソコンを立ち上げ
ビネガロンを調べてみたらあら

サソリモドキというクモみたいな
サソリみたいな凶悪そうな生き物
 ....
君は
どうして
ここに来たの?

もう

君を
抱き締めて
あげることなど

私には
できないというのに


毎日

毎日

手を
伸ばしたくなる

この手で ....
それは、うす紫色に、妖しく 輝く。

 静かな夜でなくてはならない。砂糖と塩とに出会うのは。
 シーン と、音のする満月の夜なら、なおさらいい。俺たちが、狼そのものになる満月の夜、
  砂糖と ....
一匹は
左目の無い老いぼれで
もう一匹は死もイトワナイ
切れるのではと、怯えるより

切れたら、繕えばいいと

わたしは、そのつもりだ
開け放たれた窓からは
初夏の高台から望む
雨上がりの小さな街が一望出来る。

マッチ箱のような小さな家には
色とりどりの屋根が
張り絵のように
斜面にへばり付いている。

空は真っ青 ....
あたしは 
しがないサラリーマン家庭の
家族

毎日の献立に数円の違いを見出し
家計を切り詰め 朗読に当てる

でも楽しい 自由だからココロは

出あったのは ひとりの人間としてのキ ....
真夏、うだるような暑さ。
ひしめくように並ぶ文化住宅。
その中の一つの棟に用件があると思しき一人の男。
年は四十をちょっと過ぎたくらい





「ごめんよォ」
「…… ....
あかさびた喧騒昏く広小路
上野山くろぐろ聳え駅を指す

午前二時松坂屋横かすめ行く
おかっぱの少女防空頭巾{ルビ厭=や}で

千代ちゃんは数え四歳母捜す
川向う慰霊の堂は家ならず

 ....
ギザギザしていて不透明
理想とはまるで違う
私自身のカタチ

まあるかったらよかったな
ふわふわだったらよかったな

曇り空ばかりの空模様

うっすら開きかけたって
横向いてる
 ....
夏痩せの
彼が気になる
ぼくもいま
土用を前に
うなだれている

朝顔が
二千円とは?
縁起もの
高いのだろうか
安いのだろうか

朝顔の
市立つ路上
ぶつけられ
そして ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9966)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
手遊びの今日- 朧月自由詩510-7-12
アレルギー- ひち自由詩3*10-7-12
未来少年コナン- モリマサ ...自由詩510-7-12
参議院選挙へ_みんなと行く- オイタル自由詩9*10-7-11
自尊心- ……とあ ...自由詩10*10-7-11
その男、ウサギテロリスト- 初代ドリ ...自由詩410-7-11
税金未納時代- TAT短歌2*10-7-11
生きている限り朝陽はお前の為に射すんだから- TAT自由詩4*10-7-11
イリマジル- 自由詩310-7-11
復活- 新守山ダ ...自由詩210-7-11
吾子二歳頌_五首- 口菜はた ...短歌110-7-11
どうすれば頭がよくなるのか- a自由詩210-7-11
ブギーポップ- 結城 希自由詩3*10-7-11
- 一 二自由詩210-7-11
夕暮れ- 生田 稔自由詩3*10-7-11
雨とふたりで- 朧月自由詩510-7-11
世間- tianlan自由詩210-7-11
かみなり- るるりら自由詩5+*10-7-11
踏み月異聞- 木立 悟川柳410-7-11
ビネガロン- 瀬崎 虎 ...自由詩4*10-7-11
小さな光- こころゆ ...自由詩310-7-11
「従順な正解」のためのデッサン- 草野大悟自由詩1*10-7-11
泪橋の犬- TAT短歌2*10-7-10
わたしたちの糸- 殿上 童自由詩11*10-7-10
この街- ……とあ ...自由詩12+*10-7-10
どこにもいかない- 森の猫自由詩6*10-7-10
熱帯- 捨て彦散文(批評 ...310-7-9
千代子がいる- salco川柳8*10-7-9
はなのはな- 朧月自由詩310-7-9
今日の出来事- 紅糸短歌110-7-9

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