私が愛する娘さん
私が愛する娘の髪は茶色
栗毛の髪のニンフェット

私が愛する娘さん
私が愛する娘の瞳は透き通る黒の色
彼女の瞳は朝焼けに映える海の宝石

私が愛する娘さん
私が愛す ....
しゃがみこみサンダルのひも編み直す少女見つめた恥ずい感情 話せば判る

夫婦喧嘩した際、父が母に言い放ったような

パパとママ、どちらが好きなの
そんな母の発した答えようもない問いかけに弟と私
布団のなか、ひたすら息を潜めるばかりで

話せば ....
殺してほしいと
見知らぬ奴が言った
俺は面倒なことに
関わりたくないから
目を合わさないよう通り過ぎた
そうすると奴は
俺の足を引っ掛けて
転ばせた

殺してほしいと ....
「疼き」

わたしは女吸血鬼
逞しくばしっと叩くような男が好き
やるかやられるか
そのスリルがわたしを余計興奮させるのよ
でもね最近
草食系とか言って
わたしを見ただけ ....
君に憂鬱が訪れるたび
向日葵が深紅に染まる

太陽に背を向けて
哀しげに項垂れながら

闇を一身に背負った向日葵は
自らを切りつけ
地面へと倒れ込む

ひとつ
ふたつ
みっつ
 ....
 母さん、ねぇ、お願いがあるんだ。どうしても欲しい本があるんだ。もう僕は、他には何もいらないから、その一冊だけ、ね、いいでしょ。その本は図書館には置いてないし、発行部数も少なくて、でもそんな事はどうで .... 数人の人が
現れて退き
出会った白髪の老人
何か言い残して
消えたが
印象に残って

束の間の老人よ
また来ておくれ
かーん
こーん
き〜ん
ポタポタ
ぽた
真っ暗だ
でも在る
見えないのにわかる
キ〜ン
かーん
カーン
掘られている
掘られている
打ち捨てられた
横倒しのトロッコ
こー ....
混沌の渦が、芯に落ちて

花びらは、瞬き

カオスは、一つの流れを示した。


示された約束は、熱を帯びて青く

一筋の光りを仰ぐ

あまりに短い時間を惜しむかのように ....
いつしか 夢みたいな甘い言葉は厭きてしまった

だって 嘘ばっか

だから 幻として楽しんであげることにした

男はいつも自分に甘いから
赦してあげないとね

時々厳しく鞭でぶ ....
孤独でない人間なんていない。
その事実だけが、私を安堵させる。

職場の上司が、手品を始めた。カード手品ってやつだ。時々、その成果を披露してもらう。だいたいは金曜日の飲み会である。飲み会自体が手 ....
まばらに差し込む光
手をくぐらせ
ぬくもりを確かめる

朝はやってくる
だからこの胸の不安も
いつしか消えていく

横に眠るあなたの鼾が
何よりも
何よりも煩わしい

近しい人 ....
感想屋さん、始めました。
感想屋さん、始めましょうか。

冷やし中華じゃなくて
ほんの少しの感想でいいなら。
ほんの少しの愛でなくてもいいなら。

ごめんなさい、
よくわかりませんでし ....
こんな顔をして家には帰れない気がした
ヨシミは自転車で夜を町を走っていた
お母さんをさがしてパチンコ屋さんをわたり歩いていた
カゴのなんでもバッグにケイタイがのぞいていた

目からなみだがあふれていた ....
{引用=

 またいつもの
 自転車にのって
 ぼくがむかっていた
 先とは
 どこだろう

 でも
 いまは
 どこだろうがかまわないおもいでいっぱいなのは
 はたして
 ど ....
ニュースは勝たせてくれないように出来ている

たぶん遅くなります

と声に出して読んでみた君のメール

生煮えの気持ちごと飲み干した缶ビール

酔いたい気持ちと睡眠時間 ....
  夜になると
  忘れていたものが僕の
  心を重くする



  夜になると
  僕たちはせっせと産みを始める
  明日はどうせやって来て
  握り潰してしまうのに
  ....
昔々(むかしむか〜し)は無関心
徐々徐々にに親しくなって
今は友と呼べる奴

昔々いつも傍らに蹲(うずくま)り
たまには気になるときがあるが
それはいつでも憂鬱さとともに

昔々は青と ....
  .
夜のオープンカフェ
通り過ぎる足音に目を上げる…
高い梢で鳴くのは夜の鳥
なつかしい幻のような やさしい暗やみ
幻聴のような鼓動
  .
灯りの消えたオープンカフェ
きょうも一 ....
僕が持っている定規は
真っすぐな線が描けない
真っすぐな線を描くには
その定規の真っすぐな部分
それはほんの小さな部分しかないのだけれど
そこをずらしながらでないと無理だった
 ....
蜂蜜の瓶で溺れ死んだ

ミツバチのことを想ったら泣けてきた。

べつに私の涙なんて

彼の家族の足しにもならないのだけれど。
汐が濃く匂ってくる。
目にも暗雲が立ち籠めてくる。

簡単に言えばすむものを
見破られまいとして
一刻の猶予を走り抜ける。
恩を知らない癇癪持ちを
愛するなんて慈善運動は
所詮御伽噺であるのだろう

己に絶望 隣に諦め
高みが花なら 下は泥
傷んで往く末があろうとも
積み重ねた小さな石は
この夜が来るまでに ....
日曜の
午前三時


手足のない男が
金網に入り
手足のある男と
2ラウンドを戦う動画を見る


手足のない男は
手足があるときは
アマレスの
 ....
放射される熱を
感じていたんだ
夜更けの草原に
寝そべって
仲のいい
グループで
語らいあった
見上げた空には星
点滅しないきらめき
声が聞こえていて
声は聞こえていない
放射
 ....
磁力のせいか
しずけさか
ひんやり感か

北の部屋は
よく眠れる

かつて あたしは
豪邸の一人娘であった

過去世の夢を見る

父と母の部屋に
入ったことを
とがめられ
 ....
いつもはボサボサの髪の毛だけれど
クシなんか通してみる
そう きみがやって来る日だから

間に合わなかった片付けは 
クローゼットに放り込んで

きみにあげる約束のコリントゲームはいい色 ....
ママは
数センチ 浮いてるんじゃない?

なんだか
ふわふわして 
とらえどころがないよ

娘は言う

中学の頃
娘の友人と同レベルの
テンションで話す
あたしが
恥ずかしく ....
走って
走って
走りまくったから
子供のころ噛み砕いた布きれみたいに
宝物だった
遊んで
転んで
つくった生傷
いつだって戻りたくて戻れない
今があるから
俺がいて
君がある
 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私の愛する娘さん- 一 二自由詩110-6-28
初夏- ハイドパ ...短歌2*10-6-28
ガリンペイロの恋のうた- 恋月 ぴ ...自由詩23+*10-6-28
殺してほしい- くなきみ自由詩6*10-6-28
疼き- 乱太郎自由詩12*10-6-28
深紅の向日葵- うずら豆自由詩310-6-28
十三歳、- 光井 新散文(批評 ...210-6-28
束の間の老人- 生田 稔自由詩410-6-28
地下鉱脈- 秋也自由詩110-6-28
さよならのスタート。- 自由詩310-6-28
男の教育- れもん自由詩310-6-28
Magic- umineko自由詩19*10-6-27
光の射す部屋- れもん自由詩410-6-27
ほんの少しの感想でいいなら。- 小池房枝自由詩610-6-27
群青のサンドウィッチ(_最終回)- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...17+10-6-27
日曜日のカエルは旅好きである- 石川敬大自由詩2810-6-27
淡い淡い今日- 木製金属自由詩610-6-27
夜になると- 草野春心自由詩210-6-27
おつきあい- ……とあ ...自由詩9*10-6-27
夜のオープンカフェ- Giton自由詩1*10-6-27
イビツな定規- くなきみ自由詩3*10-6-27
蜂蜜と涙- 小鳥自由詩410-6-27
ママチャリライダー- 吉岡孝次自由詩310-6-27
paper- ひち自由詩1*10-6-27
日曜の午前三時に- ホロウ・ ...自由詩4*10-6-27
夜の飽和- 真島正人自由詩3*10-6-27
北の部屋- 森の猫自由詩3*10-6-26
コリントゲーム- 永島大輔自由詩110-6-26
浮いている- 森の猫自由詩2*10-6-26
ランナー- 秋也自由詩110-6-26

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